6.この道の行方
二人きりになったとき、銀時がぽつりと、力無く言った。
「これで、俺はお前と当分離れられねえよ・・・分かれたら、俺、最低男のレッテル張られちまうもの。はは・・・」
「す、すまない・・・」
「でも、これで結局子供産んで、おまえが男にもどったときに俺は捨てられた亭主を演じればいい訳ね。バツイチな訳ね。マダオな訳ね。
どっちにしても、マイナスイメージじゃん!!!俺!!!!どうすりゃいいの!ちょっと、責任とってもらうからなアアア!!」
「すまない・・・」
このときばかりは、神妙な面持ちで頭を下げる桂に、もうしょうがないかとため息をついた。
元はと言えば、こうなることと分かっていながらも、桂と将軍の結婚を阻止した自分の責任でもある。
「しかし、こんな尻軽女だと分かってたら、俺は絶対嫁にもらってやン無かったね!
ていうか、将軍とこ行くの助けてやっただけだし??関係ないけどね・・・で、相手誰??」
知らずに問いつめてしまうのは仕方がない。