銀魂〜ぎんたま〜第六十四訓

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120風の谷の名無しさん@実況は実況板で
この噂のモデルには、滋賀県信楽、明治の中頃、実在した「おつや」という女性らしい。おつやさんには、山一つ
隔てた水口の町に想いを寄せる男性がいたらしい。女一人くらい山道を歩けば、いつ男に襲われるかわからな
いので、口裂け女に化けたという。その姿は、白装束、白粉を塗り髪を振り乱し、手には大鎌をもち、頭にローソ
ク、口には三日月に切った人参をくわえ、「丑刻参り」の格好をしていたという。この話を思い出した八百津町に
住む母親が、子供に聞かせたと推測される。
なぜ、子供たちは奇怪な噂を生み出していくのか?神奈川大学民俗学者 宮田登教授によると、生徒というの
は共通の共有する気持ちになるお互いを理解し合えるような同齢者感覚が大きかったのでは。怪談を好む子
供のタイプは、話好き型、聞き役型、告白型が該当する。話役が出所不明な話を巧みに話し、告白型が虚実の
見分けもつがず、自分の見たものとして広め、聞き役が疑うことなく信じてしまう。そして、優越感・好奇心・共有感に浸ってしまう。
そして、1979年8月、噂が鎮まった。夏休みが子供たちのネットワークが中断されたためであろう。このようにさまざまな形で広まる噂話しは、
子供たちのガス抜き装置なのである。