極上生徒会 〜第50期生〜

まったく同じ遺伝子を持つ生物を作り出すクローンの方法を３回繰り返し
て、元の豚からは３世代目となるクローン豚を誕生させることに明治大学
などの研究グループが成功しました。特定の遺伝子を持つ実験動物を生
み出す技術として役に立つということです。この豚は、明治大学農学部
の長嶋比呂志教授の研究室で先月、生まれました。元になった豚の体
の細胞を核を取り除いた卵子に入れ、電気的な刺激を加えたうえで子宮
に入れるという、体細胞クローンの技術を使って、最初のクローン豚を生
み出しました。そして、この豚からさらに２回のクローンを繰り返し、元の
豚からは３世代目となるクローン豚が生まれました。いっしょに生まれた
もう一匹のクローン豚は、生後まもなく死んだということです。NHKニュース
クローン作りを繰り返すのは、遺伝子が傷ついたりするため限界があると
され、ブタなどの大型動物で３世代目のクローンが生まれるのは初めて
だということです。長嶋教授は「何世代までクローン作りが可能かは分か
らないが、少なくとも３世代目までは可能なことが分かった。同じ遺伝子
を持った豚を効率よく作り出すことができれば、新たな治療法の実験など
に役立つ」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/09/19/d20050919000019.html