銀魂’〜ぎんたま〜第二百九十二訓

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397風の谷の名無しさん@実況は実況板で
余談 5 端午の節句

(松之助 生後11ヶ月頃)



【高杉】

最近の万斎は・・・嫌がらせなのか、タイミングが悪い。

この間もそうだったが、今日もまた。



今日は、割といい女だった。肌が白くて吸い付くようだ。

おまけに、腰の動きが尋常じゃねえ。

かすれた声を上げながら、女の腰がくねるたびに、限界に近くなる。

「う・・・っ」

めずらしく、声がでる。

熱い吐息が女に掛かる。

何とも言えない快感に襲われる。
398風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/11/30(金) 05:02:01.29 ID:t226qZMj0
ああ、・・・

・・・・ん?

・・・!もうちっと・・・なのに・・・なァ。

ちっ。

はあ。

身体を離す。珍しく、名残惜しい。



「すまねえ、ちょっと待っててもらえるか。それとも、帰るか?」

聞けば、女は怪訝な顔。

だが、「もちろん、待つわ」と言った。「でもすぐ戻ってね」と付け加える。

「じゃ、ちょっと待っててくれ」と女を待たせる。
399風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/11/30(金) 05:02:32.98 ID:Rrg5JFjG0
部屋を出ると、案の定奴が居る。

「おや、珍しく、息が粗いでござるな」しれっと、言う。

「なんだ」

「月子殿から、お電話でござる」

「ああ」

思い出したように掛かってくる電話。



ふう。息を整える。それを見て、さも楽しそうに。

「部屋の中でかけないでござるか」

じろりと、万斎を見る。てめえ、黙ってろ。分かってるくせによく言うぜ。

俺が電話する間、大抵こいつもいる。別に気にしたこともないが。
400風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/11/30(金) 05:29:03.84 ID:uTKNjL/J0
「なんだ、どうした」

出れば、

「あ、あの・・元気か?こちらは変わりないのだが」

「おう」

久しぶりの、奴の声。

「そう言えば、松之助の誕生日、お前、知らぬのではないかと思って・・・」

「ああ。そうだな」そういえば。

「五月五日だ。・・・端午の節句」

「こりゃずいぶんと・・・出来た日だな。めでてぇもんだ・・・」

などと、話し込んでいると。

(ヅラは大抵、話しが長い。話し始めると止まらない。まるで本物の女のようだ)

ん・・・

本物の女と言えば・・
401風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/11/30(金) 05:30:14.28 ID:w6pdUBS10
【万斉】

晋助は、必ずこの気配に反応する。

まるで、獣のように。

拙者が扉の前に立つと必ず出てくる。

それは、一人の時も、そうじゃない時も全く同じだ。

例え、女と繋がっていようと、中断してでも出てくるのが常。

そして、出てきても、乱れもなく、割と平然としている。



だが、今日は珍しく、息が上がっていた。

ああ、丁度良いところだったでござろうか・・・。

拙者の所為ではないとしても、同じ男として若干同情した。

まあ、晋助にとってはそんなに重要ではないはずだろうが。

桂の電話を取り次がなかった方が、何を言われるか分からない。



電話を横でなんとなしに聞いていると、だいぶ晋助がつまらなそうになってきた。

おおかた、エリザベスとやらの話にでも脱線したのか。