41 七瀬のタイプ sage 04/09/19 14:55:57 ID:???
春:ツンツン
「七瀬はどんな男がタイプなんだ?」
「相変わらず無神経な男ね。そんなこと聞いてどうするの?」
「俺にもチャンスあるかと思ってさ」
「心配いらないわ。この世の中に男があなた一人になっても、
あなたを選ぶことはないから」
「ははははははは」
(・・・・なんだか悔しい感じがするぜ)
夏:態度やや軟化
「七瀬はどんな男がタイプなんだ?」
「またその質問なの? 言ったでしょ、あたなはタイプじゃないって」
「じゃどんな男がいいんだ?」
「え?・・・・・そうね、考えたこともなかったわ」
「ふーん」
「な、何よ?」
「タイプ未定なら俺にもまだチャンスあると思って」
「そ、そんなわけないでしょ!」
(また怒らせたか・・・でも怒った顔も可愛いよな)
秋:リミット解除間近
「七瀬はどんな男がタイプなんだ?」
「き、季節の挨拶みたいに同じこと何度も聞かないでよ!」
「じゃあ質問を変えよう。あれからどんな男がタイプか考えてみたか?」
「え?、う、うん」
「で?」
「ひょっとして・・・そうなのかしら。でも自分でもまさかって思うのよ。だって・・」
「七瀬?」
「ううん、やっぱりよくわからないわ」
(七瀬にも思い当たる男ができたのかな?)
冬:デレ着火
「七瀬はどんな男がタイプなんだ?」
「それ本気で聞いてるの? 本当に?」
「うん」
「・・・・・・・・・」
「七瀬?」
「目を閉じてくれる?」
「え?」
「いいから閉じて」
「おお」
「もういいわ、目を開けて」
「ん、何だこれ? コンパクト?」
「鏡に何が映ってる?」
「・・・・・俺の顔」
「わかってくれたかしら?」
「七瀬は俺がタイプなんだ」
「あ、当たり前でしょ! ねえ私を不安にさせないで、お願いよ・・・」
「ゴメンゴメン」
(うわ、泣きそうな顔してるぞ)
新年:デレメルトダウン
「七瀬は俺みたいな男がタイプなんだよな?」
「違うわ」
「ち、違うの?」
「あなたみたいな男じゃなくて、あなたがタイプなの。間違えないで」
「そ、そうかスマン」
「・・・・だから・・・・だから私を一人にしないでね。
あなたがいない生活なんて・・・もう考えられないの」
(なんか照れるな)