682 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:
|__|'' - ._
黄金のシンバル鳴らす様に | | l' - ._| 囁くのはお日様
「一緒においで木々の宴に」| | |`:| | 耳を 澄ましましょう
シャボンの雲で顔を洗い ,=| | | | | そよそよ風と散歩
「大丈夫きっと…」 / :|_,, | | | | 羽根になる心 光ヘと 放してごらん
l | |. | | | || 虹を結んで空のリボン
| | |:::| | | l| 君の笑顔へ贈り物よ
/ | l | | | || 願いをかけましょう夢日和
/ | | | | | |:! 明日また しあわせで あるように
/⌒ヽ / l l. | |‐'| |:|
( ^ω^) ,/ | |. | | | ll:| /⌒ヽ
( つ | | | | | ||:| ( ^ω^) /⌒ヽ
| | | ⊂⌒| l: | |‐'| l:|:| ⊂ つ;.^ω^・)
― /⌒ヽ(____)__)ーl二二二l_,.. ┐| |'二二⊃ / /〉 〉―;;~∴ー――
( ^ω^) 厂⌒厂⌒厂⌒i´__,,. |..| |〉 〈(_) (__) ;' _,.. - ''"! /⌒ヽ
( つノノ ノ / ,ノ| |,,|..!、____,ノ _,.. - ''" _,.. ┘ (^ω^ )
(⌒(⌒)__)'〜ー〜ー〜一'"┴'''" _,.. - ''" _,.. - ''"l:| /⌒ヽ /⌒ヽ
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683 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2005/07/16(土) 17:05:16 ID:tKELErij
平日の昼下がり。
ドラえもんに抜擢されてはや三ヶ月のわさびは近所の公園で一人、のんびりとしていた。
夕暮れにさしかかった頃、砂場で遊ぶ一人の少年をみつける。小学校低学年と見られる
その少年は、小さい体に似合わない大きな黒ぶちの眼鏡をかけ、一人黙々と砂山を作る。
「おばちゃんもお手伝いしていいかな?」
少年はパッと顔をあげ、か細い声で
「うん・・いいよ」
と答えた。少年の横に座り、砂山に砂をかけていくわさびと少年。
「一人で遊んでるの?お友達とは遊ばないのかな?」
砂山にまっすぐ視線を向けたまま、少年は答える。
「僕・・・今日は友達と喧嘩しちゃったんだ・・あいつすっごい凶暴な奴でさ、気にいらないとすぐ
僕の事殴るんだよ」
わさびは目を細めながら少年を見つめる。あぁ、君みたいな子を私はずっと知っているよ・・と。
「僕ちゃん、ドラえもんてアニメ知ってる?」
「知ってるよ。僕分身ハンマーが欲しいな。あれがあればもう学校なんか行かなくていいのに!」
「おばちゃんね、ドラえもんの物真似ができるんだよ。」
「本当に?やってみせてよ!」 少年は初めて小さな笑顔を見せてくれた。
「・・・・・ノビ太くぅん、何でいつもジャイアンに負けるのん?君は本当にだめだなぁん。」
ふと見ると、少年の顔がうっすら雲っている。「おばちゃん・・・」
「ドラえもんの声は、そんな変なキモいキンキン声じゃないよ。全然にてないじゃないか。うそつき!」
砂山をぐしゃりと潰し、走り去っていく少年。わさびは何もいえなかった。
あたりは暗くなり始めていた。
「・・・・・・・・・・僕ぅ、ドラえもんですぅん・・・・・・」