人が人を想い続ける はかなくも美しい気持ちを豊かに謳いあげる珠玉の
短編アニメーションに、世界中の人々が涙した!
『岸辺のふたり』は、年代を経ても変わらぬ人間の愛を描いた、美しい
叙情的な、まるで奇跡の涙のような短編アニメーション。親子に限らず、
人が人を想う気持ちをわずか8分間の物語のなかに豊かに謳いあげる。
2001年米国アカデミー賞、英国アカデミー賞をはじめ数々のアニメ
ーション映画祭で激賛をもって迎えられ、ロシア・アニメの巨匠ユーリ
・ノルシュテインに「この作品に初めて出会った時『これは事件だ』と
思った」とまで言わしめたこの名作が、ついに日本でも劇場上映、そしてDVD化される。
見終わった後に残る強い感動と余韻。濃密で静謐な時間を与えてくれる
『岸辺のふたり』は、いつまでも自分の宝物としてそばにおいておきたくなるだろう。
デザイン、ストーリー、そして監督と三役を務めたマイケル・デュドク・
ドゥ・ヴィットは、オランダ生まれの世界的な評価を受ける映像作家。
『岸辺のふたり』では、最新のデジタルセルアニメーション制作システム
「ANIMO」を使い、極めてシンプルながらも深い味わいのある絵づくりに成功した。
セリフを一切使わず、アコーディオンとピアノによる背景音楽によって、
その絵はますます雄弁に語りかけてくる。 音楽監督は、『老人と海』
木を植えた男』など名作をてがけてきているノルマン・ロジェと、『大いなる河の流れ』
のドゥニ・シャルラン。今回、彼らが選んだ曲は、日本でも愛されている「ドナウ川のさざ波」
で、哀愁を帯びた旋律が清澄な世界を一層深めている。
http://www.youtube.com/watch?v=Fdxap1wuMEk