■ボンボン餓狼
この作品は「格オタ向け」と思ってる人がいるだろうけど、
ビリーを立てるために、犬で血が出るように演出したり、
ダックの死体を出すなどの処理って、はっきり言って子供向けですよ。
『戦慄の魔王街』みたいに『殺戮するテリー』や、
『破天降魔の章』みたいに『負傷する覇王丸』は
「死」や「負傷」をする点が、現実の人間と深い接点になっている。
よって黒マントだろうがパンツだろうが感情移入できる。
それが無いマンガは、空中殺法があろうが無かろうが、幼児の世界なんです。
この作品を楽しめるかは、『細井雄二』にのめり込めるかって問題ですね。
(文責・クラウザー卿09)