ハートキャッチプリキュア! HEARTCATCH PRECURE 25

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548風の谷の名無しさん@実況は実況板で
今期のプリキュアは、これまで見てきた人が良い意味で戸惑いを覚える点が多いですね。
まず、初っ端からアバンなしで驚き。戦闘中もコミカルなデフォルメ表情・表現が多用されているのは、
本当に面白いですね〜。デザトリアンも内面の代弁者なのでよく喋ります。金朋さんが起用された理由も納得。

演出の黒田さんは、フレッシュ16話の甘酸っぺぇ文化祭を担当した人ですね。漫符や文字表現が多め。
Bパートのバトルで、瞬速で背後に回り込むデザトリアン、ブロッサムの蜂の刺すような高速キック、
着地してからキックして跳ね返されるまで。高速感があってよく飛び跳ねますね。これからも期待できます。
終盤の夕焼けの中のシーンも良かった。

たしか、小島さんはプリキュアでは初作監ですよね。まだ癖は読みにくいですが、作画レベルは
前回にも劣らないものでした。また、原画クレジットに稲上さんの名前が久しぶりに出ていたので、
もしかしたらマニ車バンクでの参加かもしれません。今期のバンクはキャラがよく回るし、小刻みに動きますね。

山田さんは前回に引き続いて、「今期はこれがやりたい!」っていう方向性が分かりやすいシナリオですよね。
これまでのプリキュアの文脈を踏まえつつ、それを生産的に覆そうとしています。なぎほの時代に噂されていた
婆さんプリキュアを本当に出してきたり。また、一般人もデザトリアンの存在を認知しているのは前期の継承だが、
守るべき対象は世界や人々ではなく、一人ひとりの人間。

今回は、「史上最弱のプリキュア」と冠しながら、実際は、つぼみの強さ獲得に重点を置いた脚本だったようです。
細部は「プリキュアだから」として、過度に説明調になることは避けてましたね。

ピンチを絶望先生に救われる展開は、あのままだとセラムンと変わらなくなり、「女の子だけで勝つ」っていう
プリキュアの良さが失われてしまいます。だからP側が認めません。あれは隠された仕掛けがあるはずです。
憶測ですが、実は男装の女の子だったとかいうオチになるんじゃないでしょうか。

他に印象的な点は、やっぱり坂本千夏さんのお婆ちゃんでしょうかね。今期は声優陣が豪華すぎますね。
その代わり、声優さん同士の家族的な付き合いは期待できなさそうで、ちょっと残念ですが。