銀魂’〜ぎんたま〜第二百九十二訓

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385風の谷の名無しさん@実況は実況板で
「気安く呼ぶんじゃねえよ」

瞬間、ものすごい殺気を感じた。その殺気だけで殺されてしまいそうだ。さすがのお登勢も息をのむ。身動きひとつとる事が出来ない。

「だから止めろと言ったんだ。けったいな名前付けやがって・・・」

ギリ、と、心がきしむ音がした。

「他人が気安く呼んでいい名前じゃねえ・・・」

はき出された言葉が、血を吐くようで、

この男の、闇が見えた気がした。この男の闇は深い。深くて深くて、こっちまで吸い込まれそうだ。



「なんだい、いきなり・・・」それを言うのが精一杯だった。

男は、いくらか殺気をゆるめ、だが、剣呑な目をして、お登勢を見据える。