Yes!プリキュア5 ++PRETTY CURE++55
ここでいうのもどうかとは思うが、ずっと思い続けていたことがひとつある。
おれはSplashStarが好きで好きでたまらない。もうとにかく大好きだ。
が、世間の評判は悪い。視聴率も低ければ売上げも少ない。
なぎさ、ほのかのデッドコピーだとののしられ、プリキュアの名を汚したと馬鹿にされ、
サンバダンサーとつばをかけられ、とにかくほめられたためしが無い。どこへ行っても駄作、駄作。
口にするだけで、文字にするだけであれるから二度と見たくないなどと言われる。
下手するとそのSplashStarを作ったスタッフですら、あれは駄作のいらない子と言い出す始末。
じゃあそれが好きな俺はどうすりゃいいんだよ。
世間ではYesYesの大合唱。見る人も、作ってる人も、SplashStarのことなんか目にもくれない。
Yesの何がそんなにすごいんだよ。SplashStarだって面白いのに。
そう思っていたが、今朝になってふとある童話を思い出した。
その童話では、主人公はあるものを売っていた。しかしそれは時代遅れになる。
主人公は世間を恨み、火打石を持ち出し放火しようとする。でもなかなか火が着かない。
こんな古いものじゃなくてマッチでも持ってくればよかったと考えたが、その後ひらめいた。
世間を恨んでいたことが間違いだと気づいたのだ。古いもの、悪いものは淘汰されて、時代はより新しく進歩していく。
それを邪魔したり、恨んだりするのは間違いだと。
そう、SplashStarが好きなあまりにYesを好きになりきれない俺が間違っていたのだ。
SplashStarのことはすっぱり捨て、Yesを応援するのが正しいありようだったことに気づいた。
ありがとう、日本の童話。
こまちもそんな心に残るお話を書けるようになれるといいと思いました。