花咲くいろは 125泊目

孝一と緒花は互いに不完全な部分を補い合う弱い人間。二人揃って初めて一人の人間として存在できる。
しかし、いつまでもこんな関係を続けることはできない。大人になれば誰しも責任や義務を負うから。
そのため孝一はいつも「自分を変えよう」ともがいた。変わりたいけど変われない。だけど人はいつか大人になる。
孝一はそんなジレンマを抱え、その重さに耐えることができずに自殺。

一方、緒花は孝一の死によって不完全なまま取り残される。徹は「緒花と二人でなんとか新しい生き方をうちたてよう」としたけど
緒花は孝一のいる場所へと逝ってしまう。
これは「どのような真理をもってしても愛するものを亡くした哀しみを癒すことはできない」からで、
同時に緒花にとって「死は生をしめくくる決定的な要因」でなくなってしまったから。


なんて展開になったら話題にはなると思うよ