>「30feets」
誤り,sは要らない「30feet」だ
どっちにしても止まったSSだから気にするな。
5月に始まってやっと900台が間近か。
次スレの需要は薄いみたいだし、立たないかも
しれないから残りは有効に使いたいね。
次スレ必要かな…
本スレもだいぶ落ち着いちゃってるし、合流でいい気もするけど。
>>894 本スレ住人が「SSうぜえ!」とか言わなければという条件付きだけどなぁ。>統合
やはり長文には批評も厳しいので、あらすじを前もって提示してみる。
トリエラがリコの持っていた円筒に気づき、何をするつもりだったのか聞く
↓
夕方開店のパチスロ新装開店に行く予定を思い出し、パニックになるトリエラとリコ
↓
ジキルはハイドに連れられて車で山奥へ新銃を試しに行く予定を思い出し、鳥とリコを連れて出発
↓
町でトリエラとリコを降ろして山奥へ。
↓
山奥でハイドが自衛隊時代の友人から譲り受けた軽機関銃をジキルに渡す。ミニミかと思いきやその前の
やつだったので(´・Д・`)…
↓
第2射終わり
>>896は、なぜ固定ハンドルにトリップまでつけてるんでしょうか?
それとそれとなんで「タマラン」が「ツマラン」に変ったんでしょうか?
…あらすじを前もって言うより内容をよく吟味したほうが受けると思うのは自分だけでしょうか?
>>896 面白さで言えばもうひとつの長文よりましな程度なんだから
あらすじを増やしても無意味。
それよりもう少し内容を詰めた方が良いのでは?
G・J!!
渋いネェ…。
結婚したくなるくらいだよ。
>899 GJです! ガンスリは脇を固める大人もいい味出してるから子供達のドラマが引き立つんですよね〜いいモン読ませてもらいました(^ο^)♭
/ ヽ-‐ -‐ ヽL`ヽ. ヽ
エルザで / /ィム Y´ /i i T ヽn. i
// ./ :i:! !i: i , ! / / l l! l l! l|
こんな感じの {::!l :i::l ::l::| |li:. l ::i ! ! !i ::|/ / i l !| l|
lハ: :{{:!,.Ll._ !リ::_,lL..l__l i l i:i:M / ,リ !l l|
ないですかねェ {ヽiヽヽr=、/ル//_/!/リ/jリ/彡ィ'⌒ 、 / |l l|
ヽハ ヒj 丁テiヽ.// r ) } / !l l|
{ ー' / ,ノ / |l i i|
___ ', '、 r‐'^Y. !l l i!
_,. ( 、(`-──- 、 もつかれ〜 \ ー-- / _,..-`l l ! l |
/ ( i r、\__. l! ヽ、__,.. -_'´- '´ _,| l i l |
l ヽ' `’ ) l l i l /j,.-'´ _,. ‐'´ \ | | l |
ヽ } ヽ ゝ'7ィ^ヽ ,.-'´ \| | l |
| ! ,.ィ´ //.:::_,| ,.ィ´ __ ヽ l! !
'、 ,.へト、 l ! /..:7' / ,.- '´ `ヽ. ! !
. \ _, イ三彡ヾ! /V.-ァ.::::レ'^ヽ、 / '  ̄ ` i l |
\_ _,. ィ´ 廴三彡ヾヽ、 ,.ィ l.:.〈.::::/.:.:.:.:.:.:.:.\ / |i li i|
`弋_二 -‐ '´  ̄ 1ハ \ ゝ l ! /.:.:.:V.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:.:// _ - l !l i|
>>899 GJ !
脇役組みが無理なくいい感じだ。
だがそれ以上に、長文なので別のところにリンクを貼ったり、
会話文で読みやすかったり、リンク先内容を軽く説明してたり
などの気遣いがもっと GJ だ。
会話文だけはちょっとつらい
それ以外は読みやすくてGJ
>>897 責任を明確化するため。自戒の意味をこめて改名。今の自力ではこれが精一杯。
>>898 そのとおりだと思う。付け足すことは簡単だけど、無駄な分の削ぎ落としにはセンスが要る。
>>899 良い仕事!参考にさせてもらいます。
>>906 確かに義体が出力全開で抱き締めたら折れるわなあw
左下のコマで「プリシッラちゃん?」と言ってるのは誰なんだ?
答えによってはただじゃすまさんぞ。
>>908よ、12月号をちゃんと嫁!アンジェが言った科白だぞ!
ヘンリエッタ 「ジョゼさん! ジョゼさん! 聞いてください!」
ジョゼ 「なんだい? ヘンリエッタ」
ヘンリエッタ 「おとついAAEの存在を知ったんです。
試しにAA関係の過去ログを幾つかざっと読んだんです。
それで、きのう帰宅後さっそくAAEをDLして遊んでみました。
一夜漬けですけど、ジョゼさんとわたし二人の大切な思い出、
天体観測の一場面を書いてみました」
ジョゼ 「ヘンリエッタは賢いな。それはもう完成したのかな」
ヘンリエッタ 「はい! 徹夜で作った、わたしの『処女作』見てください」
ジョゼ 「二人の思い出か、楽しみだな。……どれどれ」
: : : _,,.,,,---―--i、,,,、
: ..,,-‐'゙`: : : : : : : : : : : :  ̄'ヽ,、
: : : ::/`: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ゙'-,,,
: : ::,l゙: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .゙!、
: ,,i´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .,、,l゙゙li、
,l": : : : : : : : : : : : : : : .,、: : : : : : 、: :|`" `ト
.,/: : : : : : : : : : : : : : :.,/,l゙: ,!'‐:'i、: ,ト: :|: : : : ゙l
: ,,/`: : : : : : : : : : : ::,,,-',i´/::,/: : : 'レ":|: /.,r‐i、 |,
: ._/: : : : : : .:_,rlニ゙''ニl二、゙‐'`゙'"`:_,,,,,,,,,,,,,,|,l゙j'"`゙゙゙'''|
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.,,i´: : : : : : : : : : :ヽ: ゙'i、: : : : : : : : : : : : : ,,i´: :,r: : :``'-,
../: : : : : : : : : : : : : :゙''-,,,"':--,,,,:__: : : :.,/`: :,l": : : : : : :`i、
ジョゼ 「…………。
((((;゜д゜)))ガクガクブルブル!!!」
(終)
913 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/23 11:47:53 ID:OrPGFH3k
ワカンネー解説キボンとか言ってみるテスト
>>911 公共広告機構の「ストップ温暖化」のCM思い出してしまった…。
【ジキルとハイド】 第2射の続き
嫌な記憶が脳裏に甦り、歯軋りしてトリエラは悔しさを噛み締める。
やりきれない思いが消化できずに、テーブルに頭を乗せて目を虚ろに
泳がせると、ふと目線の先にリコが持っていた円筒が目に入った。
ページをめくったように気分が変わった。腕を伸ばして円筒を手に
取り、まじまじと眺めてみる。見たところ、真鍮製の筒だ。
トリエラ(これ、どこかで見たような気がする…)
ああ、と黙呟してトリエラは円筒の正体に気が付く。ヘンリエッタの万華鏡だ、
あの台座から取り外したのだろう。
トリエラは椅子に座ったままで、リコの方を振り返って問いただしてみた。
トリエラ「ねえリコ、この筒って、ヘンリエッタの持ち物でしょう。あなたこれを
振り上げながらジキルを追っかけまわしてたようだけど、これで何をす
るつもりだったの?」
リコの手が止まった。ビクリとして顔を一瞬こわばらせ、チラリとトリエラの顔を
横目で覗いてみる。嘘は付けないが、下手な言い回しで正直に話してはトリエラを
怒らせてしまうと思ったリコは足りない頭を必死に回転させて、細々と口上を述べた。
リコ 「しょ、…処女検査をしようと思って…」
ジキルは見た。トリエラの瞳に火が灯る瞬間を。
【ジキルとハイド】 第2射の続き
部屋の空気がガラリと変わるのをジキルは感じ取った。すぐそばにいるリコの
放つ緊張とトリエラの放つ眼光が、部屋の中を乱反射して自分に突き刺さって
くるような、その場にいるのが申し訳なくなる雰囲気に押し包まれる。
トリエラ「ふーん、そ・れ・で・?」
ジキル :トリエラちゃんは顔は怒っていなかったけど、座った目をして両手をパキパキと
鳴らしてた。恐ひ。
リコ 「…ほら…この間…ジキルが…アソコから血を沢山流したって聞いたでしょ…それ
で私が…エッタの万華鏡を使って…ジキルがまだ処女かどうか…検査してあげよ」
トリエラ「だ・か・ら・?」
ジキル :リコがまだ言い終わっていないのに、トリエラちゃんは低い声で話しを遮りった。
おしっこしに行きたいって言ったら怒られそうで恐ひです。
リコ 「…つまり…ジキルの…アソコに…それ(万華鏡)を入れて中を見てあげようとした、
した、しますた…」
うつむいて話していたリコが、少し顔を上げてトリエラの顔を見てみる。トリエラはムッツリと
した表情のままだったので、リコはさっと顔を下げた。
917 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/25 16:52:28 ID:acOoQIMN
定期的に保守ageしないとマズイですかね
正直おとなしく本スレに合流した方が良いのではないかと。
〉918 そんなことしたら気軽にハァハァしたり、キシュキシュされなくなるじゃない。
名前がさぁロリコいかにもロリコンしか狙ってませんって
ばればれなアニメ設定が 気 に 食 わ な い !!
ロリコン初心者な俺が気軽に見れないじゃないかバカヤロー
初心者が堂々と見ようなんて考えが甘いんだよ!
次スレ、どうします?
アニサロにでも移ったほうがいいのかな?
923 :
風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/26 02:13:33 ID:FLp6OTOR
テsト
俺も本スレに合流すべきかなと思う。
理由としては、
1. 今の速度じゃdat落ちの可能性が高い
2. 本スレも落ち着いてきてるし、DVD発売以降新ネタは望めない
3. ここの住人と本スレとはある程度かぶってるはず?
ここだけじゃなく、移転した今となっては本スレも心配なんだよね。
SS自体は本スレでもあるようだし、よっぽどのものじゃなければ
「UZEEEEE」とは言われないと思うけど。
只、うざがられないためにも長文はリンク貼ったほうがいいと思う。
>>919 > キシュキシュされなくなるじゃない。
どMさんですか?
でもこのスレ、ハァハァの割には本スレよりまともだから
問題ないと思う。
本スレに合流したらSS職人さんは
>899氏の方法で公開してもらうってのはどうかな?
それなら本スレ住人にもあまり迷惑をかけないですむと思うけど。
このまま自然消滅するのを待つの?
せめて1000まで行ってからにして欲しいな。
結局選択しは、合流案・アニサロ移転ぐらいかな?
もっとハァハァ汁っとけば無問題
アニメ全撤収して原作スレに合流とか(w
NPO法人「TWO」発行誌 "Truth Will Out" 5月12日号
『連載:不可解な医療工学研究援助予算の行方――30億ドルはどこに消えたか?――』
アメリカの医療が世界のどの国よりも先進的であることは疑うべくもないだろう。
これは政府が積極的にこの分野を支援してきた成果に他ならない。政府が支出する医学研究費は年間200億ドル以上で、世界的に突出した医療先進国である。
特に医療工学分野については10年前から特別予算が計上され、「先端的再生医療工学分野」について年間30億ドルもの予算が組まれている。
この10年間でこの分野に関する研究は急速に進み、現在では再生医療に取り組む国内の研究機関は民間を含め145ヶ所、従事する研究者はのべ1412人に達する。
特にNIH(アメリカ国立衛生研究所)内の「再生医療工学研究所」は、この分野で世界をリードしており、論文及び保有特許の質と量は世界最高水準にある。また臨床実験として年間で50-80人の難病患者を受け入れている。
NIHは国内における各研究機関への研究費配分を担っており、前述の年間30億ドルの「特別予算」に関しては再生医療工学研究所が優先的に予算を獲得している。
実はこれらの予算作成の段階で国防総省が関わっているということは知られていない。これは国防総省内でも一部の関係者しか知らない事実である。
12年前の予算策定時に「戦時応急医療技術研究」の申請が国防総省から議会に提出されているが、結局この予算は議会を通過していない。その規模は30億ドル、冷戦終結後の予算としては実に破格である。
どうやらこの予算を何としても通さんとした国防総省は、厚生省を隠れ蓑に、先述の特別予算の申請という形で議会に認めさせたようなのだ。
当時の厚生省長官は有力な議員を筆頭に、実務レベルでの官僚・研究者を揃えた「先端再生医療研究会」を発足させ、この予算通過を後押しさせた程である。この力の入れようはただ事ではない。
予算審査の議事録を見ると、いち研究分野に対する助成としては破格の予算規模にも関わらず、さしたる問題も無く予算案は通過している。
さらにはこの30億ドルの他にもこの分野には目に見えない金が動いているようだ。
11年前、本誌イタリア支局長であったライザ・クリスティは、ヨーロッパを外遊していた当時の厚生省長官がイタリアで米軍基地内にて大物フィクサーと会談したという情報を掴んでいる。
これが事実だとすれば、そのタイミングはちょうど前述の予算が作成された時期と一致している。
そしてこれも奇妙な偶然だが、イタリアは今現在、再生医療工学分野においてアメリカに次いで最も多くの論文を提出している国である。
国防総省、厚生省、そしてイタリア…、医療の裏でうごめく策謀の影を連載で追う。
【ジキルとハイド】 第2射の続き
そんなやりとりが続いて、そこにいるのがいたたまれなくなり、私は
部屋を出た。その直後から、手の平が尻肉を勢いよく叩く音と、リコ
の嬌声が何度も何度も聞こえてくるものだから、私は二人の部屋のドア
まで戻って聞き耳を立ててみた。
リコ 「あんっ、あんっ、あああっ!」 パンッ、パンッ、バチン!
トリエラ「ほらほらっ!喜んでちゃお仕置きにならないでしょうが!」 スパンっ!
リコ 「んあああっ!…はぁはぁ、トリエラ、もっと…もっと強く…ベルトで…」
クローゼットが開く時の、ちょうつがいの軋む音がキィィと聞こえてきたかと思った
矢先、ひゅっひゅっと風を切る音と共に一際高いリコの鳴き声が廊下にまで響きこえた。
リコ 「あ、ああ、ああ〜!!! くふぅっ!…ハァーっ、ハァーっ…」
ジキル (なんか、すごくエッチな気がする。これがお仕置き?それとも、セックス?!」
盗み聞きを続けて30分ほど楽しんでいたらお昼の時間になったので、私は自分の部屋に帰った。
部屋に戻ると、私はベッドの下で毛布にくるまったルームメイトを
ゆり起こして食事に誘ってみた。
ジキル「ねえ、お昼ご飯の時間だよ、そろそろ起きて、一緒に食べに行こうよ。ねえ、
ねえってば。」
毛布の中から片手だけを出して、左右に2度だけ手を振ると、彼女は手を毛布の中に
引っ込めた。嫌だよ、という彼女のジェスチャーによる意思表示だ。
ジキル「わたし、お腹空いたよ〜、一人で食べるのは嫌だよ、一緒に来てよぅ。」
断られてもなお私がゆさゆさと体をゆするものだからか、ものぐさな彼女が鼻から上
だけを毛布から出して語りかけてきた。眠たそうに半開きの目をしている。
ミュウ「…引き出しの上…」
ジキル「?なに、なあに?」
ミュウ「…姉さんが…トマトと何かを料理した物を置いていってくれた…」
私は引き出しの方に目をやってみる。なるほど、引き出しの上に小さな土鍋と
ティーポットが置いてあった。スプーンまで用意してある。
ジキル「じゃあ一緒に食べよ、お皿取ってくるね。食堂からパンでも取ってこようか?」
ミュウ「…いらない…トマト嫌い…」
ジキル「お腹空かないの?朝ごはんも食べてないでしょう。」
彼女は私に答えないまま、毛布の中に頭を引っ込めて会話を締めくくった。
ジキル「じゃあ、私だけ食べよっと。」
☆☆☆
ハイド「無茶言わないで下さいよ。」
俺は休日にもよく呼び出されて、上役連中に報告を上げたり指示を受けることが多い。
時にはプリッシラ達のような頭脳労働者の下で雑用をこなしたりもする。
今日は知らないカフェテリアに呼び出され、ロレンツォ課長(義体を使う方の)
とジャンにジキルをはじめとする廉価版の義体たちの低性能振りを必死にアピールし続けている。
ジャン「お前達には充分に時間を与えたはずだ。できませんで済む話では無いぞ。」
ハイド「確かに、半年も訓練期間を設けて頂いたおかげで、一人でトイレを使ったり
食事をしたり風呂に入ったりはできるようになりましたよ。ですがね!それ
と戦闘員を養成する時間とは別です。追撃は高難度だ、対応できる義体はもういない。」
話はこうだ。逃走したヘンリエッタとジョゼッフォを追っていたフラテッロが
返り討ちにあって死んだ。お前らの中から次の追撃要員を差し出せ、という内容だ。
ロレンツォ「で、使えない理由とはなんだ?報告書で上げられた数値では特に能力不足を示すもの
は見当たらなかったぞ。」
ハイド 「安定性の欠如です。まず薬物摂取の管理が難しい。正規の義体が使用する薬より
相当安いだけあって薬効が切れやすい。激しい運動や長時間の緊張でもすぐに
ジャン「すぐに薬が切れて糖の切れた糖尿病患者みたいになり、行動不能におちいります。
また、静脈注射して投与する薬は副作用が重く、使いかってが悪い。」
しまった、と口の中で舌打ちした。薬のことは以前ジャンに対する言い訳で使っていたのを
忘れていた。これでロレンツォ課長は、俺に心証を悪く持つだろう。
ハイド 「ああ、そう、そうなんですよ。副作用は義体ごとに様々ですがね、ヒステリー、
極端な無気力、人格障害、性欲の暴走など、数え上げたらきりがない。」
ロレンツォ「薬についての不満はよくわかった。だがな、廉価版の最大の利点は維持費が安く
つく、という一点に尽きるのだ。新規の義体を用意するのに使う金は廉価版でも
フェラーリの新車が楽に買えるほどの額になる。維持費の圧縮は公社の急務だ。」
こうして話題は2転3転しながらも、結局はヒルシャー班(つまり廉価版義体のグループ)から
ヘンリエッタ×ジョゼッフォの追撃要員を差し出すこととなった。
ロレンツォ「お前も中国と日本の戦争については知っているだろう。」
ハイド 「ええ、テレビや新聞に出てくる程度では。」
ジャン 「今、ユーロ圏は日本と中国のどっちに味方をするかで2つに割れている。
EUの大国、フランスを筆頭に中国が建設した海洋油田には莫大な金額の
が投資されているんだ。このままEU内で対立が進めば公社の仕事も一段
と増えるだろう。私は正規の義体全てをその方面に投入したいのだ。」
937 :
ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/29 02:16:44 ID:e1IUGU8k
ロレンツォ「お前ならわかってくれるだろう?時代の流れと共に公社の役割も変化してきたのだ。
ジャンのグループがより重要な任務に専念できるようにする為にも、お前にはヒル
シャーの下でこまごました濡れ仕事を処理してもらいたいのだ。」
話は終わった。明日にも追撃要員の選定を終え、バックアップのグループとも話しを詰めるという
事で課長とジャンには了承をもらうこととなった。
ハイド「ところで、ジャンさん?」
ジャン「なんだ?」
ハイド「日本と中国の戦争、海戦では日本の勝ちらしいですけど、
イタリアはどっちの味方をするので?」
ジャン「決まっている。」
ジャンは席を立ちあがった。サングラスを付け、課長と共に自分の車へと歩き出す。
俺は車まで見送についていった。車を出すところでジャンが言い放った。
ジャン「勝った方の味方だ。イタリアはいつの時代でもそうやって生きていくんだ。」
第2射終わり
でわ、とりあえずPart4は作らず各自アニメ本スレか原作スレに合流ということでOK?
>>938 今後の伸びが期待できないアニメ本スレに合流が望ましいかも。
最近は転載倉庫の更新も止まってるみたいだねぇ…。
兵力分散の愚は犯さず、兵をまとめるのが良いかと…