ギルティクラウン [ GUILTY CROWN ] 14
櫂トシキ
「うー、いててて…。先ほどの衝撃で俺は死ぬかと思ったぜ…。
ん?桜満くんか…。何故、こんなところにいるんだ?
ここのところ、桜満くんの姿が見当たらないと思っていたらこういうことだったのか?」
桜満 集
「僕は、もうエンドレイヴに乗らないと決めたんだ。」
櫂トシキ
「エンドレイヴとかやらのロボットやエヴァなどに乗るか乗らないかで、そんなことで悩むやつもいるんだ…。
さあ、俺の初号機で手伝ってやる。早く逃げなよ。そうやっていつまでもいじけていたって何も楽しいことは無いよ。
あたりをよく見なさい。使徒のゼルエルは、綾瀬さんを取り込んだんだ。いつまでもそこにいると、使徒にやられて死んじゃうよ。
早く逃げなよ。
バチン!←大破した初号機が活動限界で電源が落ちる音。モニターも消えて、エントリープラグ内は真っ暗で、計器類の照明灯のみとなった。
エヴァ初号機の電源がついに逝ってしまったか…。あとは桜満くんの能力に任せます。」
♪この大空に 翼を広げ 飛んでゆきたいよ 悲しみの無い 自由な空へ 翼はためかせ ゆきたい♪
櫂トシキ
「なかなかやるよね。桜満くんは…。まさか、王の能力でサード・インパクトまで発生させかねるとはね…。
やっぱり、匂いが違うからにゃ…。へっくしょん!」
大破したエヴァ初号機から降りて、桜満 集の王の能力を見つめながらつぶやくプラグスーツ姿の櫂くん。