第5期 ゲゲゲの鬼太郎 茶碗風呂16杯目

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181風の谷の名無しさん@実況は実況板で
ぬらりひょんは「ぬらりひょん」という単語を擬人化した妖怪。

『広辞苑』には「ぬらり-ひょん(滑瓢)」の項で
@「ぬらりくらり」に同じ。
(『浮世草子』「好色敗毒散」より「その形ぬらりひょんとしてたとへば鯰に目口もないやうなもの」)
A瓢箪鯰(ひょうたんなまず)のようにつかまえどころのない化物。

またぬらりひょんは、“瓢箪で鯰を捕らえよ”の禅問答よろしく、つれない様子を意味するようになる。

原画のぬらりひょんにある、巨大な後頭部はひょうたんを、しまりのない顔はナマズをイメージしているのだろうか。
駕籠から出ることを「ぬらりん」といい、突然現れることを「ひょん」というところから、鳥山石燕は駕籠から降りて、玄関に上がり込む
通人の姿でぬらりひょんを表現している。

後世に妖怪総大将とか、家に勝手に上がり込むとか、はては客人信仰まで持ちだして、ぬらりひょんが無意味に巨大化しているが、
まさに、ぬらりくらりとつかみどころがないという、元の意味からすれば面目躍進。
つれない様子なのに、根拠不明の情報に思いっきり「釣られている」。ぬらりひょんは一級の釣り師ですね。