あ、そういや商人だったもんな。お得意先か。
「それ、職権乱用じゃねえの・・・」
「別に、元々友達なんだから、電話くらいよかろ!おんしを鬼兵隊に届けたときの方がギリギリじゃ。」
そりゃそうか。確かに、会ったらぶった切ると言ったけど、話すくらいなら。
TULLLLL・・・・マジか!うわ??なんでか、緊張する。
しばしの沈黙。どうやら、他の部下が出たらしい。総督お願いしますって。快援隊・坂本・・・って名乗ると、あっさり承諾したようだ。こいつの人脈、すげえな、おい。頭空だけど。
「あ??!高杉か!元気にしとるかの!毎度おおきに??。あ、いま、金時と飲んでるんじゃけど・・・」アハハハといつもの調子だ。
つーか、俺は銀時だ、銀時!まあいいや。耳を近づけて、話を聞いてやれ。
ああ??、『は?銀時?』むかつく例の低い声が聞こえる。
「あ??用事?ああ、何か金時が聞きたいことがあるって・・・ちょっと待って、替わるきに」えっっ???!!
そう言って、受話器を俺に差し出す。
ちょっと、なんて言えばいいの!!心の準備できてないんだけど!!!