エヴァンゲリオン初号機用の推進軸はかなり太いです。
台車の左右の動揺に合わせて、ユニバーサルジョイントが伸び縮みする機構となっています。
そうしないと、カーブを曲がる時、推進軸がポキリと折れてしまうからです。
※エヴァンゲリオン零号機の実験において、推進軸が猛烈なカウンタートルクに耐え切れずに
折損してしまい、折れた推進軸が線路の道床に突き刺さり、脱線する事故もありました。
また、零号機は登坂テストの際、高負荷で、液体変速機のトルクコンバータがオイル漏れを
起こして空転し、エンジンがオーバーヒートで停止するトラブルも。
この時の零号機の光景は、エンジンから猛烈な白煙を上げながら、急勾配を登るものの、やがて
力尽きて登れず、後ろに下がってしまいました。観察していたみんなも大慌てで天手古舞いでした。
このトラブルは、製造方法がまだ未熟だったことに起因します。