魔法先生ネギま ! -MAGISTER NEGI MAGI- Lesson65
【ネタバレ】
現在の魔法や科学では明日菜を蘇生させられないと分かり悲しみにくれるネギ。
だがエヴァの調査により、この世界のどこかにエヴァをはるかに凌ぐほどの魔力をもった魔法使いがいると知る。
早速弟子入りに行こうと決意するネギだが、エヴァに今のお前では相手にされないとたしなめられる。
しかし今からエヴァの下で修行を積んだところで、何年もかかってしまう。
再度絶望のどん底に落とされるネギだが、そこに超鈴音が現れる。
超鈴音は航時機「カシオペア」をネギに見せ、現段階では術者1人につき24時間しか戻ることはできないが、いつか必ず年単位で戻れるようなものを作ると約束する。
結局超鈴音の正体は分からずじまいだったが、ネギは木乃香たちの力を借りて死亡前の明日菜に会いに行き、必ず自分が助けると約束する。
それから何年も経ち……ネギはすっかり大人になっていた。
ネギは例の魔法使いの下で厳しい修行を積み、魔法のエキスパートとして成長していた。
超鈴音の航時機も約束通り、年単位で戻れるように改良され、ネギは「あの日」に戻る。
ネギは悪魔に呪いをかけられる寸前で明日菜を助け、例の呪いは解けた。
その後、すぐ近くで悲鳴が聞こえ、ネギは助けに行く。ネギが助けたのはなんと幼い頃の自分とネカネだった。
うっかり自分の正体を明かしそうになるものの、ネギはぐっと堪えて、ネカネの石化を解くと、幼いネギに杖をプレゼントして去っていく。
その瞬間、サウザント・マスターは死んだのだということを知った。
元の世界に戻ろうとするネギを出迎えたのは元気な明日菜だった。
ネギは明日菜に正式にパートナーになってもらうことを申し入れ、明日菜もそれを了承する。
いつの間にか元2−Aの全員が集合し、大団円を迎える。
エヴァはネギからサウザント・マスターが死んだことを伝えられ、今の自分の力で登校地獄を解くと申し入れるが断られる。
そして、ネギと明日菜は旅立っていった。
XXIV時間目
幼い頃悪魔と交わした契約により、14歳の誕生日に命を失った明日菜。
ネギは、彼女の急逝にただ涙するしかなかった。
2Aの生徒たちもまた悲しみに包まれていた。
だがネギは気丈にふるまい、文化祭で2A全員で何かをやろうと提案。
その話し合いの中で、生徒たちはぎこちないながらもしだいに明るさを取り戻じいつものにぎやかな雰囲気になっていく。
その夜、2Aが文化祭で行なうことになったミュージカルの脚本を任された夕映は、主役をネギに決定。
そして相手役のヒロインにのどかを抜擢すると言いだす。
キスシーンがあるかもしれないと聞かされ、拒もうとするのどか。
そのとき夕映は、のどかの恋心にある疑いを抱く。
XXV時間目
放課後、2Aの面々はミュージカルの準備を進めていた。だが明日菜を失った悲しみから抜けきれずみな元気がない。
そのころネギは、明日菜と最後の一時を過ごした世界樹のそばで、うずくまるように座っていた。
無気力なネギを支えようと夕映は苦言を呈する。
ところが彼女のことばを聞き違えたネギは、悪魔を召喚し、その力で明日菜を甦らせようと考えた。
狂気に取りつかれたネギを必死で止めようとする夕映だが、ネギは荒々しく彼女の手を振りほどく。
倒れそうになった夕映を支えたのは、高畑先生だった。
彼は静かな口調でネギにこう告げる。
「命の対価は命だけだ。たとえ君の命を差し出したとしても、悪魔に命はつくれない。
つくれるのはまがいものの命。本当の意味では、明日菜くんは生き返らない」と。