「こんな、かぐや姫の帰る日は。意志の強い奴は何をしようと自分の生きる世界に戻るだろうよ。だが、俺ァねえ・・・無駄と知りつつも、たとえ月が恋しくて泣こうが喚こうが、
天の衣を一生隠してしまいたい、と思うときがある。」
なんじゃそら。言ってる意味がよく分かりません。ていうか、何かどっかで似たようなこと言われたような・・・。
桂が何か考え込んでいる。何だよ、その顔・・・何でそんな哀しそうな・・・
「高杉、貴様・・・もしかして」
だが、奴は桂に言わせなかった。その言葉を遮った。
「そういえば、さっき、銀時にてめえらの聞きたくもない情事を聞かされたが」
「は??」
「まあ、少しくらい演技でも良いから、喘いでやれよ。・・・あの夜みたいにな」クククと、笑った。桂が、なにか思い出したのか、ガーーーっつと、赤面して、言った。
「っ!!!!変態!!!」瞬間、
「はああああ!!!!なんだ、あの夜って!!!嫌なこと言うんじゃねえ!!バーカ、バーカ!!!!」と、とっさに我慢できず電話を奪っていた。
「クク・・・やっぱり聞いていたのか。そう言うこったろうと思ったぜ。お望み通りだろ。伝えてやったんだ、ありがたく思え。これで貸し借りナシだな。じゃあな」
プツ・・・ツーツーツー