ムント〜空を見上げる少女の瞳に映る世界〜part5

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20風の谷の名無しさん@実況は実況板で
スズメの友達?ユメミとイチコ。そうか、お前たちがユメミとイチコ。スズメから
いつも聞いてる。大切な友達だってな。そっか、お前たち心配してるんだスズメの
こと、俺、こんな男だから。いい友達だな、スズメが自慢するわけだ。結婚は本当だ
俺たちは明日、ここで結婚する。二人で話し合って、そう決めた。社会のルールは
知っている。親だって許さないだろう。俺はずっと探していたんだ。スズメの手を
繋ぎ合える手さ。人は弱い。一人じゃ何もできない。俺は小さなときからずっと一
人だった。家族とは年に数回食事をするだけ。母親が時々くれる電話がうれしかっ
た。別に恨んじゃいない。あの人達にはあの人達の生き方がある。だから俺は
自分を守るために自分の信じるように生きてきた。それが甘えだと自覚もしている
いつの間にか俺は親からも社会からも必要とされなくなっていた。自分でもどうし
て生きているのかよくわからなくなった。何もかもどうでもよくなった。だから終わ
らせようと思った。でもその日、スズメが現れて笑ったんだ。驚いたよ。その瞬間
すべてが変わった。俺自身も、俺が見ていた世界も。そしてスズメは、俺の手をと
ってくれたそれからスズメは毎日ここへ来て俺と会ってくれた。笑っちゃうけど
あいつ俺を守ろうとしていたんだ。俺はずっと探していたんだ。繋ぎ合える手を
スズメの手を。俺とスズメが同じ場所に立つってことだ。一緒に暮らすってことじ
ゃない。これからを生きてくってことは、今を生き抜くってことだろ?俺の目の前
には今大きな壁がある。一人では越えられないでっかい壁が。それを、スズメと二
人で明日、越えるんだ。今の俺には、あいつが必要なんだ。俺がどう思われようが
かまわない。だけど、お前たちはスズメを信じてやってくれ俺にその勇気をくれた
のはスズメなんだ。スズメと出会えて、俺は変わった。確かに変わったんだ
\だけど、俺を取り巻くものはそれを許さなかった・・・
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                                   (゚д゚ )
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