エウレカセブンは視聴率1%台の糞アニメ 38

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サントラインタビューより一部抜粋
京田知巳編

---そうした監督が好きな音楽は、物語にどのような作用をもたらしているのですか?
京田:そもそも僕は、普通の人間を描きたいと思っているんです。普通の人間の
2004年から2005年の"瞬間"を切り取るというものを作りたかった。つまり、ある
男の子が1年間かけて成長するにしても、その前に人生はあったし、その後にも
人生はある。その人生の一瞬を切り取りたい。すべてが計算されて、1年間の枠で
すべてが始まってすべてが集約されるというのは気持ち悪くて。そういったときに、
彼が聴いている音楽や文化が状況にあるべきなんです。むしろ、カルチャーの面が
何かしら芯を持ってないと、その時代を切り取った感覚が薄まるだろう…と。
---それが、ご自身の好きな音楽であったと?
京田:そうです。監督にはそれぞれスタンスがあるでしょうが、僕はすごく
好きにならないと演出できない。キャラクターにせよ、設定にせよ、デザインにせよ、
全て愛せないと演出できない。どんな主人公を一番愛せるかと言えば、自分の
趣味とシンクロしてるキャラクターなんです。そうした演出スタンスの問題もあって、
聴いてて気持ちいい、純粋にかっこいいと思えるダンス・ミュージックの要素を加えているんです。
(中略)
172/2:2005/12/02(金) 05:36:31 ID:72ousdsd
---しかし、そうした意図を見る側に伝えていくのは難しさもあるのでは?
京田:伝わるかどうかで言うと、本質的なものは伝わらないだろうなと思っています。
凄く分かりやすく当時の雰囲気をやりますって、大々的にビジュアルを持ってくる
やり方もあるけれど、本来そういうことが嫌いだったじゃん…というのがあって。
それは、つまり消費ですよね。あの頃の僕が受けた感覚や空気を再現するに当たって、
それをやる必要はないと思ってて。第一に、そのような時代の空気感がメインテーマ
ではなく、この作品では基本的にボーイ・ミーツ・ガール物をやりたいわけです。
あるいは、本当の核心はパレスチナ問題なんですが…。
---9.11以降、そこを避けては通れない?
京田:俳。そこにボーイ・ミーツ・ガールを乗せた物語を作ろうと思ったのが最大の
ポイント。その中で、いかにキャラクターに自分が一番気持ちよく思える生活感を
宿らせられるかというファクターの一つが音楽だったわけです。ただし、いま話したような
テーマ的なものへの具体的な解決を描き切る事はおそらく…実際に解決してない
問題を描いてるわけだし、不可能だろうと思っています。でも、それに対してチャレンジしない自分が嫌だからやってる。
そして、生きてる人間を描く時に、自分が始まると終わりを目撃して、なおかつ描ききる事が出来るのが
90年代初頭の問題なんです。
(以下サントラ2への構想についてなので割愛)

全文
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