しかし、万事屋ののんきさとは裏腹に、桂は焦っていた。なにより、これ以上かかるようなら金もいる。稼がねば・・・
「銀時、何か分かったのか?」
「ん??、まだなんも」
「・・・はあ・・・」
と、下の階の大家が家賃を取りに来た。
キッチンにいる、美しい女をみて、あからさまに驚く。そう言えば伝えていなかった。
「いつのまに嫁さんもらったんだい?」と心底驚いた様子のお登勢に、
「気色悪いこと言うな」と銀時はうんざりしたような顔をした。
言えないけど、これ、ヅラだから。テロリストで、天然で、電波な男だから!