銀魂’〜ぎんたま〜第二百九十二訓

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171風の谷の名無しさん@実況は実況板で
その日は、いきなりの、歌舞伎町からの嫁入り行列。

見物人も、警備員もすごかった。

見送りに銀時の姿はない。朝桂が起きたときからいなかった。

そんなものだろうな。と、昨日のケンカを思い出す。

そして、そっとみんなに笑顔で手を振ってからかごに乗った。



屋根の上で、その様子を見ながら、銀時は考えていた。

・・・あいつは、分かってるはずだ。

この結末がどういうものになるか。あいつは、子供を見捨てられるような薄情な奴じゃない。孤児だった俺のことさえ、あいつが一番気にしていたのだ。今でも。

なぜ、あいつがあっさりと結婚を受けたのか。

なぜ、あいつはこっそり腰に懐刀を差していたのか。

答えはひとつじゃねえの?