↓月詠腐ババア
(⌒⌒)
ファビョ━ l|l l|l ━ン !!
∧_∧/"ノ彡___∴・∵:: :.
<;l|l`田´>==// ヽ 旦:: :.∴・∵:
/ つ ノ | | ;;;|:: :.∴・∵'
人⌒lノ 彡 | | ;;;| :: ::ガッシャーン♪
し(_フ ==ヽヽ____,;/
>>358 「・・・ああ、元気だ。お前は?・・・そうか。ついこの間、離乳食を初めてな。・・・うむ。よく食べてよく眠る。きっと丈夫に育つぞ。・・・今は、寝かしつけてきた」
なんて、うれしそうに話しちゃって。まあ、子供の話しだし、ヅラは親ばかだから仕方ない。にしても。くそ、面白くねえ。ぐいっともう一杯。
「つーか、もう良いよね。十分でしょ!」と、電話を捕ろうとすると、お登勢に殴られた。
「って??な、ババア!」
「野暮なことすんじゃないよ。父親が息子心配すんのは当然だろ」
「父親は俺だっつーーの。・・・」頭さすりながら、手酌でまずい酒をすする。
気になって気になって仕方ないという様子の俺を見かねて、坂本が、じゃったら、スピーカーにすればいいきに。という。
なんか、それもそれでプライベートをのぞき見るようでちょっと・・・と思ったが、酔っている俺は誘惑には勝てなかった。
(いや、みんな実は聞きたいんだろう!!!)お登勢が、「今日はもうあんた達しかいないから店じまいにするよ。好きなだけ話な」と、承諾した。
プ・・・と、坂本がひとつボタンを押した。
「・・・そうかい」突然、低い声が聞こえた。結構響く。
「でな、笑った顔なんぞ、お前の小さい頃によく似・・・」ちら。俺の顔を見てヅラが言葉を濁す。さすがに気を遣っているのだろう。
「お前は俺の赤子の頃なんざしらねえだろうが」言葉だけ聞けば素っ気ないが、なにこいつ。さっきと全然雰囲気違うんだけど!!何優しい声出してんの。気持ちわりい。
・・・が。
「あら、良い声だねえ。話し方も男気があって良いじゃないの」
「アホの坂田トハチガウヨ」
「てめーら、ぶっ飛ばす。銀さんだってあれよ。良い声だよ??」と、ちょっと声音変えてみたりして。何でこうもあいつは女に人気があるのか・・・世界七不思議。
まあ、それから話はとりとめもない感じで。聞くほどの事じゃなかった。終始、子供だの、突然脱線してみてはエリザベスがどうの訳のわからんことを言っていたが、
それにいちいち「へえ」だの「そうかい」だの、相づち売って電話を切らずにいる。さすがに、15分を経過した頃、三味線をつま弾く音が聞こえ出したりして、飽きてきたんだろうか。
「なんだい、三味がひけるとは、風流な男だねえ。しかも、上手じゃないか」
「どーせどこぞの芸子でも引っかけて習ったんじゃないの。あいつはそう言う男だから」
ていうか、長くない???もう電話して30分近く立つけど。いらいらも限界だ。こういうところみると、ヅラって女っぽいところあるよなあ、と思う。
長電話だの、肉球好きだの、もういっそ、女のまま過ごしなさいよ!!!(お母さん風)
「ちょっと、もういい加減にしろよ。坂本も電話代困るだろ!」といえば、坂本が
「気にせんでいいきに??」と言ってくれたが、ヅラは察して、
「すまん、坂本の電話を借りているので、・・・その、電話代がかかるからそろそろ」と奴らしく正直に言っている。よしよし。
「・・・金に困ってるなら、出すぜ。さっき銀時にも言ったがよ。俺は・・・」
「あ、いや、いいんだ。こっちは何とかなるから。・・その、ありがとう」
た????か??????す????ぎいい??????!!何で稼いでるかわからん汚ねえ金はいらねえよ!
「おや??、なんだい。いい男じゃないの。甘えればいいのよ。で、家賃払いな、銀時」
「ツケモハライナ」
「うっせ??!ババアども!!」
なに!!!何このラブラブモード!!もう我慢できねえ!!!握ってたコップがみしっとなった。
「・・・そうか。まあ、必要になったら言ってくれ。番号は坂本にでも聞いておけばいいだろう」
「ああ・・・そうする」
「ヅラァ・・・」嫌な声で桂を呼ぶ。ぞっとする。
奴らしくない、言いよどんでいる。何を言う気だ??まさか、俺と一緒にとか、やり直そうぜ(?)とか、言い出すんじゃないだろうな!!てめえ!!
と、思ったが、なかなか言い出さない。と思ったら、思いついたように言ってきた。
「今夜の月はもうみたか?なかなか奇麗な満月だぜ」
がくっ。んだよ。月見の話かよ。焦って損した。
「満月なのか・・・気づかなかった」
良くわからねーが、漂う空気がなんかいやだ。早く切れ!
「高杉・・・?」
名前呼ぶんじゃねえよ!
神楽の可愛さって自然な感じでいい