ストライクウィッチーズ　〜STRIKE12〜

>>287
母親が高校時代、当時の西ドイツにホームステイしたとき、留学先で仲良く
なった同級生がハルトマン氏の娘さんだった。もちろん、母は友人の父親が
連邦空軍を退役した元軍人とは知っていたが史上最大の撃墜王なんて
知るはずもなく、家に遊びに行った時、お会いした時、娘さんと同じく
金髪碧眼のナイスミドルのジェントルマンという印象だったらしい。

時がたって自分がドイツに行った時、母の紹介でハルトマン令嬢（もちろん結婚
してるから別姓）にお会いしたとき、亡くなった父君やウリスラ婦人のことも
色々話してくれた。それによるとハルトマン家は敬虔なクリスチャンの家系
だから、偶像崇拝とか擬人化などは想像もつかない思想の持ち主だったらしい。
しかし西ドイツ空軍に在籍してたとき政治的な陰謀でキリスト教民主同盟に
参加させられそうにもなったことがあるらしい。

それを自分の父親が幼女に擬人化されると知ったら娘さん怒るだろうな。
製作スタッフがそこまで配慮してるとは思えないけど。

最後に自分の製作したハセガワのBf109K-4、JG52、エーリッヒ・ハルトマン
大尉機をさしあげたら非常に喜んでくれた。ただ、世界中のモデラーが
同じことを考えてるらしく、客間にはハルトマン氏が登場したBf109の各
タイプの模型が幾つかクリアケースに入って飾られてた。

だから間接的にはとは言え、ハルトマン氏の人柄を母や遺族から聞いた
身としてはあんな幼女みたいなキャラにされたのを見ると複雑な気分になる。