銀魂’〜ぎんたま〜第二百九十二訓

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241風の谷の名無しさん@実況は実況板で
・・・一体なんだってんだ。自嘲気味に嗤う。

どうでもいいことに、今日は振り回されすぎだ。ばかばかしい。



そこまで考えたところで、当の本人が風呂から上がってきた。頭には例の簪がついている。

俺にいることに気づいて、無意識に乱れてもいない襟を正した。

思わず、おかしくなってしまい、

「そんな、おびえんなよ」と、嗤ってやった。それをきいて、即座に「怯えてなどいない」と桂が偉くむっとした様子で言い返してきた。



その反応に気分が良かったので、

「そうかい。昨日は随分ふるえていたみたいだったが」いつになく返答してしまった。

「武者震いという奴だ。貴様相手に俺が怯えるわけがなかろう」などと負け惜しみめいたことを言う。愉快だ。そこで、さらに

「そうだったな、痛くも痒くもねえんだろ」とい言えば、桂が、低い声で

「お前の考えていることは、昔からわからん。俺は貴様のそう言うところが嫌いだ」と言った。

高揚した気分はそれで消えて、一つの疑問に思考が戻る。