>>348の続き
目を閉じると回りの音がよく聞こえた…ハルヒは少しずつ顔を近づけていく…
時々薄目をして位置を確認する、キョンの顔はもう間近だ…
ハ(…あと…少し…5センチ)
ハルヒは動きを止める、このまま時が止まって欲しいと願った…
ハ(もうちょっと…でも……ぁぅ…)混乱していたが意を決する…
ハ(あと………2……1…)
みくる「………ゃ…さーん……ずみやさーん…」
ハ「!」バタバタという足音に気付き、キョンの胸につきかけた手をそのまま押し付けた!
窓まで押し飛ばされたキョンはキ「ぐぉあっ!ぐぅ…」と声をあげて延びてしまった
み「涼宮さー…きゃあ!キョン君?どうしたんですか?」
ハ「ちょっとね、疲れて寝ちゃったんじゃない?それよりもらってきた?アレ」と普通に取り繕うハルヒ
み「え…えっと…この衣裳、私にぴったりみたいなんですけど…」
ハ「もちろん、みくるちゃんの新作撮るわよー、さ、今日はもう帰ろりましょう」
み「でも…キョン君は…」
ハ「いいのいいの、ほら、鍵とメモを残せばいいでしょ?」
と、キョンを残して部屋を去る二人。
ハルヒは心の中で(ごめんね、キョン………………ちょっと…掠ったかな?)と口元を触っていた