けいおん!紅茶366杯目

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982風の谷の名無しさん@実況は実況板で
>>975

・・・・張。
根っから極道稼業の貴様にはわかるまい。
我々はもはや軍人でもなければ敗残兵ですらない―――
軍人崩れでお前と同じ、ただの無頼者だ。
だが―――
ソ連邦に見捨てられ、新生ロシアにも裏切られ、そしてすべてを失った我々に――
残された唯一のものは一体なんだ?
軍旗の下で、生と死のすべてを味わってきた――
その矜持だ。
黴が生え、古びた碑となり果てた、「矜持の残滓」だ。

私はお前のように、明日なき生を生きることは望まない。
そして―― 無為に生をまっとうするだけの人生では犬と同じだ。

我々が望む死はただ一つ、しかるべき者としかるべき戦いの中で、
自分がかつて何者だったかを想い出して死ぬことなんだよ、ミスター・張


・・・・・―――くだらねえ、くだらねえな。

俺からすりゃ、生き様なんぞくだらん思い込みだ。
状況と時で、どうとでも変節しちまうほど、いい加減なものさ。

こだわっちまうってことは―――
逆に、それ以外の何もできなくなちまうてェことだ。



・・・・・・どう思うかはお前の勝手だ。
もう話すことはない、――失礼する。