>>1000ならTV12話が
「……で、最後の人生相談なんだケド」
「おぅ。何でも言ってみろ」
「じ、実は……あたし、──ぱんつを盗んでたの」
「………は?」
「だ、だからっ……洗濯に出てるアンタのぱんつをこっそり部屋に持ち帰って、くんかくんかしてたの!」
「はぁあぁぁ!?てっきりお袋が俺のパンツ勝手に捨ててるのかと思ったら犯人はお前だったの!?」
「あの"黒いの"の漫画の話は全部本当なのッ!」
「全部って言った!?──じゃあエロ本を妹モノにしとけってのも!?」
「だ、だって眼鏡っ娘だけとかムカつくし……だから妹モノのエロゲー集めて、コレでいつかアンタを洗脳してやろうと……」
「あの趣味の動機はそれかよ!!」
「……あと、アンタが一人で……その、"してる"ときの声を録音したりとか……」
「んなっ!?俺にプライバシーとか無いの!?っていうかどうやって録音!?」
「そ、それは……留守中に部屋にマイクを仕掛けたり……、で、でも壁薄いし普通に聞こえるときもあるよ!?」
「普通に聞こえてたのかよ!なんか死にたくなってきた!!」
「あ……あと、アンタが寝てるときに色々悪戯しちゃったりも……」
「悪戯って何!?ね、寝てる間にちょっと頬っぺた突っつくとか……その程度だよね!?」
「え?んなわけないじゃん。あんた一度寝たらビンタでもしない限り何やっても起きないし」
「あのビンタはそういう伏線だったのかよ!ってか、『何やっても』って何をやったんだ!!」
「そっ、そんなこと言えるわけないでしょ!?」
「ここまで言っておいてそれ以上に言えないことしてんの!?そういえば寝たときと起きたときの服が違う気がする日がよくあったなぁ!」
「そういうわけなんだケド……あたし、やっぱりおかしいかな?」
「この怒涛のカミングアウトの後で、その台詞が疑問形になること自体が既におかしいだろ──?」
「でも……ちゃんと秘密にしてくれるよね?」
「言えるわけねぇ!?世間に妹の痴態言いふらす兄とかエロゲーでも無ぇよ!!……無いよね?」
「そっか、やっぱりあたしの事、大事に思ってくれてんだ……。ありがとね………兄貴」
「……勘違いも甚だしいが、言いたいことは分かった。よく分かった。───お前は立派な 変 態 だ !!」
っていうGOOD END。