#21 クリスタルの白地図
教職を目指す浩樹に対して不安を抱いているエリス。絵を描いていたときの浩樹ならば、絵を見れば言葉がなくとも浩樹の気持ちが手に取るようにわかったのに、
今の浩樹は何を考えているのか全くわからない。
自身のフランス留学の件もあり、揺れるエリスにとっては、余計に浩樹が遠く感じられてしまうのだった。
そして霧もまた、浩樹の気持ちに核心を持てずにいるのだった。
それぞれの心の距離は……?
#22 インディゴブルーの夜明けに
事故にあってしまったエリスは、軽症で済んだものの、大事をとって入院をすることになった。
エリスが事故にあったのは自分のせいかも知れないと自分を責める霧を浩樹は、
ただ慰めるしかなかった……。
#23 クリスマスカラーの決意
浩樹への想いは募るものの、絵を描き続けることが自分の歩む道だと決心したエリスはフランスへの留学を決意する。
またエリスの想いを知り、戸惑いながらも浩樹とのクリスマスイブを計画する霧。
雪と一緒に二人の女性の想いが降り積もる中、撫子学園クリスマスパーティがおこなわれるのであった……。
#24 虹色(なないろ)のフィナーレ
過去と未来が交錯するクリスマスイブ…。
粉雪の舞う中、エリスと霧はそれぞれが思い描いた道へと前進しようとしていた。
そして浩樹の前にある道は、真っ白な雪に覆われた道。
自分のキャンバスを彩る為に浩樹が選んだ色は……?