銀魂’〜ぎんたま〜第二百九十二訓

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411風の谷の名無しさん@実況は実況板で
【万斉】

あの晋助の、様子。

桂・・・女の話を聞いていたでござるな・・・それで・・・

しかし、焼き餅とは、可愛いところがある。

というか、そう言う気持ちがあると言うことか。これは驚き。



倒れた女を、適当に空いている部屋に運ぼうと思ったら。

バタン、と、また晋助が出てきた。

「万斎、適当に鯉幟買っておくってくんねぇか。あいつに」

「いいでござるが、適当に?」

「・・・立派な奴」

「・・・承知したでござる」

くくく・・・あの顔。まるで、浮気を見つかった亭主のような顔でござる。

最近の晋助は、何だか可愛い。
412風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/12/01(土) 09:10:31.58 ID:xNDLrDgt0
【高杉】

今日はまた、久しぶりに女を抱いた。

別にいなけりゃいないで構わないが、

こうして女の中を味わうと、

やっぱり、これはこれで良いとおもう。

生きている、感じがする。

女が、ひときわ甲高い声を上げた。

その痙攣の中の心地よさを味わっていると・・・



・・・

ああ、また。

どうして最近てめえは。



仕方なしに部屋の外に出ると、又ヅラから電話だという。
413風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/12/01(土) 09:15:14.99 ID:hc91Jedn0
タイミングとは恐ろしいもの。

俺が女を部屋に入れたのは、先回のヅラの電話の件以来だ。



「・・・どうした」

なんとなく、きまずく電話に出ると、反して、嬉しそうな桂の声。

ちょっと拍子抜けだ。ほっとした半面、俺のことはどうでも良いのかと、思う。



「高杉!ありがとう!」

「あ?」

「立派な鯉幟、・・・感動した」

「あ、ああ」

「高かっただろうに。すまない・・」

「別に、構わねえよ・・・元気か、あいつは」

「ああ、相変わらず元気だ!」

「そうかい」

「そう言えば、この間、検診の時に・・・」
414風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/12/01(土) 09:15:44.73 ID:+KN9OW470
などと、またしても、体重やら身長やら、

よく分からない成長記録を読み上げられる。

桂との話しは嫌いではないが、面白いものでもない時がある。

良く脱線しやがるし・・・

ちら、と、時計を見る。部屋の女・・・

また飛び出してきたりしないだろうな。今回の女は大丈夫だと思うが。



「高杉、聞いているのか?」

ちょっと、上の空だったのがばれたか、

「生返事ばかりして。そんなに俺の話は退屈か」

なんだ、いきなり。
415風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/12/01(土) 09:16:28.52 ID:LMgVTJYy0
「そんなことはねぇ。ちゃんと聞いている」

「じゃあ、ここで問題だ」

「はあ?」

「今の、松之助の体重はいくつだ?」

「・・・・」

「どうした、答えられんのか。俺はさっき言ったぞ!やはり聞いていなかったな!」

とたん、機嫌が悪くなる桂。

しかも、そのとき、運悪く、バタン!戸が開いた。

女が、不思議そうに、こっちを見ている。

「!!」この間の女の狂乱を思い出す。