ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第29小隊

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>>804
1:作業用の水がない。
普通は台に座ったときに手元に来るように水の入ったバケツがあるって、
形を整えるための新聞紙を折って重ねた紙リン(字は知らん)が浸かっている。
工房で最初に映ったお兄さんが持ってるのがそう。
濡れてるから本当ならジュージュー良いながら水蒸気を上げる。
親方が手本でガラスを拭いたとき、ハシ(鋏とピンセットを合わせたような道具)で摘んだだけで切れたけど、
本当は水をつけてヒビを入れる。
要は水がないと成型出来ない。

2:焼き戻し炉がない(ように見える)。
融けたガラスが溜まっているのが溶解炉。
吹いて形を整える時に冷えて固まったのを柔らかくするのが焼き戻し炉。
通称ダルマ(理由は知らん)。
溶解炉で代用できなくは無いけど、邪魔。

3:ポンテがでかすぎる。
「ポンテ」、親方が吹いたガラスの逆側に助手が付けた、鉄棒の先に付いたガラスの事。
アレがあんなにでかく、鉄棒の先端と器の底との間が遠いと、焼き戻し炉に入れた時にグデングデンに踊っちゃう。
形も球形ではなく先細りの円錐形でないと完成時に外しづらい。
マイスターならその辺はどうにでもコントロール出来るのかもしれないけど。