すでにウェブに挙げられた感想を見ても、メカ描写と戦闘描写ばかりであるのは、その予兆ではないかと。
そこに物語への感嘆はない。それどころか「◯◯萌え」といった、例の感想よりもメカ・戦闘描写への感想が多いことは、
視聴者が物語に没入できていない証拠と見ることもできる。
なんにせよ、閉じられた世界が不健康ではないかと。物語を洋上の学園艦に閉じ込め、キャラクターをその世界で満足していては、戦車道で勝っても何にもならない。
そこから出たい、あるいは出なければいけないような構造にしないといけないのではないかと。
だいたい、学園艦という他者から隔絶された箱庭(なんせ男がいない)で、女の子が身内でキャフフして終わりだと、
作品的にも商業的にも、劣化した『けいおん』で終わりになってしまいやすい。
同じ戦車と女の子で、『ソラノヲト』みたいに、試練を乗り越えたあとに新しい世界がある。そういう話のほうが後に残ると思うよ。
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