これって既出?
=タイの水掛祭にまつわる伝説=
今から約 100年前、この辺の山の中にパンツャーコムと言う悪魔が住んでいました。
魔法を使い、強カな武器を携えているこの悪魔は自分の思いのままに周囲の村を荒らし
力ずくで7人の美しい娘をさらい、自分の妻にしました。
傍若無人な行いをするこの悪魔に村一番の力持ちの若者が剣を片手に立ち向かい
悪魔の体に剣を突き刺しましたが、悪魔は不死身で、返り血を浴びたこの若者は体が腐り、死んでしまった。
それ以来,村の人達はますます悪魔を恐れて、近づくこともできませんでした。
悪魔にさらわれた7人の娘の一人とても聡明なナンムォーナにある日仙人が言いました
「悪魔を倒すにはどんなに鋭い刃も役に立たない。ただ一つ、奴を殺す方法は悪魔自身の髪の毛で首を締めることだ」
ある夜、ナンムォーナは悪魔が寢静まっているときに,本髪の毛を抜き、その毛で首を締めました。
悪魔は両眼を開き、雄叫びを上げて苦しみ、とうとう首が体から切り離され、大量の血が飛び散りました。
ナンムォーナは返り血を浴びましたが、他の6人の娘や村人達が水をかけ、血を流し落としました。
おかげでナンムォーナは体が腐ることなく、村人に尊敬され幸せに長生きしたと言うことです。