まじめにふまじめ かいけつゾロリ その10

このエントリーをはてなブックマークに追加
249後世今思う
思えば、このシリーズはここまで人気を寄せ集めたのは次の理由が挙げられるよね。

1:歴史上の事実を編集

本作初期第四一話で独り苦労に苦労を重ねて過労働に打ち立てるゾロリをご存じでしょうか?
これは歴史上の事実が元になっています。(それにしても、この話の存在をどれ程のFANが知っているでしょうね?俺だけか?)
確か、一九世紀のイギリスが元だったと思います。あの頃のイギリスは資本主義の急速発展と産業革命の拍車で大反響を起こしていました。
その栄誉の反面、見ていないところでは労働者が集まって過酷な現状での作業が日夜問わず行われていました。
これがこの第四一話の元になったのでしょう。アメリカでも二〇世紀初頭に児童を学校ではなくペンシルベニアやオハイオの鉱山や伊勢海老缶詰製造工場で働かされていましたからね。
日本だって、富国強兵の最中で富岡製糸場や官営工場等でも過労働が展開し多くの死傷者を出していました。
250後世今思う:2007/01/30(火) 20:59:21 ID:k48u5pOR
更に、冒頭が過ぎた頃にミャン王女の会話文に自由を求める言語が含まれていました。
これは嘗て、アメリカに奴隷として連れてこられた黒人等でこの話の代用になっていました。
これに似たような事例なら枢軸国やそれらの占領国にも挙げられます。
1:日本の中華民国侵略に伴う韓国・朝鮮併合と皇民化政策
2;ナチスドイツのユダヤ人迫害
3:イタリアの独裁政治
4:満州の動乱
5:志那の反乱
6:独立万歳運動
どうも自由を求めることは過去にも存在していたようです。
251後世今思う:2007/01/30(火) 21:04:06 ID:k48u5pOR
更に、第四二話後半で王様に対するミャン王女の根本的な自由の尊厳を率直で大らかに謳うゾロリの勇猛な姿は嘗ても存在しました。
・奴隷解放を謳ったアメリカ合衆国第一五代大統領:エイブラバム・リンカーン
・黒人解放を大らかに謳ったアメリカ合衆国第三五代大統領:ジョン・フィッツ・ジェラルド・ケネディ
・自由主義を謳った板垣退助
他にも自由を求めている偉人の存在は図りしれません。

252後世今思う:2007/01/30(火) 21:10:26 ID:k48u5pOR
更に、第四一話のラスト近くで展開したカラオケの場面も
嘗て七〇年代近くに勃発した第一次カラオケブームの象徴でしょう。
また、第四二話前半でゾロリが過重に強いられる強制労働をパラレルワールドと現実の世界で対角して謳うノシシの姿は嘗てのアメリカ合衆国第三一代大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルトを想起させます。
そう、ミャン王女曰く二次元と現実のギャップを告知する重要な場面です。二次元でいう何もかもが一体化と違い、現実の世界は戦争や動乱・クーデターが日夜盛んに起きていることを証明させているのがその利点です。