大学教授がYouTubeでアニメ観たって公言するのはどうかなぁ
違法コンテンツだろ?
ヒント:中国人
光源氏が六条邸に来る回数が減った時に六条は
お若い方は、お若い方は、と連呼して女房たちをたしなめているが
その言い方からして自分が一番年齢に拘っているんだよなあ
年をとれば誰もが経験する焦りや若さへの悪あがき
その姿が悲しく滑稽でもあり、哀れでもある
そして自分の気持ちは若いままなので付き合う相手が変わる度、
相手の年齢もだんだん下がっていく
六条が光源氏の事を自分に似ていると評していたけれど
そういう点ではまさにその通りだなあと思われ
夕顔と二人で過ごす夜、静かに浮かび上がる蛍の灯火が美しい
短い寿命の蛍の輝きが夕顔の命の儚さをも表しているのだろうか
916 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2009/06/10(水) 10:52:55 ID:Fspagrvp
埋め
917 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2009/06/10(水) 10:56:21 ID:3xmxDtSg
もう900超えてるんだから、アニメ2に次スレ立ててここは放置でいいだろ。
ほっておけば勝手にこのスレ消えてるよ
>>915 絶頂で摘み取られ、以後、源氏の胸の内に灯り続ける小さな光…という気がするね。
だけど、ずっと後の玉鬘に求婚する兵部卿宮に蛍の悪戯を仕掛ける源氏は
かつての自分の恋を誇らしく見せ付けてるような感じ。
中年の余裕を装っているけど、もはやあのような無鉄砲で熱い恋や情熱に
身を投じることはない(できない)ので
得意げにしているところが哀れと思うようになった。人は…変わるのね…って。
>>918 個人的には夕顔は源氏に摘み取られたというより、お互い合意の上での関係って気がするね
短い間だったけれど命懸けでその身を恋に燃やし尽くした女性という感じ
源氏にとっても運命を感じさせるほどの魅力ある相手であり、その素性を知ることは
刹那の恋に生きる源氏にとってはさほど重要ではなかったのかもしれない
>>920 918ですが、分かりにくい書き方してしまった。
燃え上がった源氏夕顔2人の恋が大いなる何かによって
「絶頂で摘み取られ」てしまった。
以来、夕顔と恋の情熱は源氏の胸の内にずっと残り続けている…
という意味でした。
920さんの意見には全て同意です。
お互いがお互いのまま居てくれること、人間同士である、
というだけのことが2人にとってものすごく必要だったんだと。
これぞ「宿世」ですね>大いなる何か
物語上、光源氏とその周りを取り巻く女性達が辿る未来は本当に一筋縄ではいかないというか、
目に見えない運命のようなものに翻弄されているような気がします
これエロ過ぎ
第4話の、夜中に藤壺と再会した源氏が藤壺をもうあきらめるという事を伝える場面で
空元気で笑ってみせる源氏が悲しい
後になってから、それが体裁を取り繕った只の見栄張りの格好付けだと激しく自己嫌悪
意を決して実際に行動に出るも、その結果が愛する女性をただ深く傷つけただけだと
思い知って自分自身もまた傷付く
止むに止まれぬ気持ちや、そうせずにはおれない激情に身を任せて
行動してから後悔するのも若さ故の残酷な結末か
おわり
積み重ねられた罪は業となり、やがて自分自身へと返ってくる
光源氏もまたその理の中に存在するが故に逃れる事は出来ない
落ち込む源氏を見ていられずに、しっかりなさいませと励ます葵が可愛い
>>928さすが奥方(北の方)!と嬉しくなったシーンだ。
出崎オリジナルシーン、この作品だと笑えたり唖然としたり感心したり色々あった。
でも人物と「対話」して、その答えをドラマに昇華するやり方は相変わらずで
嬉しかったよ。そしてそれが物語や人物の根幹に迫ってるのも見事。
朧月夜がこきでんに「恋をなさいませ」、こきでんが彼女に「頃ヌ!」とばかりに
扇で引き下がらせるシーン。
朱雀に「恋に不器用は母譲り」と母思いな所を見せるシーン。(ここ、たまらなくいい!)
妹も息子も女として肉親としてこきでんに話しかけている。
しかし、朱雀には思わずホロッとなったが、どうしても一族の命運背負った「族長」の使命から
降りられない・そういう態度しかとれないでいるのがこきでん。
(父右大臣よりも「族長」らしい人)
彼女の強味と権利は彼女の最大の弱味・悲劇なんだと思えたシーンだった。
こきでんがただの嫌な女じゃなくて、
帝を愛し、待ち続けた、
押し殺した悲しさを胸に秘めている人物と
ちゃんと描かれてたのは嬉しかったな
そうなんですよね。私も出崎さんのその目配りにホッとしました。
身分・実家の権勢と、一番に入内して男皇子を産んだ、
優遇されて当然なんだけど、いつもそれを笠に着てるみたいな
言動で帝に対してしまう…。(元を正せば帝の破天荒なふるまいが悪いのだけど)。
そういう所が女人として不器用で、愛おしいと思う。
どうしても素直に甘えられないっていうのが。
朱雀との会話で、そういう母を見て育ったというセリフも秀逸。
母を優しく受け止めているのが伝わってきた。
こきでん主役視点・朱雀視点で物語を照らしてみよ、と出崎さんに誘いかけられてる感じ。
原作では晩年に至って、冷泉を伴って病床を見舞う源氏と和解、
朱雀にワガママ言って困らせるんだけど、
ここでようやく長年の重責・心の重荷から開放され、
素直に息子に甘えられるようになってよかったなぁと思ったよ。
ここがまだ漫画化・アニメ化されていない箇所ですね。
第二部があったら、出崎さんなら入れてくれる筈。
932 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2009/06/16(火) 22:26:33 ID:uuvAjwCr
今日、一日引きこもって全部見てしまったw
おもしろかったー!
直接関係ないけど、
藤壷様と、王命婦と、コキデンのおばさまの中の人とキャラの人間関係が、
同じ監督の「ブラックジャック」の6巻と同じでちょっとわろた。(王命婦の人が逆の味方だけど)
ジョーは燃え尽き症候群。
力石の葬式とかマジウケル。らおーも
>>932 「源氏物語」にまさかのアクションシーンがナイスだよね。
最終話の源氏が強いこと強いこと。
政務を執り、女君とおつきあい、乗馬も巧みで太刀裁きも剣豪並み。
やっぱスーパーマンだわ。
頭中将も、モリモリご飯食べたり「およよ〜ん」とか「うひょおん」とか
言ってるだけじゃなくって、こちらは身一つで暴漢を撃退。
やっぱ蹴鞠で鍛えてるアスリートは違う。
軍政一体というか、光る君は文武両道だからねー
さすが源氏姓を名乗るだけある
936 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2009/06/19(金) 00:58:17 ID:5PY0GdkW
江戸時代初めに朝廷では乱交事件があって幕府が頭かかえるはめに
>>936 貼ってくれたHP、どっちも面白いよ。ありがとう。
(今、下の今昔物語紹介を読んでる所)。
男性貴族のたしなみを見せる場面が「源氏物語(原典)」「あさきゆめみし」には少なかったけど
「genji」でようやくたんと盛り込めたんだね。
女のように優雅で繊細、でもしっかり男くさい平安貴族像を打ち出せたのって
もしかして新機軸だったかも。
>>937 それがきっかけで朝廷の頭を押さえる幕府、っていう図式ができたんだっけ?
俺の親父がインターネットの幹部やってるから調べてもらえる様に言っておくよ
ガンガン ズンズン グイグイ 上昇
妊娠した藤壺が呼び出した源氏に別れを告げた後、
命婦の名を呼ぶ声が上ずっていて悲しみが伝わってくる
あの回の密会の連絡を受けた時の源氏の台詞
「……!? 承知したっ!!」は名言だった
ようやくDVD第四巻のイラストがきたな
予想通り、最終巻は紫と光源氏の組み合わせだった
源氏に手をとられる笑顔の紫が可愛い
モミアゲが風にたなびいて素敵です…お兄様
>>944 いいねー。一貫して戦う作家だ。繊細な配慮はするけど遠慮はしない。
造り手(現場のスタッフ)、作られた世界(原作)を揉むのは
手ごたえが欲しいから、その先にあるアニメでしか出来ない世界を目指しているからなんだね。
視聴者もどんどん揉んでくるから、傍観者じゃいられなって体験者になる。
アニメ(別媒体)として良くなきゃ意味ねーよ!派なので嬉しい。
挑み型の作家は原作のエッセンスを自分なりのやり方で掴むから、面白い。
それを支えているのはきちんとしたセオリー、共通認識(常識)だね。奇矯で繋いでるんじゃない。
単なる引き写し・なぞりで終わる、別媒体としての特性見せてもくれないものが
一番"原作に忠実"から程遠くて貧しい。
若紫との結びつきはこのスレで予想されていた通りの理由ね。
心の絆を美しく際立たせることによって、若紫を能動的な人物として描けた。
朱雀、桐壷帝の立体感が最後にきて際立ったなあ。大きい。
この2人は読み手と造り手に「こうよね」ってタカを括られやすい人物で、平板になりがちなんだ。
ベルばらでもルイ16世が存在感があったんだよね
そういうところが出崎さんらしい
藤壺に異様に玉川の声が合ってる。 すごい萌える。
「ジュイス、私をこの国の中将にしてくれまいか?」
「…受理されました。 ノブレス・オブリージュ、今後も光源氏たらんことを」
光源氏なら帝にしてくれまいか?と頼んだ方がいいような
やっとアニメ2に移動できる
952 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2009/06/26(金) 23:21:58 ID:AzA+XAOx
>>945 そうだね・・・。
リンク先を見たが、どうやら出崎監督は源氏物語の現代語訳を優先させたことがわかる。
「源氏物語の映像化」は脚本がクソだと悲惨な事態になる。
なぜなら「源氏物語」では表現や描写があいまいにしか書かれていない。
そのため読者や訳者、映像作品の場合は監督や脚本家が曖昧な部分を具体的に考える必要がある。
制作者の配慮としてはかなりのものだ。
第1回に出てきた原作に相当する箇所は「第五段 源氏、藤壺を思慕」らしいことが過去ログからも判明しているが、
この部分は「あさきゆめみし」では大幅に脚色・カットされている・・・・。
DVD3巻買ってきて第6話朧月夜を観た
物語も中盤に入って、益々、凝った映像が絢爛豪華になってるね〜
花弁が画面の奥や手前を舞い散りまくりw
光源氏と頭の中将が青海派を舞う場面はエースの藤堂・尾崎ペアを思わせる
二人の輝く若さの前では飛び散る汗までもが美しい
埋め
DVD三巻の完全版ミカドラジオは第5回が約3分半、第6回が約4分と、
合計約7分半くらいネット版より長く収録されている様子
六条の中の人も男に「重い…」と言われた経験があるそうでカワイソス
ミカドラジオ、DVDのじゃないやつを全部まとめて聞いてみた。
六条の人と葵の人、結構気にしいな感じね。
葵さんはツンツン冷たいだけの人じゃないって分かるよー。
ちょっと不器用な女人だっただけだよ。
genjiの葵さんは離れていても源氏の噂にヤキモキするだけじゃなくって
ちゃんと奥方として彼を見てるし、心配もしている。
六条の描き方はちょっと予想通り…。笑えるほどハイパーな描き方でウーンってなったけど
恨みと悲しみの念が来宮良子声の怨霊と響きあっちゃって、
そのことにショック受けて苦しんでいる描写が入っててよかった。
私以外の女は不幸になーれーって人じゃないもん。
野の宮での最後の逢瀬…。全11話だったからあれはあれでよかったかも。
でもね、かなりひっかかるの。
本当は潔斎所でベッドインする非常識を持ち合わせない人だからね。
出会った頃の、緊張感と精神でだけ繋がってて、ただ見つめあうっていう形にした方が
よかったんじゃ?
こみあげる思いを互いの敬愛に変えて、六条さんは生霊体験を通し、ここで
妄執だった愛を終わらせて伊勢へ去ってゆく。これで六条は救われたな、と
全11話なら思うこともできたんじゃないかなー。もう、六条さんが可哀想でさあ。
朧月が浮かぶ夜に光源氏が出会う六の君
朝日と共にまるで月の幻のように消える不思議な女…
周囲からは変わり者の姫と噂される女性だが、恋の達人の光源氏も
強い意志を秘めた表情に思わず目を見張って見惚れるほど
その瞳の中に青い情念の炎がチロチロと静かに燃えている演出が凄い
他人によって決められた己の運命のレールに逆らい、
自分でこれと定めた相手と思いのままに燃えるような恋をしてみたいと望む朧月夜
どうにもならない将来への不安や苛立ちが彼女を突き動かす力なのかもしれない
朧月夜はつくづく女の傾き者だと思ったね。
あさきゆめみしのも出崎源氏のも。
出崎さんのはあのうるわしいおリボンで一目で分かった。
自由に恋をする。自由と背中合わせの辛い糾弾もしっかり受け止める。
泣き言は言わない。
清々しくて鋭い、輪郭のハッキリした生き方だね。
姉のこきでんに言う「恋をなさいませ」は素晴らしいセリフだった。
末の妹だからこそ出来た生き方とはいえ、姉にこのくらいの
女のしたたかさがあれば…。或いは西洋の王宮のように
男も女も複数の愛人持つのが常識だったらよかったのに。
朧が源氏を誘っていきなり脱いで待ち構えるも、そこまでされると逆に警戒心がわく
あまりに女性のほうから積極的だと男は萎える気持ちもある
恋愛の手練にみえて男心がわからないウブなところもあったりするのは
それだけ朧が必死に背伸びをしてみせているからでもあるのだろうか
あれは実際に脱いだ、と解釈していいんかな。