>>101 音楽オタクの自己満足に閉じ篭って視聴者を置いてきぼりにしないように
徹底的に気を遣ってるのが見て取れるよね。
そういう2期の方向性が明確に示されたのが5話6話だったし選曲にも現れてる。
けいおんに出てくる楽曲って、オリジナル以外は全て義務教育が修了するまでに
習わされる曲ばっかりなんだよ。つまり日本人なら必ず知っている曲ということ。
たとえ100万枚以上売れたJ-POPであろうと、世界的ヒットの洋楽であろうと必ず
好き嫌いはあるし、知らない人も多い。
つまり、義務教育の曲ってのは好む好まざるに関わらず習わされているので
全ての視聴者が楽曲を共有できるんだよ。最大公約数としてベストなんだな
(ファンサブで見てる外人は対象外)。
普段音楽をやらない憂でも弾ける「むすんでひらいて」で2年生トリオがセッションし
憂でも知ってる「あめふり」で唯が一緒に歌うシーンに象徴されてたね。
「音楽に詳しくない人を決して置いてきぼりにしない」という、けいおんのポリシーが
如実に現れてる部分なんだな。
この点で、2期3話は少し危うかった。
プレイヤーとしての陶酔を語る場面が多く、音楽をやってる人間(特にドラマー)には
深い共感を得られた一方、その共感に乗ることが出来なかった奴は置いてきぼりを
食らうしかなかった。2chやブログを覗いて解説で補完してなければザ・フーなんて
バンド名を出されてもわからない奴のほうが多い。
賛否両論の原因はここにあり、音楽アニメだからといって音楽ネタを前面に押し出すと
何故失敗するのかという理由であり、けいおんの方針が正しいことの証明でもあるな。