★★★わさび版ドラえもんアンチスレ(2)☆☆☆

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11対本スレ用コピペテンプレ
平日の昼下がり。 
長年の激務から開放されたのぶ代は近所の公園で一人、のんびりとしていた。 
夕暮れにさしかかった頃、砂場で遊ぶ一人の少年をみつける。小学校低学年と見られる 
その少年は、小さい体に似合わない大きな黒ぶちの眼鏡をかけ、一人黙々と砂山を作る。 
「おばちゃんもお手伝いしていいかな?」 
少年はパッと顔をあげ、か細い声で 
「うん・・いいよ」 
と答えた。少年の横に座り、砂山に砂をかけていくのぶ代と少年。 
「一人で遊んでるの?お友達とは遊ばないのかな?」 
砂山にまっすぐ視線を向けたまま、少年は答える。 
「僕・・・今日は友達と喧嘩しちゃったんだ・・あいつすっごい凶暴な奴でさ、気にいらないとすぐ 
僕の事殴るんだよ」 
のぶ代は目を細めながら少年を見つめる。あぁ、君みたいな子を私はずっと知っているよ・・と。 
「僕ちゃん、ドラえもんてアニメ知ってる?」 
「知ってるよ。僕タケコプターが欲しいな。あれがあれば毎日遅刻なんかしないのに!」 
「おばちゃんね、ドラえもんの物真似ができるんだよ。」 
「本当に?やってみせてよ!」 少年は初めて小さな笑顔を見せてくれた。 
「・・・・・ノビ太くん、ジャイアンなんかに負けるな!僕がついてるよ・・!」 
ふと見ると、少年の顔がうっすら雲っている。「おばちゃん・・・」 
「ドラえもんの声は、そんな変なガラガラ声じゃないよ。全然にてないじゃないか。うそつき!」 
砂山をぐしゃりと潰し、走り去っていく少年。のぶ代は何もいえなかった。 
あたりは暗くなり始めていた。 






「・・・・・・・・・・僕、ドラえもん・・・・・・」