銀魂’〜ぎんたま〜第二百九十二訓

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240風の谷の名無しさん@実況は実況板で
震える身体、俺に触られて、なれない刺激にとまどう瞳。あの気位の高い奴が、どうにもかなわない俺に対して感じる絶望。悔しそうに、流した、涙。

それを目にして、今までないほどに興奮する自分がいた。どう抑えようも出来ない情動、征服欲。結局、そのまま、自分勝手に蹂躙してしまった。

しかも、抱けば抱くほど、自分の熱は上がっていく。どうにも止められないその熱のまま、行為を知りたてのガキのように何度も何度もその中で果てた。

その度に見せる桂の潤んだ目に見える困惑の光と淫猥な色に釘付けになった。



あの高ぶり、気持ちは一体なんだ。皆目見当が付かない。自分の感情をもてあます。

だが、一方で知りたくはないと思う。この葛藤自体が腹立たしい。



・・・それに、不思議なのはそれだけではない。

桂の態度。

あれだけ、最初は抵抗し、殴りつけてくるわ、蹴り上げようとするわしていたものを、一度行為が始まってからは、その最中も、後でも、怒るでもなく、

責めるでもなく、恨み言を一つも言わなかった。観念したからか、その潔さは桂らしいといえばらしいが、それだけでは納得いかないものがある。

なにしろ、あいつの気位の高さは半端じゃない。激高してもおかしくない状態なのだ。