>>191 「・・・・」
「確かに伝えたきに!じゃ、わしはいくでの!元気にしとっせな??」とのんきに坂本はきびすを返した。
それから、ああ、そうそう、忘れちょった、と、くるりと高杉を振り返って、
「金時がの??、“どうやら俺はお前の弟になった”って伝えてくれって言っとったぜよ!」
そんだけじゃ、アハハと去っていく坂本に、万斎は苦笑いをしながら高杉をちらりと見た。
珍しく、動揺する高杉の姿があって、
「どういう意味っすか?マジよくわからないっす!何で晋助様の弟に白夜叉が・・・??ずうずうしいっす!ねえ晋助様?」
と、説明を求める来島とのやり取りがやけに面白い。
ここで笑ったらまずいと思いつつも、“白夜叉と兄弟” ・・・ウケる。万斎は肩を揺らした。