「ガンスリンガー・ガール」ハァハァスレPart3

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1風の谷の名無しさん
ガンスリンガー・ガール達に(;´Д`)ハァハァするスレです。

公式サイト
http://www.gunslingergirl.com/

前スレ
「ガンスリンガー・ガール」ハァハァスレPart2
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/anime/1072021563/
前々スレ
ガンスリンガー・ガール達に(;´Д`)ハァハァすれ
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/anime/1066043035/
過去スレ
義体の少女にハァハァするスレ くま1人目
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/anime/1065877694/l50

関連URL
保管庫
http://tokyo.cool.ne.jp/gunslinger-girl/
GunslingerGirl ガンスリンガー・ガールSS書きの控え室
http://www.moebbs.com/test/read.cgi/gunslingergirl/1069253475/
がんすり保育園(保管庫)
ttp://inpot55.hp.infoseek.co.jp/

ガンスリンガーガールスレ  (ゑ炉パロ板)
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1063912806/
【薬物】GUNSLINGER GIRLスレ 2挺目【人体改造】  (半角二次元板)
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1079054195/
2風の谷の名無しさん:04/05/21 23:19 ID:zliSVrkG
2?
3風の谷の名無しさん:04/05/21 23:30 ID:3a9eM8b4
えぇと……えぇと……こういうときはなんて言うんだっけな。
ああ、そうだ……。

 >>1
4風の谷の名無しさん:04/05/21 23:39 ID:vSBgd1A7
多分このスレでお終いかな・・・
5風の谷の名無しさん:04/05/21 23:44 ID:60shXT8I
    /ノ 0ヽ 
   _|___|_  >>1気に入った!
   ヽ( # ゚Д゚)ノ 俺の擬体とファックしていいぞ!
     | 个 | 
    ノ| ̄ ̄ヽ   
     ∪⌒∪   
6風の谷の名無しさん:04/05/21 23:47 ID:JT2OYZLJ
                        /            ヽ-‐ -‐ ヽL`ヽ.     ヽ
                     /    /ィム          Y´   /i i T ヽn.   i
                      //  ./ :i:!   !i:  i     ,  !  / / l l! l l!   l|
                        {::!l :i::l ::l::|  |li:. l ::i ! ! !i ::|/ /   i l !|   l|
                       lハ: :{{:!,.Ll._  !リ::_,lL..l__l i l i:i:M      / ,リ !l   l|
                        {ヽiヽヽr=、/ル//_/!/リ/jリ/彡ィ'⌒ 、   /  |l   l|
                          ヽハ ヒj    丁テiヽ.//   r ) }  /   !l   l|
                          {      ー'     / ,ノ /    |l i  i|
   ___                        ',  '、           r‐'^Y.     !l l  i! 
 _,. ( 、(`-──- 、  もつかれ〜      \ ー--        / _,..-`l    l ! l  |
/ ( i      r、\__.            l! ヽ、__,.. -_'´- '´   _,|   l i  l  |
l  ヽ'       `’   )            l l i l /j,.-'´   _,. ‐'´ \  | |  l  |
ヽ               }            ヽ ゝ'7ィ^ヽ    ,.-'´      \| |  l  |
 |               !           ,.ィ´ //.:::_,| ,.ィ´       __ ヽ  l!  !
 '、            ,.へト、            l ! /..:7' /       ,.- '´   `ヽ. !  !
.  \        _, イ三彡ヾ!          /V.-ァ.::::レ'^ヽ、    /   '  ̄ ` i l  |
    \_   _,. ィ´  廴三彡ヾヽ、     ,.ィ l.:.〈.::::/.:.:.:.:.:.:.:.\ /         |i li i|
      `弋_二 -‐ '´   ̄ 1ハ \ ゝ   l ! /.:.:.:V.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:.:// _ -         l !l i|
7風の谷の名無しさん:04/05/22 00:30 ID:XqVw62v0
このスレ終わってるんですか?
つい最近ケーブルで見てDVD欲しいと思ったんですけど
公式にもDVDの情報は載ってませんよね?
今後出る予定とかご存知の方はいらっしゃいませんか?
8風の谷の名無しさん:04/05/22 00:35 ID:/y3sWEK1
>>7
違うよ。
このスレでGGの話題がなくなって・・・ってことじゃね?
DVDはねガンスリ ゲームでくぐってみ?
DVDじゃなくてゲームとして売ってるから。
予約受け付けてるとコモあるよ。
まぁゲームであと2スレはいくだろ
9風の谷の名無しさん:04/05/22 00:49 ID:XqVw62v0
>8
ありがとうございます。
ゲームしない人なので情報見落としていました。
朝になったらゲーム屋さんに行ってみます。
10風の谷の名無しさん:04/05/22 01:07 ID:sz+HrZzb
ハァハァスレの意味わかってんのかな・・。

でも確かに一番ハァハァしていないかもしれない。
Part2は、マターリ癒しスレ化してたしなぁ。
11風の谷の名無しさん:04/05/22 01:10 ID:a1Vgwx5N
まあハァハァスレとかいいながら避難所として活用されてるとかよくあることだから気にしない
12風の谷の名無しさん:04/05/22 01:10 ID:/bc6wGqq
●昼鳥テンプレ

              _ V             ∩___∩
    ∧昼∧    ,ヘ.´  `ヽヘ            | ノ      ヽ
   ( ´_ゝ`)   !〈(ハヽ)ヾl |           /  ●   ● |                   (⌒―⌒)
   /   \   | l、゚- ゚ ノ ! | ,、_,、       |    ( _●_)  ミ             〇_〇 (゚ (エ)゚*)
  /    / ̄ ̄ ̄ ̄/.lY|,) | | l゚(・)゚ l ,、_,、 彡、   |∪|  、`\∩_∩ (⌒-‐-⌒) ( ´・(ェ)・) ⊂)夲!つ
__(__ニつ/  FMV  /<ノj|j,〉 リi lづ"/) l゚(・)゚ l (゚(Å)゚)っ (´(Å)`;;) (;・(エ)・) ( ・(,ェ)・) ( つ旦O  く/_|j〉
    \/____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


鳥:>>1乙。
昼:ところで>>6の鳥者はクマを絞め殺そうとしてるのか?
鳥:・・・。
13風の谷の名無しさん:04/05/22 06:19 ID:nYvXMyMw
>>1乙!
とうとうP3までこのスレも逝きましたね。
14風の谷の名無しさん:04/05/22 06:21 ID:idMY5Nhe

    |┃三
    |┃ v-― - 、
    |┃ノ))//ノ ヾヽ
    |┃(  ( 0) ( 0)、ヽ
    |┃ /ヽ __ )、l/
______.| ⊂.     J
    |┃ |    .|
ガラッ.|┃ !、_/⌒ J

15風の谷の名無しさん:04/05/22 20:00 ID:+bfVeQ1+
>>1乙です。
前スレ966ですが、大事な一言を忘れておりました。

ラバロ「何の用だ」
クラエス「ジャンさんに、『シャワーを浴びてから』ラバロさんの寝込みを襲うように言われたモノですから…」
ラバロ「Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) 聞いてないぞ。とにかく入れ」

イングリモングリイングリモングリイングリモングリぷぅ
16風の谷の名無しさん:04/05/22 20:12 ID:QLP+GQJT
あのシーンは結局なんだったんだろう。
17風の谷の名無しさん:04/05/22 20:22 ID:a1Vgwx5N
>16
そういうときに便利な言葉がある。覚えておけ。
「作者の趣味」だ
18風の谷の名無しさん:04/05/22 20:33 ID:rgYzioyf
義体に対する理解が足りないと考えたジャンが、プライベートな話をする機会をつくった
自分は絶対やりそうもないことをさもぬけぬけと……
19風の谷の名無しさん:04/05/22 23:46 ID:EpZyRxHQ
今月の話で思わず「ジャン、リコに買ってやれよ、ソレ」と突っ込んでしまった。
20風の谷の名無しさん:04/05/23 00:19 ID:h5oaqTf3
ここ前スレに比べたらハアハア度が低くなったような...
こんじゃ漫画板・アニメ板と変わらん...



リコたんの下着が拝める日も近くなった>リコたんのスカート姿
21風の谷の名無しさん:04/05/23 00:39 ID:IfmFgvMN
ここはアニメ板ですが
22風の谷の名無しさん:04/05/23 01:51 ID:6u/vnoUs
上の方でDVDのことを聞いていた者ですが、
本スレに気づかずこちらでスレ違いな質問をしてしまいすみませんでした。
おかげさまで買うことができました。
改めて見て、いいですね、この話。
女の子にハァハァはできませんが(女なので)いろんなエピソードで萌えてます。
2を心待ちにしつつ、本スレやこちらもロムらせて頂こうと思います。

23風の谷の名無しさん:04/05/23 01:54 ID:rsZOYniJ
>>22
じゃあラバロ大尉にハァハァしなさい
24風の谷の名無しさん:04/05/23 02:18 ID:g0rxxevm
>22
女でも女の子にハァハァして問題ないぞ。
男でもラバロ大尉に担当官になってほしいとかヒルシャーに(ry
というヤシはいる
25風の谷の名無しさん:04/05/23 02:27 ID:l5Li/eRP
>23
頭頂部の反射率がはぁはぁ?

26風の谷の名無しさん:04/05/23 02:30 ID:t454YG/K
>>15
おらのクラエスに何をする!!
ちゃんと寝てから襲われろ!
27風の谷の名無しさん:04/05/23 05:58 ID:KFtBc65P
>20
まあ、エロパロも動き鈍くなったし...
アニメも続編なきゃいずれ寂れるし...
そもそもここのスレも動き鈍いほうだし...
28風の谷の名無しさん:04/05/23 13:25 ID:lHigZdQP
かってにSS投下・・・ハァハァじゃなくてスマソ


ガンスリ戦記  第一話

「それ」はいきなり起きた。いまだに何が起こったのか正確に把握している人が果たして何人いるんだろうか。
かく言う自分も、実のところ状況の把握に自信があるとか言えない。
 ローマ市内で通信障害と停電が発生したのは、2003年6月22日の午前3時ちょうどだった。
気象観測のレーダーがダウン。
TV・ラジオ・電話はもちろん、電気、水道、ガスなどあらゆるライフラインが一斉に停止した。
翌日には、電気ガスなどのライフラインは復旧した。混乱する中、公社の寮で寝ていた自分の携帯に信じられない電話が入ってきたのは
朝も8時を過ぎたころだった。電話の相手はヒルシャーからだった。
「おい!ジョゼ!すぐに国会議事堂まで来い!」
 それだけだった。つい先週、任務を終えてナポリから帰ったばかり。来週には五共和国派のアジト強襲のためミラノに渡る予定だった自分は、
いきなりのヒルシャーの電話にイライラしながら寮を出て愛車のポルシェに乗った。
29風の谷の名無しさん:04/05/23 13:31 ID:lHigZdQP
停電があったことは知っていた。夕べ、パソコンで報告書を作成していると部屋が真っ暗になり、そのまま寝てしまったからだ。
町にでると、信号は作動していた。どうやら停電は復旧したようだったが、ラッシュ時のはずの町は、人こそ多いが、通勤に急ぐと言った様子でもなかった。
議事堂の近くについた。目の前には巨大な国会議事堂がよく見える・・

はずだった・・・・・・・・。

 いや、見えなくてはいけないはずだったのだが・・・・・。
そこに議事堂はなかった・・・・・。ただただ広い空き地だけが眼前に広がっている。
生唾を飲み込みな がら周りを見回すと見物人もぽかんと口をあけて、昨日までそこにあった議事堂の方を見つめている。
「もしもし?・・・・なんだって?うん!わかった!」
 ぼくは真っ青な顔をするルシャーに尋ねてみた。
「いったい、どうしたんだ?」

30風の谷の名無しさん:04/05/23 13:32 ID:lHigZdQP
投下終了


イタリアって国会議事堂あったっけ・・・・
結構前のやつなんで間違ってるかも
31風の谷の名無しさん:04/05/23 15:15 ID:A9EKTwqA
>>28-30
で、ハァハァスレの住人にこれをどうしれというの?
この後、ハァハァな展開にすれば良いのか?

因みに、国会議事堂に当たるモノは「モンテチトーリオ宮」らしいぞ。
32風の谷の名無しさん:04/05/23 20:15 ID:y/b6rCgn
むかし、「議事堂」を「じぎどう」って言ってた。
「煙」を「もくり」、「潜水艦」を「すいせんかん」

そんな子供が、今じゃ立派な・・・・・31
_ト ̄|○
33風の谷の名無しさん:04/05/23 22:09 ID:6u/vnoUs
ロムと言っておきながらすみません。
>>23
かっこいい人ですがハァハァ対象とはちょっと違います。
クラエスを妹にしたいとは思います。幸せになって欲しい。
>>24
ヒルシャートリエラ組がいちばん好きです。
トリエラにピンハでも着せてヒルシャーの元に送り出したら
どんな反応するだろう、とか考えてしまいます。
というか腐女子なんで
>男でもラバロ大尉に担当官になってほしいとかヒルシャーに(ry
 というヤシはいる
これにいちばん萌えるんですが・・・・

34風の谷の名無しさん:04/05/23 22:13 ID:cwSQsddt
>>33
ジョゼ山は腐女子から見るとどうなんでせうか?
35風の谷の名無しさん:04/05/23 22:45 ID:enxwZiSv
>>33
15歳がここにいるのは変ですか?
36風の谷の名無しさん:04/05/23 23:09 ID:6u/vnoUs
>>34
ジャン×ジョゼ、ヘンリエッタ(こっちがリードする)×ジョゼの三角関係が
個人的には萌えです。ジョゼ総受けという感じでしょうか。
腐女子の中でもいつも少数派なので私の意見は参考にならないと思います。
>>35
私がいるより変ではないと思います。
ヒロインの年齢を考えると普通なんではないかと思うのですが。
37風の谷の名無しさん:04/05/23 23:52 ID:zM39MyQh
>>36
最近のジョゼ山は腹黒い所を顕にしてきたから止めた方が良いよ。
やっぱここは生真面目ドイツ人の出番だろ!
38風の谷の名無しさん:04/05/24 00:40 ID:Q32vqmpg
俺は、自分が苦しい方に苦労する方向にエッタとの関係を築いていく
Mなジョゼが好き。

将来どころか現状でさえあたふたしている、かわいい昼ちゃんをいじめたいと思う
Sな俺も好き。
39風の谷の名無しさん:04/05/24 00:41 ID:g2A8L+ED
>>37
実は生真面目じゃないんだけどね。
公社には色々誤魔化してます。でもトリエラに対しては純粋なんだよな。
そこがイイ!
40風の谷の名無しさん:04/05/24 12:28 ID:3Wu3OsMz
ヒルシャーは生真面目言われる割には公社に来た理由からして不良捜査官だよな。
人間としては立派な奴なんだが、こういう仕事には向かない損な性格をしてる。

・・・そしてそれを隠し通す始末書能力がある。
そこにシビれる憧れるぅ!
41風の谷の名無しさん:04/05/24 21:50 ID:jxfru+Pa
この恋風ネタ↓ワラタがエッタの方が面白かったと思った。

3 名前:風の谷の名無しさん[sage] 投稿日:04/05/24 19:52 ID:01YMFwe8
クンクンシテゴメンナサイ、クンクンシテゴメンナサイ・・・

                − ジョゼ −
42風の谷の名無しさん:04/05/24 22:44 ID:SkmAMz6I
ワタクチ腐女子ならぬ主腐なんですが、ガンスリでは男同士にさっぱりハァハァしません。
リコたん(ジャン&リコ)にハァハァ。道具ですよ道具!ジャンの道具!
「道具」という言葉だけでハァハァ10杯いけそうです。
「一人じゃ何もできない奴だから俺が道具として使ってやる」
とかジャンさんに言わせつつリコたんを泣かせTai。

リコたんハァハァ神降臨期待。
43風の谷の名無しさん:04/05/24 23:23 ID:jxfru+Pa
リコたんにはハアハアだが、
自分が不幸だと理解できないところにハアハアかも。
44風の谷の名無しさん:04/05/24 23:28 ID:GV4/qsZB
幸せなオヂさん?
わたしが不幸かどうかはわたしが決めるの
45風の谷の名無しさん:04/05/24 23:35 ID:SkmAMz6I
>43
ソレダ!
道具なんだけどもそれすら「ジャンさんの役に立てるなら…」と。
46風の谷の名無しさん:04/05/25 01:49 ID:trzmQA0R
>>45
ど、どうしても健気なリコたんがいいのか。
あんたノーマルというかいい人だね。

アニメファンがスポーツ番組見られなくても平気なように、
スポーツファンがアニメ見られなくても平気なように、
ジャンさんに殴られても全然平気でそれが当たり前の日常…
そういうある意味心が壊れてるところに萌える俺はヤバイかも。
47風の谷の名無しさん:04/05/25 04:03 ID:9wmgPzOR
>>46
俺アニメもスポーツ番組も両方見ないとサミシクて耐えられないよ。
トルコ選抜戦、闘莉王が出られないようでサミシイ。
4845:04/05/25 08:53 ID:rS4xXKPs
リコたんの小さいワレメにジャンのを無理やりハァハァ…とか言ってる主腐を
「ノーマル」とか「いい人」とか…あんたこそええ人だすよ。

心が壊れてるところに萌える、てのはどの義体にも言えるかもしれん。
皆病んでる、そこに惹かれる憧れるゥゥ!
49風の谷の名無しさん:04/05/25 09:35 ID:NWUr5ZMy
>>48
トリエラは病んでねぇぞゴルァ!





……多分。
50風の谷の名無しさん:04/05/25 09:49 ID:EVIV9EfJ
なやんでる のは、確かだな。トリエラ。
51風の谷の名無しさん:04/05/25 22:56 ID:jT6FCrU/
あのな、ああいうマトモぶった異常人格者ってのが一番怖いんだぞ?
52風の谷の名無しさん:04/05/25 23:32 ID:zkyEJpxA
サドのジャンさんに育てられたリコたんは、やはりサドの頃し方するんですな
53風の谷の名無しさん:04/05/25 23:43 ID:G/IF3vPA
クラエソの日記


【○/×】  今日は担当官と義体全員でミーティングの日だ、

ジャン 「ではミーティングをはじめる前に義体三原則、
     斉唱初め!!」

「第一条 義体は担当官に危害を加えてはならない。
     また何も手を下さずに担当官が危害を受けるの
     を黙視していてはならない。」

 第二条 義体は担当官の命令に従わなくてはならな
     い。ただし第一条に反する命令はこの限りで
     はない。」
     
 第三条 義体は自らの存在を護(まも)らなくて
     はならない。ただし、それは第一条,第二条
     に違反しない場合に限る。」

ジャン  「これはだ、お前達義体が少しでも人間らしく
      担当官と上手くやっていけるようにと思って
      私が考えた訓示だ、」
クラエソ  (何かで見たような・・・・何だっけ?)
     「ではもう一度言ってみよう、
      第一条、ロボ・・・・いや間違えた」
54風の谷の名無しさん:04/05/25 23:45 ID:G/IF3vPA
【○/×】  ヘンリエッタは正直な娘だ
      エッタ 「日記に書くことが見つからないの」
      と夜中にヘンリエッタがトリエラに助けを求めると。
      トリエラ「「夜遅く優しいトリエラ姉さんが日記書きに付き
           合ってくれた」、こういうなんでもない日常も大
           切だよ」」
      エッタの頭越しにちらりと日記を覗いてみる。

      「「【○/×】夜遅く優しいトリエラ姉さんが日記書きに付き
       合ってくれた」、とトリエラに書くように言われた。」

【○/×】  ヘンリエッタがべそをかきながらトリエラと私の部屋に駆け込ん
       できた。
       ジョゼさんが不在の間に部屋に忍び込んで嬉々として悶えていたら、
       知らない女の名前が入った万華鏡を見つけて不安になったらしい。
       とりあえず誤解は解けたが、エッタはまだ不安顔だ。
       クラエソ (トリエラ!!)
       トリエラ (何よ?)
       クラエソ (エッタが出て行った後に部屋で見たこと話しちゃ駄目よ)
       トリエラ (わかってるわよ)
       言えない、エッタには言えない。
       まさかエッタと入れ違いに窓から入ってきたジョゼさんがエッタの
       ベッドで悶えていたなんて。
55風の谷の名無しさん:04/05/25 23:48 ID:G/IF3vPA
【○/×】  深夜、紅茶を飲みながら日記を書いていると、
       トリエラが息も荒くベッドでうなされていた。
       トリエラ 「うーん・・・ヒルシャーさん・・許して・・ダメ・・
             ・・私にはまだ早いです・・」
       ・・・何の夢?。
       トリエラ 「私まだ13歳なんですよ・・クラエスも・・
             ヘンリエッタだってまだなのに・・・」
       枕の上で悩ましげにいやいやをするトリエラ。
       トリエラ 「そんな顔をしても無理です・・・一度にこんなに
             長いの・・・私、壊れちゃいそう・・・」
       どきどきしながら聞いていると、声は一際甲高くなって、果てた。
       トリエラ 「ダメ!ヒルシャーさん・・・そんないっぺんには無理よ
             ・・いやぁ・・・・微分方程式なんてイヤぁぁっ!!」


【○/×】  エッタ  「私の宝物を三つ発表します!」
       出てきたのは、きれいに折りたたまれた洒落た包装紙。
       エッタ  「まず一つ目、初めてのジョゼさんからのプレゼント
             の包装紙!!大事にアイロンがけしてあります」
       トリエラ 「大事にしてるんだね、ピッシリ皺が伸ばされてる」
       エッタ  「二つ目、初めてジョゼさんと行ったシチリア島の写真
             勿論毎日アイロンがけは忘れません!」
       クラエソ 「え?」
       エッタ  「そして最後の三つ目は!!ジャーン」
       なにやら名詞サイズの黒い紙を取り出した
       トリエラ 「何? その焦げたような紙は」
       エッタ  「初めてジョゼさんと行ったレストランのレシート」
       少し悲しげに目を細めるエッタ
       エッタ  「感熱紙にアイロンかけたら黒くなっちゃった」
       アライグマかあなたは
56風の谷の名無しさん:04/05/25 23:52 ID:G/IF3vPA
【○/×】  トリエラがナポリから帰るなり、たそがれる。
      「ヒルシャーがね、「胸に詰め物をしたら警官に見える」ってさ」
      クラエス 「あら?、・・」
      トリエラ 「胸に詰め物をしたら・・か・・・フウ」
      トリエラは脱力しながらベッドに潜り込んでしまった
      わかる、私にもわかる、同じ女子として男の鈍感さに対する
      トリエラの悔しさが手に取るようにわかる。
      クラエス 「ねえ?トリエラ」
      トリエラ 「何?」
      クラエス 「こちらのもう少し大きめの詰め物に代えてみる?」
      トリエラ 「・・・・うん、Eカップぐらいのをお願い」


【○/×】  クラエソ「泣きたくても泣けない、そんな時ありますか?
            私は今、そういう気分です」
       ジャン  「ああ、」
       クラエソ「あの・・良かったら話してくれませんか?
       ジャン 「いつもだ」
       クラエソ「いつも?」       
       ジャン 「愛する可愛い弟が、年端もいかない小娘にたぶらかされていく、
            ここに来てから私は本当は泣きっ放しなのだ!」」
57風の谷の名無しさん:04/05/25 23:57 ID:G/IF3vPA

【○/×】   今日の座学はマルコー先生、アンジェが入院中だからか少し不機嫌に見える。
       マルコー「問題をよく聞いてから答えるように、手元の拳銃が残弾10発の
            状態で20人のイタリア人テロリストと路地裏で鉢合わせしました
            お前らに最低限求められる腕で一番効率よく相手に命中させると、
            残りは何人でしょうか?」さあ答えろ」
       トリエラ「跳弾を利用して・・残りは5人くらい?」
       マルコー 「違う!、グランド5周」
       エッタ  「のこりは何人?・・・あ、そっか・・イタリア人!」
       クラエソ (そこでボケますか!ヘンリエッタ!?)
       マルコー  「間違いでは無いが外れ!グランド5周」
       グランドを見てそわそわするリコ
       マルコー  「リコはどうだ?」
       リコ   「・・・・死人?」
       クラエソ (ちょっと!、もう少し考えなさいよリコ)
       マルコー 「よし、合格!」
       クラエソ (合格なの?!)
       マルコー 「全滅させて当然だ、えー、次は・・」
       リコ   「ワクワク・・ソワソワ」
       マルコー 「ご褒美だ、グランド5周」
       リコ   「いってきまあす」  
       リコの足音が遠のく講義室で、マルコーさんは何かを言いたそうに
       押し黙る。
       マルコー 「・・・・・」
       クラエソ 「・・・・行ってきます」
       マルコー 「うむ、良くわかったな」
   
   
   おわり
58無 月:04/05/26 00:35 ID:FbOnWiup
ジョゼ 「さあ、ヘンリエッタ。今日はどこへ行こうか?」
ヘンリエッタ「デパちか」
ジョゼ 「は?」
ヘンリエッタ「デパちか」
ジョゼ 「ああ、デパ地下ね。妙なところに行きたがるものだね。女の子の間で流行って
     いるのかな。デパ地下でなにかお目当てのイベントでもあるのかい?」
ヘンリエッタ「全国有名駅弁まつり」
ジョゼ 「は?」
ヘンリエッタ「駅弁まつり」
ジョゼ 「なんだかヘンリエッタがオバサンみたく思えるのだが。まあ、いいや。
     なにかイチ押しの駅弁でもあるんだね?」
ヘンリエッタ「キティちゃん弁当」
ジョゼ 「は?」
ヘンリエッタ「キティちゃん弁当」
ジョゼ 「なるほど、女の子らしいチョイスだね。安心した。よし、行こう、デパ地下へ!」
ヘンリエッタ「はーい」

店 員 「申し訳ございません。キティちゃん弁当は好評につき2時間で売りきれとなりました」
ジョゼ 「…ハッ! ヘンリエッタ、やめなさい! デパ地下で銃乱射はいけない!
     ちょっときみ、キティちゃん弁当はどこの駅で売っているのかね?」
店 員 「えーと、東海道本線小田原駅です」
ジョゼ 「よし、こうなったら意地でもキティちゃん弁当を買いに行こう!
     ついでに六本木ヒルズ見学も!」
ヘンリエッタ「わーい!!」

ジョゼ 「とゆーわけで兄さん、日本までの出張を許可してもらいたいのだが」
ジャン 「いっぺんしばいたろか」
59風の谷の名無しさん:04/05/26 04:07 ID:R5r+zip3
力作だ! 一度に来るのがもったいないぐらい。
>>57 理不尽さが最高。
>>58 名詞だけで会話するヘンリエッタ可愛い!

ところでサーバ止まってたのに
どうやって書き込んだんだろう?
60風の谷の名無しさん:04/05/26 07:40 ID:SiY/eWvS
素敵様キテタ!
特に57の「ワクワク・・ソワソワ」なリコたんと
58のエッタちん○
61風の谷の名無しさん:04/05/26 10:34 ID:KcUmNXdH
>>56
ナポリじゃなくてモンタルチーノね。
62風の谷の名無しさん:04/05/26 11:35 ID:VggomCtj
イタリアで「全国有名駅弁まつり」をやるのか。全国じゃないだろ。
63無 月:04/05/27 00:16 ID:OBbm4d3z
クラエソの日記…、どれも秀作ぞろいだったが、とくにレシートにアイロンがけ、
というオチのうまさに思わずうなってしまった。で、最後のアライグマかあなた
は、のツッコミもまた最高。作者、いい腕してるな。
64風の谷の名無しさん:04/05/27 02:26 ID:OHN0OlfU
>>62

全国の有名駅で駅弁大会の間違いだ
65風の谷の名無しさん:04/05/28 14:43 ID:zXpul+SH
チョコボールメンバーのスレはここですか
66風の谷の名無しさん:04/05/28 18:37 ID:6JTduvaW
イラクで武装集団と戦う義体萌え
67風の谷の名無しさん:04/05/28 19:57 ID:s6TiUtYL
>>66
あっちでの運用は大変そう・・・
何人かはファルージャの砂になってしまいそうだ。
68風の谷の名無しさん:04/05/28 20:02 ID:DQ/BDKK3
義体少女の軍隊ものキボン
69風の谷の名無しさん:04/05/28 20:04 ID:glr0HoGC
白人は目立ちすぎて使えない。
70風の谷の名無しさん:04/05/29 03:22 ID:nGJSmROk
「撃たないでください...」と出て行ったところで後ろからジョゼ山がヘッタごとガンガン撃つ。
71風の谷の名無しさん:04/05/29 13:35 ID:seJ44lVs
イラクだったら橋田のじいさんを義体化した方が・・・
72風の谷の名無しさん:04/05/29 19:28 ID:bARUmzDX
>>68
2・3ヶ月前に軍隊ものあったが、止まってる。
73風の谷の名無しさん:04/05/29 21:35 ID:L4BLzeHz
>>72
ホントだ…。あの頃はたくさん職人さんいたなぁ
誰か続きを〜
74風の谷の名無しさん:04/05/29 22:22 ID:gxrbBBIR
あぁ、あのころは食肉屋さんがいたなあ。
75風の谷の名無しさん:04/05/30 09:16 ID:5orvFAsm
>>71
あの人は頭撃たれたらしいからムリポ
76風の谷の名無しさん:04/05/30 20:13 ID:5orvFAsm
「リコは〜主に南米の対ゲリラ作戦に従事」

「リコは〜主にイラクの武装勢力討伐に従事」
に変えてもいいなら書く。暇だし
77風の谷の名無しさん:04/05/30 20:26 ID:5orvFAsm
よく考えれば終わりそうにないのでやめまつ
78風の谷の名無しさん:04/05/30 21:33 ID:NSoMaNGI
>>77
そんな・・・_| ̄|○<ダレカカイテクレ・・・
79風の谷の名無しさん:04/05/31 21:19 ID:YvzbewFd
街中でコートおっぴろげ君と遭遇したリコ

リコ「(ええと…こういう時なんて言えばいいんだっけ…そうか)」


リコ「ポークビッ(r」
80風の谷の名無しさん:04/06/01 00:22 ID:zfU6593Y
街中でコートおっぴろげたリコかと思ったハァハァ(;´Д`)
81風の谷の名無しさん:04/06/01 12:41 ID:XypNmxfz
街中なら一騒ぎになるだろう
リコ「え〜と、え〜と…そうか。ポー(」
82風の谷の名無しさん:04/06/01 12:55 ID:A8NzNzOP
 |////////|      '
 |////////|
 |////////|  ''
 |//////  |
 |/////  |   '
 |///   オラ、チョットコイヤ
○イヤー ○ |
□ヘ○ヘ/□|
/> 只 / >|______
    >>rico
83風の谷の名無しさん:04/06/01 12:58 ID:A8NzNzOP
-5分後-

 |////////|      '
 |////////|
 |////////|  ''
 |////////|      '
 |////////|
 |////////| <タ・タスケ・・・'
 |////////|      '
 |////////|______
.○<ポークビッツ
-只-


84縄師:04/06/01 23:06 ID:Pn1ziDiT
アンジェラちゃんがいない・・・
くるまにはねられて、たくさんちをながして、あおいわごんしゃにのせられたきりかえってこない。
おとうさんとおかあさんも、上にぴかぴかするものをのせたくるまででていったきりかえってこない。

どうしよう、さみしいよ、おなかすいたよアンジェラちゃん・・・

むかいのトーニオがこっちにやってくる、こいつはアンジェラちゃんをはさんでこいがたきなんだ。
「ペロー、おまえここに居たら、死んじゃうぞ」
いつもとちがう、やさしいこえ、
バックからパンをとりだしてぼくのまえにさしだしてくれた。
ぼくはこいがたきのまえでがっかないように、でもいくぶんはやくぱくついた。
もうひとつパン、そして水、ひと(いぬ?)ここちついた。
「お前、うちの子になるかい?一緒にアンジェを待つ?」

いまなんていったの?

「棺はとても軽かったんだ、まるで中に誰もいないみたいに・・・お別れもさせてくれなかった」
トーニオ”も”きづいてた、アンジェラちゃんはまだかえってこない、”まだ”だ、きっとどこかに・・・どこに?
ぼくはしらず空をみあげていた、物凄いいきおいでくもがながれていく、しめりけのあるくうきのにおい、
あめのよかん、そして・・・
「行くんだね、待たないんだね、ペロー・・・」
トーニオの手がぼくのくびわをはずす、どうするんだろう・・・でもめはそらからはなせない、
くびわのうちがわをナイフできりひらいて、そこにおひさまのいろをしたメダルをうめこんでいく。
   『ソヴェリン金貨って言うんだ、綺麗だろ』
おじいちゃんからもらったっていってた、トーニオのたからものだ、いちばんすきなひとにあげるんだって。
85縄師:04/06/01 23:07 ID:Pn1ziDiT
トーニオがくびわをはめなおしてくれた、ほんのすこしおもくかんじる、わるくはない。
雨がふりだした、さいしょのいってきはとても熱かった。
「お前はアンジェの一番の友達だから」
「お前は僕より強いから」
「お前は・・・お願い届けて・・・ペロー」
道をゆく人たちがいっせいにのきさきへとはしる、
おおきな水たまりがわれてみちがあらわれる、むかしアンジェラちゃんとみた、
あのときはテレビだった、でもいまはぼくのまえにみちがひらけてゆく。

はしりだした、とたんにどしゃぶりにおいつかれた。

でもいまはありがたい、ぼくがひとりでぜんりょくではしったら町のみんながビックリするもの、
せめてまちをでるまでぼくをかくしてて、すぴーどをゆるめることはできそうにないから。
いつもの市場、学校、教会がものすごいはやさでとおざかってゆく、ぼくってこんなにはやかったの?

ローマとはぎゃくほうこうにはしりだしたのだときづいたのはずいぶんあと、
マルコーさんと会ってからだった。
86縄師:04/06/01 23:25 ID:QEF0jTdN
復活の辞

                ロ
 悪な            リ
 いん    ,─--.、     ペ
 言と   ノ从ハ从     ド
 葉人   .リ ´A`§     │
 か聞    X_@X     │
 |き   U|_____|U
 |の    ∪ ∪
 ! !
87風の谷の名無しさん:04/06/02 00:59 ID:bkY0wGPk
箕条さん反逆スレにお帰りくださいw
88風の谷の名無しさん:04/06/02 13:39 ID:UhsfV4Lu
>>84
うぉう……なんかもとネタがあるっぽいケド分からない……
89風の谷の名無しさん:04/06/02 17:37 ID:TFymnSl3
>>78
元設定のままだがこれでどうぞ


南米コロンビア メデリン市

夜中の0時をすぎた頃、とある麻薬組織が拠点を置く寂れた2階建てのビルの外周を
巡回しながらAK74を持った一人の兵士が欠伸をしていた。
「ふあぁ・・・眠い・・・これが終わったら寝よう。」
彼がそう呟きながら彼が道を右に曲がろうとした時だった。
真っ暗な町の中を12個の赤い1つ目の列が駆け抜けて行く。
先頭にいた二人が後ろにいた一つ目達に手のひらを進行方向に向かって振った。
それを合図に今度は別の二人組みが数十メートル先の交差点の手前の壁にへばり付く。
交差点の向こうから段々明かりが近づいて来るのを感じたからだ。
手前にいた1つ目の目から光が消える。電源を切ったからだった。
彼は暗視スコープを外すと壁に手をついてゆっくりと角の向こうを確認する。そのすぐ下から別の人間が顔を覗かせる。
その姿だけを見ると、まるで特殊部隊の野郎どもが夜襲を仕掛けようとしているように見えるかもしれない。
が、たしかに特殊部隊の人間が夜襲を仕掛けようとしているところまでは合っているのだが、
実は、半数は中学生ぐらいのまだ幼い少女達で、それぞれに一人ずつ男がついているのだった。
90風の谷の名無しさん:04/06/02 17:41 ID:TFymnSl3
こんな物に見つめられていると知ったら一部の人はニヤリとするだろうが、
兵士は気づかずに真っ直ぐ歩いてきた。
(まって。)
先頭の少女が後ろの男にに対して手のひらを向ける。
ついてこようとしていた後ろの二人組達が一斉にその場に立ち止まる。
(敵確認 1人。始末します)
親指を下に向けたあと人差し指を立てる。その後首の前で親指を横に引いた。
後ろにいた男がが頷くとさらに後ろに伝言ゲームのように伝えていく。
途中誰も間違わずに通じたのか真ん中にいた隊長らしき人物が親指を立てた後
ひっくり返して地面に向ける。攻撃の許可が下りた。
(了解)
そう親指を上げるとMP5を男に手渡し腰に吊っていた銃剣を引き抜いた。
銃剣を胸の前で握り直す。そして深呼吸する。
足元の明かりが段々と光度を増していく。暗視スコープを掛けたままなら眩しくて
何も見えなかったかもしれない。
91風の谷の名無しさん:04/06/02 17:43 ID:TFymnSl3
「めんどくさいし、サボろうかな・・・・」
そういいながら若い兵士が角を曲がってきた。
すぐに少女が物影から飛び出す。
松明を持っていない側に回りこみながら相手のあごを右手で固定する。
兵士が咄嗟に訳も分からず振り払おうとするがそのまま背後から
左手に持ったナイフを首筋に当てそのまま引いた。
首筋から噴水のように血が噴出し兵士の人生の終わりを告げた。
別の男がそのままゆっくりと兵士の体で落ちた松明の火を消し物影に引きずっていった。
その吹き出した血が壁とすぐ傍でMP5を受け取った男に降りかかっていた。
(おい!俺の服が汚れたぞ!買ったばかりなのにどうしてくれるんだ!)
血で真っ赤に染め上げられた運の悪い男が文句をぶちまける。
そして後方で状況をうかがっていた1つ目に合図を送り前進させた。
92風の谷の名無しさん:04/06/02 17:44 ID:TFymnSl3
途中上げてしまった・・・
9389-92:04/06/03 21:21 ID:7bl8426L
言い忘れましたが詳細な設定はすっ飛ばしています
なので所々想像で書いていますから実際と違うところがあるかも・・・
94風の谷の名無しさん:04/06/05 20:11 ID:9S+RcTeF
>>89-92
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!! でも続きはないのかな?
最後らへんは担当官が義体に怒ってるから、軍だけあって厳しい担当官なのかな?
95風の谷の名無しさん:04/06/05 21:50 ID:sKPavRB/
まだまだ逝くよー!!

GUNSLINGER GIRL2 第2話 続き


その後夜の市街地の一角を暗視スコープをかけた一団が駆け抜けていった。
夜中なのにまだうろついている町の人も居るらしくたまに人通りもある
彼らに気づいた青年がいたが、ただの通行人と勘違いして無視して遠ざかっていった。
「全員配置についた。指示をくれ。」
ジャンが少し呼吸を乱しながらケリー大尉に背後から話し掛けた。
「よし。1〜2は俺に続け。3〜4は向かって左側。5〜6は右側のビルに突入。
突入時間は一分後だ。間違っても味方は撃つんじゃねえぞ?」
「「了解。」」
そう言ってメンバー達が移動を開始しだした。闇の中できらめく暗視スコープの
光がまるで人魂のように見受けられた。
「・・他の人たちは大丈夫でしょうか・・・」
Cz75の安全装置を弄りながら訊ねてきたリコに大尉が笑いながら答えた。
「な〜に、便りが無いのは無事の証って奴だ。銃声も響いて無いし大成功ってことだな。
おっとそんなことより時間だ。」
そう言ってUMPの安全装置を解除して立ち上がった。無駄弾を撃ち過ぎない様に
フルオートでは無くセミオートに合わせていた。
それにジャンとリコが続いた。彼らは銃を前に向けてもし相手が突入してきた場合に備えていた。
96風の谷の名無しさん:04/06/05 21:52 ID:sKPavRB/
ちなみに付き添いの将校を血まみれにさせたベアトリーチェも裏口から回り込んでいるはずだ。
彼女の方も両手が血で真っ赤に染まっており迫力満点であった。
それはさておき
堂々と闇の中から現れた三人を発見した見張りの兵士は当初警戒したが
味方と見間違え普通に声を掛けた。
「よう。第一班の連中かい?あんたらこんな夜中まで警備しているのか。
皆と中で楽しんでこいよ、警備は俺がやるからさ。」
そう言って一度は向けた小銃を引き上げた。
それに大尉が役者に慣れそうなぐらいに堂々と普通に返答した。
「いや、楽しみに来たのは間違いないが俺達は第一班とやらじゃないぞ」
「じゃあ・・オベルの実戦班かい?」
そう言って見張りの若い兵士は考え込むようにあごに手を当てた。
「それも違うね。俺達は米軍特別戦闘小隊の者だ。」
大尉がSMGを片手で保持して発砲する。それに続くジャンとリコも安全装置をはずして身構えていた。
97風の谷の名無しさん:04/06/05 21:55 ID:sKPavRB/
消音器独特の発砲音と同時に見張りが崩れ落ち、近くにおいてあったバケツに
頭から突っ込んで大きな音を立てた。  
だが中の連中は外の出来事には気づかなかったようだ。
(鈍い奴らだ。)
たった今一人殺害したばかりだというのに表情すら変えない大尉を先頭に扉の近くに駆け寄った。
そして二人に指示を送る。
(いいか、最低一人は生かして捕らえろ。)
二人は親指を上に立て、了解の合図を送る。
(突入!)
リコが扉にタックルをかけて破壊し、そのまま突入した。あまりに突然の出来事だったので
中にいた兵士達は何が起こったか分からない様子だった。
部屋に消音器の銃声が響き、7人の兵士は数秒で射殺された。
何事かと上の階から小銃を構えた兵士が降りてきた。そこにあったのは数体の屍と黒光りする銃を持った少女。
兵士は事態を把握し、仲間の恨みとばかりにAK47を少女に向けた。
しかし発砲する前に後ろから現れたベアトリーチェに首を極められ昏倒させられた。
98風の谷の名無しさん:04/06/05 21:56 ID:sKPavRB/
消音器独特の発砲音と同時に見張りが崩れ落ち、近くにおいてあったバケツに頭から突っ込んで
大きな音を立てた。  
だが中の連中は外の出来事には気づかなかったようだ。
(鈍い奴らだ。)
たった今一人殺害したばかりだというのに表情すら変えない大尉を先頭に扉の近くに駆け寄った。
そして二人に指示を送る。
(いいか、最低一人は生かして捕らえろ。)
二人は親指を上に立て、了解の合図を送る。
(突入!)
リコが扉にタックルをかけて破壊し、そのまま突入した。あまりに突然の出来事だったので
中にいた兵士達は何が起こったか分からない様子だった。
部屋に消音器の銃声が響き、7人の兵士は数秒で射殺された。
何事かと上の階から小銃を構えた兵士が降りてきた。そこにあったのは何体かの屍と黒光りする
銃を持った少女。
兵士は事態を把握し、仲間の恨みとばかりにAK47を少女に向けた。
しかし発砲する前に後ろから現れたベアトリーチェに首を極められ昏倒させられた。
99風の谷の名無しさん:04/06/05 21:59 ID:sKPavRB/
投下終了・・・・・・・・・んんっ!!同じレスが二つも!
回線切って(ry
100風の谷の名無しさん:04/06/05 22:32 ID:a90uMfUR
イ`
101風の谷の名無しさん:04/06/06 10:20 ID:wrpm8RtQ
鯖まだ不安定だからしょうがないですよ、気にしないで。

まあ、それはそれとして力作ですね、スピードと静寂の対比がいい感じです。
やはり義体のスペックって強襲戦闘向きというか攻撃力偏重だよなぁ、
小隊規模で遊撃戦を繰り返すのが軍隊の運用法としては最適なのかも。
あっちこっちの部隊から補給を受けつつもキワモノ扱いされ、転戦する独立遊撃小隊・・・しんどそうだ(つД`)
102風の谷の名無しさん:04/06/06 11:28 ID:sGB+pjOE
あっちこっちの部隊でこくまろミルクを補給されるわけですね
ハァハァ
103風の谷の名無しさん:04/06/06 12:39 ID:wPBNnRLA
それじゃ従軍慰安少女じゃないでつか。・゚・(ノД`)・゚・。


                                                              やべっ興奮してきた(;´Д`)ハァハァ
104風の谷の名無しさん:04/06/06 13:54 ID:tooqTpOx
昔、白黒映画で独立愚聯隊の映画観たよ
加山勇三とか痛快だった
105風の谷の名無しさん:04/06/06 14:26 ID:sGB+pjOE
>>103

むしろ遊撃慰安少女・・・逆レイプハァハァ
106風の谷の名無しさん:04/06/06 18:46 ID:wPBNnRLA
>>105
義体達にレイプされるなんてとても抵抗できませんね


いや、しません(;´Д`)ハァハァ
107八九式甲型 ◆Jn.M7EljUQ :04/06/07 20:24 ID:6kb3JSbN
想像以上に受けがいいみたいで正直驚いています。
実は初作品なんだけど。貯蓄が貯まり次第うpします。

抽出しやすいようにコテハンとトリップ付けました。
108風の谷の名無しさん:04/06/07 23:45 ID:+2zhoy+A
>>107

早速逆レイプモノキボン
109風の谷の名無しさん:04/06/07 23:52 ID:+2zhoy+A
>>107

早速逆レイプモノキボン
110風の谷の名無しさん:04/06/08 00:48 ID:WD+Q7Gv3
>>108-109
もちつけ!
八九式たんには燃え路線でいってほしいから・・・


他の誰か逆レイプモノキボン
111風の谷の名無しさん:04/06/08 06:54 ID:vW7S3t66
ドアを開けると少女が突然しゃがみ!!



チャックを下ろしてモノを取り出し咥え込む!!!
112八九式甲型 ◆Jn.M7EljUQ :04/06/08 21:00 ID:CmQiy4lq
>>110
男に向かって「〜タン」とは何事ぞ(藁
113八九式甲型 ◆Jn.M7EljUQ :04/06/08 21:06 ID:CmQiy4lq
>>107
貯蓄貯まり次第投下するけど、書く時間が少ない・・・。親もうるさいし。
114八九式甲型 ◆Jn.M7EljUQ :04/06/08 21:08 ID:CmQiy4lq
自分にレスした・・・もちつけ自分。
115風の谷の名無しさん:04/06/08 21:13 ID:ixLl9WYg
>>114
君・・・相当溜まってるようだね・・・
   .\ ,...,--'二二二二> .丶ヽ二二二二-;:/''ヽ|  
    ..|| |, 'ァ'イo;;-ヽ丶   ,~~-''''{;o';> |' |:..''| |/
    || (';ヽ -,,.....- ァノ::|  .|ヽ ---...-'. .|:::::| .|   
116風の谷の名無しさん:04/06/08 23:44 ID:gNtrhRyg
>>114
やらないか
117風の谷の名無しさん:04/06/09 20:23 ID:+qf64rHM
ガチャ
  _____________  
  |__/⌒i__________/|  
  | '`-イ |(●),   、(●)、.:| |  |   
  |ヽ ノ |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| |  | 
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

   バタン

  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |                   |
  |                   |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

オマエダケハユルサナイ
  _____________  
  |__/⌒i__________/|  
  | '`-イ |(  ),  、(  )、.:| |  |   
  |ヽ ノ |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| |  | 
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

   バタン

  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |                   |
  |                   |
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



118風の谷の名無しさん:04/06/11 21:25 ID:mcETUZPs
前スレ埋めたやつ、もうちょっと有効に使おうとか思わんかったのか
119風の谷の名無しさん:04/06/11 21:26 ID:mcETUZPs
ごめん、アンチスレへの誤爆だ
120ぼぼー:04/06/11 22:13 ID:1I1ueUGX
121風の谷の名無しさん:04/06/12 00:22 ID:3qx/SReQ
これってひょっとしてロリアニメ?
122風の谷の名無しさん:04/06/12 00:47 ID:FzxkrQVN
>>121
ロリ+銃+条件付け〈洗脳〉+対テロリスト+イタリアなアニメ
123風の谷の名無しさん:04/06/12 07:49 ID:f/Lly1r1
本スレの32がdat堕ち。そろそろガンスリも終了か?
124風の谷の名無しさん:04/06/12 12:40 ID:Pj3zLe9j
>>123
GUNSLINGER GIRL ガンスリンガー・ガール 33挺目
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/anime/1086716289/
125風の谷の名無しさん:04/06/14 09:16 ID:thvl4Rds
126風の谷の名無しさん:04/06/14 21:12 ID:vmTNe6Ol
>125
最後の/tag0c-22ははずせ。アマゾンのアソシエイトプログラムだ。

わかってると思うけど125のリンクでは買うなよ。tag0cってやつが金儲けるから
(俺たちは損しないけど)
127風の谷の名無しさん:04/06/14 22:21 ID:oRYwYHC5
>>125
この人、ゲームのスレにも書いてるから確信犯だと思われ。ageてるし・・・
クリックしただけでも金が入るから注意。
128八九式甲型 ◆Jn.M7EljUQ :04/06/15 20:02 ID:t8qgfmMh
2話最後の投下です。ただいま3話制作中。

GUNSLINGER GIRL 2[第二話]ラスト?

「一階の制圧完了。2階に突入します。」
リコが無線で報告する。

MP5の弾倉を入れ替えると、暗視装置を下ろし階段を駆け上がった。ビーチェもそれに続く。
2階に上がってみるとそこには大量の武器弾薬が保管されていた。
小銃は勿論、キャリバー50などの重機関銃、RPG7、携帯対空ミサイル、
果ては迫撃砲までが各種弾薬ともに保管されていた。その後、ジャン達も上がってきた。
「戦争でもするつもりだったのか?」
「さあな。それはあの寝ている奴に聞かなきゃわからんだろう。」
そういうとベルナルドはベアトリーチェに捕虜を乗ってきた車に乗せるように指示した。
一階から大尉が拍手をしながら上がってきた。
「凄いな、義体ってのは。これならどこの特殊部隊にも劣るまい。なぁライカー中尉。」
129八九式甲型 ◆Jn.M7EljUQ :04/06/15 20:05 ID:t8qgfmMh
「ええ、あのイタリアンマフィアを壊滅状態にまで陥れたのも納得できます。
しかし、我々まで私服で来る必要はなかったんじゃありませんか?」
ライカーと呼ばれた将校はそう言うと血まみれの自分の服を見た。既にビーチェに対する怒りは冷めているらしい。
あっさりと大尉が答える
「カモフラージュだ。夜中の街の中で軍服着てたら怪しいと思われるだろうが。わかったら撤収だ。
こんな所でモタモタしているわけにもいかん」
「サー」
銃を持っていたら十分怪しいだろう・・・ライカーはあえて口に出さなかった。
二人が会話を進める内にすでにフラテッロは全組乗ってきた2台のバンに分乗し終わっていた。



以上で投下終了。



>>127
すでに踏んでしまいました・・・・・・・。


130風の谷の名無しさん:04/06/16 15:10 ID:m4hjS6qQ
>>128
乙。
まだ導入、顔見せって感じですな。
今後どういった風に展開していくか、楽しみにしています。
131無 月:04/06/17 00:01 ID:oRR8EHOw
ジャン「リコ、戻ったか。アジトに立てこもったテロリストの様子はどうだった?」
リ コ「サイヤ人でした」
ジャン「何?」
リ コ「スーパーサイヤ人でした。かなり手ごわそうです」
ジャン「…そうか。わかった。作戦をつづける。配置につけ、リコ」
リ コ「はい」

リ コ 「…こんなふうに、私がどんなにギャグかましてもジャンさんがちっとも
突っ込んでくれないの。『なんでやねん!』って、強烈なツッコミを一発
入れてほしいのに。トリエラ、どうすればいいと思う?」
トリエラ「ジャンさん相手にシュールなボケかましても通用しないと思うよ」
リ コ 「スーパーサイヤ人って、面白くない?」
トリエラ「作戦中にボケるのよしなよ」
リ コ 「ジャンさん、子供の頃あまりアニメ見なかったのかなぁ?」
トリエラ「もはや何と言っていいやら」
リ コ 「じゃ、今度は誰もが知ってるガンダムネタで!」
トリエラ「だみだコリャ」
132風の谷の名無しさん:04/06/17 00:33 ID:on1HyF7R
ジャン「俺はヤマト世代だ、リコ」
133風の谷の名無しさん:04/06/17 02:26 ID:2kxo3D5A

ジョゼ  「やってくれたな」
ヘンリエッタ「ハッ!……」

ジョゼ  「ヘンリエッタ、なぜ検索した……」
ヘンリエッタ「あ、あのう…」
ジョゼ  「今まで、そんなことは検索しなかったのに」

ヘンリエッタ「ジョゼさん」
ジョゼ  「ん?傷が痛み出したか?」
ヘンリエッタ「わ、わたしは……
      わたしは、スーパーサイヤ人が知りたかっただけなんです」
ジョゼ  「…………。
      帰ったらすぐ先生にビデオを貸してもらいなさい」



無月さん、すいません。
スーパーサイヤ人ネタで、乱入しちゃいました。
久しぶりの無月さん登場で、
創作電流が脳に流れてしまいました。
134風の谷の名無しさん:04/06/17 05:06 ID:l2rWNkFP
AAを作ったことがない人が無理やり作るスレ 6個目 /生活全般@2ちゃんねる
http://life5.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1084655192/l50

94 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2004/06/10(木) 04:37 ID:ilOAnURR

          ∧∧∧
         ∧∧∧∧
         ∧∧∧∧∧
         / ∨ \∧
         ( °く ゜ 3
         \ σ /
          |  |
        /( ̄(__ ) ̄( ヽ 

    超ベジータ。
    もう嫌になって来た。  
135無 月:04/06/19 01:21 ID:fuR5BlLd
ヒルシャー「クソッ、撃たれた!」
トリエラ 「ヒルシャーさんッ!」
ヒルシャー「トリエラ、左腕だ。止血してくれ」
トリエラ 「はいッ!」
ヒルシャー「トリエラ、おれはもうだめかもしれん」
トリエラ 「そんな、何を弱気な」
ヒルシャー「死ぬ前にひとつ頼みがあるのだが」
トリエラ 「どんな?」
ヒルシャー「パンツ見せてくれ」
トリエラ 「…なぐられたいの?」

医 者 「頭にひとつ大きなタンコブがあるようだが、最近のテロリストは銃撃戦の
     後にわざわざゲンコツでなぐりにくるのかね?」
トリエラ「ええまあ、…ちょっとちがうんですけど」
136風の谷の名無しさん:04/06/19 01:51 ID:1QlV4guQ
>>135
(笑)
ずいぶん余裕あるじゃねーか、おい。
137風の谷の名無しさん:04/06/19 23:27 ID:TQ8bkhH2
どっちがお好み?
(1)スカートを履いてもらい、めくりあげてもらう。
(2)ズボンをずり落ちさせてもらう。
138風の谷の名無しさん:04/06/20 00:52 ID:R8cq5BNU
>>137
正面から鑑賞するなら絶対に「1」。
後ろから鑑賞するなら、「2」だな。
139風の谷の名無しさん:04/06/20 00:56 ID:rGsxvAxM
(3)白のワンピースでめくりあげて裾を咥えてもらう、でFA。
140風の谷の名無しさん:04/06/20 01:26 ID:R8cq5BNU
>>139
くわえるのはデフォじゃないのか?
141風の谷の名無しさん:04/06/20 01:29 ID:G5WelHp1
>>135
(w
マジレスすると医者は何故にゲンコツで殴られたのを知り得たのか…ナンテナ
142風の谷の名無しさん:04/06/20 01:53 ID:OH763Ec0
>>135

マジレスすると135,お前も医者に診てもらえ。頭を。
ロリコンの治療も受けろ。
143勝手に補完など・・:04/06/20 04:36 ID:OffSHpyM
「もう、ヒルシャーさんたら・・」
部屋に戻ったトリエラは、着替えの手を止め自分の下着を
見下ろし溜息を一つつく。その背中越しに続く滑らかな曲線
の先には、白地に可愛らしいクマさんが顔を覗かせていた。

「なんでもっと他のをつけてる時に言ってくれないかな・・・
っと、いやだ私ったら、なに言ってんのよ」鏡越しに映る自分の
紅くなった顔を見て更に気まずくなり、誰も見てないにも関わらず
必死にシャツで顔を隠す。
「そっそうよ、潜入捜査とかもあるんだし、大人っぽい下着も必要
よね。う、うん。そうに決まってるわ」自分で自分に必死で説得をし、
一人納得して頷く。
「でも、どうやって・・」
申請したら手に入るかもしれないが、さすがに正面きって言い出す
のはためらわれる。ヒルシャーさんに言えば買ってきてくれるだろうが
もちろん言うつもりはない。
「誰かに頼むしかないわよねー、でも誰に言えば・・」
(プリッシラさんかな。でも、あの人に頼むとにこにこしながら、フリフリ
の可愛いやつを買ってきそうだしな。それ以前に、次の日には2課の課員
皆に伝わっていそうだし。フェッロさん。そうよ、あの人なんかいかにも
黒っぽいセクシーなやつを持ってそう。でも、『必要ありません!』っとか
一言で却下されそうだなー。うーん。)

「あのー、オリガさん。ご相談したいことがあるんですが」
「あら、トリエラが相談なんて珍しいわね。どうしたの?」
「実は・・」

(続く・・かな?)

>>135
すいません、つい続きが欲しくなったもんで。
144風の谷の名無しさん:04/06/20 09:49 ID:qj9avlQ+
オリガさんに期待、だね。
細やかな気遣いをする女性は好きだ、いい女だよ。
145補完其の二:04/06/20 17:16 ID:TiSYZe31
「大人っぽい下着ねえー。」
「ええ、特に私なんか普段パリッとしたスーツ姿が多いですし、
万が一にもその姿の時に、可愛らしい下着なんて着けてたら、正体を
疑われてしまうと思うんです。」
果たしてそんなシチュエーションがあるのだろうか?覗きでもしよう
ものなら、次の瞬間には命を失いかねない義体たちに対して?
「でも、なぜそれを私に?」
「担当官といえども男性ですし、こうゆう話を持ち出すのは適切では
ないような気がして・・」
気まずそうにうつむくトリエラの表情を見たオリガは、なにかに一人
頷くと普段からは想像できないような優しい顔をして、トリエラに
告げる。
「そうねあなたの心配ももっともだわ。いいわ、買ってきてあげる。」
「本当ですか!?」
「ええ、いいわよ。それでどんなのがいいの?」
「どんなのと言われても・・」
困惑して考え込むトリエラ。(無理もないわよねー。今までそんなこと
考えてもいなかったのだろうし)
「いいわ、私の部屋においで。どんなのがあるか見せてあげる。」
「本当ですか!ありがとうございます」
トリエラの肩にそっと手を置き、彼女は自分の部屋に向かって歩き始めた。
146補完其の三:04/06/20 17:21 ID:TiSYZe31
「こ、こんなの履くんですか!?」
「まあ、そうゆうのもあるってだけの話よ。もちろんもっと他にも
いろいろなやつがあるわよ。」
トリエラは両手の指先でつまんだ物体をしげしげと見つめた。それは自分が
イメージした物とは程遠く、身につけている姿がとても想像できない
ものだった。
「だってこれ、ほとんどお尻丸見えじゃないですか!」
その物体の前後の布地の面積はあまりにも狭く、幅は彼女の指よりちょっと
太いかどうかというくらいだった。(これで本当に下着なんだろうか?
ひょっとしたら自分はからかわれているんじゃないだろうか。こん
なのほとんど紐じゃない!)
「まあ、大人の女の下着なんてのは、ちょっとした武器みたいなもん
だからね」
「武器?」
「そうよ、男をノックアウトするためのね。」
「ノックアウト・・オリガさんもそんなふうに使ったんですか?」
「・・昔はね・・最近はとんと、使う機会もなくなってきたけどね。」
遠い目をしながら話すオリガの横顔を見てると、トリエラは自分がどうしよう
もなく、お子様なことを意識させられる。(大人の女か・・)
「でも、ロシアって寒いんでしょう?こんなの履いてたら風邪ひかないの?」
「別にロシアの女だって、年がら年中毛糸のパンツを履くわけではないわ。
ここぞという時に、身につければいいのよ。」

147補完其の四:04/06/20 17:22 ID:TiSYZe31
(普通の年頃なら丁度異性の目を意識して、いろんな下着を試して見始める
年頃よね。三ヶ国語を話しテロリストをなぎ倒すといっても、その中身は
まだこんな可愛い子・・本当にあんただってバレエ団に入れてあげたい
くらいだよ)
「お・・」
思わず言葉を飲み込む。『大人になれば、わかるわ』なんてどの面さげて
言えるの。この子らにそんな未来がありさえすれば、ここまで苦しくなくて
済むのに。
「お、お気に入りは見つかった?」
努めて明るく、トリエラに問いかける。
「正直言ってわかりません、どんなのがいいんでしょう?」
普段の冷静沈着な義体の戦士はそこになく、一人弱弱しく悩む少女が佇んで
いた。その表情を見てると、自分でも意識してなかった慈母の感情が心の
奥底から立ち上ってくる。
「わかったわ、私に任せてくれる?」
「ええ、ご迷惑じゃなければ、ぜひお願いします!!」
「迷惑なもんですか。それじゃあトリエラ楽しみに待っててね。」
部屋から出る際に何度もお礼を言うトリエラを見送りながら、オリガは
決意を繰り返す。
(待っててね、トリエラ。あの朴念仁の理性を吹っ飛ばすような下着を
買ってきてあげるからね。)
148風の谷の名無しさん:04/06/20 18:05 ID:Jhl9F6lJ
お前らなんでこんな低レベルアニメにそんなに入れあげてるんだ?
教養のかけらもねぇじゃねぇか。

まぁ突っ込みどころはクソほどあるんだけど、たとえばエンディングの後の
「Continui...」。あれは笑ったね!
何が「continui」だカスが。Continueの綴りも間違いやがってプ
しかも誰も気付かねぇでやんのププ
低脳低学歴ロリコン野郎ばっかりだって言ういい証拠だぜククク
何がフラテッロだ?Brotherも読めねぇのかカスが。
架空の国に仕立てたつもりかよ?
149風の谷の名無しさん:04/06/20 18:12 ID:OH763Ec0
>148

笑いを取ろうとしてるんだろうけどあんまり・・・・。

低レベルアニメだの 教養のかけらもねぇだの、わかりきってるしな・・・。
これほど性差別的なアニメもめずらしいだろ。
150風の谷の名無しさん:04/06/20 18:14 ID:O1h1G2DO
>148
しかしあえて突っ込まない。
151風の谷の名無しさん:04/06/20 18:36 ID:Jhl9F6lJ
>>149-150
低学歴はかなしいなぁオイ?
突っ込めるんだぞ〜オレは突っ込めるんだぞ〜でもしないだけなんだ!ってか?ププ
小学生かおまえらプゲラ

はいは、お前は本当は頭良いんだよな〜プ
でもそれをあえて出さないだけだよな〜プ
よくいるよな〜「オレが本気になれば東大くらい受かる」とか本気で言ってるDQNプ
152風の谷の名無しさん:04/06/20 18:58 ID:WFVIeF2+
念のため、クソほどあるという突っ込みどころをもう2,3あげてもらえる?
153風の谷の名無しさん:04/06/20 19:03 ID:Mvctx0GU
なんか台風の時って、意味もなくハイテンションになれるよね
154風の谷の名無しさん:04/06/20 19:05 ID:uA2BbeGJ
>>153
大阪かよ
155風の谷の名無しさん:04/06/20 19:11 ID:gJH5DjRw
ガンスリンガー・イイ男

1.テロリストのアジト前、それは危険と魅惑の男の扉


突然五共和国派のアジトに鳴った呼び鈴に、訪問者を
確認すべくドアの覗きレンズに顔を近づけるアジトの手下、ルーイ。
リーダー「ルーイ、何か見えるか?」
ルーイ 「ええと、背広が似合う黒髪で若くてイイ男と・・メスガキです」
リーダー「イイ男?、すぐ開けろ」
ルーイ 「はい」

カチャッ
ジョゼ 「こんにちは、私はリベロイターリア誌の記者をしている
     者で・・」
ルーイ 「おお!、春の眠り覚めやらぬ風と共に現れた訪問者が、こんな危険で
     魅力的な瞳を持つ魅力的な男だなんて、この世はなんてスリリングで
     運命的な出会いに満ちているのだろう!!」
156風の谷の名無しさん:04/06/20 19:12 ID:gJH5DjRw
ジョゼ 「いえ、あの、こちらにコステロ社のスカロ氏がおられると聞いて是非
     取材を・・・」
予想外のぶっとんだ対応に思わず腰が引けるジョゼ。
ルーイ 「スカロ!!それが君の尋ね人の名前かい?、違う!!違うね、君が本当
     に探しているのはそいつじゃあない、僕だ、君の運命は本当は僕を
     求めてここまで来させたんだ、信じるかい?」
ジョゼ 「いや・・・そんな事を言われても、あの・・私がお宅に来たのは・・」
ルーイから視線を逸らせない変に弱気なジョゼ、妙にねちっこい空気。
エッタ 「 ? 」
ルーイ 「感じるかい、僕とのシンパシー、君は危険な魅惑に縁取られた
     運命の濁流を一緒に渡りきるために使わされた、僕だけの永遠の
     渡し人さ、ようこそ、僕たちの時間へ!!、さあ、ドアの中へ入る
     んだ、永遠に代わらない証を君に見せようじゃないか。」
ジョゼ 「え・・ああ・・・・・フラフラー」
エッタ 「 ? ? 」
157風の谷の名無しさん:04/06/20 19:12 ID:gJH5DjRw
耳を三度弾いてジョゼをフレンドリーに迎え入れる。
エッタ 「? ? ? ・・あ、私も」
バタン!!
一緒に入ろうとしたヘンリエッタの鼻先でドアが閉まった

エッタ 「ジョゼさん?・・・・・・トントン」
返事がない、ドアに耳を当てる。
ドアの向こう 「ウホッイイオトコ、..オイオイ、...トコロデミテクレオレノコレドウオモウ....
        スゴイ...オオキイデス....アアスゴイコンナノハジメテ♪....」

ドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!!!
早鐘のようにドアを乱打するヘンリエッタ。
エッタ 「ジョゼさあぁぁぁーーーんッ、戻ってくださあいっ!!!!?(泣
     そんなのいやぁぁぁああっ!!」
158風の谷の名無しさん:04/06/20 19:13 ID:gJH5DjRw
2.アジトの中で少女は何を見てはいけなかったか

ビシッビシッ ガンッ・・ドンッ!! メリメリ・・・バキィッ!!
銃で錠前にダメージを与えた後、ヘンリエッタの義体パワーもとい
乙女パワーが轟音を上げてドアを蹴破る!
エッタ 「ジョゼさんッ! 助けにきました!、あ・・」

 ドアの向こうは野郎ポルノの地獄絵図。
おりしもジョゼは口紅を塗ったルーイに耳を甘噛みされながら
手下共にワイシャツのボタンを綺麗に外されているところだった。
しかもネクタイはきっちり残されて腹筋を薔薇で打たれている、
まさしくフェチでプロでこの道3年以上の仕事だ。
ああ、放心したジョゼのズボンにエロリストの間の手が伸びる!

エッタ 「イやああああああっ!!」
バララララララララララララッ!!
159風の谷の名無しさん:04/06/20 19:16 ID:Kterj+/l
エッタのFN P91がなぎ払うように室内を乱射、見てはいけない、見たら汚れる、
つぶった目から健気な乙女の涙が滲む、
手下  「うわ嗚呼嗚呼っ!」
ちなみに、眼をつぶっていた筈なのに何故ジョゼさんに当たらなかったかは
乙女の秘密だ。
堪らないのは五共和国派のどこか間違えてしまった人達、イイ男を餌食に
するはずが、少女に押し入られてヒステリーの餌食にされる、まさに今日
は天国から地獄へと急降下する理不尽という名のジェットコースター。

エッタ 「こんなもの、・・こんなものチギッチャイマスっ!!!」
手下  「そこだけは嫌ァああああ」
−−お見苦しいシーンに付き自主規制中お見苦しいシーンに付き自主規制中お見苦
∩_∩    ∩_∩    ∩_∩    ∩_∩    ∩_∩    ∩_∩
( *゚ 兄゚ )   ( *゚ 兄゚ )   ( *゚ 兄゚ )   ( *゚ 兄゚ )    ( *゚ 兄゚ )   ( *゚ 兄゚ )
( つ 旦O  ( つ 旦O  ( つ 旦O   ( つ 旦O   ( つ 胆O  ( つ 旦O
と_)_)   と_)_)   と_)_)   と_)_)   と_)_)   と_)_)
中お見苦しいシーンに付き自主規制中お見苦しいシーンに付き自主規制中お見−−
160風の谷の名無しさん:04/06/20 19:18 ID:Kterj+/l
筆舌に尽くしがたい少女の大暴れ、もとい大奮闘によりテロリストは
壊滅、さあ邪魔者は文字通り消した、ヘンリエッタは嬉々としてソファ
の後ろで腰を抜かしている薔薇の傷も痛々しい半裸のジョゼに駆け寄る。
エッタ 「ジョゼさん、もう大丈夫です!」
ジョゼ 「なんてことをしてくれたんだ」
エッタ 「ジョゼさん!目を覚ましてください」
ジョゼ 「うう・・ヘンリエッタ、どうして暴れたんだぁ・・ヒック」
エッタ 「マジ泣きしないでくださいッ!!」

廃墟と化した室内に、嗚咽する担当官を見下ろす少女の目元も潤む、
嗚呼、初っ端から目覚めてしまった担当官を持つ幸薄い美少女、
ヘンリエッタの運命や如何に!!




女性向? とりあえず終わり
161風の谷の名無しさん:04/06/20 19:45 ID:G27Xpd/p
GJ!!
トリエラの続きも気になってます。
vol.2のパッケージすごい気に入ってます。
トリエラ可愛い〜。
162補完其の五:04/06/20 19:59 ID:TiSYZe31
ついに機会が来た。ヒルシャーと私は、五共和国派とつながりのある
商社に商談のふりをして様子を伺う任務を担当することになった。その際に
私は久しぶりにスーツではなく、タイトスカートに履き替え、靴も少しヒール
の高い物を履く。そして途中でトイレに駆け込むと、オリガさんに買って
きてもらった下着に履き替える。正直言って、まだ受け入れるには覚悟の
いる物だったが、それでも先日部屋で見せてもらった物よりかはおとなしそう
な感じはした。
「これでいつでもOKよね。」

訪れたオフィスはやはりダミーだったらしく、狭い一室にデスクが二つ。そして
その中央に今まさに書類を鞄に急いで詰めている男がいる。別働隊からの連絡
があったのか、ここから逃げようとしているのは明らかだった。
「くっ!」
男は奥の扉を開け、その奥へと走り去る。
「追うぞ!トリエラ」
走り出すヒルシャー。扉の向こうは非常階段なのか、カン、カンと何かが
降りてゆく音がする。全力疾走しようとすると、スカートに足がもつれる。
「ちっ!!」
ビリッ!
仕方なくタイトスカートの横を大きく裂き、私は遅れてヒルシャーの後を追い、
薄暗い路地奥へと走り抜ける。
163補完其の六:04/06/20 20:01 ID:TiSYZe31
袋小路に追い詰めた男は、最後に無駄な抵抗を計る。下に散乱するゴミの中から
角材を手に取り襲い掛かってきた。サイドステップで男の一撃をかわすと同時に
側頭部への一撃!壁に叩きつけられた男が崩れ落ちていくのを確認したうえで
男の元へと近づいてゆく。その時!
「きゃっ!」
足元のゴミが崩れて大きくバランスを崩し、しりもちをつく。丁度お尻の部分だけ
埋もれてしまった感じだ。
「大丈夫か?トリエラ」
「はい、ちょっとバランスを崩しただけで問題ありません」
近寄って差し伸ばしてくれる手を掴もうとした際、
「そうか・・っぶっ!!」
急に顔を背け、その口元を手で覆い始める。そんなヒルシャーの態度に
最初気づかなかったが、ようやく思い当たる。丁度、オリガさんに買ってもらった
下着が目に入ったのだろう。(でも、顔を背けることないじゃない。ここまで
純な人だったなんて・・)そう思いながら自分の体勢を確認し、その下着に
目をやってみると・・!!
「えっ!」
あろうことか、下着の前面中央部には履く時には気づかなかったが、大きな裂け目
が出来ており、今トリエラの大事なところは、パックリと表に顔を出していた。
「きゃあー!!」

ほどなく駆けつけてきたジョゼたちが合流する。
「ヒルシャー、やられたのか?」
手で覆った口元からポタポタと流れる血をみて、心配そうに尋ねる。
「いや、追う時に顔面を少しぶつけただけです。」
「そうか、一応帰ったら診てもらったほうがいいぞ。トリエラは?」
「私は大丈夫です」
傷は受けてない。外面的には。しかし・・しばらく立ち直れそうにない・・
164風の谷の名無しさん:04/06/20 20:07 ID:uA2BbeGJ
  ∧_∧
  ( ,,・3・)ちんこ起ってきた・・・
  人 Y /
 ( ヽ し
 (_)_)
165補完其の七:04/06/20 20:22 ID:TiSYZe31
あの事件から三日後、あれ以来気まずくてまともにヒルシャーとは口を
きいてない。自室の机の上で溜息をつきながら考え込んでいるトリエラ
の元にリコがやってきた。
「これ、ヒルシャーさんがトリエラにわたしてくれって」
大き目の本が二、三冊入りそうなその梱包物は、丁寧に包装紙で覆われていた。
その大きさからすると考えられないくらいに、その箱は軽かった。
「なんだろう・・」
一緒につけてあった手紙を恐る恐る開き始める。

トリエラへ
いつも気のきかない担当官で申し訳ない。君の身の回りに出来るだけ気を
使ってきたつもりだけど、まだ注意が足りなかったようだ。まさか、君が
破れた下着を身につけていたなんて。男の僕に相談をしにくかったのかも
しれないが、君たちの衣服代は経費としておりているのだから、遠慮しな
いで言ってほしい。とりあえず、急いで下着を用意したので、こちらを使
ってみてほしい。

包装紙を解いてみると、きれいに丸められた布地がいくつも詰め込んである。
その一つを解いてみると、可愛らしいクマのイラストつきの下着が目に飛び
こんでくる。
「ぷっ」
とたんに自分の今までのことが馬鹿らしく思えてきたトリエラは、噴出して
しまう。自分は何をいったいあせっていたんだろう。
166補完其の八(終):04/06/20 20:24 ID:TiSYZe31
「ヒルシャーさん、お待たせしました」
射撃訓練で先に待っていたヒルシャーに明るく笑いかける。彼はまだ気まず
そうに目を合わせられない。
「贈り物ありがとうございます」
「あっああっ、大丈夫だったかな、あれで」
「ええ、早速履いてみてます。確かめてみますか?」
「いっいや、、問題ないならいいんだ。」
「・・意気地なし・・」
あくまでも聞こえないように、ぼそっとつぶやく。
「えっ、やっぱりあれでは駄目だったかな・・いやどれがいいのか全然わか
らなくて・・」
(デパートかどこかで、赤面しながら買い物したんだろうなー。)
「いえ、そうではなく、私の気に入るような下着のセンスがさすがフラテッロ
だなーと思って」
「そうか、気に入ってくれたか・・」
ふっーと大きく息を吐く彼に、なんとも言いがたい感情が湧き上がってくる。
「さあ、始めましょう!」
こうして、今日もなんでもない私の日常が始まる。

                             Fin

長文・駄文につきすいませんでした。
167風の谷の名無しさん:04/06/20 20:46 ID:uA2BbeGJ
>>166
GJ

漏れのIDもGJ
168風の谷の名無しさん:04/06/20 21:06 ID:G27Xpd/p
お疲れさまでした、おもしろかったですよ。
またネタができたらお願いします。
169風の谷の名無しさん:04/06/20 22:14 ID:FF4/j5MA
>>166 補完乙。オモロカタヨ
170補完屋さん:04/06/20 23:03 ID:TiSYZe31
>>167
>>168
>>169
ありがとうございます。

本当はもっと短いギャグもののつもりだったのですが、
気づいたらこんな長編になってしまいました。

また、新鮮なネタが入ったらそっとおいときますです。多謝。
171風の谷の名無しさん:04/06/21 04:33 ID:VxkWSdiE
今日は台風なのに豊作とはこれ如何に、ホクホク。

>>153-154
コロッケ12個買ってきたりね。
172風の谷の名無しさん:04/06/21 23:42 ID:spRxd60A
課長 「ではこれから定例義体運用会議を始める。ジャン、頼む」
ジャン 「現況報告を。ジョゼ」
ジョゼ 「特変なし。味覚異常の増悪は認められず、新たな記憶欠損もない。
     任務遂行に何ら問題はないものと考えます」
課長 「条件付けを多用しない方針は功を奏しているようだな」
ジョゼ 「ええ。条件付けは義体の特長を損ないかねない諸刃の剣です。人
     の首を絞められない安全なロープをつくることはできますが、そんなロープは
     ひどく使い勝手の悪いものになるでしょう。能力の向上は信頼関係を築くこと
     で十分に可能です」
ジャン 「肝心の実戦における信頼性が犠牲になっているのは明白だ。最低限、
     禁忌条項はもれなく条件付けすべきだ。義体の良心に期待するのはバカげてる」
ジョゼ 「以前からいっていることだけど、条件付けが唯一の手段じゃない。
     条件付けは義体運用のOSのようなもので、アプリケーションソフトには別の手
     段を用いるべきだ。信頼関係を構築し義体の自発性を促すことで、条件付けだ
     けでは得られない高次機能の発現が見られるのはヘンリエッタやトリエラで確
     認済みじゃないか」
ジャン 「リスクが大きすぎるといっているんだ。結果が予測できない道具など
     使えるものか。だいたいその高次機能も作戦でどう有効なのか未検証なまま
     で――」
課長 「まあ待て。義体開発は依然発展途上で様々なアプローチが必要なの
    は知っての通りだ。各々理念上の違いはあるだろうが、作戦面で実績を残して
    いる限り横やりを入れるつもりはない。何事も……」
ジャン 「データの蓄積、ですか」
課長 「そういうことだ。進めてくれ」
173風の谷の名無しさん:04/06/21 23:47 ID:spRxd60A
ジャン 「マルコー」
マルコー 「ビアンキの話では来週週明けにも退院できるらしい。体力の回復、再訓練に4週間を
     見込んでいます。プログラムは明日中に提出します」
課長 「アンジェリカはどんな様子だ? 入院が長かったから心配だな」
マルコー 「意欲は旺盛です。その点は心配いりません。ただ、身体面がついていかないので焦り
     があるようです。再訓練ではその辺を重点的にケアする予定です」
課長 「過保護になる必要はないが、あまり無理もさせるな。貴重な第1号だ」
マルコー 「はい。課題のレベルを低めに設定した達成感重視の構成を考えています。それで、
     ひとつ提案があるんですが」
課長 「何だ?」
マルコー 「犬をプログラムに組み入れたいんですが」
課長 「犬? 義体の作戦運用に軍用犬が必要となる場面は確かにないとはいえないが、唐突
    すぎないか」
マルコー 「いえ、訓練教程で使うだけです。運動能力に勝る犬と一緒に訓練を行うことで義体の
    基礎的な身体能力を引き出す効果が期待できますし、大きな成果が上がるようであれば
    作戦への投入を検討する叩き台にもなるでしょう」
課長 「ふむ。ジャン、どう思う」
ジャン 「運用が確立していない義体に加えて犬を扱うのは無理がある。有用性は未知数だが、
    いずれにせよ時期尚早だろう」
マルコー 「……わかりました」
174風の谷の名無しさん:04/06/21 23:52 ID:spRxd60A
ジャン 「ヒルシャー」
ヒルシャー 「はい。モンタルチーノで受けたケガは完全に回復。ただ、格闘で負けたショックが
    まだ尾を引いているらしく、射撃訓練においても集中力に欠ける傾向が見られます。それでも
    合格レベルを維持しているのは彼女らしいといえばいえるんですが。本人はマーシャル・アーツ
    の強化訓練を希望していますが、体格の見合う義体はいませんし、我々が相手をするのも無理
    です。そういったわけでフラストレーションがたまっているようです」
課長 「相手は少年だったと報告にあったが……? そんなに手強いやつだったのか」
ヒルシャー 「私は見ていないのでわかりませんが、年が近い相手だけによけいに悔しいようです。
    前回報告したように現場で座り込んで泣き出したくらいですから。最近はすっかり自信喪失気味
    でろくに目を合わせようともしません。無論任務に影響はありませんが」
ジャン 「ショットガンの隙をつかれたんだろう? 十分な制圧力がないことはわかりきっている。
    格闘で絶対的な優位がとれないとわかった以上、銃の選択がより重要になる。本人のためにも
    あれは手放させた方がいい」
ヒルシャー 「ええ、わかっています。彼女はなぜかあの銃に愛着があるらしいので、いまそれを
    言い出すとさらに落ち込ませることになるのではと躊躇していたのですが、そうもいっていられない
    のは確かです。早急に検討します」
ジョゼ 「そういえば、昨日トリエラはめずらしくラフなタンクトップにミニスカート姿だったじゃないか。
    あれも自信喪失の結果なのか?」
ヒルシャー 「いえ、たまたまローテーションに当たったから、とかスラックスが作戦でだめになった
    からだとか言ってましたが。体調が悪そうだったので訓練は早めに切り上げさせました」
ジョゼ 「いちどゆっくり話を聞いてやったらいいんじゃないかな。何かいいたいことがありそうだ」
ヒルシャー 「そういえば、あの服は買い与えた覚えがないんですが」
ジョゼ 「そういうことも含めてさ。何事も信頼関係の構築からだよ」
175風の谷の名無しさん:04/06/21 23:59 ID:spRxd60A
ジャン 「無駄話はそれくらいにしておけ。リコは特に問題はない。あれが必要とするのは
    十分な睡眠と質のいい食事だけだ。クラエスは日課を消化する毎日だが、無駄に
    知能が高いだけに相変わらず何を考えているのかよくわからない。当たり障りの
    ないレポートを上げてくるが、必ずしも本心をそのまま書いていないような印象を
    受ける。引き続き十分な観察が必要と考える。以上」
課長 「リコなんだが、義体のほとんどは条件付けの多くを担当官への恋愛感情という形で
    自覚しているわけだが、リコはあくまでも担当官への忠誠として捕らえているという報告
    だったな。そのメリットとデメリットは見えてきたか?」
ジャン 「デメリットはありません。心理的にも極めて安定しており、満足すべき結果です」
ジョゼ 「兄さんは義体に求める能力を低く抑えすぎている。もっと可能性を追求すべきだ」
ジャン 「道具に求められるのは信頼性だ。義体に命令した以上のことを期待するのはお前
    に指揮能力が足りないからだ」
ジョゼ 「それは違う。十分に情報を得られず、支援も不十分な状況では義体個々の判断が
    重要になる。ただの道具ではそうした場面に対応できない」
課長 「義体をどう運用するかについてはまだまだデータが足りないし、ここはその方向を決める
    場ではない。二人ともそのくらいにしておけ。クラエスの場合、条件付けが恋愛感情、忠誠心
    といった間接的な形を取らずにそのまま植え付けられているわけだが、その弊害らしき兆候
    は見えないか? 他の義体と違って彼女には与えられる任務がない。検査と自ら立てた日課を
    こなすだけの毎日に疑問を抱く様子はないか?」
ジャン 「特に弊害のような兆候は見られません。先ほどもいったようにわかりにくい義体です。
    今後も注意深く観察を継続します。次の質問については、やはりそうした様子はありません。
    最近はガーデニングにいそしんでいるようですが。人間も義体も、生き甲斐は必ずしも必要
    ではないようです」
課長 「ふむ……。長くなったな。今日はこれくらいにしておこう」
176風の谷の名無しさん:04/06/22 01:51 ID:EZ4mwgK2
>>172-175
GJ
真面目な運用会議も良いねw
今まではトンデモ会議ばっかりだったが。
177風の谷の名無しさん:04/06/22 01:52 ID:U12IK480
>>172-175

いいね
178風の谷の名無しさん:04/06/22 13:13 ID:VQlUGvbw
すみません、オチを期待してましたorz
179風の谷の名無しさん:04/06/22 13:57 ID:8uATi8RK
エッタ&リコ「お〜牧場は♪ み〜ど〜り〜♪」

数歩先を歌いながら歩くヘンリエッタとリコを見て、ため息を吐いた。
今日の予定は射撃訓練だったはずだ。だのになぜ・・・。
後ろを並んで歩くジャンとジョゼへ目を向ける。すると自分の隣を歩いていたヒルシャーが話しかけてきた。すぐに顔をヒルシャーへ向けた。

ヒルシャー 「どうだい、トリエラ? コルティナ・ダンペッツォのミズリーナ湖は素晴らしい景色だろう?」
青い空に緑の平原、湖に映ったドロミテ山群が織りなすコントラストは綺麗だった。
エッタ&リコ「ホイ♪」
トリエラ  「・・・っ、あの、ヒルシャーさん! どうしてピクニックなんですか? 今日は・・」
言い終わる前に、背後から声が届く。ドスの利いた低い声だった。
ジャン   「担当官のために義体がいる。担当官がピクニックに行くのなら、義体もついてくるのは当然だ」
ジョゼ   「いいじゃないか。今日は息抜きみたいなものだ。君も楽しむといい。ほら、ヘンリエッタとリコはすっかり馴染んでいるよ」
ジョゼが伸ばした指の先には
エッタ&リコ「ララララ、やぎさんも〜♪ メェ〜〜〜♪」
変わらず二人が歌い続けていた。
ヒルシャー 「君も一緒に歌ってきなさい」
ジャン   「そうだ。これは命令だ。」

戸惑ったが、トリエラは二人のもとへ駆けていった。条件付けには逆らえなかった。
左右の景色が視界の外へ流れていく。しかし時間の流れはゆっくりに感じた。
私は何を演じたらいいのかわからない。だけど今、どんな役をやればいいのかはわかる。
そうだ、ステージは変わるのだ。私はそのステージに合わせればいいのだ。「君の器量だ。
警官に化けられるさ」以前にヒルシャーさんが口にした言葉が頭をかすめていた。
やがてヘンリエッタたちの所までと四歩、三歩、二歩、一歩・・・。


エッタ&リコ&トリエラ「足並みそろえよ、今日〜は ゆか〜いだ〜♪」

その日のトリエラには、愉快な一日が待っていた。
180風の谷の名無しさん:04/06/22 19:53 ID:TzLAYY0H
クラエス 「というところで今月の会議はおしまい」
トリエラ 「驚いた。盗聴器なんてどこで手に入れたの?」
クラエス 「装備課のマリオくん。ちょっとロリ入ってるからたいていのお願いは聞いてくれるわ」
トリエラ 「そのうち危ない目にあっても知らないよ?」
クラエス 「わたしたちが生身の人間からどんな危ない目に遭わされるって?」
トリエラ 「うう、なんでもありませんクラエス先生」
リコ 「でもトリエラはこのあいだ生身の男の子にノックアウトされたんでしょう?」
ヘンリエッタ 「だめだよリコ!」
トリエラ 「……それは二度といわないで。二度と」
リコ 「ご、ごめんなさい」
クラエス 「まあまあ。世の中広いんだから強い敵がいてもおかしくないわよ。わたしでよかったらスパーリングの相手になろうか?」
トリエラ 「いいっていいって」
クラエス 「このあいだの試験で筋繊維のエネルギー効率が2割上がるチップを入れたの。日本のアイキドーっていう武術のモーションもロードしたから以前のようにはいかないと思うけど?」
トリエラ 「映画で見たことあるけど……。あんなの演技でしょう?」
クラエス 「ちょっとやってみようか? わたしの襟元をつかんでみて。そうそう。で、これがこうなる」
トリエラ 「うわっ」
ヘンリエッタ 「だいじょうぶ?トリエラ」
トリエラ 「……あたたた、腰が痛い」
クラエス 「あとで教えてあげる。バスルームで」
トリエラ 「な、なんで!?」
クラエス 「全身の筋肉の動きを目で確認しながら覚えるといいのよ。トリエラたちには速修モジュールが入ってないんだし」
トリエラ 「う、うーん……なんだか最近のクラエスって以前と雰囲気が違うっていうか」
リコ 「眠くなっちゃった。先に戻ってるね」
ヘンリエッタ 「だめだよリコ。みんなで担当官対策をするっていってたじゃない」
トリエラ 「そうそう!すっかり話が変な流れになってた。はい、みんな座って座って」
クラエス 「お茶がさめたわね。入れ替えるからちょっと待ってて」


181風の谷の名無しさん:04/06/22 23:43 ID:askRgxHF
>>180
狡猾な義体が、イイ感じっす。
182風の谷の名無しさん:04/06/23 00:08 ID:lwzPmcUv
トリエラ 「さて、と。期待された会議の内容だけど、これは……」
クラエス 「びっくりするくらいつまらなかった。月に一度の会議がこれじゃあね。
      2課の将来が思いやられるわ」
リコ    「ジャンさんとジョゼさんて仲悪いの?」
ヘンリエッタ 「そんなことないよ。よくふたりで話しているのを見るもの」
トリエラ 「きっと会議のたびに同じ話で熱くなってるんじゃないかな。課長もうんざりって感じだったし」
クラエス 「あのふたりって本当に兄弟なのかしらね。かたや氷の男で、かたや砂糖菓子の男。
      複雑な家庭環境が対照的なパーソナリティを形成した?」
トリエラ 「わたしはワイドショーとか見ないからそういうのはちょっと。ジョゼさんのヘンリエッタ評は
      あっさりしてたね。特変なしだって」
ヘンリエッタ 「本当はアルバムのなかに見覚えのない写真が何枚かあるんだけど……」
トリエラ 「えっ。ジョゼさんには話してないの?」
ヘンリエッタ 「話したらお仕事からはずされるかもしれないし……」
クラエス 「聞かれないことまで話すことないわ。ビアンキ先生の問診で問題が見つからなければ
      それでいいのよ。テストしているのは公社の人間だけじゃないってこと」
トリエラ 「でも最近手術はなかったんでしょう? イレギュラーな投薬もなかったはずだし」
ヘンリエッタ 「トリエラ、どうしよう。わたし、こんなふうになにもわからなくなっていくのかな」
トリエラ 「……」
リコ   「わたしが撮った写真が何枚か貼ってあるけど、それのことじゃないよね?」
ヘンリエッタ 「えっ!?」
リコ   「あれ? いってなかったっけ? 前にカメラ借りたことがあって、その写真をしまうところがなくて
      ヘンリエッタのアルバムに……」
ヘンリエッタ 「ひどいっ!リコのばか!本気で悩んでたのにっ」
リコ   「ご、ごめんね」
トリエラ 「はいはい。そのくらいにしておきなよ。ジョゼさんにもらった服がやぶけちゃうよ」
ヘンリエッタ 「あ……、いけない。だいじょうぶ?リコ」
リコ    「ジャンさんに殴られるより痛かったよ」
ヘンリエッタ 「……」
リコ   「うそ、冗談」
ヘンリエッタ 「もう」
クラエス 「ふふ」
183風の谷の名無しさん:04/06/23 01:34 ID:4zh2NEaR
>>179
「ホイ♪」ってのがイイ!!
>>180>>182
最後の方、掴みかかるヘンリエッタの様子によってオチの意味合いも変わってくるなぁ。
俺の中ではWWEの場外乱闘のような光景が浮かんで少しガクブル…。
184風の谷の名無しさん:04/06/23 12:34 ID:Ovi9nZu2
>>183
ステファニー・マクマホンとセイブルの抗争みたいのキボン
185風の谷の名無しさん:04/06/23 19:23 ID:07YfdUFm
真夜中――灯は消えた。おれがリコを見て、ジョゼがヘンリエッタをみることにした――
おれがそういいだした。
リコは寝る前の読書をしていた。『神の神秘の力があなたのものに』。椅子を引き寄せ、
やつの唇を読んだ=イエスに通じる内部の軌跡をしっかりつかみ、キリスト教のアメリカを
雑種化しようとするユダヤの共産主義者の陰謀と戦いましょう。あなたの寄付を私書箱へ
送ってください云々。
「リコ、訊きたいことがあるんだが」
「ええ、いいですよ」
「おまえは今読んでるパンフレットを信じてるのか?」
「ええ、そうですね。ここに書いてあるんだけど、この生き返った女がいってるんです。特別に
寄付した人は、天国へいったら、毎年、新車がもらえるってイエスさまが保障してるって」

たわごと。

「リコ、おまえ、最後にやった2,3回の任務のことはよくおぼえてるかい?」
「いえ、あんまり。始末屋のブルーノにはボンネット貫通してエンジンロック、
アンジェリカには約束守れませんでしたけど。ねえ、ジャンさんは食堂でうま
いランチをおごってくれますか?」
手錠を出す。「すまないが、小便をしてくる間、これをはめておいてくれないか」
リコは立ち上がった――あくびをして、体を伸ばす。ヒーターをチェック――太い
パイプ――重量物積載禁止。
開いた窓――九階分の落差――おかしなアホ毛女はにやにやしている。
「ねえ、イエスさまは自分で運転してると思いますか?」
やつの頭を壁に叩きつけ、悲鳴を上げるところを窓から放り出した
186風の谷の名無しさん:04/06/24 00:03 ID:EzlmM0S5
>185
ワラタ。
何でまたホワイトジャズなのかと小一時間(ry

あと、その配役だとジョゼの部屋がいろいろやばいことになるわけだが。
187風の谷の名無しさん:04/06/24 13:05 ID:dfG+XCTV
みんなが分かるネタを選ぼうよ、ゑル炉ヰひと。
ぐるぐるまわって、落ちていきそうだぜ。
188風の谷の名無しさん:04/06/24 18:52 ID:G6bOlVUN
ウェイトレスのコスプレをした――フリル付き。議員の宿泊するホテル。
午後九時――静かで穏やかだ。
中で人声――「どうぞ」。
銃を構えて、ドアノブを回した――錠はかかっていない。サイレンサー、サブソニック弾。
ぐいと引き開ける。
男がソファに坐り、新聞を読んでいた。
何だってんだ?
いったい何――
まず、男――サイレンサーのキシュッという音――頭から脳みそが飛び出す。議員が
バスルームから出てきた――キシュッ――腹が爆ぜる。
眼鏡の男が受話器を取ろうとした。

目玉野郎! 目玉野郎! ――二人の顔がつぶれ、目がなくなるまで撃ちまくった。
189風の谷の名無しさん:04/06/24 19:04 ID:WVnj0uZF
エルロイはさすがに無理だと思うが、
K・W・ジーターはブレードランナーの続編ノヴェライズなんて
営業仕事をやったりもしてるから、
ガンスリの海外展開のやり方次第によっては、
ジーターがノヴェライズを手掛けるなんて可能性も
絶対にありえないとまでは言えないかもしれないと思うけど、
万が一実現したら読みたい?>皆の衆
190風の谷の名無しさん:04/06/25 00:14 ID:JRx5diGJ
うーん、それがありうるなら海外のハードボイルド作家に書いてもらうのもイイが
まずは「萌え」を理解させる為に、製作まで2〜3年の猶予期間は必須だな。
191風の谷の名無しさん:04/06/25 03:20 ID:2aTCtUUp
>>189
いや、エロルイは既にこのスレで見たよ?
192八九式甲型 ◆Jn.M7EljUQ :04/06/25 22:13 ID:/qBP3zXJ
今月の大王見て思いついたネタ

もし、中身が男の義体少女が居たら・・・・・・

ある日。ローマ市内で17歳の少年ロシェがテロに巻き込まれた。
なんとか奇跡的に助かったが瀕死の状態だった。
それを見たとある医師は知人の同業者ににこういった。

「どんな方法でもいいから彼を助けてやってくれ」

さっそく瀕死の少年はその医師の知人の勤め先に担ぎ込まれた。
運び込まれたのは「社会福祉公社」と呼ばれるところだ。
表向きは政府の障害者支援事業だが、その実態は
子供に「義体」と呼ばれる機械の体を与え、条件付けを施して政府の汚れた仕事をさせる諜報機関である。
しかし今まで少女しか改造経験がなく、技術的にも男性の改造は困難だったために、
少年から脳を取り外して同時に運び込まれた脳死状態の少女の体を使用することとなった。
手術は見事成功したが、記憶が消えないという問題が発生した。
なんとか義体技師達は原因を探そうとしていたが、その前に少女・・・もとい少年が目覚めてしまった。
ロシェが目を覚まして最初に目に飛び込んできたのは白い天井だった。
どうやら病院のようだ、自分はベッドに寝ていて周りに機械がおいてある。
自分はどうやら事故に巻き込まれたようだ
193八九式甲型 ◆Jn.M7EljUQ :04/06/25 22:16 ID:/qBP3zXJ
近くで二人男が話し合っている。一人は医師らしい。
そして自分の体の異変に気づく。髪の毛が異常に長い。確かにいつも伸ばしっぱなしだったが
こんなに伸ばした覚えはなかった。
そして起きあがり、ベッドの隣にの机上にあった小さな鏡を見た。
なんとその鏡に映っている自分の顔を見て自分の目を疑った。
信じがたいことに自分と同年齢と思われる金髪の少女の顔になっていたのである。

「な、なんだよこれ・・・・・・!!」

そういうと彼はすぐ両手で自分の口を塞いだ。
声まで小女のように・・・・・・いや小女そのものの声になっていた。
近くで話し合っていた二人の内、一人がこちらに歩み寄ってきた。

「ロシェ・・・・・・君の体がそうなってしまったのは誠に遺憾だ。
しかし、仕方がなかったのだ・・・・・・」

そういって彼は今まで起こったことを説明した。


続くかな?   テスト期間だけどなんとかパソコン触れたので投下 
194風の谷の名無しさん:04/06/25 22:35 ID:FvfQFcsn
萌えた。けどなんかミスター・クリスのようだ…。
195風の谷の名無しさん:04/06/26 09:41 ID:V6LePdJ5
もしくはカーミ・サンチン君、

「ロシェすぐ怒る、悪い癖」とか言うおねいさんが担当官w
196風の谷の名無しさん:04/06/26 14:57 ID:jXzRa3Bx
こおんな、はスルーでいいのか
197風の谷の名無しさん:04/06/27 12:59 ID:+aWzFqYF
ハードボイルドガンスリ(・∀・)イイ!!
198八九式甲型 ◆Jn.M7EljUQ :04/06/27 20:17 ID:Ivna6K+H
>>192の続き

言い忘れましたが一応ガンスリ2に繋がっています。(ただし公社が無くなる前の話です)


30分後

「・・・・・・俺がテロでねぇ。それで、俺はどうすればいいんだ?」

ロシェがその声には全く合わない口調で言った。

「とりあえずここに住んでもらう。先程言ったように君の体はすでに義体化されている。
君の体を治せるのはここだけだ。」
「と言うことは、飯は食わせてくれるのか?」
「そう言うことだ。しかし条件がある。公社のために働いてもらう。公社の本質は先程言ったとおりだ」
「わかった、引き受けよう。」

ロシェが簡単に答えたのでジャンは驚きの顔を隠せなかった。大抵の記憶がそのまま残っている
義体はこの仕事を嫌がるのだが(もちろん嫌がった義体は廃棄処分している)。ロシェの場合、
殆ど肉親や親戚は居ないと聞く。そのためだろうか。
しばらくするとドアから人が入ってきた。

「おきていたのか、ロシェ。僕が君の担当官になったアマデオだ。よろしく」
「やっぱり俺にもいるのか」
「当たり前だ。義体に担当官はつきものだ。担当官も来たところだし、
自己紹介も兼ねて義体棟見学に行ったらどうだ」
199八九式甲型 ◆Jn.M7EljUQ :04/06/27 20:17 ID:Ivna6K+H
「・・・・・・アマデオさん、義体って皆さっきみたいに無愛想な奴ばかりなのか?」

ロシェはついさっきベアトリーチェの部屋に寄ったばかりである。
ビーチェは普段他人と殆ど会話をしないので無愛想なのは仕方がない。
この類の義体は担当官に道具として扱われており、ビーチェも例外ではない。

「いや、そうでもないぜ。」

そうしている内に二人は「トリエラ・クラエス」と書かれた部屋の前に出ていた。


トリエラ・クラエス部屋

「ねぇクラエス。最近また新入り義体が入るんだってヒルシャーさんが言ってたよ」
「ふーん、どんな子か知ってる?」
「知らない。ビーチェみたいなのだったら嫌だなぁ」
「たしかに。貴女みたいに元気だったらいいのにね」
「なによもう・・・・・・」

コンコン・・・・・・

「「どうぞ!」」
200八九式甲型 ◆Jn.M7EljUQ :04/06/27 20:25 ID:Ivna6K+H
二人同時に言った。
入ってきたのは会ったことのない金髪の少女(ロシェ)だった。

「お取り込み中だったかな。俺は・・・・・・」

喋っている途中にもかかわらずアマデオが後ろからロシェの口を
両手で塞ぎ、笑いながら言った。

「ああ、ごめん。この子は新しく入ってきたロシェで、担当官のアマデオだ」

クラエスが答える。

「よろしく♪今度くるときはなにか持ってきてね」

そう言ってクラエスは微笑んだ。
しかし話し終わる前にアマデオはロシェを引っ張りながらドアの外へ出て行った。
トリエラが言った。

「今、あの子『俺』って言わなかった?」



まだ続くのだ
201衣笠那智:04/06/27 22:52 ID:YKxUUxuS
vendetta
il colore rosso haired la ragazza (赤毛の少女)
イタリアの夜の街。
一人の赤毛の少女、―年は12.3歳ぐらいだろうか―と、二十代後半の男が車の中にいた。
「今回の任務は、五共国派のテロ実行部隊の殲滅です。計画のリーダーは、ヒルシャー・トリエラ組が捕縛したので、内部にいる約20人は、全員射殺しても構わないとの事です。なお、なるべく、音を出さないために、使用する武器は、サイレンサー付きの拳銃だけです」
「はい」
淡々と言った男に、少女もまた、感情を出さずに答え、車から降りた。
202衣笠那智:04/06/27 22:53 ID:YKxUUxuS
少女は目指す家に向かい、チャイムを押した。
錆び付いた鐘の音が、その家中に響く。
予定されていない来客を知らせる音に、中に居る男達の表情は強張り、何人かは銃を抜いた。
『俺が出る』と、一人の男が手振りで示し、銃を抜いたまま玄関に向かう。
恐る恐る外を覗くと、そこには一人の子供しかいない。
「あの、ステーファノ・バッタリアさんのお宅ですか?」
しかも、見計らったように、少女が言った。
「子供だ」
階段脇に待機していた仲間に、小声で言った。
「ああ、そうか。さっさと追い払えよ」
そう言うと、仲間は階段を上がっていく。
「お嬢ちゃん。ここは……」
男は、根はいい人間なのだろう、扉を開けて、説明しようとする。
が、最後まで言い終える前に、サイレンサーで抑制された銃声が二発、響いた。
男は、己の身に何が起きたかわからなかった。
唯一、死ぬ直前に理解できたのは、自分の額と心臓に、二つの穴が開いたことだけだった。
本人が知るはずもなかったが、ここに居る人間の中では、彼が一番マシな死に方をしていた。
203衣笠那智:04/06/27 22:54 ID:YKxUUxuS
「おい、どうした」
銃声は聞こえなかったが、倒れる音はしたのだろう。
男が一人、降りてくる。
彼の目に飛び込んだのは、血に塗れたかつて仲間だったモノと、両手に拳銃を構えた、一人の少女。
もっとも、先程とは少女の雰囲気が違う事に、気が付くはずはなかった。
「テ、テメェ!」
そう叫んで、腰の銃を抜く男。
が、その手が引き金に触れるよりも先に、今度は3発の銃声が響く。
「グハッ!」
三発の弾は、銃を抜いた右手と両足を撃ち抜いていた。
階段から転がり落ちた男には目もくれず、少女は一気に階段を上る。
「何だ、一体!」
叫び声を聞きつけて、男達が銃を抜きながら出てくる。
そして、少女は出てきた端から、男達を撃っていく。
それも、銃を持った利き腕と両足だけを狙って。
「クソ、あれが噂のdiavolo rossoなのか!?」
「バカな、あんなガキのはずが」
「でもよ、血のような赤毛をした女というだけで、年までは分かってない」
「政府がガキの殺し屋を使ってる、て噂を聞いたことがあるぜ」
「どっちにせよ、このままじゃ皆殺しだ、早く応接室に立て篭もれ!」
diavolo rosso、和訳すると『赤い悪魔』。
血の様な赤毛をした女が、五共国派のアジトを次々と襲って、中に居たメンバー全員を、例え降伏していようとも、なぶり殺しすると言う。
半年ほど前から、五共国派内でまことしやかに語られている噂である。
何故、五共国派を執拗に狙うのか。それにも様々な噂がある。
曰く、五共国派のテロのために、家族や恋人などを殺された復讐、政府の雇った殺し屋、正義の味方気取りの変人、金星から来た女性型宇宙人等々。
ただ、どれ一つとして、当たってはいなかった。
204衣笠那智:04/06/27 22:56 ID:YKxUUxuS
残った七人の男達は、一番奥の応接室に逃げ込み、机などでバリケードを作って、忌まわしい悪魔を待った。
小さな足音が近づき、男達の緊張が高まる。
「く、来るなら来い」
震えた声で一人が言った。
ドアの近くで、足音が止まる。
軋んだ音を立てながら、ドアがゆっくりと開き始める。
「う、撃て!」
リーダーの男が、自らが引き金を引くと同時に、叫んだ。
行く筋もの火線が、ドアに吸い込まれ、木片が飛び散る。
「止めろ!」
扉が、跡形も無く破壊されたところで、リーダーが言った。
「や、殺ったのか?」
「いや、血の跡が無い」
一人の呟きに、ボスが冷静に答えた。
その時、部屋に筒状の物が二つ投げ込まれる。
一つは、バリケード内に、もう一つはバリケードの外に落ちた。
男達はそれが、暴徒鎮圧用の閃光手榴弾であることを、瞬時に理解した。
五人は、自分達に襲いかかった災厄から逃れるために、バリケードから飛び出し、リーダーと、もう一人はバリケードの外に転がる閃光手榴弾を投げ返そうと、やはり、バリケードを飛び出た。
「クソッ!」
手榴弾を掴み、投げ返そうとしたとき、リーダーは二つの事に気が付いた。
一つは、手榴弾のピンが抜かれていないこと。
もう一つは、自分の上に小さな影がかかっている事。
『はめられた』と、リーダーが思ったのと、少女の拳銃が、抑制された銃声を発し始めるのは、ほぼ同時だった。
銃声は、21を数えた所で、とりあえず終わった。
205衣笠那智:04/06/27 22:57 ID:YKxUUxuS
数分後
二発の銃声の後、うめき声や、生もしくは死を嘆願する声が三十秒ほど続き、一発の銃声の後、途切れる。そしてまた二発の銃声が響く……。
まずは、急所を外して、二発銃弾を撃ち込み、三十秒ほど待ってから、目に一発撃ち込む。
少女を知る者は、『punizione(処刑)』と呼ぶ行為を、少女は口の端に笑みを浮かべながら、行っていた。
少女は階段を下り、最後の一人に向かう。
二番目に撃たれた、あの男の所へ。
少女は、全身を返り血に染め、その赤毛は、より赤さを増していた。
「し、死にたくねえ」
男は、慣れない左手で、落とした自分の銃を拾い、少女に向ける。
しかし、その手は振るえ、なかなか狙いが付けられない。
その隙に少女は、黙って引き金を引く。
その弾は、人差し指ごと、銃のトリガーを吹き飛ばした。
さらに立て続けに、二発の銃声。
弾は、男の腹部に命中していた。
「た、助けてくれ。こ、降参、降参する。頼む、助けてくれ」
男には、少女が自分の命乞いを聞いて、微笑んでいるように見えた。そして、事実そうであった。
男にとって見れば長い三十秒が過ぎ、銃口が男の右目に当てられた。
「ヒッ」
自分の死を覚悟し、男は思わず失禁した。
だが、部屋に引き金を引く音が響いた。
それは、比喩ではなく、本当に引き金のみを引いた―弾切れを示す―音であった。
少女は、空の弾倉を捨て、次の弾倉を入れようとする。
が、肝心の弾層は無く、少女は拳銃を二丁ともホルスターに納めた。
206衣笠那智:04/06/27 22:59 ID:YKxUUxuS
「お、おい。た、弾切れ、なんだろう?な、なら、いいよな。こ、降伏するら、た、助けてくれ」
男は、震えながら、絞り出した声で言った。
それを聞き、少女は顔全体で微笑んだ。
年相応のかわいらしい笑顔だった。
それを見た男から緊張が抜けた。
その瞬間、男は自分のすぐそばで、固い物が柔らかい物を貫く音を聞いた。
それと同時に、男の視界が急激に狭くなる。
男が、自分の左目に、ナイフが刺さったということに気が付いた時には、右目にも同じようにナイフが刺さっていた。
男の断末魔の叫び声が上がる。
それは、心臓に三本目のナイフが刺さった瞬間、止まった。

車の中にいた男は、ドアの前に立っていた。
男の叫び声が終わった後も、すぐには入らず。
しばらく、聞き耳を立てていた。
やがて、何かが倒れる音がした時、男は中に入った。
硝煙と血のにおいが鼻につき、男は顔をしかめ、目の前に広がる惨状に、目をそむけた。
男は、血の中に倒れる少女へ向かうと、お姫様抱っこをして、屋敷から出た。
男のスーツが血に染まる。いつもの事なのだが、男は嫌そうな顔をする。
少女を後部座席に運び、寝かせる。
車内に血の匂いが充満し始める。
「そろそろ、染み付いてきたか」
そう呟くと、男は車備え付けの無線機を手に取った。
「任務完了。屋敷内に生存者はナシ。これから、戻ります。後始末のほうをお願いします」
『了解』という返答が返り、男は無線機を戻し、車を発進させた。
夜の街を車が走る。
振動と、少女の身動きで服のすそが僅かにめくれた。
そこには、血で消えそうな文字でこう書かれていた。
『Henrietta』
207衣笠那智:04/06/27 23:02 ID:YKxUUxuS
衣笠那智といいます。お見苦しい物をあげてしまいました。
なにせ、初めて書いたSSなので、ところどころ文章表現が、おかしかったりするかもしれません。
もし、続きを書いても良いのでしたら、次は『memoria di terrore』という題で……
後、あえて和訳しませんでしたが、題(vendetta)からして、萌えませんので、その点はご容赦ください。
208無 月:04/06/28 00:18 ID:GQJ1XdIQ
(いつもと趣向をかえてかなり血迷ったことかいてますが、次からはちゃんとほのぼの萌えで
やりますから、今回だけ許してください)

無 月「はじめまして。日本から来ました」
ジョゼ「話はきいてます。はるばる日本から取材とは酔狂ですな。肩書きはフリー?」
無 月「そう称しておけば、いざテロリストに捕らえられても本国政府に救援してもらえるので」
ジョゼ「お気楽な国ですな」
無 月「まったくで」
ジョゼ「ヘンリエッタを紹介しておきましょう」
無 月「待ってました!」
ジョゼ「は?」
無 月「いえ、こちらのことで」
ジョゼ「さあ、ヘンリエッタ。挨拶なさい」
ヘンリエッタ「こんにちは」
無 月「キャー! やはり本物は可愛いわ。握手してもらえる? 写真とっていい?」
ジョゼ「あんた何しにきたの」
無 月「失礼。あまりの可愛さについ我を忘れてしまいました」
ジョゼ「作戦の説明をしますからこちらへ」
209無 月:04/06/28 00:20 ID:GQJ1XdIQ
ジョゼ「撤収する。30秒で完了しろ」
無 月「死体は置きっぱなしで?」
ジョゼ「後で別の課の者が回収する。それよりあんた顔色がわるいな。死体ははじめて?」
無 月「銃撃戦も血まみれの死体も何もかもはじめてづくしさ。ああ、吐きそう」
ジョゼ「吐くな。痕跡がのこる。飲みこめ」
無 月「ご無体な」
ヘンリエッタ「気分がわるいの?」
無 月「ああ、ヘンリエッタ! きみの顔をみてるととたんに気分がよくなったよ。
     アッ、血! ヘンリエッタ、腕から血が出てるよ!」
ヘンリエッタ「えっ?」
ジョゼ「アア、いつものことだ。止血しておけ」
無 月「おれがしてやるよ。さあ、腕をだして。痛いかい?」
ヘンリエッタ「あまり…」
無 月「魚に痛覚はないというが、義体とはいえ人をして痛覚をなさしめるのはむごかろう。
せめて防弾チョッキくらい着せてやったらどうなんだ!」
ジョゼ「それでは義体運用の意義が問われる。よしてくれ。ここであんたと議論する気はない」
210無 月:04/06/28 00:21 ID:GQJ1XdIQ
無 月「ヘンリエッタ、きいてくれ。実は取材というのは大ウソだ。きみを魂の牢獄から
     救い出しにはるばる日本からやってきた。日本に来ないか? きみは十分人を
     殺しすぎた。役割は果たした。もう普通の少女に戻って平穏な暮らしの日々を
     すごしてもいいんじゃないのか? きみがジョゼさんを好きなのは知っている。
     それが条件付けであることも知っている。だがたとえ愛情に真偽がないとして
     も、きみのその髪や肩に不似合いな硝煙のにおいをたなびかせてるかぎり、そ
     の愛は不実なんだよ?」
ヘンリエッタ「私は、いま以外の暮らしなど考えたこともありません」
無 月「いまのままで十分というわけか。無理なのはわかっていたさ。だが見ている方
     にはけっこうつらいものがあってね。きみはそうやって、ささやかな幸せと
     引きかえにみずからの体を傷つけ、小さな命をけずりとっていくんだね」
ヘンリエッタ「Ce's poco da fare…」
無 月「え? いま何て言ったの?」
ジョゼ「おい、日本人! 立てるか。撤収だ」
無 月「チェ ポコ ダ ファーレ、…仕方ない、か。あの子にそれを言われたら、もう何も
     言えんわな。クソッ! じゃ、おれはイタリアくんだりまで何しにきたんだ」
ジョゼ「おい、日本人!」
無 月「わかってる。自分で立てる。いま行く」
211風の谷の名無しさん:04/06/28 00:23 ID:VU2s6aUP


( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(u゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(゚ Д゚)

212風の谷の名無しさん:04/06/28 00:38 ID:qM/EIUwh
これが所謂ドリーム小説ってヤツか・・・。
213風の谷の名無しさん:04/06/28 08:05 ID:ZmZeK5Mq
(u゚д゚)
214風の谷の名無しさん:04/06/28 11:42 ID:3sUbbr4u
無月物凄くキモイ・・・
215風の谷の名無しさん:04/06/28 12:08 ID:hVukUnsD
無月おもろかったよ。
次に期待。
216風の谷の名無しさん:04/06/28 14:57 ID:9Jc+gCMQ
この手の自己投影オリキャラ入れた原作無視のオナニー二次創作は
存在そのものに吐き気催す奴が多いのに、こうも公然とやるか…。
217風の谷の名無しさん:04/06/28 19:58 ID:k/+FdjMI
では私も駄ネタを途中まで


クラエソしょーもない駄ネタ、1/2?


翌朝、目が覚めると驚いた、
いつものツインテールの代わりに、隆々とした黄金のロングホーンを
生やしたトリエラがベッドの前で私を睨み付けていたのだ。

トリエラ 「クラエソ、貴女の仕業?」
私じゃ無い!、と言おうとしたところにリコが入ってきた
リコ   「大成功!!整髪スプレーとコンクリ接着剤10本も使ったんだよ!
      やっぱりカッコいい!」
こめかみに青筋を立てたロングホーントリエラが、リコを乱暴に引き寄せる。
トリエラ 「怒る前に何のつもりか聞いてあげるよ」
リコ   「角を作ったら「プルートゥ」に似てるかなあって・・・」
クラエソ 「そうなの?、私「バッファローマン」だと思ってた」
218風の谷の名無しさん:04/06/28 19:59 ID:k/+FdjMI
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!
リコとは逆方向に逃げたのにトリエラが足音を立てて追ってくる!。
クラエソ 「なんで私の方にくるのよ! 悪いのはリコじゃない?!」
トリエラ 「言・い・た・い・こ・とはそれだけね?! 待ちなさい!!!」


追われながら義体棟を出ると、本部の角で出会い頭にヒルシャーさんに出
くわした。
ヒルシャー 「こら、ぶつかる所だったじゃないか、走るんじゃ無い」
ごめんなさいと謝る背後からトリエラの怒涛のような足音が聞こえてきた
トリエラ  「クラエソ、追いついたわよ!・・・あ?」
ヒルシャー 「トリエラもか! 走らずに・・・なんだ? そのつの・・」
トリエラ  「ヒルシャーさん・・ごめんなさい!!」
ヒルシャーを前にして条件反射で頭を下げるトリエラ。
同時に倒れた角がヒルシャーさんの腹部に潜り込む!
ヒルシャ「ぐぉ・・」
トリエラ「 ? 」
トリエラが異変に気づいてひょいと頭を上げる、勿論ヒルシャーさんを角の
先にひっかけたまま。
219風の谷の名無しさん:04/06/28 20:02 ID:k/+FdjMI
トリエラ  「ヒルシャーさん? どこへ・・・?」
きょとんとした目つきでトリエラは周囲を見回す、あなた、頭重くないの?
トリエラ「クラエソ、あなたヒルシャーさん知らない?」
ロングホーンにヒルシャーさんの腹を突き刺したままトリエラが不思議そう
に聞く。
言いたいことはあったが、まず指で頭の上を見るようジェスチャーした。、
トリエラは素直に空を見る、ヒルシャーさんをぶんと後ろに振り回しながら。

トリエラ「・・・・・・・・」
空は雲一つ無い快晴

トリエラ「いないじゃない!!」
今は・・後ろか、後ろを指差す
トリエラ「いない」
今度はあっち
トリエラ 「どこ?」
こっち
トリエラ「どこなの?」
そっち
トリエラ「ふざけないでよ!!」
私は真面目なんだけど、
220風の谷の名無しさん:04/06/28 20:04 ID:k/+FdjMI
クラエソ「あのね? 説明すると貴女のロングホーンの先にヒルシャーさ
     んが引っかかってるのよ」
トリエラ「漫画じゃあるまいし、そんな馬鹿なことがあるわけ無いじゃな
     い!」
その馬鹿な姿を見せてやりたかったが、ヒルシャーさんを早く降ろさない
ことには仕方が無い。
クラエソ 「トリエラ、頼むから頭下げてくれない?」
トリエラ 「何故私があなたに頭を下げなきゃいけないのよ、私は被害者よ!」
今や、最大の被害者はヒルシャーさんだが。
どうしたものか考えあぐねていると諸悪の根元、リコがひょっこりと顔を出
した。
リコ   「まだやってたの?」
クラエソ 「まだやってたのよ」、
リコ   「鏡を見せたら良いのに」
クラエソ 「部屋の鏡だと小さすぎてロングホーンの先まで見せられない」
リコ   「言えば良いのに」
クラエソ 「言っても信じない」
リコ   「ふーん・・でもこのままだと大変だよ・・」
のんきなリコも目の前の惨状に思わず息を呑む。
大変、そう、確かに大変だ、ただ、大変といっても、
221風の谷の名無しさん:04/06/28 20:06 ID:k/+FdjMI
トリエラ「どこにいるの? ヒルシャーさん教えてください!、私ではあなたの
     力になれないとでもいうのですか?!」
と悲しみに、ガンガンと頭を壁にぶつけているトリエラではなく、その上で
ヒルシャー「ぐふっ・・げふっ・・・トリエラ・・・・頼むから・・・
      止まって・・」
と、壁に叩きつけられて、追加ダメージを入れられているヒルシャーさんの
事だ。
このままではヒルシャーさんが悪魔超人トリエローマンに負けて・・・
もとい殺されてしまう、もう実力行使で止めるしか無い。
ここは、事の張本人リコに協力してもらおう。
クラエソ「ねえリコ、ちょっと額を出して、動かないで」
リコ  「 ? 」

数十分後

公社の中庭にアマデオさんのノリノリボイスが鳴り響く
アマデオ「赤コーナー 出身秘密ゥー○○センチ○○ポンドォ 恐怖の
     ロングホーン! トリーーエローーーマーーン!!」
トリエラ「え? え? 何これ!?」
ウォォォォォッ!!
222風の谷の名無しさん:04/06/28 20:08 ID:k/+FdjMI
アマデオ「青コーナー 出身秘密ゥー○○センチ○○ポンドォ 正義の
     お昼寝娘 キンーリコーーマーーーンーー!!」
リコ  「ドキドキ ワクワク」
ウオォォォォォォッ
額に「肉」の字をつけた白ワンピースのリコが慣れない観衆の声援に応え
ている、意外に乗りやすい。
アマデオ「ジャッジ、愛の伝道師ことアマデオです、よろしく!」
クラエソ「さあ!全欧一千万人の義体ファイトファンの皆様! お待たせし
     ました!。
     ここ、社会福祉公社ローマ本部中庭上空は快晴!、中庭特設リ
     ング周辺には義体ファイトファンが運命のゴングをいまや遅し
     と待ち構えております!。」聞いてください、野次馬・・もと
     い観客席のこの声援を!」
アルフォ「キンリコマンに10ユーロ!」
ジョルジ「トリエローマンに15ユーロ!、応援してるぞ!!」
プリシッ「きゃああああん!リコちゃんのワンピース可愛いッ♪、こっち向
     いてえッ」
ニハッド「えー、プロマイドにCDはいかがですかあ」
ジャン 「リコ、どんな戦いでも負けは許さんぞ」
課長  「ヒルシャーはあんなところで何を遊んでいるんだ?」
マルコー「・・・さっさと助けてやれよ」
223風の谷の名無しさん:04/06/28 20:10 ID:k/+FdjMI
カーーーーーン!!

クラエソ「さあ、無常なゴングが今鳴った! 昨日の戦友は今日の敵!、非常
     なリングの掟が無常に三人の運命を試すときが来たッ」
トリエラ「え?、何、何?」
クラエソ「トリエローマン、突然の展開にリングの上で少々戸惑い気味!、
     もう少し角に見合ったラスボスの自覚が欲しいところだッ!。
     おーっとキンリコマンから仕掛けたぞ、ロー、ミドル、ローロ
     ーローキックの機関銃だーッ ローの集中砲火から、おっと火の
     玉ようなタックル! しかしトリエローマン蝶の様に鮮やかに左
     にかわすッ、さすが褐色のラスボス、そう簡単には触らせない、
     彼女を捕まえるのはヒルシャーさんだけなのかーッ!?」
リコ  「お願い、頭を下げて欲しいの!」
トリエラ「だから、なんで被害者が頭を下げなきゃならないのよ!」
リコ  「じゃあ実力行使!」
クラエソ「夢の一騎打ち勝負!少女の裸祭り!非凡の日常でさえ起こすこと
     適わぬ少女の闘争本能がもの凄い勢いで起き上がるときが来た!
224風の谷の名無しさん:04/06/28 20:13 ID:k/+FdjMI
     リングに響くリコのローキックの音はまさに闘争本能を眠りか
     ら覚ます目覚ましの音!、さあ、雀百まで踊り忘れず、苔の一念
     岩をも砕く!キンリコマン!今度はローとハイを織り交ぜて上下に
     ガードを揺さぶる、お、お、リコとトリエラが同時にコマのよう
     に回転・・あーーー上段回し蹴りの相打ち!? いや、キンリコマ
     ンが吹っ飛んだ!、ルーイの様に吹っ飛んだ!、トリエローマンの
     上段回し蹴り、ただの回し蹴りではない!!
     トリエラの脚力×体重×ヒルシャーさんの愛と体重が乗りに乗
     った、いわゆる二人分の合体上段回し蹴りの前にリコが冗談の
     様にロープ際に吹っ飛んだー!!」

リコ   「いたたたた」
トリエラ 「「ごめんなさい」って頭下げるなら今のうちだよ♪」
リコ   「あやまったら頭下げてくれる?」
トリエラ 「やだ」
ジャン  「無様だぞ、リコ」
225風の谷の名無しさん:04/06/28 20:16 ID:k/+FdjMI
クラエソ「リコ13才!。スペイン広場でジェラートを買って貰う13才もい
     る、一方担当官にもくもくと殴られつづける13才もいる。
     どちらも自分の在処を探している!!
     果たしてキンリコマンは囚われのヒルシャーさんを助けること
     が出来るのか!、それともヒルシャーさんと上下に並んでトリエロ
     ーマンの上を一生鯉のぼりのように泳ぐことになるのでしょうか!?」


あまりのしょーもなさにとりあえずここまで。


>>201-207さんモツカレー、続き楽しみでつ
>>208-210無月さんあっはっは、漏れより先に書かれてしまいますた。
     疲れたときはいつでも控え室にドゾー


226風の谷の名無しさん:04/06/28 21:17 ID:o7B5c9h6
早くヒルシャーを助けてやれ(w
227風の谷の名無しさん:04/06/28 22:05 ID:nDG1SyvY
書き手同士の馴れ合いはまあ多少我慢できるが、少なくともドリーム小説系の作品は
自分のHPでも作ってそっちでやってくれ。
大抵どのジャンルの二次創作スレもドリーム小説が出てくると荒れるんだよ。
無月は↓でも読んでドリーム小説嫌いがいかに多いか理解しといた方がいいぞ。

【12回目】やっぱりドリーム小説が嫌いな人の数→
http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1078751590/
228風の谷の名無しさん:04/06/28 22:08 ID:zTZ494e6
古館実況ワロタ
229風の谷の名無しさん:04/06/29 09:24 ID:zQl5yzXw
くだらないがワロタ
230風の谷の名無しさん:04/06/29 11:30 ID:naN8YLHM
ヘンリエッタがレイプされたシーンを想像して20回以上オナニーした奴は日本中探しても漏れ以外にいないだろうな。
231風の谷の名無しさん:04/06/29 17:07 ID:ZiGPxbK5
しかしヘンリエッタをレイプした奴がいる。
232風の谷の名無しさん:04/06/29 18:29 ID:+X6WcEZ0
「上を見てみろ。あの雲の隣、ぼんやりと光る点が見えるか?」
「…何ですか?」
「空に光るものがあるとすればなんだと思う?」
「飛行機ですか?」
「ボケッ!」
BLAM!!
「地球の内側を回る金星だよ!お前って奴は本当に知性も教養もねェんだな!」
(畜生…!いつか殺してやる!)
233風の谷の名無しさん:04/06/29 18:59 ID:a1wNef6z
しかし実際昼間に金星を見た奴は居るのか?
俺は見たことあるけど。
234八九式甲型 ◆Jn.M7EljUQ :04/06/29 20:08 ID:HcMPmj2l
>>232
一等自営業ネタとはまた(w
235風の谷の名無しさん:04/06/30 15:33 ID:UAMOcv8U
>>232
エッタ「ボケだのカスだの馬鹿にしやがって……殺してやる」
ジョゼ「ヘンリエッタ君 安全装置を外さないと撃てないよ」
エッタ「……!」
ジョゼ「だからお前はカスなんだよ。カスはどこまで行ってもカスだ」
236風の谷の名無しさん:04/06/30 17:38 ID:u3jpLCMt
エッタ金返せ!
237風の谷の名無しさん:04/07/01 01:23 ID:SsYDP361
「行け! 社会福祉公社! パダーニャ平原なんか地図から消しちゃえ!」
「ジョゼさん あの軍警の人うるさくてバイオリン弾けないよ」
「病気なんだよ みんな病気。やさしくしてあげなくちゃ
 ガンスリで増えたのはガンオタとロリコンだけだ」
238風の谷の名無しさん:04/07/01 01:56 ID:T+/w5Nd/
>231
240が犯人だ!!
239風の谷の名無しさん:04/07/01 09:11 ID:bR5qJ02Q
↓ マジで?
240風の谷の名無しさん:04/07/01 09:20 ID:qEVWsvjw
(゚∞゚)ペーチュンチュン
241風の谷の名無しさん:04/07/01 13:35 ID:SHsBnLxD
   ∧_∧     _
   ( ゚∞゚).. i '´,   `ヽ
  (( ( \ .\..i i lノノ))i i
     ) ィ⌒`ヽ从l ゚ A゚ノリ) アンアン
    儿と、_入`_,つ λ う
242風の谷の名無しさん:04/07/01 22:06 ID:k7vYe+2I
今月の楽アニゲーのガンスリモバドラ、
なんかすごいことになってません?

シーンのチョイスもアレですし、
(よりによって2シーンとも顔色悪いトリエラ)
なにより、エッタちんのセリフ(私は〜取られちゃった)が
原作に近くなっているような気が。。
243風の谷の名無しさん:04/07/02 04:30 ID:Jx94GSiI
楽アニゲー?
244風の谷の名無しさん:04/07/02 05:53 ID:Z1ROwOlY
>>201
エグッ!
しかし面白くなりそうですな。

気になった点:


ヘンリエッタは赤毛ではないのでは?
ジョゼさんの口調も、らしくない。
(伏線ならば失礼)

>和訳すると『赤い悪魔』。
イタリアが舞台で、「和訳すると」は変。
『赤い悪魔』という意味、とかなんとかにしたほうがよいのでは。

“、”が全体的に多い。

そんなところが気になりました。

スレタイはハァハァスレですけど、別段萌えなくたって問題ないですよー
続きを楽しみにしています。


>>208
えーと、自分は大受けしましたが、良くも悪くも一発ネタ風味ですな……

>>212
ドリーム小説って、(スクリプトとかCGIで)名前を変更できるオリキャラが主要登場人物の小説のことじゃなかったっけ?
245風の谷の名無しさん:04/07/02 11:04 ID:u8VK+nov
「自分」が作品の中に入ってハァハァってのがドリーム小説

「自分」を作者の分身で代替した物がオリキャラ主人公マンセー
「自分」がまんま作者なのが、主人公と作者の名前が同じ奴
「自分」に作者だけでなく読者も想定してるのが名前変換物

原作のキャラや話が好き、というだけの大多数のファンからしてみたら、引く
246風の谷の名無しさん:04/07/02 15:01 ID:Z1ROwOlY
>>245
なるほど。サンクス。
247風の谷の名無しさん:04/07/03 02:40 ID:1JLeNA/Q
ちょっと書き込みテストさせて
だめ?
ごめん
248風の谷の名無しさん:04/07/04 10:28 ID:5MYNVCcF
「GUNSLINGER・ぼおい」

第一話  五共和国派のアジト


コンコン

突然のドアのノックは部屋中のテロリストの腰を浮かせた。
真昼だというのにブラインドを全て締め切った薄暗い部屋の中で、
自動小銃を思い思いに肩に下げた男達が揃って玄関のドアに意識
を向ける。
場所はナポリ市街の裏路地に面したアパートの一室、ここは政府に
テロ活動を仕掛ける五共和国派の数あるネストの一つである。
中年のリーダーはテーブルに広げた付箋と暗号だらけのイタリア南部
と北部のそれぞれの地図を折り畳んだ。
折りしもつい先ほどカラーブリアで仲間のアジトが襲撃されたという
情報を受け取ったばかりだった。

リーダー「ルーイ、誰か見て見ろ」
ルーイが拳銃を後ろ手に隠しながらドアの来客レンズを覗くと、
スーツ姿のショートのブルネットの女性がハンドバッグの肩紐を直
しながら、こちらに向かって微笑んでいるのが見えた。
少し気を抜きかけたが、その背後には陰のように佇む人影を見つけ、
ルーイは視界を広げようと目をレンズに押し付ける。
249風の谷の名無しさん:04/07/04 10:29 ID:5MYNVCcF

ルーイ (なんだ?あのガキは?)

それはバイオリンケースを持った半ズボン姿の少年だった。
顔こそ見えなかったが、白ワイシャツに紐ネクタイ、少しゆっ
たり目の茶色の半ズボンからすらりと伸びた足にはつるりとした
膝小僧がハイソックスから顔を出し、その先にはエナメルの載った小
さい靴が内股に並ぶ。
見るからに場違いな組み合わせだったが、怪しもうにも
両手に下げたバイオリンケースを所在投げに肩でぷらぷらしている
様はどこかのいいとこのお坊ちゃんか少年吹奏楽団の子供にしか
見えない。

リーダー「ルーイ 何か見えるか?」
ルーイ 「ええと・・・スーツの女と男の子です」
リーダー「男の子?・・・開けろ」
ルーイ 「はい」
ドアノブに手をかけたルーイの後ろで小さい安堵の息とソファがきしむ
音がした
250風の谷の名無しさん:04/07/04 10:31 ID:5MYNVCcF

意外にもすんなりとドアが空いたので、ジョセフィーヌは応対者の背後に
視線を散らしながら満面の笑顔を披露した。
ジョセ 「こんにちは、私はリベロイターリア誌の女性記者をしている
     者です」
ルーイ 「記者が何の用だ?」
ジョセ 「いえ、こちらにコステロ社のスカロ氏がいらっしゃると聞いて
     取材を・・
ルーイ 「そんな奴はここにはいない、帰れ」
ジョセ 「しかし・・確かにこの建物だと聞いたのですが」
ルーイ 「おい、知らないって言ってるだろうが、いい加減にしないと
     痛い目に・・おオッ!!・」
脅しのつもりでジョセフィーヌの胸ぐらを掴んだルーイ、途端にその腕が
後ろ手に捻りあげられる。
ジョセ 「是非とも教えていただきたいのですが、」
ジョセフィーヌは毛ほども表情を崩していない。
ルーイ 「離せ!この売女!、いないって言ってるだろうが、てめえ本当
     に新聞記者か!?」
251風の谷の名無しさん:04/07/04 10:33 ID:5MYNVCcF
リーダー「女一人に何をやっているんだ、あいつは」
玄関の喧騒を他所にリーダーは内ポケットから煙草を取り出しながら
テーブル上の×サインだらけの市街地図にカラーブリアの情報を書き込む。

玄関ではジョセフィーヌが腰を入れて、しなやかな腕に力を込めると、
ルーイの体が脂汗を流しながらドアの間から崩れるように乗り出した。
膝が屈して左肩が冷たい床につく。
ジョセ 「いきなり人の胸倉を掴んでおいて今度は売女呼ばわりですか、
     ほら、早く謝らないとヒールで踏んでしまいますよ」
ジョセフィーヌの右足が軽く持ち上がると黒い低めのハイヒールが
ルーイの背中にやわらかくのる。
ルーイ 「てめえっ!! この売・・・」

刹那、ジョセフィーヌの後ろで少年の子犬のような幼い瞳に冷たい
炎が閃いた。
少年は抱えていたバイオリンケースを軽々と振りかざして、お尻を
後ろに突き出しながらケースの角で中腰に持ち直したルーイの脳天
を強打一突!!
ガンッ!!!
ジョセ 「ヘンリー!!!?」
252風の谷の名無しさん:04/07/04 10:34 ID:5MYNVCcF

バイオリンケースの留め具が外れる音を聞きながら血まみれルーイを
見下ろす間もなく、少年ヘンリーは呆気にとられるジョセフィーヌ
の脇を猫のようにすり抜けて部屋に入る。
ジョセ 「ヘンリー!!待・・」
手下  「なんだ今の音は!、ルーイ!?」
バララララララララララ!!

ジョセフィーヌが止めるよりも、大きく口を開けたバイオリンケースが
床に落ちるよりも速く、ヘンリーのFN P90の火を吐く轟音が部屋の中に轟いた!
異変に気づいて自動小銃を握りながら玄関に飛び出した青年は、あっという間
に体中に赤い穴が穿たれ、あらぬ方にぐらぐらと頭を彷徨わせて崩れ落ちる。
ガタン!!
ようやく床に落ちて乾いた音を立てるバイオリンケース。

ヘンリーの銃口の次の餌食はドアに一番近いテーブルで下卑た話題に興じていた
若造二人、ヘンリーは無表情のまま一見華奢に見える脚を折って素早く腰を深く
沈めながら、白い指をきざむようにトリガーに滑らせると、手下は反射的に小銃を
向けたものの、一瞬銃口を迷わせ何が起きたのかわからぬままに一直線の赤い飛
沫が飛び、背後のひしゃげたブラインドにガラスの破片ごと胸元の赤い穴で縫い
つけられた。
253風の谷の名無しさん:04/07/04 10:35 ID:5MYNVCcF

手下 「くそうッ!なんだこの小僧は!?」
タタタタタタタタタタッ!!
怒号と短い呪詛と混乱の中、ようやく手下二人が、立てたテーブルに身を隠しな
がら顔を出さずにドアに向けて見当をつけながら自動小銃で硝煙と弾をまき散ら
す。
その横でリーダーが、自分が取り落とした煙草に目もくれず一挙動遅れて部屋の角
の奥のソファーの陰に飛び込んだ。
スコーピオンを天井に向けながら、飛び込んだ先にいた禿頭の手下に指示を出す。
リーダー 「ホッヘ!!手榴弾!!」

同時刻


同じ社会福祉公社に所属するジョセフィーヌの姉、ジャンヌのスコープは一部始終
を捕らえていた。
今、アジトの窓際では二人の男がソファを盾にして隠れ、今禿頭の男が手榴弾を取
り出そうとしているところだ。、

ジャンヌ 「今だ、撃て」
リコ   「はい」
254風の谷の名無しさん:04/07/04 10:37 ID:5MYNVCcF

肩まで伸ばした金髪をビル風に揺らしながら、ジャンヌは看板の隙間からドラグノフ
を構える少年に指示を出す。
アジトより一本通りを挟んだ正面のビルの屋上看板の裏から、この二人は狙撃のタイ
ミングを図るべく30分前から待機していたのだ。
ビル風が吹き上がる看板の隙間からドラグノフを覗く、ジャンヌと同じ髪の色をし
た少年はビル風の余波で乱れる髪もそのままで、窓際の手りゅう弾を持った禿頭の
男の姿をスコープ越しに捕らえていた。
ホッヘの頭部を狙いながら引き金を引く。

ビシッ!!  パアアアアン
ホッヘが手りゅう弾のピンに手をかける前に眉間から赤い飛沫が跳ねた。

リーダー (どこから?!)
リーダーの視線が崩れ落ちるホッヘに釘つけになった
ジャンヌ 「撃て」
リコ   「はい」
ビシッ!!  パアアアアン
リコのドラグノフが正確に剥き出しになったリーダーの眉間を打ち抜く。
リーダー 「・・・・!!!」
リーダーはホッヘと同じ体勢で並ぶように崩れ落ちた。
255風の谷の名無しさん:04/07/04 10:39 ID:5MYNVCcF

割れた窓から拭きこむ風が、ささくれたブラインドを空ろに響かせ
硝煙だらけの視界を少しずつ晴らしていく。
殆どの音が途切れ、ヘンリーが放心した目でリーダーとホッヘの死体を見下ろす頃には、
ただ、少年の上下する白いワイシャツの胸元から絞られた荒い吐息だけが、部屋に残る
唯一の音として息づいていた。


ジョセ  「やってくれたわね」
ヘンリー 「あ・・・」
ジョセ  「フェツロ、失敗したわ、何人かつれて応援に来て」
フェツロ 「わかりました」
フェツロと呼ばれた青年はその鋭い目でヘンリーを一瞥すると、背後の部下にてきぱき
と当初の予定であった、アルバニア人捜索の指示を出す。
それを横目で見ながらジョセフィーヌはヘンリーに諭すように声をかけた。
ジョセ  「ヘンリー、どうして暴れたの?」

少年は銃を抱きしめたままうつむいて動かない。
ジョセフィーヌは膝を折るとヘンリーの目線の下から優しく覗き込む。
256風の谷の名無しさん:04/07/04 10:40 ID:5MYNVCcF

ヘンリー 「僕は・・」
ジョセ  「僕は?、」
ヘンリー 「僕・・・」
ジョセ  「ぼく?」
ヘンリー 「ジョセフィ−ヌさんに乱暴されるのが羨ましくて・・」
ジョセ  「何!?それ」
ヘンリー 「あの、僕もハイヒールでグリグリ踏んでくれませんか!?」

ジョセ  「てってーてきに条件付けする必要があるかしらね」
ヘンリー 「ああっ・・こめかみグリグリはいやぁっ!!」



とりあえずここまで
257a:04/07/04 10:49 ID:ZL4K2RY9
ここのサイトで美人お姉さんの
つるつるクッキリおま○こがみれまつ。(*´∀`*)ハァハァ

http://shorl.com/jamysobeprigy

すごくHで美人のお姉さんばかりでつ…(*´∀`*)ハァハァ
258:04/07/04 13:42 ID:JsggFjf2

ジョセフィーヌ姉さん (*´∀`*)ハァハァ
259風の谷の名無しさん:04/07/05 00:39 ID:QH8u8KAo
みんな、どういうSSを読みたいのかな

ジャンル
1.燃えアクションバリバリSS
2.萌え萌えーなSS
3.ギャグコメディSS
4.切ないラブロマンスSS
5.日常SS
6.>>○○の続きキボンヌ

キャラ
1.義体
2.担当官
3.課員

おいらは燃えアクション+萌え萌えーSSをトリエラで
260風の谷の名無しさん:04/07/05 02:28 ID:9uM3gyp/
SSよりネタだけのが良い
261風の谷の名無しさん:04/07/05 22:31 ID:qkihcC65
そうはいっても君だけのためのスレじゃないから
262風の谷の名無しさん:04/07/07 02:08 ID:Qfb6ix+y
>>259
個人的には1(アクション)で。
ぶっちゃけるならば「ガンスリ2」シリーズが好きだ。
(トリエラの日記シリーズも好きだ)

あとは3のギャグコメディー系。
263風の谷の名無しさん:04/07/07 23:21 ID:KbQJARZ9
4.切ないラブロマンスSS
せっかくだから書いてみた

愛の堕天使「マルコーさんは何故公社に入ったんすか?」
マルコー「ああ・・・それはな・・・


う〜〜就職就職

今再就職先を求めて東奔西走している僕は既婚者のごく一般的な男の子
強いて違うところをあげるとすれば腕に覚えがあるってとこかナ───
名前はマルコートーニ
そんなわけで帰り道にある公園にやって来たのだ
ふと見るとベンチに一人の見覚えのある男が座っていた
ウホッ!いい旧友・・・
そう思っていると突然その男は僕の見ている前で
IDカードらしきものを見せつけたのだった・・・!

やらないか

そういえばこの公園はコイツがよく来る事で有名なところだった
旧友に弱い僕は誘われるままホイホイと彼について行っちゃったのだ
264風の谷の名無しさん:04/07/07 23:23 ID:KbQJARZ9
彼───
ちょっとエリートっぽい精神科医でビアンキという
スカウトもやりなれているらしく物陰にはいるなり僕は勧誘を受けてしまった

よかったのかホイホイついてきて 詳細はいえない規則になってる組織なんだぜ

こんなこと初めてだけどいいんです・・・
僕・・・ビアンキ君の紹介なら信用できるんです・・・

うれしいこと言ってくれるじゃないの
それじゃあ話はつけるから課長に会ってくれ


・・・という訳なんだ」
265風の谷の名無しさん:04/07/07 23:44 ID:gz/uTqM6
聞くも涙、語るも涙のラブロマンスでした。

・・・・ちょっと待て、色々納得できなくて寝られないじゃないか。
266風の谷の名無しさん:04/07/08 02:59 ID:Y8M6CFY2
取りあえず既婚者じゃなく婚約者持ちな
267風の谷の名無しさん:04/07/09 01:55 ID:64MSDByC
暑い。トリエラにそばで扇いでいて欲しい。
268風の谷の名無しさん:04/07/09 10:36 ID:tI+aFle0
なんでこんな事を、とかぼやきながら
面倒臭そう〜に扇いでくれるわけだな。素晴らしい。
269風の谷の名無しさん:04/07/10 00:09 ID:3a86TRYH
>>268
でもその団扇、芭蕉扇だぞ!?

アレェエ工エエェェ(´д`)ェェエエ工エエェェ!!!!!
270風の谷の名無しさん:04/07/10 01:08 ID:/g/WmKKD
こいつを芭蕉扇なんぞと呼ぶんじゃねえ<作品違い
271補完屋:04/07/10 02:12 ID:bFWJAfRe
ビーチェの特訓

ベルナルド 「用意はできたか?ビーチェ」
ビーチェ  「はい、ベルナルドさん」
ベルナルド 「よし、目隠しもOKだな、それじゃいくぞ、これは!」
ビーチェ  「ジャンさんの手袋です」
ベルナルド 「よし、次はこれだ!」
ビーチェ  「フェッロさんのスカーフですね(どうやって借りて
        きたんだろう?)」
ベルナルド 「よし、ならばこれは!」
ビーチェ  「・・シャワーを浴びたのは2日前のベルナルドさんです」
ベルナルド 「いいぞ!ビーチェ。今日も絶好調だな。」
ビーチェ  「・・ベルナルドさんなら50m 離れててもわかりますよ。」
ベルナルド 「そうかっ、俺のフェロモンはそんなに強力か。罪な男だな」
ビーチェ  「・・(別の意味ではその通りですが)」
ベルナルド 「んっ、何か言ったか?」
ビーチェ  「いえ。そういえば他の娘に聞いたのですが、このような
        訓練はしていないそうなんですが・・」
ベルナルド 「ああ、そうだよ。これは俺が考えた秘密特訓だからな。
        実際に役に立ってるだろう?」
ビーチェ  「ええ、まあ確かに・・(いつも最後に自分を嗅がすのは
        何の意味があるんだろう?)」

-------------------------------------------------------

エッタ   「ジョゼさん、私にも特訓してください!!」
ジョゼ山  「えっ!?」

                  Fin
272風の谷の名無しさん:04/07/10 23:03 ID:uxbqAnlX
最近アニメ見て先月号でちょっろとしかビーチェ知らんがおもろいな
273名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 19:41 ID:6MOwmsv5
ビーチェってどんなキャラ?
274名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 19:44 ID:rCtwRM/S
クンクンするのよ
275名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 19:52 ID:yQ0lEi9g
めがねっ娘で明るい20歳です。
黒髪ポニーテールでポエムとドライブが好きな女子大生。
でもちょっぴり泣き虫なの。
只今彼氏募集中!!!






え、ちがうの?
276名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 19:58 ID:aWWOCMrP
>>273
3巻持ってるなら、P14
277名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 20:03 ID:6MOwmsv5
あ、この子か。
見た目、リコとキャラ被りそう…。
278名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 20:10 ID:aWWOCMrP
>>277
見た目どころか、無表情で淡々としたトコとかも被ってます。

リコは感情があっても表現し辛いのに対して、
ビーチェは感情自体希薄っぽい。
279風の谷の名無しさん:04/07/12 03:06 ID:tBzNnsA4
アンジェがもうすぐ寿命尽きイベントに備えての新キャラ投入でつ
280風の谷の名無しさん:04/07/13 06:31 ID:X0MTS0AJ
>>259
ジャンル 4 > 2 ≧ 3 > 5 > 1
キャラ 2 ≧ 1 > 3

一気に読ませるアクションもいいけど、間を読ませる仕掛けも欲しい。
「間」重視のショートギャグも好き。
281風の谷の名無しさん:04/07/13 19:18 ID:WniZoDL4
「間」重視のショートギャグと言えば無月と縄師、
とふってみる。
282風の谷の名無しさん:04/07/15 00:23 ID:aWsi21wu

こういうのは邪道かなあ?、途中まで様子見


1/11

ガンスリンガー・SAC
〜もしも、義体が子供モトコだったら〜


五共和国派アジトのアパート前

「アルバニア人を確認するまで動くなよ」
社会福祉公社の課員ジョゼは、目標のアパートを目の前にして時計を見ると
、後ろのバイオリンケースを持ったあどけないながらも鋭い目を持つ少女を
振り返り、確認をするように言った。
モトコ 「わかっているわ」
モトコと呼ばれた少女は一瞬遠くを見るようなまなざしを見せると、13歳
とは思えない落ち着いた声を返しながらジョゼの背中に駆け寄る。
グレイの戦闘服にも似たスポーティタイプのブルゾンに薄い胸が見えるラン
ニング、そして少しお尻を露出したスポーティな半ズボン。
少しくせのあるボーイッシュな髪から覗く瞳は、あどけなさを残しながらも
どこか大人びた強力な決断力と意思を感じさせた。
ジョゼはうなずくと玄関に向かって歩き始める。
意外に新しいアパートの玄関に入っていくジョゼの背中に続きながら、少女
の瞳が再び遥か遠くを見るようなまなざしに変化した。
「電脳」、すでにモトコの脳裏には、凄まじい量の情報が光の奔流の様に刹
那の速さで渦巻いている。
283風の谷の名無しさん:04/07/15 00:24 ID:aWsi21wu

2/11

101010101010000001111010101110110001010010100011001110101011001011000
モトコ   (トグサ、イシカワ、周囲の状況を報告しろ)
イシカワ (公社の手配による住人の退避と周囲の封鎖を確認、公社側の配置
     も確認した、いまから全員に送る)
トグサ  (こちらトグサ、目標の両隣の部屋はパズとで抑えました、こちら
     からは室内の様子は音だけですが拾えます」
モトコ  (よし、そのまま私の合図で突入できるようにしておけ、タチコマ
     、配置についたか?)
タチコマ (ハーイ、アジトの窓に到着ぅー、映像送りまーす)
モトコの視野にアジトの中を窓の外からブラインド越しに覗いている映像が
映った、タチコマからの映像だ、ビルの外壁に張り付いて内視センサーで窓
を覗いているらしい。
ブラインドの隙間を拡大すると、自動小銃で武装する男たちに混じって、リ
ーダーらしき中年の男性らしき人影が見える。
横顔から立体デジタル造顔処理を施し手配情報と照合、130個中121の
特徴がHIT、情報は正しいようだ。
バトー 「少佐、トグサの盗聴からアジト内の声門分析をかけているが、ア
     ルバニア人はそこにはいねえぜ」
モトコ  (他の部屋という可能性は?)
イシカワ(アパート全体の住人の入居書類を当たってみたが、義名も前科者
     も無しだ、借りた形跡はそのアジト以外は無い、こりゃ移された
     後かもな?)
モトコ  (タチコマの建物のスキャンが終わってからでないと何とも言えな
     いわね、建物の部屋以外の場所かもしれない、あるいはその周辺
     か、タチコマ、建物のスキャンはどこまで進・・・)00001101010
11001011001101011111000111010101010111010101011011010101011011110
     

284風の谷の名無しさん:04/07/15 00:26 ID:aWsi21wu

3/11

ジョゼ 「どうした?」
突然ジョゼが物思いにふけるようなモトコに声をかける。
モトコ  「いえ、 どうかした?」
ジョゼ 「いや、考え事をしているように見えたので」
モトコ  「気のせいでしょ」
ジョゼ  「そうか」
モトコ  「そうよ」0001110100111111000000000010101011011111010000110
タチコマ(・・・造解析しなきゃいけないから、後10分でーす!)
ボーマ (どうやら設計図と違う部分が出てきたぞ、屋上の排気ダクト周辺
    だ、)
サイトー(少佐、向かいのビルの屋上の公社側の狙撃手だが、手を打たなくて
     いいのか?)
モトコ  (イシカワに任せてある、手を出される前に終わらせるわよ)
イシカワ(それより、アジト内に電脳化している奴がゼロだから脳潜・・)1110011010010110101000011100011101010111100011001101000001111010001111011
285風の谷の名無しさん:04/07/15 00:27 ID:aWsi21wu

4/11

ジョゼ  「モトコ?」
モトコ  「何?」
モトコは何事も無かったかのように顔を見上げた。
ジョゼ  「さっきからどこかで話し声がしないか?」
モトコ  「いえ?、周りには誰もいないけど」
モトコは低い背を少し伸ばすとレンガ風味のタイルを貼ったアパートの階段を
見上げる、一つ上ればアジトのある階だ。
ジョゼ  「そうか、さっきから誰も見えないのに、すぐそばで沢山会話を
      されている気がするんだが」
モトコ  「疲れているのよ、ここ一週間ベッドで寝たこと無いんでしょ?」
ジョゼ  「ああ」
モトコ  「ほら、目の周りにくまが出来てる、いい男が台無しね」
ジョゼ  「そ・・そうかな?、確かに最近妙にデスクワークが多いんだ」
見た目は少女のモトコなのだが、大人っぽい仕草や言葉にジョゼはどぎまぎ
してしまう。
思えば、渡された資料を元に始めに出合った病院でこの少女を選んだのはジ
ョゼだったが、今になってみれば、本当は自分が彼女を選んだつもりで、実
はどことなくモトコに選ばれた、そんな考えが時折ジョゼの脳裏の片隅を占
めて離れないでいるのだ。
286風の谷の名無しさん:04/07/15 00:29 ID:aWsi21wu

5/11

モトコ  「どうかした?、ジョゼ」
ジョゼ  「あ・ああ、なんでもない」
モトコ  「早く終わらせましょう」
ジョゼ  「そうだな、行こう」

モトコに促されてアジトのドアの前に立つジョゼ、少しネクタイを整えると
ジョゼはドアをノックした。

トントン

リーダー「ルーイ 何か見えるか?」
ルーイ 「ええと・・・背広の男と少女です」
リーダー「どんな感じだ?」
ルーイ 「男の方はどことなく目つきが悪いし、少女の方もどうも妙に
     大人びてやがる、どことなく油断できない感じです」
リーダー「例の少女を使った殺し屋という情報もある、開けるな、帰るまで
     見張っていろ」
ルーイ 「はい」

287風の谷の名無しさん:04/07/15 00:30 ID:aWsi21wu

6/11

トントン

ドアの外ではジョゼがノックを続けていた。
ジョゼ 「こんにちは?、もしもし?、・・誰かいませんか?」
ジョゼが横目でドア脇の電気メーターを見る、確かに回っている
あからさまな居留守だ。
モトコ  「どうするの? 埒があかないわよ」
モトコの瞳がジョゼを見上げる。
ジョゼ 「何、よくあることさ、じっくりいこう」
モトコ  「ええ」000101111111100000110100000001101011110010100110
イシカワ(少佐、1時間前にアジトに仲間から連絡が入っている、カラーブリ
    アのアジトが襲撃されたと言う内容だ、奴ら今、疑心暗鬼だな。」
モトコ  (イシカワ、電話相手の声紋を使ってアジトに偽情報を流せ、内
      容はそうだな、油断して私たちを部屋に入れられるものならな
      んでも良い、任せる)
イシカワ (それなら俺に考えがある、周辺のテレビの電波をしばらくジャ
      ックさせてくれ、5-6分で終わる)
モトコ  (了解、許可する)01010011101011111110100000100100001011010
ジョゼ  「もしもし・・もしもし? いるんですよね、・・・・反応して
      くれないな」
モトコ  「私が代わってみる?」
ジョゼ  「子供なら油断するかもな、もう少しして駄目なら頼もう」
モトコ  「そうね、心変わりするかもしれないし」
ジョゼ  「?」
288風の谷の名無しさん:04/07/15 00:32 ID:aWsi21wu

7/11

それから一分もしないうちに、アジト内では一本の携帯が鳴った
手下  「リーダー、連絡屋の番号からですがどうします?、出ますか?」
リーダー「貸せ、もしもし私だ、どういうつもりだ? カラーブリアが襲わ
     れたから、この番号は用心のためにしばらく使わない筈だが?・・
     何?、テレビがどうした?」
リーダーが携帯を耳に当てたまま、テーブルの上のリモコンを持ち上げると
プツンと音がしてテレビに何かの一斉逮捕の映像が写る。
電波状態が悪いのかそれとも、現地の撮影スタッフがよほど現場に近い場所
にいるのか、銃撃の音が響くそばからアングルが目まぐるしくぶれて画質が
相当に悪い。
リーダー(なんだ、これはデモ隊の衝突か?)
なおも眺めるとカラーブリアでマフィアの一斉検挙が行われ、それに伴い
激しい銃撃戦が起こり、警察官・マフィア双方大勢の死傷者が出たと言う
内容をナレーションが淡々と報じていた。
リーダーはふうっと息を吐き、リラックスした様子でソファに深く腰掛け
ると、二・三言何事かを頷いて電話を切る。
手下  「どういうことです?」
リーダー「襲撃の情報は間違いだった、カラーブリアは健在だ、テレビの
     通りカラーブリアに拠点を持つシチリアマフィアの一斉摘発で
     銃撃戦が近くで行われたため、カラーブリアと近くの連絡拠点が
     一時的に混乱しているらしい、増員も良いが連絡体制の人数配分
     について上も考えて欲しいものだ。」

289風の谷の名無しさん:04/07/15 00:33 ID:aWsi21wu

8/11

手下  「そうでしたか、マフィアなら万歳だ、何人殺されようがぶち込ま
     れようが知ったことか、シャンパンをあけよう」
リーダー「あの様子では警察もしばらくは他に手を伸ばす余裕は無いな、
     しかし、念のため上からアルバニア人共々近々このアジトを引き
     払う指示が来るそうだ、準備をしておけ」
手下  「外のうるさいのはどうします?」
リーダー「多分無関係だろう、ただ、アジトの撤収前に玄関に居座られても
     困る、ルーイに伝えろ、適当にあしらって追い返しておけ」


一方、外のドアが開く気配がしたのは、ジョゼがそろそろモトコに交代しよ
うかと思いかけた矢先だった。
ジョゼが一歩身を引くと、ドアを顔一つ分開けて目つきが悪いチンピラ風の
男が顔を出した。
ルーイ 「何の用だ」
ジョゼ 「こんにちは、私はリベロイターリア誌の記者をしている者で、コ
     ステロ社のスカロ氏がこちらにいらっしゃると聞いて取材を・・」
290風の谷の名無しさん:04/07/15 00:34 ID:aWsi21wu

9/11

0100011100111001111101010101101001000111001010101010101111111001
モトコ  (早かったわね、どうやったの?)。
イシカワ (何、ただ通話相手の声紋を使っても問答されるとボロが出るか
     らな、手短かに一方的にテレビを見るように促したのさ。
     後はイタリア国内の未使用のニュース映像を適当にチョイス・味
     付けした素材をマフィア逮捕の方向で4分に編集、電波ジャック
     で流してみた。
     「カラーブリア襲撃の情報は、実はマフィアの捕り物の誤りでし
     た」ってな、そろそろ映像が切れる頃だろう)。
モトコ  (あきれた、未使用の映像ですって?、どんなつてを使ったのか
     は聞かないけど)。
イシカワ (この国は1グループがメディアを独占しているからな。
     まあ、EUの巨大メディアの中でもトップクラスの犯罪情報を持ち
     ながら政府とべったりだから、当然外に出ない素材も多い、報道
     畑の骨がある奴の中には現状に不満を持つものも少なくなくてな
     、以前からのもちつもたれつという奴だ。
     む? それより少佐、ボーマがアルバニア人を発見した)。
コンソールパネルだけが青白く光る薄暗い移動特殊端末車両の中、イシカワ
の隣でボーマが端末ヘッドセットをはずしながら別画面でタチコマから送ら
れる指向性超音波振動スキャンと赤外線スキャンの分析結果を確認している。
291風の谷の名無しさん:04/07/15 00:36 ID:aWsi21wu

10/11

ボーマ  (こちらボーマ、アルバニア人だが、タチコマのスキャンで屋上
     排気ダクト内に隠れているのが見つかった。
     心音・体温共に正常、奴さん差し入れには不自由しなかったよう
     だな)。
モトコ  (よし、パズ、そこはタチコマに任せて屋上でアルバニア人の確保
     へ向かえ、下のテロリストに気づかれるな)。
パズ   (了解、ボーマ、アルバニア人の携帯を頼む)。
ボーマ  (おう、枝は張ってある)
ドアを挟んで押し問答をするジョゼの後ろで、モトコは隣の部屋のドアが静
かに薄く開くのを見た。
少女の横顔が小さくうなずくとドアはまた少し開き、まるでごく薄い陽炎の
ような物を吐き出した、熱光学迷彩だ。
それは少女の背後を通り過ぎると、小さな風と共にショートの髪を揺らす。
一般人はそこにいても何が起こったのかわからない光景だが、ピザ屋に偽装
した移動特殊端末車両兼指揮車両を介して作戦中の隊員全員の共有データと
して高密並列デジタル補完処理されたもう一つのモトコの視野には、足早に
銃を構えて通り過ぎていくパズの姿を見ていた。

292風の谷の名無しさん:04/07/15 00:39 ID:aWsi21wu

11/11

モトコ  (よし、バトー、トグサそちらはどうだ。)
バトー  (おう、ビルに張り付くのも待ちくたびれたぜ)
トグサ  (いつでもいいですよ)
モトコの脳裏に力強い二人の応答が同時に響く、バトーはビルの壁面に張り
付き窓の中をセンサーで覗くタチコマのコクピットから、トグサはアジトの
隣の部屋からの応答だ。
バトーは熱光学迷彩を発動しながらタチコマから半分ぶら下がる格好で身を
乗り出している、トグサは丁度壁に人一人納まる大きさに貼られたCF4プラ
スチック爆薬に小型無線信管を取り付け終わった所だ。
モトコ  (ふ、この作戦が終わったら9課にも有望な新人が入る予定だ。
      楽しみにしておけ、最もこの作戦の成功いかんだがな)。
バトー  (ヒュー、トグサよ、かっこ悪いとこ見せるなよ♪)。
トグサ  (そっちこそ、うかうかしてるなよ)。
二人の掛け合いに被さるように全隊員の電脳野にモトコの指示が響く。
モトコ  (バトーとトグサはパズがアルバニア人を確保したら突入。
     イシカワとボーマは公社側を含む一切の周辺電波と通信を封鎖、
     サイトーは今のポジションで待機、バトーのタチコマの映像とテ
     ロリストの赤外線位置情報を送る、援護しろ!)。
全員   (了解!)。
001010101010100000010111111110100010101101000111101010101100101

モトコが顔を上げると、ジョゼはドア越しでルーイに食い下がっている最
中だった。



とりあえずここまで、需要無ければスルーよろ。
むしろエッタが9課に入った方が面白いかな。
293風の谷の名無しさん:04/07/15 00:47 ID:G6M71vXY
途中で読むのやめちゃったんだけどさ
ガンスリでやる意味はあるの?
294風の谷の名無しさん:04/07/15 01:12 ID:8btCL+wQ
義体つながりしか無いのでそこらへんは
まあ「外した」と言うことで一つよろしく。
295風の谷の名無しさん:04/07/15 01:39 ID:fJu5H3/9
モトコとジョゼ+エッタのカラミ?悪寒が…
296294:04/07/15 01:55 ID:RQmEXMFb
とはいえGUNSLINGER・ぼおい、ジャソの裏日記
クラエソしょーもない駄ネタと外してばかりなので、少し
反省しとります。


>>295
ないない、


297風の谷の名無しさん:04/07/15 03:00 ID:Tsz48dHZ
前作と、ど・・・どこがちがうの???
ま、まさか外見だけ??
読む所が無い・・・気が・・・する・・・

>>282で、ちょっと期待したけど、
>>283からはコテコテの素子節で、以下>>293とおな(ry   (ごめん)

設定は面白そうなだけに、残念。
まあ昨晩読んだ俺もイマイチだとは思ったけど、ここまで不評だとは思わんかった
俺はこれはこれでいいと思うよ。
俺は少佐口調のエッタちんに罵られt(ry
301風の谷の名無しさん:04/07/16 01:02 ID:9Ehy/FuE
えーとこれは、公安9課が社会福祉公社を内偵しようとして、
少佐が幼女義体に乗り換えて潜入しているという設定なの?
でも義体化手術は公社で行なったような描写があるな。
もともと、それほど深く考えるような話でもないのか……
すんません、本当は九課がジョゼを無理矢理引き抜く
話にしちゃうつもりだったんです。
ジョゼに内緒で公社の上層部とは渋々話がついていて、
モトコは当然公社上層部との暗黙の上で子供義体のデ
コットで公社義体に成りすまし、ジョゼに選ばれた振
りをしてジョゼの品定め。
九課の面々はジョゼの受け入れ先にふさわしい相手で
ある事を納得してもらうために今回の作戦に公社上層
部のみの同意で秘密裏に参加、当然死人は出さずに横
から力づくで全員かっさらう。

最後は無理な設定ごとドタバタのギャグに畳み込むつ
もりだったんですが(私、どこかでギャグのオチをつ
けないとすまない性質なんです)。

本人も反省してるので忘れてやってください、スマソ
十行にまとめるべきだった
それ以前にハァハァするようなレスでもない
305風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/07/16 13:33 ID:ae4RtFq0
ああリコの生えかけのマン毛にチンコ当てながら
ベットでリコとボヨンボヨン飛び跳ねたい・・・
306風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/07/16 16:45 ID:sPMMmUAu
agehacyo
( ◆.nyapLNu.w ◆Hxv6Ljv24E ◆BEJh5wXWuA )
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●●●●●● お約束 ●●●●●●

( 荒らしコテハン / レス禁止 )
朧 ◆.nyapLNu.w(公開トリップ#hageta)
朧 ◆Hxv6Ljv24E(現在の朧のHN&コテ)

( 過去の名前 / ◆Hxv6Ljv24E )
[ 朧 / 神沼三郎 / ジューダス / ケッセ / クェレーロ ]
[ 東条英虎 / KALAS / 陸王冬馬 / フローラ / ムルアカ ]
[ ゼロス / クラトス=アウリオン / 闇の鷹フェムト ]
[ ボイド / アドルクリスティン / ロゼットクリストファ ]
[ 曙 太郎 / ゴドー / 御剣怜侍 / 星威岳哀牙 ]
[ ダニエラハンチュコワ / トグサ / 笑い男 / バトー ]
[ 朧〜OBORO〜朧 / 村井ワクチン / 個別の11人 / 新田明雄 ]
[ ブリアレオス / デュナン / ペ ユンジュン / ウルフ那智 ]
[ シオン ウヅキ / 佐野 / ミユキ イツミ / 井手ぱっきょ ]
[ 星安出寿 / リカルドマルチネス ]

に対してのレスは 絶 対 に しないで下さい。荒れる元です。
これらのコテハンは全て荒らしです。徹底放置を心がけて下さい。
( ◆.nyapLNu.w ◆Hxv6Ljv24E )
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308無 月:04/07/17 01:04 ID:Lj4xrBXs
ヘンリエッタ「ああん! もうそんなにたくさん! 食べきれない!」
トリエラ「びっくりした。ヘンリエッタが寝言いってる」
クラエス「ずいぶん食い意地のはった夢ね」
ヘンリエッタ「ミックス五目ピザ10人前お願いしま…、ムニャムニャ」
トリエラ「ありゃー、オーダー追加しちゃったよ」
クラエス「夢の中までがっついてるわね、この子」
ヘンリエッタ「ジョゼさん、今です。逃げましょう」
トリエラ・クラエス「食い逃げかよ!!」
309無 月:04/07/17 01:04 ID:Lj4xrBXs
リ コ 「痛い! ジャンさん、やめてください。痛い!」
トリエラ「今度はリコが寝言いってる」
クラエス「うなされてるみたいね」
トリエラ「起こそうか?」
クラエス「面白そうだからもうちょっと様子を見てみましょう」
リ コ 「私の足の指をなめたいの? なめたいとおねだりしなさい! …ムニャムニャ」
トリエラ「いきなり立場が逆転した!」
クラエス「わくわくしてきた! ジャンさんの本性がいまここに明らかに!」
リ コ 「女王様とおよび!」
トリエラ「じょ、女王様!」
クラエス「なんなのよ、この二人」
310無 月:04/07/17 01:06 ID:Lj4xrBXs
トリエラ「ヒルシャーさん! ヒルシャーさん!」
クラエス「もう! とうとうトリエラまで寝言を言い出した。お願いだから寝かせてよ」
トリエラ「もっと中にいれて!」
クラエス「な、何をいれてるの!?」
トリエラ「ああん! そんなにたくさん!…ムニャムニャ」
クラエス「録音の用意したほうがよさそうね」
トリエラ「もっと奥にいれて!」
クラエス「ええっ!?」
トリエラ「缶ビールは冷蔵庫の奥にいれないと冷えないのよ!」
クラエス「なんじゃそりゃーッ!」
トリエラ「風呂上りのビール最高」
クラエス「オッサンかよ!」

              >225,244 フォロー アリガトウ ゴザイマシタ。
            ソノホカ イチブ ゴ好評イタダイタカタ カサネテ オンレイ モウシアゲマス。
無月さん(*^ー゚)b グッジョブ!!です。
笑わせて頂きました。

特にトリエラとクラエスコンビが好きなので3つ目が好きです。
またお願いします
無月マジつまねーから氏ね
キモイんだよw
>>312
こんなとこに来てる藻前がキモイ
アンジェとエルザのもplz
315補完屋:04/07/19 02:56 ID:lbPS1PkN

課長  「さて、今日の議題は義体の強化策についてだが・・皆も知って
      の通り、先日トリエラが格闘戦において敗北した。これは2課
      の運用上、存続に関わる問題だ。早急に対策を練らなければ
      ならない。」
マルコー「しかし、強化策というなら既にクラエスで試験しているわけ
      だし、他に何かあるのか?」
課長  「うむ、それについてだが・・」
     バンッ!!
義体技師「こんなこともあろうかとっ!私に秘策がございます。」
課長  「ああっ、今日は彼の提案について検討しようと思うのだが」
ジャン 「高性能な新パーツが開発されたとでも?」
義体技師「いえっ、確かに新パーツにつきましては、私がクラエスたん
      の肉体をいろいろといじくり回して(;´Д`)ハァハァ・・
      もとい、試験しておりますが、今回の案とは根本的に違いま
      す。」
ジョゼ山「どう違うと?」
義体技師「今までの開発がハードであるとすれば、今回のはOSのバー
       ジョンアップに近いものです。義体達のメンタル面を強化
       することによって、彼女達の潜在能力を今まで以上に引き
       出します。」
昼シャー「まさか、これまで以上の条件付けを!」
義体技師「いえ。今回の案の画期的な点は、条件付けを必要としません。
      代わりのデメリットとしては、今のところ個々の義体の適正
       に大きく左右される点です。」
昼シャー「そ、そうか条件付けの強化でないのなら・・」
マルコー「うむ、試してみるのも良いかな。誰を使うのだ?」
義体技師「それに関しては定期健診の中で測定を行い、一番資質のある
      者になる予定です。」
ジャン 「何事もデータの蓄積だ。次の作戦で早速試すべきだな。」
316補完屋:04/07/19 02:57 ID:lbPS1PkN

ジャン 「今回の標的は、五共和国派の手足となっている末端組織の
     アジトだ。人数もそれほどでもなく重武装もなさそうなので、
     このあたりが手頃だと思うが、問題ないかな?」
義体技師「正直物足りない位ですが、まあよいでしょう。」
ジョゼ山「ところで、本当にヘンリエッタが一番の適正者だったの
     ですか?」
義体技師「無論です。全員を測定したところ彼女の測定値のみが異常に
      高い数値を弾き出しました。その数値からの予測では今回の
      作戦の成功は、疑いようがありません。」
ジョゼ山「そ、そうか・・」
義体技師「ヘンリエッタ、用意は出来たかい?」
エッタ 「はい。」
ジョゼ山「ヘ、ヘンリエッタ。どうしたんだ、その格好は?」
エッタ 「えっ、似合いませんか?」
マルコー「何故、ドレス姿なんだ?」
義体技師「まあ、お疑いになるのも無理はありません。これらにも理由
       はありますが、後になれば語らずともわかる筈です。」
ジャン 「そろそろ、時間だが。」
ジョゼ山「ヘンリエッタ。気をつけて行っておいで。」
エッタ 「はい、ジョゼさん。」
義体技師「ふふふっ・・」
317補完屋:04/07/19 03:00 ID:lbPS1PkN
昼シャー「しかし、建物内に入ったら様子はわかりませんね。」
義体技師「ふっ、そうはなりませんよ。」
マルコー「なんだ、そのCDラジカセは?」
義体技師「そろそろいいかな。よしっ、ヤンマーニ時空発生装置作動!」
      ポチッ!〜♪
ジョゼ山「馬鹿な!敵に気づかれるぞ!」
義体技師「問題ありません。」
ジャン 「見ろ!何人か出てきたぞ。」

敵A   「何か変な音楽か何か、聞こえてこなかったか・・ん、なんだ
      お前は?」
敵B   「なんだ、ガキじゃないか?何してんだ、こんなところで。」

ジョゼ山「ヘンリエッタ!」
義体技師「大丈夫だから、まだ隠れていて下さい。ほら、効果が出始めて
       いるようですよ。」

      バンバンバン!
敵A   「ぐはっ!」
敵B   「なっ!」

ジャン 「一瞬で3人を!凄まじい反応速度だ。」
マルコー「だが、これで中の敵も出てくるぞ!」

敵C   「なんだ、今の銃声は?」
敵D   「こっちだ!」
318補完屋:04/07/19 03:02 ID:lbPS1PkN

昼シャー「いけない、囲まれてしまっている。」
ジャン 「建物の陰から狙っているのも入れると、10人以上はいそうだな」
ジョゼ山「とにかく、援護を!」
義体技師「ご冗談を、これからが本番です。ご覧下さい。」
ジョゼ山「・・ヘンリエッタ、何故目をつぶっているんだ。」
昼シャー「それに気のせいか、脱力状態のようだが・・」
義体技師「それこそが能力が開放されている証です。」

敵C   「キサマハダレダ!」
敵D   「構わん、撃てっー!!」
      ババババババッ!
担当官一同「なにっー!!」


ジョゼ山「跳、跳んだ!!」

      バンバンバン!
敵E   「どこから?」
敵F   「正面、上です!」
      バンバンバン!
敵E   「うぉっ!?」
敵F   「ぅっぐぉ!」

ジャン 「空中で、あれだけの銃弾を避けながら・・」
マルコー「しかも、目をつぶって避けているのに、かすりもしてないぞ!」
昼シャー「なんと、華麗な・・」
319補完屋:04/07/19 03:05 ID:lbPS1PkN

敵G   「この距離で……撃て! 撃たんか!」
      ババババババッ! ババババババッ!

      バンバンバン!
ジャン 「なにっ!振り返りもせずに背後の敵を・・」
マルコー「馬鹿な!後ろが見えてるとでも言うのか!」

     「なんと、何者だ!」
     バン! 「ぶぁっ!」
     ドン! ドォン!
     「ぐっ!」 
     「やったか?」
     バン! 「うぁっ!」

ヤンマーニヤンマーニヤンマーニヤーイヤ
ヤンマーニヤンマーニヤンマーニヤーイヤ


担当官一同「・・・・・・・・・・・」
義体技師「ふっ、どうやらカタがついたようですな。やはり、少々物足り
      なかったようですが。」
ジャン 「まさか・・ここまでとは・・」
義体技師「御覧下さい!あのヘンリエッタの雄姿を!」
320補完屋:04/07/19 03:05 ID:lbPS1PkN
      _
    ,´ ,   ヽ、
    i ノノノ)ハノ)
ー=y;ノ从 ゚ ‐゚ ノリ
    \| y |\;y=‐
    /   \
  /~~~~~~~~~/

ジョゼ山「……セクシィ……」
321補完屋:04/07/19 03:06 ID:lbPS1PkN
後日

義体技師「お呼びだそうで。いよいよ、本格稼動が決定しましたか?」
課長  「いや、その逆だ。あの案は全面中止になったよ。」
義体技師「な、なぜですか!?」
課長  「担当官が皆寝込んでしまうような策を、用いることは出来ない!
      あの日以来、皆何かにうなされ続けているんだぞ。」

昼シャー「ううっー・・ヤンマーニ・・」
ジャン 「・・なんと、オサレでセクシィか・・」

義体技師「心配いりません。いずれ順応してゆきます。」
課長  「条件付けは義体だけで充分だ。連れて行け!」
部下A  「はっ!」
義体技師「あのオサレポーズの素晴らしさを理解してないのですかーー!!
      課長ーー!!」
課長  「ふー。やれやれ。後はあいつらの回復を待つだけだな。」


だが課長は知らない。担当官の不在中、義体棟では夜な夜なヤンマーニ祭り
が開かれていることを・・

ヤンマーニヤンマーニヤンマーニヤーイヤ
ヤンマーニヤンマーニヤンマーニヤーイヤ

                                       Fin
>>320
はげしーくワラタ
ヤヴァイ・・・読んでいるうちに俺の脳内でヤンマーニが繰り返し・・・
どう責任をとってくれるんだ(w
尾も白い。
最後の「だが課長は知らない・・・」で馬鹿ウケw
想像すると・・・
これはマジ笑った
元ネタ知らんのがこんなにつらいとは。
ttp://matchabako.hp.infoseek.co.jp/

エルザのMADがウプされてますた。
能登ネタだけど(w
328お薬です名無しさん:04/07/19 18:43 ID:cbDzdw64
アニメの設定集とかはでてますか? アニメイトとか遠くて行ってられないから解んねーんです。
>>328
ゲーム&DVDのvol.1の初回版に付いてるよ
もうオークションや地元の店くらいでしか手に入らないじゃないかな
ガンスリのファンフィクション(英語)を見かけたのだが、
なかなかすごい内容だった。

ジャンとジョゼが「友人」だったり、ジョゼよりヒルシャーが偉そうだったり、
ジャンがなぜか暴力的だったり、リコが(略)

ジャンリコ派の人が読んだら発狂間違いなしだ。
>>322-326
この板でMADLAXとかぶる奴は80%くらいか。
>331
ネタのリンクつーか、ヤンマーニ祭りってのに興味をそそられたw
333お薬です名無しさん:04/07/21 17:43 ID:OVd7WMUF
>329
サンクス。 初回版が手に入らないのでムック待ちなのは変わらんがな
334風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/07/22 01:46 ID:DKq3yKQw
>>330
リ…リコが?
335補完屋:04/07/22 02:10 ID:keYtZSO5

>>322-325
遅まきながら、ありがとうございます。
ここ2週ほどヤンマーニが不足気味だったため、禁断症状がでてきて
しまい、こんなの書いちゃいました。

>この板でMADLAXとかぶる奴は80%くらいか。

・・・中毒患者の多いことで・・・

>326
すいません、元ネタ知らない人にはつまらんですよね。
反省しております・・
そんな事言ったら攻殻ネタだって似たような門だ
受けただけ結果オーライ
80%には異議がある。

1・322は元ネタを視聴したことがない
 (ヤンマーニは知っているけど)
2・知らない人間より知っている人間のほうがレス率が高いと推測される

実質かぶり率は50%を切ると思う。

>>334
リコがジャンを(以下略)
夏になると賑わう筈なのに、なんでこんなに閑散と
してるんでしょう?

「職人さん ガンスリ…ガンスリください…」
電撃大王買って来なさい
今月の大王はガンスリ九歳です
カラーでゲームの紹介はあるけど新しい情報はなんにもなかった……
342無 月:04/07/25 00:09 ID:9JitsG+H
マルコー 「ヒルシャー、ちょっといいか? 相談があるのだが」
ヒルシャー「お前の相談はいつもろくなのがないがな」
マルコー 「おれは担当官の仕事がつくづくイヤになった。転職しようかと思う。日本で
      落語家をめざすつもりだ。芸名も考えてある。円光とかいてまるこう」
ヒルシャー「そのままだな」
マルコー 「笑福亭円光」
ヒルシャー「笑福亭かよ」
マルコー 「だいたいオレはイタリア語の名詞が気にくわん。パダーニャだの
      トスカーニャだの、にゃーにゃーうるさい! お前らネコか!」
ヒルシャー「何トチ狂ったこと言ってんだ。てゆーかちょっとまて。トスカーニャじゃなくて、
      トスカーナだろう!」
マルコー 「そう! そのツッコミ! どうだ、オレと一緒に漫才コンビ組まないか? 爆笑
      オンエアバトル勝ち抜いてみないか?」
ヒルシャー「おれを誘うな」
マルコー 「ドイツ人のお前とならやれる! あの伝説のギャグを! この帽子どいつんだ? おらんだ!」
ヒルシャー「お前本当にイタリア人か?」
ジョゼ  「話が盛り上がってるようだね」
ヒルシャー「ジョゼさんからもマルコーに言ってやってください」
ジョゼ  「マルコーがお笑い芸人めざすのもいいことだと思うよ」
マル・ヒル「ええっ」
ジョゼ  「ただし、これだけはいっておく。アンジェリカを笑わせずに広く大衆を
笑わせることなどできるものか! お笑いをめざすなら、その前に目の
      前にいるアンジェを一度でいいから窒息するほど笑わせてみろ!!」
マルコー 「ガーン!!」
ジョゼ  「…そんな不器用なお前にいいものを貸してあげよう。ウシ君カエル君の
      パペット人形だ。ちなみにこの人形は僕の手作りだ!」
ヒルシャー「手作りって、まさかジョゼさん、その人形でパペットマペットを」
ジョゼ  「ヘンリエッタも爆笑」
マルコー 「やります! 貸してください!」
それを見たジャンさん、ボッティチェリくんとリッピくんを夜なべして縫う。
無月さん、毎度GJです。
会話シリーズ面白い。
ボッティチェリくんとリッピくんを夜なべで縫うジャンも見てみたい。
そんなジャンを見たリコはなんて突っ込んでくれるんだろう。
ぞわ・・・        
         ぞわ・・・
     ぞわ・・・  

>342
GJ!!
笑福亭円光ワロタ

しかし、この芸名ラバロの方が似合ってる気が…
(ジャン)
この頃はやりの女の子 体が義体の女の子
こっちを向いてよリコー
だってなんだか だってだってなんだもん
(リコ)
おねがいーおねがいーきずつけないでぇー
わたしーのはぁとぉーはーぞわぞわしちゃーうわー
イヤよ イヤよ イヤよ みつめちゃイヤー
ドラグノフ フラッシュ!

クラエス『だって伊達なんだもん』
ビーチェ『私のお鼻が ヒクヒクしちゃうの』


トリエラ『お願い お願い 近寄らないで』

昼者 『 _| ̄|○ ・・・。』
トリエラ×クラエス萌えだ。誰か…………
>>349


「おまえら、みんな地獄に堕ちろ」
トリエラは吐き出すように言った。
「この世が地獄なのだ。まだわからんのか?」
クラエスには通じなかった。
トリ&クラだとクラ×トリが多いようだな
世の中トリエラ受けが多い
>351
クラエス「…スキン顔、名前は?」
トリエラ「トリエラです、サー!」
クラエス「ふざけるな! 本日よりスノーボール二等兵と呼ぶ 。いい名前だろ、気に入ったか?」
トリエラ「Sir,Yes Sir!」
クラエス「聞いて驚くな、スノーボール。うちの食堂では黒んぼ定食は出さん!」
トリエラ「Sir,Yes Sir!」
トリエラ「ボケだの、カスだの馬鹿にしやがって 殺してやる」
クラエス「トリエラ君、安全装置を外さないと撃てないよ」

    /\___/ヽ 
   /    ::::::::::::::::\ 
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::|
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|
.   |    ::<      .::|
   \  /( [三] )ヽ ::/
   /`ー‐--‐‐―´\

ラウーロ「エルザ君、安全装置を外しなさい、ジョゼとかわってもらうよ」
    /\___/ヽ 
   /    ::::::::::::::::\ 
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::|
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|
.   |    ::<      .::|
  8\  /( [三] )ヽ ::8
  8/`ー‐--‐‐―´ 8
  8          8
  8          8
  爪          爪
355無 月:04/07/27 23:32 ID:43xwiaml
ヘンリエッタ「ねえ、クラエス。ちょっとメガネ貸して」
クラエス「いいけど、フレーム曲げないでね」
ヘンリエ「どーして?」
クラエス「あんたの顔デカいから」
ヘンリエ「ガーン! 私の顔ってそんなに大きい?」
クラエス「自覚なかったの? まな板がわりにネギでもきざめそうなほどデカいわよ」
ヘンリエ「ショック! 私の顔ってまな板なみ!?」
クラエス「アニメのOPを見た人はみな、『顔デカっ』って思ったらしいわよ」
ヘンリエ「ふえーん。もうお嫁に行けない」
トリエラ「クラエスがまたヘンリエッタ泣かしてる。ヘンリエッタもイジメられるの
      わかっててクラエスにちょっかいださない!」
ヘンリエ「トリエラ、クラエスが私の顔デカいっていじめるの」
トリエラ「まあヘンリエッタは幼児体型だから」
ヘンリエ「よ、幼児体型! ダブルショック! もう私生きていけない。肉まん食べすぎて死んでやる!」
トリエラ「ちょっとクラエス、何とかしなさいよ」
クラエス「そうね。ネギといえば顔を小さくするいい方法があるわ」
トリエラ「どんな?」
クラエス「首にネギをまくと顔が小さくなるの」
ヘンリエ「さっそくやってみる!」
トリエラ「…ちょっとクラエスさん。思いっきしウソおっしゃってますが?」
クラエス「ウソを見破れない方が悪いのよ。あとで本当のことおしえてあげるわ」
トリエラ「あとでって、いつ?」
クラエス「そうね。一週間後くらい」」
トリエラ「鬼だよ、鬼」
            ↓
356無 月:04/07/27 23:32 ID:43xwiaml
ジョゼ  「おーい、きみたち」
トリエラ「ジョゼさん?」
ジョゼ  「そこでヘンリエッタが首にネギまいて歩いてたんだが」
クラ・トリ「げ!」
ジョゼ  「風邪でもひいたのかい?」
トリエラ「いえ、あの、その」
ジョゼ  「ははあ、また二人でヘンリエッタをからかって遊んだね」
トリエラ「ごめんなさーい」
ジョゼ  「まあ、そのネギというのも、クラエスの家庭菜園からヘンリエッタが
       勝手にズコバコ抜き取ったものなんだけどね」
クラエス「あのアマァッ!!」
357お薬です名無しさん:04/07/28 11:21 ID:edCVBXYJ
355-356
GJです無月さん! でも疑問が一つ、伊にネギ使う料理ってあるの?
358谷の風の名無しさん:04/07/28 21:17 ID:BdYNaVy2
俺はあんましイタリア料理には詳しくないが,

「ローマ皇帝(暴君)ネロが,声を良くする為に
ポロネギ(リーキ)を油漬けにして食べた」

という逸話があるくらいだから,イタリア人はネギ食うぞ






ネギは「porro」タマネギは「cipolla」
>>358はアマゾンに行った借金取り。
360お薬です名無しさん:04/07/29 00:20 ID:cyK7kZpL
>358
なるほど、あちらでも使われている食材だったのかー。しかしクラエスがネギ作ってる姿って想像できんなー。
風邪ひいてお尻に葱入れられてる姿は想像できます。
>>361
さぁ!その素晴らしい想像力を絵で表現してみよう!
ハーブのお風呂が取りあえずの目標とか言ってませんでしたか?
まあ、ネギは香味野菜だからハーブの一種だけど、
ネギの入った風呂に入るクラエス、見たいなw
葱クラエス……いいなぁ。

しかし自分には絵の技術がない。
365風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/07/29 09:13 ID:7DNAPPHR
>361
        _                               ∧_ ∧
     .;'´   `ヽ,                            (゚∀゚ .l!|)
     !,, ノ从从ノ       パァァァァンッ              (>>361 ) ビ゙シッ
   ,‐、_'リ| ゚ -f二0_____,,,.,:;:'""';:;,.,                | ,・:;:.,|:.,'
  ⊂( (/_(_iつ;,=0,―A' ̄ ̄   '' ' '':'''                (__.(__):.,
間違えてcipollaを入れようとして悩むリコ
問題なく入れてしまった後で気づき赤面するエッタ
367風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/07/30 00:30 ID:jMphZRZf
物凄く充実感のある夢を見た。

俺がヘンリエッタとセックスする為に襲い掛かるんだけど何度も跳ね返されるんだ。
そして俺は全身骨折でボロボロになりながらも諦めずにこう言った。
「これ以上跳ね返すと俺が死んじまうぜ?殺人犯になりたくなかったら大人しくセックスさせろ!!」
これが決め手となって俺はヘンリエッタとセックスできたのさ。
>367
最初にはね飛ばされた時に君はもう絶命した
いまわの夢だったんだよ。さあ、目を閉じておやすみ。 永遠に。
       _                               ∧_ ∧
     .;'´   `ヽ,                            (゚∀゚ .l!|)
     !,, ノ从从ノ       パァァァァンッ              (>>367 ) ビ゙シッ
   ,‐、_'リ| ゚ -f二0_____,,,.,:;:'""';:;,.,                | ,・:;:.,|:.,'
  ⊂( (/_(_iつ;,=0,―A' ̄ ̄   '' ' '':'''                (__.(__):.,

>>367
夢らしい夢でワロタ。
371お薬です名無しさん:04/07/31 13:22 ID:XWQebhdR
なあピンキーエッタの情報マダー?
CDドラマもどーなったのー?
372お薬です名無しさん:04/08/01 02:29 ID:rBRKx9Mi
・・・誰もカキコしてない。ケータイじゃAAなんて書けねーし、つまんね。 今午前二時だからエルザでも化けてデるかなぁー。
>>373
うわすげえ。

しかし、2chブラウザやエディターの色設定をことごとく自分のデスクトップ色に合わせていると、違和感が強烈だ。
375無 月:04/08/02 01:00 ID:2pi+N/x0
暑中お見舞い申しあげます。

夏の特別企画 クラエス×トリエラ トリエラ優位編

トリエラ「スイカ食べるひとー?」
ヘンリエッタ・リコ・エルザ「はーい!」
クラエス「私いらない」
トリエラ「どーして? スイカきらいなの?」
クラエス「スイカ食べると、夜中におしっこ行きたくなるから」
トリエラ「はあ?」
クラエス「スイカに含まれるカリウムには利尿作用があって…」
トリエラ「あー、うんちくはいいから。じゃ、おねしょが怖いクラエスはいらないってことで」
クラエス「おねしょだなんて言ってない!」
トリエラ「これでまるごと一個のスイカをちょうど四等分できるわけだし。食べごたえ
     あるぞー。皆のもの、ドカ食いだ!」
ヘンリエ「うっしゃあ! ドカ食い、ドカ食い!!」
トリエラ「白い所は食べなくていいから!」
リ コ 「キャー! ぜいたく、ゼイタク!!」
ヘンリエ「いちばん、ヘンリエッタ。行きまーす」
トリエラ「種はゴミ箱に捨てるように、…っていったそばから、エルザ! ヘンリエッタに
     種を飛ばさない! ヘンリエッタも応戦しない! もうリコったら、ちまちま
     スプーンで食べるのはよして! 基本はドカ食いよ、ドカ食い!!」
クラエス「あのー、私の分は?」
トリエラ「欲しかったら、ベッドから降りてらっしゃい」
和むな
 ちょっと質問させてもらいます。
 エルザたん追悼スレって既にたってます?(っていうか落ちた?)
>>377
俺は勃ったけどスレは立たない。
>>ALL
 じゃあ立てていいですか?ついでに俺も勃てていいですか?
>>379
ここでやれば?
381379:04/08/03 19:06 ID:cntT5Fv0
>>380
 それじゃお言葉に甘えて

エルザたんハァハァ(´Д`;)
エルザたんハァハァ(´Д`;)
エルザたんハァハァ(´Д`;)
エルザたんハァハァ(´Д`;)
エルザたんハァハァ(´Д`;)
エルザたんハァハァ(´Д`;)
エルザたんハァハァ(´Д`;)
エルザたんハァハァ(´Д`;)
>>381
勃てただけかよ・・
今更だけど、義体の人気投票所とかないのか?当然漏れはエルザタソ。
>>383
本スレとかのテンプレにあるよ

ガンスリンガー・ガール人気投票
ttp://vote3.ziyu.net/html/nama001.html
>>384
Thanks。早速エルザタソに投票してきたよ・・・それにしても最下位とは・・・
欄外のビーチェ、ペトロシュカは今・・・
387381:04/08/03 21:54 ID:sRRmiUU7
 っていうか、アニメ板に追悼スレって立てていいの?
やめろ
>>387
ここでやれば?
390お薬です名無しさん:04/08/04 23:02 ID:RAQVK1lW
八月はお盆の季節。

アンジェ「私の部屋によく片目の娘がくるの。写真立てをずっと抱えてて、「写真がないの・・」って呟いてるの。リコ、どうしたらいい?」
リコ「私が貰ってこようか? ジャソさんのファイルにあったと思うし」

数日後
アンジェ「ありがとうリコ!片目の娘喜んでたよ、部屋中飛び回ったり首回したりしてすごかったよっ!」
リコ「そう、よかったね。でも何処の娘だろ?」
トリエラ「さりげなく怖い話してんじゃないっ!」クラエス「リコのボケも凄まじ杉よね」
エッタ「((ガクブル))で、その娘どうしてるの?」
アンジェ「まだ騒いでて部屋に戻れそうにないの。おねがい、泊めて?」皆 「追い出されたんかい!!」
391お薬です名無しさん:04/08/04 23:25 ID:RAQVK1lW
試しに書いてみましたあんまり推敲してないんで稚拙なのはご容赦ください(^_^;)
ガンスリDVD出てないの?
見たいなあ
>>390-391
乙!!
片目のエルザ、しかももう片方は空洞でしょうか…
チト怖い。

>>392
ガンスリ、ゲームで検索するべし!
ほしゅ
    |┃三             _________
    |┃              /
    |┃ ≡    _、_   <元気か?
____.|ミ\___( <_,` ) _ \
    |┃=___    \    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |┃ ≡   )   人 \ ガラッ
396松岡:04/08/07 21:38 ID:uydhvUaL
片目の娘と聞いて、三巻でピーノに殺された少女を、まず思い浮かべてしまった。
アイパッチエルザも海賊せんちょーしててそれもまたいい
片目で狙撃手が務まるかな?
狙撃を両目でやるのは至難だぞ。
>>399
狙撃だけって意味ではないと思われ。
401風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/08/09 00:33 ID:6AB/B7jD
サイトーって、あれ、片目っていうのかな?
あげすま
403暗殺者 棘姫 “アウローラ”:04/08/09 01:07 ID:zQPiI5cT
いきなり乱入。



内務省情報局公安部から、妙な伝聞が迷い込んできた。

ここ最近、毒や刺し針で標的を仕留める少女の暗殺者のうわさだ。

うわさには尾ひれがついていて、なんでも『五共和国派』の凄腕の殺し屋“ピノッキオ”と
組んでいて、いつも一緒についてまわっているとか。
標的とされた人物は苦悶せずにみな眠るように死んでしまうだとかだ。

うわさは尾ひれだけじゃなく、そのうちに背びれや胸びれもついてきて、しまいには
『公社』の義体連中を眼の仇にしているというとんでもないお魚に定向進化を遂げた。

あくまで噂でしかないが、話の出処が『五共和国派』と敵対している南部のマフィアで
その暗殺者の少女はみずから“アウローラ”と名乗っているそうだ。
殺し屋のくせにみずから名乗るとは大胆不敵だが、まさか実名ではないだろう。
おそらくは組織でのコードネームと捉え、また刺し針を得物に選んで眠らせることから
グリム童話『眠りの森の美女』の主人公オーロラ王女になぞらえて名乗っているのだと
公安部は考察したという。

顔や年齢についての詳しい情報はまだ入手できていないが、おそらくは15歳か、
それ以下の可能性がある。容姿についても童話に準じているのならば恐らくは
美少女に類するのではないだろうか。

かつてのモンタルチーノの一件で暗殺者“ピノッキオ”と関わりのあった少女の名前に
「アウローラ」があり現在、公安部がその関連性を追跡調査中だという。

いずれにしても警戒の必要性は見過ごせるほど小さくはない。
特に眼の仇にされていると思われる作戦部第二課は今後の動向に注意すべきだろう。
>>403の棘姫は「いばらひめ」と読んでくれ。
>>403の執筆者は、「名無しさん」ブルー。
眠り姫ってオーロラっていうんだっけ?知らんかったな
>>399
狙撃したことないから知らないけど映画とかだと両目開けてない?
>>407
望遠鏡でも顕微鏡でも片目閉じないと見れない奴は素人。
      ./       ;ヽ 
      l  _,,,,,,,,_,;;;;i  <いいぞ ベイべー!
      l l''|~___;;、_y__ lミ;l  逃げる奴はパターニャだ!!
      ゙l;| | `'",;_,i`'"|;i |  逃げない奴はよく訓練されたパターニャだ!!
     ,r''i ヽ, '~rーj`c=/ 
   ,/  ヽ  ヽ`ー"/:: `ヽ
  /     ゙ヽ   ̄、:::::  ゙l, ホント 戦場は地獄だぜ! フゥハハハーハァー
 |;/"⌒ヽ,  \  ヽ:   _l_        ri                   ri
 l l    ヽr‐─ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| |                   / |
 ゙l゙l,     l,|`゙゙゙''―ll___l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
 | ヽ     ヽ   _|_  _       "l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
 /"ヽ     'j_/ヽヽ, ̄ ,,,/"''''''''''''⊃r‐l'二二二T ̄ ̄ ̄  [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
/  ヽ    ー──''''''""(;;)   `゙,j"  |  | |

410「名無しさん」オールカラーズ:04/08/09 21:12 ID:tX12Tif/
>>409は、>>403

褒めているのか?

けなしているのか

どっちだ?
<いいぞ ベイべー! って言ってるよ
412「名無しさん」オールカラーズ:04/08/09 23:44 ID:tX12Tif/
>>411へ、そうか、ありがとう!

フルメタルジャケットのネタは大概、罵倒されるものが多くて

判断に迷うな。

殺し屋であることを知ってもなお、ピーノを慕ってついていこうとする

アウローラたんをネタに考えたんだが。

次回作は、課長のそばでお仕えするメイド義体の話だ。

タイトルは人魚姫”アリエル”の日々。

もうひとつは、夏らしくプールと水着がネタの中篇だ。

413「名無しさん」オールカラーズ:04/08/09 23:52 ID:tX12Tif/
>>412
フルメタルジャケットのネタではなく、アスキーアートの間違いだな。済まぬ。
414「名無しさん」オールカラーズ:04/08/10 00:03 ID:wA2v5W8I
>>409をよく読み返すと、パダーニャではなく、パターニャになっておるな。

ま、どうでもいいことかもしれぬが。

コピー&ペーストを多用すると同じあやまちを自分もやるかも知れぬ。

気をつけねば。
ヒルシャーの一日(あんぱんまんコペピ改変ネタ)

【7:30】起床。まだ眠い。録音しておいた「ヒルシャー起きなー」の目覚まし
    ヴォイスが鳴ったので身体を起す。
【7:40】トリエラの部屋を急襲。彼女がシャワーに入ったのを確認し、脱衣所で
    ぱんつの匂いを嗅ぐ(;´Д`)ハァハァ
【7:45】もう我慢できねー! ベルトを外すがトリエラがシャワーから出てくる
    気配。ちくしょう! このタイミングは嫌がらせか?
【8:50】訓練用コスチュームとしてジャパンから取り寄せたブルマを渡す。
    スパッツ姿で出てくるトリエラ。このガキ マジで条件付け強化したろか!?
【9:15】訓練開始。
【12:00】訓練終了。録画した「本日のトリエラのスパッツ映像」でオナる。今度は
    ブルマ履いてね!(はぁと)
【13:00】用事があり一課へ。ゲス男がトリエラに言い寄ってくる。うぜぇんだよこの
    変態ロリコン野郎が!! トリエラに近付くな!!
【13:30】街へ偵察へ行く。はぐれるといけないから、ちゃんと手を繋いで歩こうね
    トリエラ。まるでデート気分だよトリエラ(///▽///)
【13:35】「誰か助けてー!!」何か事件があったらしい。こっちは今忙しいんだよ!!
    勝手に困ってろ!!
【16:00】偵察(トリエラ視姦)終了。
【16:05】「ずっと前かがみでしたけどお腹の具合でも悪かったんですか?」とオレの
    顔を覗き込むトリエラ。マジ可愛い。さらに前かがみになるじゃないか。。。
【16:10】部屋に帰る。手にトリエラの指の感触が残ってるうちにさっそくオナる。
【19:00】ジョゼと飯を食う。スパッツ派のジョゼと口論になる。こいつはまだまだ何も
    解ってないガキんちょだな。ブルマの良さが解らんとは。やれやれ。
【20:00】本日録画分のトリエラの練習姿を編集する。編集してるうちに自然にオナって
    しまう。今日はもう3回かよ。。。鬱だ。
【21:30】ヤフオクで超可愛いメイド服を落札!! 待っててねトリエラ!!(;´Д`)
【21:45】出品者から「海外には発送しません」のマイナス評価通知が来る。鬱だ。_| ̄|○
【22:00】寝ようと思ったらエッタのバイオリンの音が聞こえる。――なるほど音楽か!
    早速ネットで縦笛を注文。トリエラに吹かせたあとでオレがチンポに擦りつけるぜ!!
【22:30】トリエラの縦笛を想像すると勃起。またオナる。。。もう何回目だ? そんな自分
    がかなり鬱だ。。。
【23:00】就寝前にトイレに行こうとするとトリエラが苦しそうにしてる。大丈夫かトリエラ!?
【23:05】事情を聞くと、、、頬を紅潮させながら「…生理痛」 何ぃぃぃ!!! 「ヒルシャー
    さんまたお腹痛いんですか?」 トリエラ、オレを本気で廃人にする気か?
絶倫ヒルシャに藁
418「名無しさん」オールカラーズ:04/08/10 18:26 ID:QYrzXNT+
>>415 >>416

最高だ!ぜひシリーズ化してくれ!!
>>415-416
ワロタw各担当官のもきぼんぬ。
ここがアニメ板じゃなかったらベルナルドさんのド変態クンカクンカ物をリクエストするところだぜ
同日のトリエラの一日ッス。(っつーか資格の勉強しろよオレw)

【7:35】起床。まだ眠い。突然ヒルシャーが部屋に乱入。朝っぱらから元気なオッサンだな。
【7:43】シャワーに入る。下腹部に重い圧迫感。今日も生理が重そうだ。
【7:45】脱衣所からごそごそ聞こえる。ヒルシャーが私のぱんつの匂いを嗅いでるみたいだ。
    人間の屑だな。
【8:00】シャワーを出ると何事もなくキッチンで卵を焼いているヒルシャー。「ご飯がいい? それ
    ともパンにする?」っておまいはあたしの女房か?
【8:10】朝飯を食べる。「たまにはトリエラにも作って欲しいな〜」などと言うヒルシャー。ひらひら
    したエプロンを着せたがってるらしい。あたしの分の支給金を使っていいからイメクラで
    裸エプロンでもしてもらえよ変態野郎。
【8:50】訓練前にブルマを渡される。もうアフォかとヴァカかと。ムカツクからスパッツを履く。ヒル
    シャーがすげー形相で見てる。ヤベ〜、ガチガチに条件付けされて死ぬほど犯されそう。。。
【9:15】訓練開始。
【9:45】指導と称して何度も身体に触ってくる。おいおい股間をあててくるなよ。でもそれに反応して
    しまう身体に自己嫌悪。鬱だ。ナプキン付けてて良かった。
【12:00】訓練終了。撮影ビデオを持って前かがみで去ってくヒルシャー。奴は食堂には現れず部屋に
    引き篭ってる。ちゃんと昼は食えよ〜。あたしをおかずにしてないで。。。もう鬱だ。
【13:00】一課に連れて行かれる。生理が重い。
【13:10】苦しそうにしてると優しい声をかけてきた男を殺さんとするくらい睨むヒルシャー。あたしゃ
    他の男と普通に話もできんのか?
【13:30】偵察にでかける。生理痛が本格的に酷い。歩きたくないがヒルシャーはやたらご機嫌で私の
    手を握ってる。。。まあ我慢してやるか。
【13:35】「誰か助けて〜!!」事件か? 何事もなかったように無視するヒルシャー。何の為の偵察だ?
    手ぇくらいあとで何度でも繋いでやるから様子くらい見に行けよ屑人間!
【16:00】偵察終了。さっそく部屋に引き篭もるヒルシャー。おかずにされてることを考えると身体が反応
    する。。。生理はまだだがナプキン変えよう。かなり鬱だ。
【19:10】食堂へ向かう。ジャンと途中で一緒になる。食堂からジョゼとヒルシャーの口論が聞こえる。
    ブルマとスパッツのどっちがいいかで揉めてる。ジャンにあいつら撃っちゃっていい? と聞く。
    ジャンは真顔で「リコにはブルマだな」って、、、もう変態ばっかり。部屋に帰ってベットに突っ伏
    して泣く。
【22:00】ふて寝に入る。エッタの下手糞なバイオリンの弦の響きが子宮にも響く。痛いよ〜。やめてよ〜。
【22:10】突然フロア中に響き渡るヒルシャーの声。「そうだ! トリエラに縦笛だ!」。。。また下らない
    計画を思いついたらしい。あたしゃもう恥ずかしくて死にそうだよ。。
【22:55】身体が少し火照ってる。軽くオナニーするか、と思ったがエッタのバイオリンの音がウザくて
    そろそろキレそう。やめてもらおうと起き上がった瞬間、、、あ、、、生理きちゃった。。。オナニー
    もうできねーじゃねーか。
【23:00】トイレへ行く。辛い。ヒルシャーとばったり会う。面倒だから正直に生理だと告げる。途端に
    前かがみになるヒルシャー。もう何にでも反応する猿だなこいつは。っていうかあんた最近頬が
    痩せてきてるぞ。ほどほどにしないと、死ぬぞ?
>>421-422
ワラタ
>415-416
GJ!!
このスレの住人が担当官になったら、こんな感じだな。
>>421-422
乙、ワラタ

しかし、マジレスすると単行本12話のトリエラを見る限り、
風呂(シャワー?) はそれぞれの部屋ではなく、同じ建物内の
違う部屋にある気がするのだが…
426書いた人:04/08/11 00:54 ID:z/ybYjMC
>>425
シャワーやキッチンや同居人はどうした? っていう設定は
無視しました。シチュエーション優先でw
取っても面白かったが、資格の方は大丈夫なんだろうか・・・
428425:04/08/11 04:43 ID:+z5mF3Vf
>>426
Thanks。
クラエスは見てみぬふりをしてくれてるのかと思ったよ。

> (っつーか資格の勉強しろよオレw)
勉強始めようとすると、つい現実逃避したくなるんだよね。
よくわかるよ。
書いた人、乙。
面白かったよ。

つまりあれだ。
片付け物とかしたくなるのと同じだね。
という自分も勉強捗らない…。
430「名無しさん」ブルー:04/08/11 19:34 ID:5omvcTPi
>>412 自分で次回作を予告しておいてなんだが、ここってアニメ板ですよね?

原作版に準拠した、IFのサイドストーリーってここに投稿してよいのかな?



>>430
どぞどぞ。ほとんど原作のほうと住人被ってると思うんで。
>>430
もーまんたいっすよ。
433「名無しさん」ホワイト:04/08/12 00:28 ID:9DiYpVT8
エラー表示が出て書き込めないよう…シクシク。

本文が長いんだってさあ。どうしろっていうんですかぁ?

初心者は帰れっていうのかあ!

新作の”アリエル”たんのお披露目ができないよう……。
そのまんま本文が長いんじゃないすか?
二つに分けるとか、無駄な改行があれば削除してみましょう
435人魚姫”アリエル”の日々:04/08/12 01:11 ID:9DiYpVT8
作戦部第二課長。
それがわたしのお仕えするロレンツォさまの役職名だ。
「・・・・・・」
『公益法人社会福祉公社』。
それがわたしたち義体の存在していられる施設の場所だ。そしてここはローマ郊外。
「・・・・・・」
今日もわたしはお仕着せのメイド服を着てロレンツォさまの傍らに立っている。
何か命令されたときにすぐにお役に立てるようにだ。手にはお盆を携えている。
お仕事の大半はお給仕。ほんとうにやり甲斐のあるお仕事かは自分ではわからない。
「・・・・・・」
わたしは義体だが喋れない。
また銃を携えて戦う術も知らないので、作戦部第二課の少女たちのように
街中でテロリストやマフィアと撃ち合うこともない。
「・・・・・・」
小さな手に大きな銃を携えて戦う10代の少女たち。
幼さを仮面にして大人を欺き、暗殺する子どもたち。
作戦部第二課の幼い少女たちの手には硝煙のにおいと血のにおいが染み付いている。
「・・・・・・」
大して不幸自慢にはならないが、二課の執務室にいるので彼女たちの前の事情は耳に入る。
親に保険金目当てに車で轢かれたとか、人身売買の現場で保護された、全身が麻痺する
病気で義体化手術に自ら同意したとか、または一家惨殺の事件で暴行され、手足を失って
も生き残ってしまい、絶望のあまり舌を噛み切って自殺を図ったとか等だ。
そして『公社』の技術力で義体化され、条件付けを受け暗殺者に仕立て上げられた。
「・・・・・・」
436人魚姫”アリエル”の日々:04/08/12 01:12 ID:9DiYpVT8
わたしと彼女たちの境遇にはあまり差はないのかもしれない。
それでも神様というのがほんとうに存在するのなら、この仕打ちはあんまりだと思う。
しかし、この想いを口に出して『公社』の人たちに抗議することもできない。
「・・・・・・」
わたしには義体化前のもはや遠い過去の思い出や、かつての塗炭の苦しみはわからない。
下肢が不自由だったわたしは義体化によって健常者と同様に歩ける。軽い作業もこなせる。
しかし副作用か手術の失敗だったのか、現在は一切喋れず記憶も途切れがちだ。
「・・・・・・」
ただただ人として生きていられることの感謝を、かつての境遇から救っていただいた恩を
忘れずにロレンツォ第二課長に、『公社』の皆さんにお仕えすることで生きるのみだ。
「・・・・・・」
永遠の生命がない以上、いつかは、わたしも死ぬときがくるのでしょう。
生きているものは皆死ぬ。それは天の摂理でわたしの個人的な力では覆せそうにない。
「・・・・・・」
それでもわたしは、死ぬまでは生き続ける。
それでもわたしは、ロレンツォさまの傍らで皆様のお役に立てるように、ただ待つ。
わたしにつけられた義体のコードネーム…その名を呼ばれるのを今日も待ち続けている。
人間の王子に、恋憧れた人魚から命名された「アリエル」と。
437「名無しさん」オールカラーズ:04/08/12 01:16 ID:9DiYpVT8
製作秘話(あとがきにかえて)

今回の執筆者は「名無しさん」ホワイトとブルーとシルバー

この娘(?)の名前は決まるまでが結構モメたな。性別が女とは限らんし。
ロレンツォ第二課長の傍につき従えるメイド服姿の外見10代後半か20代前半の少女だが、
何しろ原作第一話に登場しても一言も喋らんし、呼びかけもされないから名前がわからん。
義体だとしたら課長の奥さん(!)か妹、もしくは娘なんじゃないかと?
喋れないのは条件付けの弊害で、義体化以前には言語機能があったにちがいないと
いろんな憶測・推論が出た。
また義体化されたのは下肢が不自由だったからだとも。
“アンジェリカ”以前に臨床試験された義体の生き残りだとも考えられた。
ただ(戦闘用の義体ではないので条件付けなんかのお薬の弊害はでないだろうから)寿命が尽きるにはかなりの余裕があると。

ただし命名するには“ピノッキオ”や“アウローラ”、“トリエラ”のケースを踏まえて
やはりグリム童話から採るのが正解だろうということで一致した。

喋れない主人公というと人間の女になろうとした人魚姫がすぐに思いついた。
が、名前がシレーヌとかデビルマンに出てくるキャラクターとかぶった。

妖美獣 シレーヌ。

駄目じゃん、こんなの。
可愛くて儚げな存在を読者にイメージさせるのが狙いなんだから
もっと萌えるネーミングにしなきゃ。
そんで考えたのがディズニー映画から拝借した人魚姫“アリエル”だ。
なんだか旧約聖書の外典に出てくる天使の名前みたいだろ?
438「名無しさん」オールカラーズ:04/08/12 02:18 ID:9DiYpVT8
>>437の執筆者はホワイトとパープルの間違いだ。

ブルーは考察・校正の仕事をしたが、シルバーは不参加が正しい。
439「名無しさん」オールカラーズ:04/08/12 16:04 ID:tzp5a0JW
>>403に間違いを発見した。

『眠りの森の美女』はベローが原作で、

それを『いばらひめ』としてグリム兄弟が童話化したが、正解だ。
クラエスの一日。。。。

【7:00】起床。まだ眠い。気だるく穏やかな雰囲気が部屋を包み込んでいる。
    カーテンから零れる光りがとても綺麗だ。
【7:30】食堂でみんなと朝食。トリエラが明るい話題を振り、周りもそれに
    あわせる。なんて楽しく、そして美味しく食が進むのだろう。
【8:50】各自訓練へ。私は実験データの採取の為に研究所へ。途中の渡り
    廊下の2階から青い空を眺め、この施設の外側に存在する世界へ
    思いを馳せる。ふと郷愁にも似たデジャブーが頭をよぎる。昔、大好き
    な誰かとよく出かけた――そんな気がする。
【9:00】実験開始。私がデータを残し、それがいつの日かみんなの役に立てばいい。
    実戦には参加できないからこそ、これが私がみんなに出来る唯一のことだ。
【14:00】午後、私の家庭菜園へ。少し前に植えたパジリが芽を出していた。
    本で学んだことを実践し、その結果が思い通りになるのは本当に
    嬉しい。いろいろな感動や発見がある。湿った土の匂いにはすっかり
    好きになった。
【16:00】エッタが手伝いに来てくれる。ここで取れた野菜で料理を作ってジョゼさん
    に食べてもらいたいそうだ。私の説明を何度もこくこくと頷いて聞いて、
    一つの熟れたトマトを右から左から上から下からとまじまじと見つめて
    慎重に採る。誰かの為にこんなにも一生懸命になれる。そんな彼女が
    とても羨ましい。
【18:30】夕闇が落ちて辺りは暗くなる。太陽は地平線と交わり陽炎と共に消え、
    今日という日の終わりを告げる。私は本日の成果を振りかえる。
    私に何が出来たかを――そして何を残せたかを……。
【18:45】エッタと一緒にキッチンでさっき採った野菜でトマトソースを作る。一課の
    女の人から教えて貰ったスペシャルレシピがあるみたい。
【19:00】ソース完成。レシピ通りに作ったはずが、何故かあまり美味しいとは
    思えない。私自身エッタの動きを観察していたが、ミスらしいミスはなかっ
    たはず。野菜の栽培と一緒で料理も奥が深そうだ。突然 料理関連の本へ
    の興味がこみ上がってくる。なんだか嬉しい。不思議と力が湧く。情熱が
    明日への活力に繋がる。
【19:15】エッタを慰めてるとジョゼさんが料理の失敗を察してかエッタを外食へ誘う。
    彼女のような甘えん坊には本当に良い担当官だ。途端にぱっと花が開く
    ように機嫌をよくするエッタ。まるで向日葵みたいだ。
【19:30】みんなが食堂に集まる。私は先ほどの料理を「エッタ特製の美味しいパスタ
    料理」と嘘をついてみんなに食べさせる。一口食べて――いつも黙々と
    食事をしているリコが顔をしかめるのを見て、最初にトリエラが笑い、そして
    続けてみんなで笑いあう。とても楽しい団らんだ。
    私はこういう時間、こういう空間が何よりも好きだ。
【22:00】就寝のためベットに潜る。そしてふと思う。
    みんな今の生活の為に何人の命を奪ってきたのだろうか?
    何人の幸せを犠牲にしてきたのだろうか?
    ――この私の幸せはいつまで続くのだろうか?
    条件付けで希薄になっている感情の一つだが、そんな不安が脳裏をよぎる。
    ただ、それでも願う。
    私は、――今の生活を大切にしたい、と。
    微笑ましくなるようなエッタとジョセさん。
    いつもちょっと困惑してるような無垢なリコ。
    お互いに世話を焼きあってるトリエラとヒルシャーさん。
    純粋で健気なアンジェリカ、勝気で必死なエルザ。
    今はそんなみんなと一緒に過ごす無為な日常がとても愛しい。
>>440-441
うぅ・・・心に沁みる話ですた(;´Д⊂)
心が洗われる思いです
>>440-441
いいの書くじゃないの
>>440-441
応援いたします
446「名無しさん」ブルー:04/08/13 00:28 ID:ZsJXi1dH
>>440-441
ええ仕事してますな。次回作も期待します!

>>434さん、わざわざ教えてくれてありがとう。ホワイトは感謝してます!
>>440-441
泣ける
448415,421,440:04/08/13 01:11 ID:21/uiIPQ
どもです。最近ガンスリにハマってずっとハァハァスレをパート1
から見てました。微笑ましくなるような良い話が盛り沢山でしたね。
普段は読み手で滅多にSSのようなものは書きませんが、今回は
試験勉強せにゃあかんというプレッシャーから逃れるように、いつの
間にやら書き始めてますたw (PCの問題集ソフトで勉強してるから、
ネットやらもう誘惑が多くて。。。)
最後のクラエスの話はトリエラ視点の話があまりに荒んでたので真面目
に書かせて頂きましたw また読み手に戻りますが、ちょくちょく覗きに
きますので、皆さんのSS期待してます!
449「名無しさん」オールカラーズ:04/08/13 13:40 ID:ZsJXi1dH
二次創作物無断転載倉庫に

なぜだか知らんが、制作秘話まで転載されている。

どういうわけだろう???

それと、正式なタイトルは 暗殺者 棘姫”アウローラ”の挑戦 に

変更したいのだがどうだろう。
どうも、最近(主に怠惰により)更新を滞らせている倉庫管理人です。
ちょっと長文を。

>>449
> 二次創作物無断転載倉庫に
> なぜだか知らんが、制作秘話まで転載されている。
> どういうわけだろう???
転載は、割合気分で判断している部分が大きいので、別段どうという理由があるわけでもありません。
「あとがきにかえて」ともありましたし、面白かったので、程度の理由です。

そのあたり、かなりいい加減ですので、転載しない方がいいとか、文章を差し替えたいなどありましたら、
言っていただければできるだけ速やかに対応させていただきます。

> それと、正式なタイトルは 暗殺者 棘姫”アウローラ”の挑戦 に
> 変更したいのだがどうだろう。
修正いたしました。

ところで>>439なのですが、どのように修正すればいいのか分からなかったのでそのままにしてあります。
「こういった文章に修正」を言っていただければ、速やかに修正させていただきます。
451「名無しさん」オールカラーズ:04/08/13 23:43 ID:ZsJXi1dH
>>450 それではこの場をお借りして修正文をばひとつ、

>>439は グリム童話『眠れる森の美女』の ではなく

    グリム兄弟の童話『いばらひめ』の に変更をお願い致します。

    どうぞよろしく。
452“リコ”王様の耳はロバの耳:04/08/14 00:51 ID:0Jgvvxm4
その話を廊下で立ち聞きしたのは夜のことだった。

ジャンさんから「おまえは外で待っていろ。呼ぶまで入るな」と言われ、
わたしは病室に瀕死の重傷患者とジャンさんを残して廊下で待機することになった。

廊下には患者を運ぶためのストレッチャーを準備した医師や看護婦たちもいて、なんだか
異様な雰囲気だったのを覚えている。
待機している医師の一人は腕時計をなんども確認していた。焦っている様子だった。

瀕死の重傷患者に鎮痛剤の点滴をほどこしてから医療団のひとたちも外でしばらく待機
するように命じられていた。

「……やってくれましたな。大尉…」
押し殺した声で口を開いたのはジャンさんが先だった。
対して交通事故で瀕死になった、“大尉”と呼ばれた男の人はまだ鎮痛剤が効かないのか、
苦痛にうめいている。(さっき病室で見たときと同じく、たぶん脂汗を流しながら)

「……ぐ、ううう」

わたしはただ、壁越しに話を盗み聞きするだけだ。
ジャンさんの命令がなければ目の前で人が苦しんでいても助けてはならない。
一方、「殺せ」と言われれば躊躇なく、これを「敵」、殲滅対象と見做して排除する。
「おまえは外で待っていろ。呼ぶまで入るな」と言われれば忠実に実行するのみだ。
「話を聞くな」とは、言われなかったのでわたしはそのまま聞いていた。
『条件付け』と担当官の命令には絶対服従。でもこの時は好奇心の方が勝った。
453“リコ”王様の耳はロバの耳:04/08/14 00:53 ID:0Jgvvxm4
「……なかなか良く書けていますな、大尉。あなたの義体に関する考察資料は。
特に義体の特性において弱点が網羅されている点などは、短期間でよくまとめましたな。
今後の義体実用化において改良の参考になりますよ」
ジャンさんは褒めていた、珍しいことだ。忌々しいと皮肉も込めているのだろうけれど。

「…ですが、『公社』の外へその資料を持ち出されては困りますな。何がご不満なんです?
それと“クラエス”の『義体監督日誌』も一緒に無くされるところでしたよ」

「…イタリア国内の出版社、新聞社、テレビ局。いかなる報道機関においてもわれわれ
の末端となる諜報要員は存在します。義体の存在を世間に悟られないためにも」

「…義体の技術情報漏洩は事前に防がれました。ついでにCIAの二重スパイだった記者さんに
は消えてもらいましたよ。残念でしたな」

「なぜですか?大尉。あなたはなぜ『公社』を裏切ったのです?」
「…大尉、あなたらしくもない。同情ですか?」といったん言葉を区切って、
「まさか義体……人間兵器として扱われるあの少女たちへの?」

「…大尉、あなたには本来、そのまま抹殺処分が下されてもおかしくはない。
ただし…義体化の被験者になることでその罪は償ってもらいましょう」

「わたしはあなたの教官としての手腕を高く評価しています。義体化の理由はそれだけで
十分でしょう。いま一度『公社』の役に立ってもらいます。よろしいですね?」
454“リコ”王様の耳はロバの耳:04/08/14 00:56 ID:0Jgvvxm4
「……復讐のために私兵が欲しいのか?…」
やっと鎮痛剤が効いてきたのか、“大尉”はようやく喋り始めた。

「…ジャン、大隊を去る前にも…俺はおまえに言ったはずだ」

「…復讐のためには手段を選ばないのか?と」

「お前は……殺し屋やテロリストどもを…嫌っている。それは当然だろう。
…だがお前のやっていることはどうなんだ?
…憎んでる相手とやってることはどこがどう違うんだ?」

「……………」長い間があった。

「お前たち兄弟には、確かに復讐する権利と義務がある。法が認めなくてもそれはある。」

「だが、やって良いことと悪いことの区別はつくだろう?」

「復讐のために敵を憎むこと自体はそれほど間違ってはいない。むしろそれは正しい。
泣き寝入りするなどもってのほかだ。第一、犠牲となった家族が喜ばん」

「俺はお前に……他人を巻き込むな、とも教えたろう?」

「だが年端もいかない少女に銃を持たせ、暗殺者に仕立てあげる…『公社』の遣り口にはなんの疑問も抱かないのか?お前は?」

「…大尉、あなたには理解できませんよ。踏みにじられた、力のない弱者の気持ちは……」

「そんな、弱音を吐いてどうする!?」
「だからって義体に頼るのか?復讐の道具として使っておまえは恥ずかしくないのか?」
「暗殺者に仕立て上げられた彼女たちの境遇に同情できないのか?」
455“リコ”王様の耳はロバの耳:04/08/14 00:58 ID:0Jgvvxm4
「彼女たちの境遇…『条件付け』の弊害についても俺は、その資料のなかで触れている。
洗脳で自我を強化したり薬漬けにしたのでは、自発的な行動はまず望めない、とな。
それは投薬量の少ない“トリエラ”で実証されている」

「逆に記憶操作が行なわれた“ヘンリエッタ”は常に暴走の危険性を孕んでいる。
もっともジョゼを守ろうとする過剰防衛行動だろうが………。
ただし、いくら戦闘力が高くてもコントロール不能なら、優秀な兵器ではない。
また敵味方の区別がつかないのでは『良い兵士』とは到底呼べない」

「あくまで人間兵器としての義体ではなく、訓練された『良い兵士』でなければならん」

「また怒りや殺意や憎悪を抱けば、それだけ多くを学ぶ。俺は大隊にいた頃、おまえに
そう教えたはずだ。」

「戦闘者としての『動機付け』のほうが実際は大事だということは、ジャン、おまえ自身
が復讐をしようとしていることで既に証明できているだろう?」

ジャンさんは反論できなかった。
わたしは扉越しなので表情は伺えないが、ジャンさんのいまの気持ちは想像できた。
456“リコ”王様の耳はロバの耳:04/08/14 01:00 ID:0Jgvvxm4
「…復讐する相手の正体は掴めているのか?」

「…いえ、まだ何も掴めていません…『公社』の情報網を駆使して探らせてはいますが」

「…そうか」

「……………」また、おたがいに長い間があった。

「……わかった。義体化するのなら、構わん。やってくれ。どのみち助からんのだろう?」

「…ただし、『条件付け』は無しで、だ。それならばお前たち兄弟の復讐に協力してやる」

「…そのためにならあえて手を血で濡らそう」

「…『公社』のためではなく義体にされた、あの少女たちの為に戦ってやろう」

「それならば契約は成立だ」

「わかりました…大尉」

かつての上司と部下、いまは成人男性の義体化候補と『公社』で辣腕をふるう担当官との
長い対話はジャンさんが了承してようやく終わった。
ジャンさんは廊下にいる医療団を病室内に呼んで、「大尉」を手術室に運ぶように手配した。
457“リコ”王様の耳はロバの耳:04/08/14 01:02 ID:0Jgvvxm4
「……“リコ”、“クラエス”には今の話はするなよ。当分の間、許可は出せん」
いつになく厳しい顔のジャンさんに言われて、わたしはすごく恐く感じた。
「よし、それでは部屋に戻って休め。もう夜も遅い」

わたしは「はい、わかりました」と頷くと廊下を来たときとは逆に戻り始めた。
病院の外はもう真っ暗だった。水銀灯が照らす夜の道を義体棟へ急ぐ。

今晩、聞いてしまった二人のお話は誰にも話してはいけないことなのだろうか。
なんだか難しい内容だったけど誰かに話したくて仕方がない。
さっそく明日になったら年長組のお姉さん“トリエラ”にでも相談してみよう。
わたしにはわからないことでもきっと良い知恵を貸してくれるはずだ。
ジャンさんは「“クラエス”には今の話はするなよ」とは言ったが、「誰にも話すなよ」とは
言わなかったから。

翌朝、作戦で“トリエラ”は不在だったのでジャンさんへ正直に昨夜のことを訊いてみた。

結果、わたしは早朝からの格闘技訓練でジャンさんに殴られていた。口許から血が流れるまで。
「命令されたことしかできん奴だ」とののしられながら。
製作秘話(あとがきにかえて)

今回の執筆者は「名無しさん」ホワイト。考証はブルー。ラバロ大尉の台詞はシルバー。

このIFのサイドストーリーは、
交通事故で死亡したはずのラバロ大尉が義体化される内幕を描いた作品。

ラバロ大尉は『条件付け』をしないことと彼女たち義体の待遇改善を契約条件として、
ジャン・ジョゼ兄弟の復讐のための道具…私兵になることを了承しています。

大尉が内部告発しようとしたロベルト・ダンティーニ紙の記者がCIAとの二重スパイというのは、
別の作品でも使うつもりのネタで、勝手な想像です。
>>458
これ、続くんですよね? 楽しみにしてます!
460マゾ☆ガタロウ:04/08/14 04:41 ID:gs4/OSi9
 真・ガンスリンガー・ばばあ

医者  「社会福祉公社さんですか、国も素晴らしい事業を始めたものだ」

ジョゼ 「それでガタロウ先生、この病院に重傷の少女がいると聞いたのですが」

医者  「へ?、少女?、ここにいるのは高齢の女性、もといババアですが」

ジョゼ 「バっ?高齢の女性?」

医者  「ご存知ですか?先週あった日系企業のビルがジャックされた事件を一人で
     制圧したババアといのが、彼女なんですよ」

ジョゼ 「おかしいな、少女はいないんですか?」

医者  「? 彼女はビル内部で、一晩中テロリストたちと戦闘を繰り広げていました」

ジョゼ 「あの、私は少女に用が・・」

医者  「彼女の働きによって、人質への被害は最小限に食い止められ、テロリストは全員が
     殺害されましたが、彼女は身寄りも経済力も無く、貴方達の助けを必要としています」

ジョゼ 「少女・・・・シヨウジョホスィ・・・」
461マゾ☆ガタロウ:04/08/14 04:56 ID:gs4/OSi9
標的のアジトにて

リーダー 「どうだ、なんか見えるか?」

毬尾   「ええと・・・背広の男・・・と、裸のババアです」

リーダー 「?・・・開けるな、追い返せ」

毬尾   「はい」

ジョゼ  「こんにちは、私はリベロイターリア誌の記者をしている者です」

毬尾   「ババアと記者が何の用だ?」 

<<ガチャリ>> チェーンをつないだまま、つま先の幅だけドアを開けた。

リーダー 「開けるなと言っただろうが!!」

ジョゼ  「いえ、用があるのは私だけです、こちらにジャンプ編集部のトリシマ
      氏がいらっしゃると聞いて取材を・・」

毬尾   「そんな奴はここにはいない、何かの間違い・・・おい、そこのババア、
      なぜ胸元を隠して、恥ずかしそうな表情をしていやがる?」

鋼鉄製の尺八を背に掛け、両腕を交差して胸元を隠し、頬を赤らめて恥ずかしさに耐える
ヘンリエッタだった。垂れ下がった乳房の先端は全く隠れていない。

リーダー「ババアはいいから早く閉めろ!」

ジョゼ 「ええと、確かにこの部屋だと聞いて・・・」
462マゾ☆ガタロウ:04/08/14 04:57 ID:gs4/OSi9
毬尾  「おい・・・違うって言ってるだろうが!!やいババア!むしょうに腹が立つから
     あっちに行け・・・うぅあああああ! や!やめろ! 自分の乳首に吸い付くんじゃない!
     吸うなったら! 飲むなったらぁ! クソッ気持ち悪いっ!!」
463マゾ☆ガタロウ:04/08/14 05:04 ID:gs4/OSi9
ドガッ!!

瞬間!ヘンリエッタの尺八が音速の壁を破って毬尾の上半身を一刀両断!

毬尾はサンドイッチのごとく、真っ二つに割れた中から新鮮なソーセージの材料を
ぶちまけながら地面に倒れた。

ヘンリエッタは全身シナチクのようにシワシワの体を惜しげも無くおっぴろげ、振り上げざまに

尺八を構えなおすと間髪も無く玄関に踏み込んだ。(チェーンは毬尾と一緒に切断された)

編集者A   「!!・・うわっ何者だ!!」

ヘンリエッタ 「自分のおっぱい飲んでなにが気持ち悪いってんだボケっ!!!」

ズ パパンッ!!  ゴトッ  ゴロゴロ・・・

尺八で音速の水平斬りを繰り出し、ドアに出た編集者Aが取り出した携帯電話で
110をコールする間もなく首を切り落とす。

ヘンリエッタ 「処女を馬鹿にするんじゃないよ!!!」

あっけに取られるジョゼを尻目にババアダッシュでリビングめがけて走りながら、

奥の編集者B・Cに向かって尺八を猛然と投げつけた!音速で回転しなが飛来する尺八!

ガシャーン!パリンパリン ・・・尺八はガラス窓を突き破り、向かいのビルに飛んでいった。

編集者B・C「・・・・・・」

ヘンリエッタ「ポカーン・・・・・・」
464マゾ☆ガタロウ:04/08/14 05:10 ID:gs4/OSi9
円盤投げ後の姿勢で、リビング入り口に硬直するヘンリエッタ。

リビングでは数人のアルバニア人が、ヘンリエッタに目もくれず作画を続けていた。

編集者B・C「殺せー!!」  アルバニア人たちを見張っていた東洋人がMG34をかまえた!

GaVoVoVoVoVoVoVoVoVOVOVOVOVOVOVOVOVOVOVOVOVOVO!!
まさに外道!
466マゾ☆ガタロウ:04/08/14 06:09 ID:gs4/OSi9
ババアこと、新生ヘンリエッタが素手になったことで自分たちの優位を悟り、
編集者達はドイツ製の軽機関銃MG34を一斉射撃!! 

一目散にドアの外へ逃げ戻ったヘンリエッタがわめきだした。
ヘンリエッタ「あ、あんたぁっ(ジョゼぇっ)!あいつらあたい達を殺すきだよっ!!」

ジョゼ  「お前が勝手に手を出したからだろう!!」VoVoVoVOVOVOVOVOVO!!

ぐぅ〜 ぎゅぎゅるぎゅりゅ〜

ヘンリエッタ「腹減ったなーちくしょう・・・なにか食い物持ってないのかい?」

最後に食事したのは2時間前

ジョゼ  「・・・・・・・・」

重苦しい沈黙の後アジトには怒声が響き渡った

編集者C 「一体、何しに来やがったクソババアー!?富樫先生はうちが先だぞ!」

ジョゼ   「そうだ、何で呼んで無いのに来たんだお前は?!」

ヘンリエッタ「・・・あたい、ジョゼさんの役にたちたかったんだよぉっ!」

敵味方から冷たくされて、ヘンリエッタはほろりと涙を浮かべている

リーダー 「あいつらは他社の連中だっ撃て撃てッ」

その時、編集者たちのMG34にぶら下がった弾丸が全て撃ち尽くされた!
467マゾ☆ガタロウ:04/08/14 06:22 ID:gs4/OSi9
ヘンリエッタは涙目でキッと顔を上げると、なんと素手に全裸のままでクラウチングスタート
の超低姿勢をとり、銃撃が弱まった瞬間に部屋の中に突入!!

ジャンプ編集者の銃撃をかいくぐりながらも怯むことなく、弾丸ベルトを装填中の
若造の首に手刀の一閃!! はねた頭を掴んで編集者Bの顔面めがけてに投げつけた!!

編集者B  「(田中の頭!?いや避けられん、止める!)ゴばヴぁっ?!」

突き出した左手で迫り来る頭を受け止めた!しかし人間の頭は重く、彼の手首をあっさりと
逆に折り曲げて目標に命中! 投げつけられた頭とともに編集者Bの脳も砕けちった。

間髪いれずに怒涛の踏み込めで編集者Cに音速ハイキック!! 切断された目から上が宙を舞った。

編集者C  「あれ!!あれ!!」必死に自分の頭を探した挙句に動きをとめる。 ぶしゅうううぅぅぅ・・・バタン

銃弾を至近距離でかわし、全裸で部屋を縦横無尽に駆け回り、
素手で人間を切断していく非常識な生物を目の当たりにして堪らずリーダーは指示を叫んだ。

リーダー 「山内!!パンツァファスト使え!!」
468マゾ☆ガタロウ:04/08/14 06:30 ID:gs4/OSi9
同時刻、アジトを見下ろすビルの屋上看板の裏側でアジトの

一部始終をスコープで監視している背広の男ジャン と着物を着た老婆がドラグノフをかまている。

ジャン  「今だ、撃て」

リコ   「・・・はぁ?なにか、おっしゃいました?」

看板の隙間からドラグノフを構えた老婆は窓際のパンツァーファウスト
を持った鷲鼻の男の姿をスコープ越しに捕らえていた

冷静に山内の頭部を狙いながら引き金を引く

ビシッ!!  パアアアアン

リコのドラグノフが正確にリーダーのでん部を打ち抜く

リーダー 「・・・・!!!ぐぁああっ」

どこから撃たれたか判らぬまま崩れ落ちるリーダー

山内  「・・・・!!・・・狙撃ですっ!!」

パンツァーファウストのトリガに指をかけたまま、 山内は窓の下に隠れた

リーダー (狙撃?!」

ヘンリエッタ 「あっ、あんたたち、そんな上目遣いになってもパンツなんか見せないよ!!」

ヘンリエッタは下の毛を隠しながらも、笑顔を隠せない。 ついで女陰も全く隠れていなかった。
469マゾ☆ガタロウ:04/08/14 06:36 ID:gs4/OSi9
ジャン  「…頭を、撃て」

リコ   「…はいはいはい…」

ビシッ!!  パアアアアン

指示されたにも関わらず、的の広い胴体を狙って引き金を引くリコ、(カショッ)
リコの放った銃弾がパンツァファウストの弾頭に命中する。 一瞬の沈黙の後

ドドーン…   部屋が吹き飛んだ

ジャン  「キサマぁぁぁっ!!」

リコの胸倉をつかみあげて激昂するジャン、はずみでリコの着ている着物の胸元が
はだけてしまった。

リコ   「や、やめて下さいまし、こんな明るいうちから、こんなところで・・・やさしく」ポッと上気するリコ

ジャンはマウントポジションでリコを殴り続けた。
470マゾ☆ガタロウ:04/08/14 06:43 ID:gs4/OSi9
ジョゼ   「フェッロ、大失敗した、本部にも連絡して応援を要請してくれ」

フェッロ  「この有様をどう繕えと?警察と消防の車両が動き出しました」

ジョゼ   「ヘンリエッタ、どうして暴れた?」

全身に爆風と破片を受けながらも、ヘンリエッタは玄関まで這い戻ってきた。気道が痛むのもこらえて、彼女はジョゼに応えた

ヘンリエッタ「あ、あたいは・・・寒くて、恥ずかしくって、今にも死んじゃいそうだったの・・・」

ジョゼ   「・・・どうして暴れた?」

ヘンリエッタ「・・・オナカスイタカラ・・・ハヤクオワラセテ・・・ジョゼサントゴハン・・・タベタカッタノ」

ジョゼ   「全身、大火傷だな・・・可哀相だがもう駄目だろう」

ヘンリエッタ「あんたぁ・・早く・・・病院に連れてって・・」



臨  終
471マゾ☆ガタロウ:04/08/14 06:51 ID:gs4/OSi9
真・ガンスリンガー・ばばあ 02

公社の義体医務室にて

医者  「それで今日はいったいどうやったんだ?銃も刃物も持っていなかったんだろう?」

ジョゼ 「彼女は、頼みもしないのに素手で敵を引き裂きます、そして任務もぶち壊します」

医者  「やはり彼女の体はラボへ回してくれたまえ。解剖して調べたい」
472マゾ☆ガタロウ:04/08/14 07:04 ID:gs4/OSi9
目が覚めるとヘンリエッタはラボのベッドに横たわっていた

思わず跳ね起きるヘンリエッタ 気のせいか、体が軽い ふと傍の鏡を見ると、
美しい少女の顔がそこにあった 茶色の髪と瞳、白くてスベスベのお肌

ヘンリエッタ 「こりゃどうしたことだい!!」

医者     「起きたかね、義体の定着が確認されるまでは、激しい運動は控えるように」

ヘンリエッタ 「これはあんたたちがやったのかい?!これがあたいの体になるのか?!」

医者     「ああ、それは以前に義体寿命で脳死した少女の予備と中古の部品を組み合わせてみたんだ
        前の使用者もヘンリエッタと言う名前だったので、君に使わせてもらった」

ヘンリエッタ「やるじゃないか!あやしいイロリア人どもが集まってペドフィリってると思ってたけど、
       こんあ気の利いたこともできるさ!どうして公表して金儲けしないのさ!」

医者   「おまえ、担当官の話を聞いて無かっただろう?」

ヘンリエッタ「へへへっまあいいや、ありがとよセンセ!この服、ここに置いとくぜ」

そう言うとヘンリエッタは検査服のボタンをはずしていき、最後には全裸になった。

(以後、漫☆画太郎の描く全裸ババアから、ガンスリ原作のヘンリエッタが全裸になった
 イメージに書き換えてお読み下さい)

ヘンリエッタ「あばよ!」 元気に義体棟へ駆け出す、全裸ヘンリエッタであった

医師    「ポカーン・・・」
473マゾ☆ガタロウ:04/08/14 07:23 ID:gs4/OSi9
公社の敷地内にて

全裸ヘンリエッタが義体棟に続く廊下を走っている。金髪に褐色の肌をした女性とすれ違う

しばらくして事態に気がつき、振り返って必死に追いかけるトリエラ。

ヘンリエッタ「おや、トリエラじゃないか どうした?」

トリエラ 「ヘンリエッタ!貴方いつ帰ってきたの?・・・じゃなくてどうして裸んぼなの?!」

ヘンリエッタ「・・・ブハハハハハ!!やだねえこの子ったら!あたしだよ、ババアだよ!」

トリエラ  「えっ?いや・・・って、あなたヘンリエッタお婆さん?それは義体?」

ヘンリエッタ「トリエラ、あたしは悲しいよ、ジョゼに嫌われちまったんだ。リコのばばあから何か聞いただろ?」

トリエラ  「リコおばあ様?まだここにはまだ帰ってきてないわよ。大怪我したらしくて」

ヘンリエッタ「はぁ?あのババアはジャン坊と狙撃だよ、どう間違うと大怪我に」

トリエラ  「ねぇ」

ヘンリエッタ「なんだよ、じろじろと人を見やがって行儀の悪い子だね」
474マゾ☆ガタロウ:04/08/14 07:28 ID:gs4/OSi9
モジモジとうつむいて喋るトリエラ 顔が少し赤くなる

トリエラ  「・・・どこからここまで、裸で走ってきたのですか?」

ヘンリエッタ「ラボからだよ」

トリエラ  「わ、私の昔の服でよければ差し上げます!その義体で裸のままうろつくのはやめて下さい!」

ヘンリエッタ「わかったよ、ったく。それじゃあ、トリエラの部屋で一杯やりながらストリップでも踊ろうか!」

トリエラ  「やりません!!」

ヘンリエッタ「たしか、冷蔵庫にケーキがあっただろ?それも食っちまおう!」

トリエラ  「何で知ってるの!?、ちょっと止まって!!私の上着を羽織って!」

そうして二人はトリエラの居室に向かった。18歳になり、大学に通うトリエラには一人部屋が
与えられていた。書籍やパソコンの陰にテディベアたちが変わらぬ姿でたたずんでいる。
475マゾ☆ガタロウ:04/08/14 07:43 ID:gs4/OSi9
トリエラの部屋にて

トリエラ 「ふーっ、結局おば様はお腹を空かしてらしたわけで・・・」

ヘンリエッタは机の引き出しを開けると、トリエラのウィスキーと小さなグラスを2個
取り出してテーブルに並べた。トリエラには一切の断りを入れない

トリエラ 「・・・おば様、どうしてウィスキーの隠し場所をご存知なのですか?」

ヘンリエッタ「トリエラ、あんた昨日ヒルシャーとヤッたね?」

トリエラ  「(ドキン!)・・・・・からかわないで下さい!そんなことしませんたら」

ヘンリエッタ「顔がニヤけてるよ。図星だね」

トリエラの紅茶を持つ手が震える 昨晩の行為を思い出して無意識に口元がゆるんでいた

ヘンリー  「隠すこたあ無いじゃないか、あたしゃアンタの5倍は人生送ってるんだから遠慮はいらないよ。
       若い内はヤるのが仕事みたいなもんなんだから、わからないことがあったらアタイに聞きなよ!」

その言葉を聞いて、トリエラの心があふれた 愛する人が苦しんでいるのをどうすることもできない自分に、頼もしい先輩ができた

トリエラ  「か、彼が最近疲れ気味で、その、弱くなってるのを気にしてるんです。どうしてあげればいいのか」

ヘンリエッタ「なんだい、本当にヤってたのかい!あたしゃ冗談で言ってみただけだよ!」

トリエラ  「!!!(ちくしょう、いつか殺してやる)」


次話に続く
マゾ☆ガタロウで漫☆画太郎ネタだったのか
やりやがったな!つい笑っちまったぜ!
478「名無しさん」ホワイト:04/08/15 03:03 ID:ibIy7kGo
>>459さんへ
義体化したあとのラバロのコードネームは”クロード”としました。

とりあえず続きは書いてますが、ヒルシャー・トリエラ組より先にナポリへ行き、
ミミを保護しにいくお話は資料が少なすぎて進んでいません。

誰か「マリオ・ボッシの内縁の娘」以外の情報をお持ちの方、
ご存知でしたら何か教えてください。
国会図書館までバックナンバー調べに行くのもちょっと面倒くさい。
(わたしはミミの登場した話を読んでいません。人から聞いただけです)
マゾ☆のネタは
ババアゾーンでFA?

内容がぶっ飛びすぎて( ゜Д゜)ポカーンだったけど
不覚にも笑ってしまった部分はあった
480マゾ☆ガタロウ:04/08/15 18:13 ID:HmimnJDk
今度出す同人誌に、「裸のヘンリエッタが縦横無尽に駆け回る」という

テーマがありまして。で、ヘンリエッタが裸でいることに必然性を持たせる

ために、主人公は序盤だけ「漫☆画太郎の描くばばあ」にしました。

リコのミスによって全身に重傷を負うも、初代ヘンリエッタの使用した部品や

その予備を組み合わせてばばあを甦らせた・・・という流れで全裸ヘンリエッタ

の登場となるのが荒筋です。 ちなみに作中の「リコ」も初代とは別人のババア

です。義体が交代しても、担当官は初代から同じ名前を義体に与え続けた、という背景でした。
481ジャン 鳥なき里の蝙蝠:04/08/16 05:16 ID:frTmIjEY
作戦部第二課の執務室。
深夜、ロレンツォ課長への報告を行なうジャン。
「……ラバロ担当官は、内部告発の件を尋問後に説得に応じ、義体化手術を同意しました」

真っ赤な嘘だった。
実際には逆で、これまでのジャンの行状を散々論破されたうえに、長々と説教されて
『条件付け』無しでの義体化手術への契約を了承させられたのだった。
ほんとうなら瀕死の重傷を負わせたうえで義体化へと取引する筈だったのだが状況が一変した。

「『条件付け』の譜面と受け持つ担当官に関してはどうするつもりだ、ジャン?」
「…誰か適当な人物が現在の二課にいるか?」ロレンツォ課長が当然の疑問を提示してきた。

「……それについてですが……」
何か上手い言い訳を考えなくてはならない。
せっかく自分から復讐の手駒になると言い出したかつての上官を『条件付け』の洗脳と薬漬けで
軍警察時代に蓄積した豊富な知識と戦闘経験を初期化されてはたまらない。
正直、“リコ”では手駒としては力不足だ。何より傍で命令しなければ役に立たない……。
ラバロ大尉には彼女たち義体に施されている『条件付け』の弊害も指摘された。
だとしたら同じ轍は踏めない……。
482ジャン 鳥なき里の蝙蝠:04/08/16 05:18 ID:frTmIjEY
「……過度の『条件付け』は行なわない方針です。担当官も必要ないと思います」
「正気か!?ジャン?担当官無しで義体を運用できるとおもっているのか?」
ロレンツォ課長の怒声がジャンの耳朶を打つ。

「それについては“クラエス”を初期の刷り込みに利用します」
ロレンツォ課長の驚愕した顔をまじまじと見詰めてジャンは努めて冷静を装って答える。
この場に『条件付け』担当医がいないのは幸いだった……。

「本来ならば、担当官を対象に疑似恋愛感情を刷り込んで忠誠心を植え付け、『条件付け』と
するのですが、このケースは従来とは逆になります」
「……では逆に“クラエス”に対して恋愛感情を抱かせるのか?」
「結果としてはそうなりますね。担当官と義体の立場が逆転しますが、もともとフラテッロなの
ですから相性は良いはずです。あくまで命令を聞かせるための保険ですが……」
ラバロ大尉との約束を反故にしつつ、正当性を主張する……。
483ジャン 鳥なき里の蝙蝠:04/08/16 05:19 ID:frTmIjEY
「つまり“クラエス”は人質か?」
「ええ、そうですね。“クラエス”を担当官にはできませんが『公社』の命令には逆らえません」
「……義体化後に命令や脅しに屈するだろうか?」
「脅迫の類はまったく通用しないと思いますが、何らかの取引は可能だと考えます…」

「もともとラバロ担当官は過度の『条件付け』を繰り返し行なうのには反対していました、
義体の寿命が縮むのを懸念してのことです……」
「さらにいえば『公社』の非人道的な側面が裏切り・内部告発に踏み切らせたと考えています」

「担当官の立場を越えて、彼女たち義体の境遇に同情したのが今回の事件の動機でしょうから
 “クラエス”以外の義体に対しても同様の感情を抱いているはずです。そこを突けば……」
「……彼女たちの待遇改善を行なえば『公社』の命令には従う、か」
「恐らくは」
うむ、とうなったきりロレンツォ課長は眼を伏せ、黙りこくる。しばらくすると……。
「……作戦任務に就けるのはいつ頃からが適当だ?」
「……早ければ一年以内に可能でしょう。銃火器や格闘戦術に関しては逆に教える側ですから。
むしろ義体の扱いに慣れるまでが時間がかかるのではないでしょうか」
484ジャン 鳥なき里の蝙蝠:04/08/16 05:20 ID:frTmIjEY
「……少女たちと比べればずいぶん早く実戦に投入できそうだな。しかし、配置するポジション
 はどうなる?公式には交通事故で死んだことになっているんだぞ?」
「それに関しては、他の一般課員や担当官たちにも当分の間は存在を秘匿することにし、
単独で任務を遂行してもらいましょう。遊軍として扱うのが適当でしょうな。……それから
 もともと教官役としての能力を高く買って、“クラエス”の担当官にスカウトしたのですから、
そうですね……『義体戦技研究会』の指導教官という役職名でどうでしょうか」
 

いずれにしても、義体化手術までにラバロ担当官の遺伝子サンプルを組み込んだ人工筋肉や
人工皮膚などの促成培養はどう見積もっても二週間はかかる。
造血機能を司る骨髄の自家移植は、義体化手術の際に同時に行なうにしても内部骨格に関しては
サイズの問題で、少女たちと同様の炭素フレームは現存するパーツからは流用できそうにない。
あるとすれば“アンジェリカ”以前に臨床試験で暴走や失敗に終わった被験体のパーツが成人
サイズだが、強度が現在の義体のものよりはるかに優れている点が逆に不安材料だ……。
義体の実用化に関しては当初から軍事利用が目的だったせいだが。
その強化内部骨格を流用するとしても……ロレンツォ課長を説得するのには苦労しそうだが、
何より不安なのは叛乱の恐れだ。
一度は『公社』を裏切っているのだから、義体化した後に確信犯として世界中に内情を暴露され
たら今度こそ終わりだ。もはやイタリア国内での内部告発などはしないだろうから。
いや、それどころか『公社』敷地内で武装蜂起でもされたら正直、鎮圧できる自信がない……。
485ジャン 鳥なき里の蝙蝠:04/08/16 05:28 ID:frTmIjEY
ジャンがこれからのスケジュールと派生し得る各種危険性についての思考を巡らせていると・・・、
「義体のコードネームはどうするつもりだ?本来ならば担当官が行なう最初の仕事だが?」
「それについては本人に名付け親になってもらいましょう。われわれ『公社』が押し付けても
本人は恐らく拒否するでしょうから……」
せっかく大尉自らが義体化手術に同意してくれたのだ。
これぐらい便宜を図っておいても損はないだろう。

とにかく今夜、嘘は貫き通した。次は両者を騙し通せるかだ。


「ジャンさん、ゆうべのお話は“トリエラ”にお話ししても良いですか?」
翌朝、ジャンは馬鹿正直に訊いて来る“リコ”を訓練場で殴り倒していた。

俺の苦労をすべて無駄にする気か!

「命令されたことしかできん奴だ」と罵りながら。
486「名無しさん」ブルー:04/08/16 05:33 ID:frTmIjEY
”リコ”王様の耳はロバの耳
の続きを投稿。

……戦闘シーンにはいつになったらたどり着けるのだろうか?
義体少女の水着編とブルマー編はまだまだ先になりそうだ……。
>>486
まだまだ先ですか…待たせて頂きます
とってもいいよ、うん、いいんだよ。でも言うよ

ス レ 違 い で す y p
>>161
恥ずかしい奴め
490「名無しさん」ホワイト&ブルー:04/08/16 13:55 ID:/2PkYMPf
二次創作物無断転載倉庫の管理人様へ
加筆修正のお願いです。

”リコ”王様の耳はロバの耳から
>>456
「大尉」→”大尉”

>>457
ジャンさんに殴られていた。→ジャンさんに殴られていた、
ののしられながら→罵られながら

ジャン 鳥なき里の蝙蝠から
>>485
俺の苦労をすべて無駄にする気か!

「命令されたことしかできん奴だ」と罵りながら。
         ↓
ラバロ大尉直伝の鉄拳制裁で。

「俺の苦労をすべて無駄にする気か……」
「命令されたことしかできん奴だ」と罵りながら。

変更箇所は以上です。では宜しくお願いします。


>>488
>>489
スレ違いですに、恥ずかしい奴めかぁ……。
不評だな。どこが悪いのか指摘してもらったほうが有り難いのだが……。
すべてのレスが自分に向けられたものだと思い込む辺りが痛い
>>490

別にスレ違いではないと思うが…

只、二次創作物無断転載倉庫の管理人様へ
加筆修正のお願いをするのなら、

ttp://www.moebbs.com/gunslingergirl/

こっちでしたほうがいいんではないかな。

それ以前にあまりに修正が多くご迷惑おかけするのは
如何なものかと…
貼り付ける前に何度も見直しをすべきですね。
あるいは上記リンク先のSS書きの控え室にて
下書きするのも手かと。
折角人が持ち直してきたんだから、最初の頃の
ネタ師も復活してくれないかなあ。

特に萌え系。
私は、キュートでおちゃめな超短編を希望。
↓勝手にコピペしてごめんなさい・・・

 
 エルザ事件前

 ジャン「もたもたするな、反応が遅い、全然ダメだ」

 ジャン「終わったら片付けて、十周走ってから戻って来い」



 エルザ事件後

 ジャン「いいねぇ、すごいすごい、物覚えいいなあ」

 ジャン「終わったら車で待ってて、片付けてくるから」


こんなのが好き。
495マゾ☆ガタロウ:04/08/17 00:16 ID:SuO5+bNw
エルザ事件より一年経過後・・・   1/2

ジャン「反応が遅れ気味だ、真面目にやれないのなら走って帰れ」
ジャゼ「ごめんよヘンリエッタ、急な仕事が入った。明日のお出かけは延期だ」

その晩の義体棟 リコとヘンリエッタの部屋 呼び出された新人の義体

ヘンリエッタ「このチャカを使って、課長さんにイタズラしてくるんだよ」
リコ    「うまくいったら大幹部にしてあげるからね」

新人義体  「とてもリアルなエアガンだわ。課長さんもきっとびっくりするわね」

ヘンリエッタ「きっとみんなびっくりして、あなた(あたしら)に対する態度を変えるわ」
リコ    「そうそう」

新人義体  「私、もう地味な脇役はウンザリ。早くセリフ付きのレギュラーになってみせるわ」

エッタ・リコ(田舎の子は単純だから扱いやすいわ。)
496マゾ☆ガタロウ:04/08/17 00:26 ID:SuO5+bNw
エルザ事件より一年経過後・・・   2/2

課長  「なにをする気だ、やめろ、やめないか、誰か来てくれ」
新人義体「課長!私、あなたのため(セリフもらうため)ならどんな酷い目に遇っても構わないっ!」

その晩の義体棟 フェルミとエレノラに聞き取りされるトリエラ

トリエラ「ジーナ?完璧に課長べったりだったわね。セリフやレギュラー入りを狙ってる子は
     大概そうなの。ジーナはその典型よ。出番一コマで一晩寝るってくらいだわ」
フェルミ「ひどい話だ。出してくれなきゃあなたを殺しますって言ってるようなものだったのか」

新人義体事件後

ジャン「おはようリコ、今朝もご機嫌だね。さあ髪をセットしてあげよう」
ジョゼ「すまないヘンリエッタ、急な仕事が入ったから、お出かけは30分だけ待ってくれ」
>>494
あ!ビックリした!
漏れのじゃん
もうネタは枯渇しちゃったYO
498マゾ☆ガタロウ:04/08/17 22:06 ID:ToeXpW1X
真・ガンスリンガー・ばばあ 03

課長の部屋 青い顔をした兄弟と苦い顔をする課長 徹夜組明けで眠いメイド

ジョゼの提出した報告書を机に置いて課長が問いただした

課長 「アルバニア人スタッフは全員が負傷か。富樫は最初からそこに居なかったのか?」

首を振るジャン、

ジャン 「比較的怪我の軽い者から聴取した情報では、イベント初日の一週間前に一度だけ、
     あの部屋に訪れていたようです。スタッフに色々と指示や資料を渡したと」

ジャンが差し出した30枚ほどの安っぽいコピー紙をパラパラとめくって斜め読みする課長

課長   「・・・鉛筆絵を描きなぐって『はい、ネーム』という訳か。聞きしに勝る御大ぶりだな」

ジョゼ  「本日イタリアで開催されたイベント会場に本人を確認しましたが、終始に渡り集英社の
      護衛が付き添っていて手出しができませんでした。次は日本のイベントに参加すると発表されました」

ジャン  「課長、ヘンリエッタには厳罰を与えるべきです。平課員の補佐とはいえ、作戦を妨害した罪は見過ごす
      ことはできません」

課長   「そのことだが、ヘンリエッタは一時的に担当官に昇進させることにした」

ジョゼ  「はい?」
499マゾ☆ガタロウ:04/08/17 22:27 ID:ToeXpW1X
課長  「ジョゼ、2課が本格的に稼動を始めてからもう4年だ。上層部は義体に戦闘能力だけでなく、
     実戦レベルの自己判断能力や単独行動能力の付与を要求しだしたのだ。 そこへ偶然とはいえ
     あの身元不明のばばあがやってきて、一年間の実務経験を積んだ頃に不本意ながら義体化を施
     すことができた。見た目は子供だが、中身は大人という奴だな。」

ジョゼ 「まさか課長! 今のヘンリエッタに義体の指揮を取らせて、『義体が一人でお仕事できますた』
     とでも報告するつもりですか? インチキと言う以前に、絶対危険です!」

課長  「それは承知で決定したことだ。だがな、あの化物みたいなババアを殺せるテロリストが地球上に
     そうそういるとは思えんし、万が一にも返り討ちにあったとて、元から員数外だから惜しくは無い」

ジャン 「私も賛成できません、課長。ババアはともかく、指揮される義体にも犠牲がでかねませんよ」

課長  「それも承知の上だ。失っても大して痛く無い義体をヘンリエッタに付けさせる。ジーナとレプリカの
     二人が担当官を失っている上に、成績も長期間低迷しているから適任だな。」

顔を見合わせるジャンとジョゼ こうしてヘンリエッタ(ばばあ)を担当官に仕立てあげるべく、
超速成研修が行われることとなった 一方、その時のゼンラエッタはというと・・・

ゼンラエッタ「出し入れするだけが愛の営みってワケじゃないんだからね。お互い裸でマッサージ
       するだけでも、愛があれば立派なセックスになるんだからさ。ほら、しっかり揉みなよ」

ベッドの上でうつぶせのゼンラエッタにまたがり、ぎこちなく指圧するトリエラ。裸に靴下だけの格好だ

トリエラ  「どうして私まで裸にならなければいけないのですか!・・・あっ」トリエラの指が深くめりこむ

ゼンラエッタ「うぎゃあああああ!・・・はぁはぁ、こっ殺す気かこのアマ!」

振り返ったゼンラエッタが繰り出した掌底をアゴ先に食らって、トリエラは床に転げ落ちて気絶した 
うpしました。
タイトルは「ヒルシャーの休日」
全然ラブでコメってないので。
ttp://rupan.zive.net/~kain/cgi-bin/upload/src/up7901.txt.html
501マゾ☆ガタロウ:04/08/17 23:10 ID:ToeXpW1X
トリエラの部屋

ゼンラエッタ「オラオラオラオラオラーッ!」ドコッバコッボコッガコッベコッ!

気絶したままのトリエラを、ゼンラエッタは激しく蹴りつける。チョコレート色のボロ雑巾が
できあがったところでヘンリエッタの携帯電話に着信が入った。仕方なく電話にててみる。

ゼンラエッタ「あたいだよ。あっ!ジョゼさん、・・・うん、うん、わかったわ。今すぐいくから、
       課長さんの部屋だね、うんうん、プゲラ!ちゃんと服ぐらい着て行くわよ!期待してるのかい?」

トリエラの下着入れから適当にショーツとブラジャーを取り出して身につけ、シタギエッタは課長の部屋
に駆けていく。途中すれちがう課員や職員の何人かが前かがみになりながら、熱い吐息を漏らした(;´д`)ハァハァ!

課長の部屋

課長    「・・・というワケだヘンリエッタ、義体を二人連れて日本に飛んでくれ。
       詳細な情報は現地についてから届けさせるから、よろしく頼むぞ」

シタギエッタ「まかせな。富樫だろうが相田だろうが、アタイ一人でも充分だよ」

課長が手をパンパンと二度鳴らすと、ドアが開いて二人の義体化少女とオリガが現れた

オリガ   「ほら、あんた達の新しい担当官だよ。ごあいさつして・・・ええ?」目を丸くするオリガ

二人の義体化少女も声がでなかった。課長室に、下着姿の女の子が仁王立ちしてそこにいた。
その下着すらも、サイズが合っていないせいで、ブラもショーツもずり落ちていたのだった

次話へ
502「名無しさん」オールカラーズ:04/08/18 04:21 ID:zOENTYKZ
お 笑 い の 神 様。

も し い ら っ し ゃ い ま し た ら

ど う か、わ れ わ れ の と こ ろ に も

降 臨 し て く だ さ い ! 是 非 !!
恋だって命だって終わるときが来る
あなたと幸せも終わるときが来る
時の流れに勝てるものはいない
別れましょう諦めましょう忘れましょう
愛しくてたまらない今
愛し足りないうちが花
504「名無しさん」オールカラーズ:04/08/19 01:23 ID:9F7O2VTM
>>503
そ う き ま し た か

勝てないのかもしれないが、
諦めて大人しく退くほど
うちのメンバーは全員が
物分りは良くない……。
505いきなりモノローグ:04/08/19 11:36 ID:LmJedbjs
夢の中――ぐるぐるまわって、落ちていく。
課長やビアンキやジョゼのようなやつら
おれから逃れたやつら。聞かせてもらうことがある――やつらが長く生き残れた理由となった埒もない恐怖を。
この告白を補って、おれを自由にしてくれる話を。
夢=ぐるぐるまわって、落ちていく――
おれは帰るつもりだ。課長に告白させるために帰るつもりだ。自分がやった非道な取引の一つ一つを、おれと同じ率直さで告白させるために。
おれはビアンキを殺すつもりだ。
ジョゼには自分の人生の一瞬一瞬を埋めさせるつもりだ――やつの悪の掛け値のない重みでおれの罪を軽くするために。おれたちの犠牲者の名において、おれはやつを殺すつもりだ。おれは
ヘンリエッタを見つけて、こういうつもりだ。
何か教えてくれ。
すべて教えてくれ。
離れ離れの時を帳消しにしてくれ。
危険の中で激しく愛してくれ。
ジャン「リコ、仕事中に姿を見られたら、誰であってもそいつを殺せ」

リコ「・・・はい」

仕事中〜仕事完了〜現場よりエスケープ・・・見つかる(;V∀V)<リコ?ソレウチノセイフクジャナイカ…

ジャン「リコ、そのボーイを殺せ」(#‐ゝ‐)

リコ 「わたし あなたの人形じゃない」(・ヽ・)

ジャンの右腕・・・じゃなくて右手にもった無線機がボトリと落ちる

ジャン「リコ・・・!」(;´д`)<ハァハァ…

リコ 「だめ、エミリオ君が呼んでる」(((・ヽ・)

ジャン「俺はお前を悲しませることが怖かった・・・だから最初から好かれないように
    するのが一番だと思っていた。俺を許してくれ、リコ」y=(д゜)ターン!
社会福祉公社には、銃器や弾丸といった物騒な品の調達を一手に引き受ける業者がいる。
敷地のはずれに建てたプレハブ倉庫に事務所をかまえてる生粋のイタリア人、マッコイ爺さんだ。
本人いわく、「取り扱い品目?ティッシュペーパーから核弾頭までさ!」らしい。

ジョゼ 「マッコイ爺さん、ヘンリエッタのメインアームの弾を5ケースと、外出用の服を一着適当
     に頼む。あと、訓練用にシグの弾を2ケースだ」
マッコイ「フヘヘ、500ユーロってとこだなジョゼ」
ジョゼ 「高いな、服は安物でかまわないよ、300でたのむ
マッコイ「ヘンリエッタに粗末なもん着せる気かい?400出しな」
ジョゼ 「いいだろう、請求書を経理にまわしといてくれ」
ジョゼの部屋にマッコイ爺さんが荷物を抱えてやって来た

マッコイ「おうジョゼ、例のもの持って来たぞ。今度は宇宙人でも殺らせるのかい?」
ジョゼ 「これに合う銃があれば、それもいいかな。ヘンリエッタのコートは?」
マッコイ「この小さい箱に入ってる。高級ブランド店の包装袋を20ユーロでどうだ?」
ジョゼ 「ボってくれるじゃないか。・・・いい店のやつだな、それももらおうか」
マッコイ「毎度。あんまりエッタに入れ込まんほうがいいぞ。いくらなんでも若すぎる」

マッコイの倉庫にジャンがやって来た

マッコイ「珍しいなジャン、おまえさんのリコに服でも買ってやらんか?カタログあるぞ」
ジャン 「リコにはフリマで買った古着で充分間に合う。それより手に入れて欲しいものがある」
マッコイ「なんだ?銃かい弾かい、ちょっと古いが日本軍の擲弾筒なんかどうだ?」
ジャン 「メイド服を手に入れてくれ」
マッコイ「・・・」(;´д)ヒソヒソ(´д`;)ヒソヒソ(д`;)
ジャン 「仕事でリコに使わせるんだが、あるホテルのメイド用制服に使われているモデルなんだ」
マッコイ「あ、ああそういうことか。わかった、すぐに調べさせて手に入れるよ」
ジャン 「予備も含めて2〜3着用意してくれ。一着は直接私に届けろ」
マッコイ「・・・」(;´д)ヤッパリ(´д`;)ヒソヒソ(д`;)
今日はジョゼさんと楽しい旅行!今日はどこへ連れていってくれるのかな

ジョゼとヘンリエッタは朽ち果てた古城にやって来た

ジョゼ   「ごらんヘソリエッタ。その昔、狂王と呼ばれたトレボー王の住んでいたお城だよ」
ヘンリエッタ「うわぁ、ボロボロで素敵です。トレボー王はなぜ狂王なんて呼ばれていたのですか?」

ジョゼ   「それはね、彼は戦争をする際に、自分の領土にはほんの少ししか兵隊を残さず、ほとんど
       全ての兵士を使って次々と隣国を征服したことから、領民や他国の王が恐れをこめて彼を
       そう呼んだということだよ」
ヘソリエッタ「ジョゼさんて本当に何でも知っているんですね!」
ジョゼ   「(無視)・・・さあ、ちょっと歩いてみようか」
ヘソリエッタ「???(何か変なこと言ったかしら)
ジョゼは歩きながら話続けた

ジョゼ   「トレボー王が自国の守りを手薄にしたままでも敵に攻め込まれなかったの
       には秘密があった。ワードナという魔法使いの力を借りて、国中を魔法の
       壁で囲っていたんだ。この壁は乗り越えることも壊すこともできず、どの
       国の軍隊もトレボーの領地を侵すことはできなかった。」

ヘソリエッタ「(ジョゼさん、歩くのが早い)じ、じゃあワードナが力を貸さなかったら、
       トレボー王は伝説にはならなかったかもしれませんね」

ジョゼ   「あるとき、トレボーの軍隊が遠い外国に遠征に出たときのことだ。同盟国が
       一斉に裏切ってトレボーの領地に攻め込んだ。そのドサクサに乗じて、ワー
       ドナが魔法の素となる宝物を城から奪い去って、地下に作った迷宮にたてこ
       もってしまったんだ。ワードナは魔法で沢山の怪物を作りだして迷宮を守ら
       せたんだ。怒ったトレボー王は巨万の富を褒美に、ワードナに挑む人間を集めた」

ヘソリエッタ「そうなんですか。(ジョゼさんの顔、なんだか怖いくらいに真剣だな・・・)
かなりの距離を歩いた しばらくして二人は大きな穴の前に辿りつく

ジョゼ   「多くの兵士や腕自慢の旅人がワードナの迷宮に挑んだけれど、大勢の人間が
       ワードナの下へたどりつくことはおろか、生きて戻ってくることもかなわな
       かったという。いつしかワードナの迷宮は狂王の試練場と呼ばれるようにな
       り、トレボー王の死後も大勢の戦士がワードナに挑み続けたという」

ヘソリエッタ「・・・ジョゼさん、もしかしてこの穴が」

ジョゼ   「そう、これこそ僕が長年捜し求めていた、狂王の試練場だ。記録によれば
       ワードナは今に至るまで誰にも倒されず、今も迷宮の最下層で眠りについ
       ているということだよ。そしてヘンリエッタ、君こそがワードナの秘密を
       解き明かすための鍵、迷宮に光をもたらす希望の戦士なんだ!」

ヘソリエッタ「ジョゼさん、しっかりして下さい!そんなのただの伝説です、魔法使いな
       んていやしません!お願いです、マジな顔してのたまうのをやめて下さい!」
泣いて正気に戻るよう求めるヘンリエッタを平手打ちで殴りつけるジョゼ

ジョゼ   「甘えるな!僕や兄さんが何の打算も無くお前たちを選んだとでも思っているのか!」

ヘソリエッタ「ジョゼ山・・・私、わたしジョゼさんのお役に立つために一生懸命」

ジョゼ   「ああ、お前やリコはよくやってくれたよ。でも僕ら兄弟の真の目的の前では、公社
       などただの踏み台に過ぎないんだ。義体化された忠実な戦士を得るための、ひとつ
       の通過点でしかない!さあ、兄さんとリコももう来ている。冒険の準備をするんだ」

背後にジャンとはしゃぐリコが現れた

ジャン「遅くなった」
リコ 「ヘンリエッタ!見てみて、ジャンさんが初めてお洋服を買ってくれたの」

ジョゼ「さあ必要な道具と食料はこのリュックに詰めてある。経験値がたまったら
    ここに戻ってきてレベルを上げるんだぞ。さあ、飛び込め!」ガッ!

ジャンとジョゼに突き落とされ、穴の中の闇に消えていくヘンリエッタとリコ。二人の乙女は
冒険の果てになにを見るのか? ワードナの秘密とは一体なんなのか? 全ては迷宮の奥深くに・・・


=Wizrdry―GunSlingerGirl=  炭素フレームと人工筋の乙女たち

            START<
           CONTINEU
質問!、リセットしてフロッピーを入れ替えるキャラクター増殖技は
使えますか?
514「名無しさん」ブルー:04/08/20 02:03 ID:D0AQSvc9
>>507
マッコイ爺さん……あんた、いくらなんでも500ユーロは安すぎじゃねえかい?
マッコイ「おやお前さん>>514新顔だな。聞いてないのか?担当官がわしに調達を頼む時は
     手数料をもらう約束になっとるんじゃよ。いやなに、炎天下にヘンリエッタの
     ハンドバッグ放りだしたのワシじゃて、おかげでフィルムがはけて儲かるわいフェヘヘヘ」

マッコイの倉庫にヒルシャーがやって来た

ヒルシャー「やあマッコイ。今日はトリエラに贈る可愛い服を欲しいんだが」
マッコイ 「丁度よかった、このブランドなんかどうだい?世界的に有名なデザイナーが
      専属してる一流所じゃよ。縫製も国内の職人がやってるから上等だて。」

パラパラとカタログをめくるヒルシャー だんだんと顔が青ざめていく

ヒルシャー「ふ、普段着で10万円以上がザラとは・・・まるでオーダースーツの値段だな」
マッコイ 「女の子の着るものだからな。もっとランクの高いブランドならワンピース一着で
      100万円を越えるなんてのも珍しくないぞ」

ヒルシャー「・・・イツモノクマサン、クダサイ・・・」
マッコイの倉庫にトリエラがやって来た

トリエラ「マッコイさん、注文しといた紅茶、来てますか?・・・マッコイさーん?」

倉庫の奥、気密室からマッコイが血まみれで出てくる

マッコイ「おおトリエラか。アールグレイならいつもの場所に小箱で置いてあるよ」
トリエラ「うわ、手術でもしてるんですか?」
マッコイ「昨日お前さんらがぶっ殺した、テロリストの義体から部品取っ払おうと思ってな。
     なんなら見ていくかい?欲しいパーツがあったら一番に売ってもいいぞ」

気密室に入るトリエラ 作業台の上に、解体途中の白人少女の義体が3体、横たわる

マッコイ「ここをカッターで開胸する(チュイイイイン!)ようし、開いた」
トリエラ「グロいよう・・・オエップ!」

義体の胴から人工臓器やら防弾材やらを掴みあげたマッコイが驚きの声をあげた

マッコイ「な、なんだこりゃあ!」
トリエラ「?どうしたの」
マッコイ「これは、表側はヨーロッパ系の少女に仕立ててあるが、材料は全て日本製の
     義体部品だ!ジャンと課長に報告せにゃあ・・・」
>>500
・・・再うpきぼん
>>517
流れの遅いところにうpし直しました。
ttp://hikky.gotdns.com/cgibin/updata/hari-0549.txt
519「名無しさん」ブルー:04/08/20 12:45 ID:D0AQSvc9
>>515
まさか、エリ8ネタでくるとはな……。
520「名無しさん」ブラック:04/08/20 12:48 ID:D0AQSvc9
>>515
通貨単位がユーロから、円に変ってるぞ!
ああ・・コリ8の悪夢を思い出しちまったじゃあねえかw
>>518
thanx!
>>522
戦友よ!
コリア日日は本当に酷かった。
だがもう俺たちは除隊したんだ。あの基地のことはもう忘れようじゃないか?
>518
明日発売の大王をFGした者としては、ヒルシャーの前の職場での姿にギャップを感じてしまう。
ヒルシャーの本名も出てきてるし・・・。
でもこの創作小説、なかなか良く出来てて読み応えありますよ。
525無 月:04/08/21 01:06 ID:pkOJzXEr
トリエラ「ヒルシャーさん、あなたのこと今まで、馬鹿だのアホだの陰険だの目つきが悪い
     だの変態だのムッツリすけべだのロリだのペドだのケツの穴が小さいだの粗チン
     だの短小だの言って、ゴメンナサイ」
ヒルシャ「お前はふだんおれのことをそういうふうに思ってたんかい!」  
トリエラ「とゆーわけでえ、今までのお詫びと日ごろの感謝をこめて今日は特別に出血大サービス! 
     私のいちばん大切なもの、ア・ゲ・ル!」
ヒルシャ「な、何だと!? まてトリエラ。ふだんクマのぬいぐるみしか与えてない朴念仁
     のこのおれに何をくれるというのだ」
トリエラ「ヘンリエッタになくて私にあるもの」
ヒルシャ「……」
トリエラ「んもう! 女の子にとっていちばん大切なものよ」
ヒルシャ「いまピンときた」
トリエラ「わかった?」
ヒルシャ「ポロリだな! おっぱいポロリだな!!」
トリエラ「なんでやねん!」
ヒルシャ「うおおー。ついにこの日が来たか。今まで生きてきた甲斐があった。ヒルちゃん
     感激! わが人生に一片の悔いなし! さあ、さっそくお前の気が変わらぬうちに
     デパートの女性用下着売場にレッツゴー!」
トリエラ「ちょっとまって、デパートに何の用なの?」
526無 月:04/08/21 01:07 ID:pkOJzXEr
ヒルシャ「いまさら説明が必要か? お前が下着を試着してるところをカーテン越しに首だけ
     つっこんでのぞくことにきまっておろうが!」
トリエラ「はあ? なによそれ。店員にみつかって変質者扱いされて警察よばれたいわけ?」
ヒルシャ「だからそこでお前が、『この人は兄です。身内です』といえばいいんじゃないか!
     で、『うーん、サイズが合ってないんじゃないか?』とか、『そっちのが可愛いんじゃ
     ないか?』とか言って堂々と誰にも文句言わせず心ゆくまでのぞくのがおれの夢だった
     んだ! てゆーか、男のロマンなんだよチクショーッ!」
トリエラ「泣くほどのことなの? まあいいけど、そんなに期待しないでよ。まだこれでも
     発育途中なんだから」
ヒルシャ「発育途中! ヤバイよ。お兄さんいまかなり萌えちまったよ。右のキャン玉が
     “ラブリー”ってささやいたよ! トリエラ、お前オレを萌え殺す気か」
トリエラ「あなたってつくづく取り返しがつかないほどのド変態ね」
ヒルシャ「ほめ言葉として受けとっておくよ」
>>518

よく出来ている。うちの雑誌にオリジナル作品を投稿しなさい君。
528「名無しさん」ブルー:04/08/21 06:01 ID:2nChF+Do
……なんか急に住人が増殖しだしたな。

まあ、良い作品が読めればそれで満足だが。
どんなに職人が作っても他スレでは話題にもならんのな
530518:04/08/21 10:55 ID:HlThgCNC
評価してくださった皆様、ありがトンです。
前後編に分ける予定だったのですが、つい興が乗ってしまってまとめちゃいました。
ヒルシャーがどうしてトリエラを選んだのか、その辺がちょっと気になったので作ってみました。
そのうちラバロとかラウーロでも書くかもしれません。

>>524
ぐあ、折角書かれていなかったヒルシャーのユーロポール時代を書いたのに…(´・ω・`)ショボーン
単行本派なんで、最新は追ってないんですよね。

>>527
本当でしたらメールくださいな。
531524:04/08/21 12:09 ID:Mw7aCG6z
>518
私のは単なる感想ですから、そんなに落ち込まないで下さい。
単行本も10月27日に第4巻が出るから、楽しみに待ちましょう。
でも今日発売の大王はオマケが同梱されてるから、立ち読みは困難かも・・・。
ていうか、買って読みましょう。
ヒルシャーのトリエラに対する気持ちを垣間見られる話ですから。
でもこの創作小説、グイグイ引き寄せられる話の作り込みは見事ですよ。
532「名無しさん」ブルー:04/08/21 21:16 ID:dJO4hvLa
結局、ヒルシャーの元の姓は、ハルトマンで正しいのだろうか?
>>521、523
頼むからその単語を出さんでくれ…orz
条件付けで記憶の奥底に沈めていた悪夢が…
折角原作マッコイをイメージし続けていたのに。
>517
いいね、特に過去の記憶がフラッシュバックして暴走
の件は説得力がある。
ごめん>531だった・・・
本格的にボケてるな漏れ
>518
でした、御免なさい_| ̄|○
.  ,'´,  ヽ、
  i ノノ)ハノ)本日最萌トーナメントに<<ヘンリエッタ@GUNSLINGER GIRL>>が出場しています。
 ノ从 ゚ヮ゚ノリ http://comic5.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1093099122/
  ⊂<Å>つ に一票お願いしますね、ジョゼさん♪
.   く/j'l
    (_j_i
>>534-536
条件付けが必要だな
ここはイタリア・・・
非公式政府機関
社会福祉公社!

カウンターテロの最前線中の最前線!
子供の魂と身体を悪魔に売り渡した
社会福祉公社

生きてここを出られるかは
全て主かマリア様のお心次第!

あたしら、神様と手を切って
地獄の悪魔に身体をもらった

命知らずの全身義体!
任務を終え、義体棟へ向かうリコに見知らぬ少女が声をかけてくる

「ヘイ!あんたここの娘かい?」
「!」
「あたしゃミニーてんだ、ミニー・サイモン!今日から、
 この社会福祉公社の仲間にしてもらうぜ!!あんたの名前は!?」

ポニーテールにまとめた見事な金髪を揺らして、ミニーはリコに歩み寄る

「リコ」
「リコ?リカルド?フッ、女の子には妙な名前だね。まっいいや、イタリーにゃけったい
 な名前の奴がいっぱいいるからね。そのうちイタリアもゆっくり巡ってみたいわ。」

ミニーはリコの肩に手をかけて義体棟に歩き出した。押されるようにリコも歩く

「あたしは、ここでたんと稼がせてもらって、一生楽に暮らすよ!
 あんたも出稼ぎ組みだろ!?出稼ぎが伝統とはいえ、こんな子供まで使って
 ようやるよ!」
「稼ぎたいなら、しっかり稼いでね。目標額がどのくらいかは知らないけど、
 それまで命があったらいいね」

「シ、シビアだねあんた(この子毒舌だわ)そんな考え方で息がつまらないの?」
「別に、関係ないよ」
「まったく、さっきの双子といいあんたといい、どうなってんだろうね。なんて
 名まえだい、あの二人は」
「ああ、クローチェ兄弟だね、弟がジョゼさん、兄貴がジャンさんで通ってるよ。」
「兄弟!?へーっ、そうは見えなかったけど」
「この社会福祉公社はカウンターテロ部隊なんだよ、私たちはイタリア政府に
 3年間の期限付きで雇われている戦闘員なんだって!!」

義体棟の玄関をくぐる リコは早足で階段を駆け上がった

「過去も、事情も、出自も一切関係ないし、ここにいるのは悪い人をやっつける
 プロだけなの。お仕事のプロに仲間はいらないから。じゃあね」

そう言ってリコはどこかへ走っていってしまう
ミニー・サイモン=ミッキー・サイモンでまたエリア88ネタか?
>>539
片手がかぎ爪になっている義体が登場の予感!!
「ヘンリエッタ。 帰ったら私の部屋の電気、消しておいてね」
ヴァリス「この、早とちりのお馬鹿さんどもが・・・俺が二人で山分けと言ったのは・・・
     あんたたち二人で分けなという意味だよ・・・」

リコ 「!」
ミニー「?」

ヴァリス「脇ッ腹から徹甲弾を2、3発もらったみたい・・・一発は背骨に当たって、
     あとは腹の中でグチャグチャに暴れたから・・・」
リコ  「ヴァリス!!」
ヴァリズ「友達ってのはいいもんだよねぇ、特に・・・生き死にまで一緒にした友達
     なんて、もっと長く生きられても、そうザラにはできないと思う・・・」

バンの床にヴァリスの流した血が広がる だんだんとまぶたを下ろすヴァリス

ヴァリス「そんな・・・友達でも・・・いつかどちらかが先に死んじゃうのが義体だから。
     せつないよねぇ・・・自分一人生き残るなんて・・・だから・・・友だちは作り
     たくなかったんだ・・・」

一人だけ生き残る寂しさは・・・もうたくさん・・・
部屋を暗くして眠ると先に逝っちまった友だちや担当官の顔が・・・一人一人・・・
でてきてこまるんだ・・・”ヴァリス・・・元気か!?” ”ヴァリ、幸せ?”って・・・

ヴァリス「でも、それももうおしまい・・・やっと、ゆっくり眠れそう・・・」
ジャン 「ヴァリス!!ヴァリス!!目を開けろ!止血するんだ、早く!!」

ヴァリス「リコ・・・帰ったら俺の部屋の電気、消しといてくれよな・・・」
リコ  「ヴァリ・・・あっ」

公社に向かうバンの中でヴァリスはこと切れた。彼女のみたまはイギリスの故郷へ帰るのだろうか?

リコ  「おやすみ、ヴァリ・・・いい夢見てね」 パチリ
ヴァリスが居た部屋の電灯を切り、リコは自室へ帰る

社会福祉公社で戦う少女たちに墓標は無い・・・

彼女らが、その生きた足跡の締めくくりとして記すのは、ただ一行の記録だけ

20XX年、X月X日、XX時XX分、公社へ帰投中にバンの中で機能停止

その子はヴァリス

わたしの友だち、ヴァリ・・・
自分で書いといてなんだが、読み返すとキモイや。ごめん。
様々な理由で五体不満足になった俺達フツーの少女は、記憶を消され公社に保護された。
体を義体化し、公社にもぐった。
しかし、公社でくすぶっているような俺達じゃあない。
担当官のOKさえ通れば御褒美次第でなんでもやってのける命知らず、
不可能を可能にし巨大な悪を粉砕する、俺達、特攻野郎ガンスリンガーガール!

俺は、一応主人公ヘンリエッタ。通称砂糖女。
パンチラと暴走の名人。
俺のようなロリキャラでなければ百戦錬磨の読者どものハートは掴めん。

俺はリコ。通称アホ毛女。
共産圏の装備に、ガンオタ読者はみんなイチコロさ。
ジャンに頼んで、SVDからCz75まで、何でもそろえてみせるぜ。

よおお待ちどう。俺様こそトリエラ。通称“鳥”。
警察活動の腕は天下一品!
貧乳? 黒んぼ? だから何。

アンジェリカ。通称大道寺知(ry
最初期の不安定な義体だ。課員の腕でもブチ折ってみせらぁ。
でも禁断症状だけはかんべんな。

俺達は、道理の通らぬ世の中にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、特攻野郎ガンスリンガーガール
助けを借りたいときは、いつでも言ってくれ。秘密の番号だ。誰にも教えるなよ。
>>548
不覚にもワロタ。
>>548
懐かしいネタだな…
クラエスも入れてやって欲しかった…orz
エンジェルの枠があるんだし。
夢幻戦士ヴァリス
552無 月:04/08/23 23:26 ID:j+/Fazz0
いちおう前作にエリ8ネタ入れてたんだだけど、だれも突っ込んでくれなくてさすがにさびしい。
553「名無しさん」イエロー:04/08/23 23:31 ID:K3+A97sr
>>548
今度は特攻野郎Aチームかよ!
なんか懲りずにパロディに走る住人が他にもいそうだな……。
ま、面白いけどさ。
<<リコ@GUNSLINGER GIRL>>
悪戦が予想されます
加勢ギボンヌ

アニメ最萌トーナメント2004(仮)の投票スレ43
http://comic5.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1093270518/
>>554
今見てきたら、ガンスリを語るスレになっていてワロタ。
556「名無しさん」ホワイト:04/08/24 03:49 ID:mE/Xd9aK
もうそろそろ、SSを投下しねえと話が続かないまま夏休みが終わっちまう。
557風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/08/24 19:36 ID:LKFITogk
エリ8ネタ多いな
エリ8ブームか?
>>1
Hey!塩!
よくやった!
真・ガンスリンガー・ばばあ 04  ジャソさんの日本語口座

前回からのあらすじ

初代ヘンリエッタのボディを使い、義体化されたばばあとそれに指揮された
二人の義体化少女を日本に送り込み、コミッックマーケット666会場にて
相田というパダーニャ協力者を暗殺、富樫という人気アーティストの拉致を
成功させるべく、特訓が行われていた。

ばばあことヘンリエッタはジョゼによるマンツーマン指導によって担当官と
なるべく実習を行っていた。二人の義体化少女にはジャンが日本語教育を担
当していた。 しかし上手くいってなかった。 

(公社内の学習室)
ジャン 「コンニチハ ワタシハ オンナノコ デス」

少女A 「コンイチハ ワタチィハ オンナノォク デス」

少女B 「クォンチハ ワラシハ オナンコ デス」

ハァー、とため息をついてジャンが教壇から下りて二人に歩み寄った。バン!
と机をたたいて、声を荒げる

ジャン「二人とも昨日から全く進歩が無いぞ、自室で復習を必ず行うように言ったはずだ!」

少女A「はぁ・・・」

少女B「だってさぁ、はっきり言ってうっぜんだもん。ジャポネ語って字が3種類もあるんだぜ。
    2日や3日や覚えきれるわけ無いよぅ」
ジャンは義体に口答えされたのがひどく癇にさわったらしく、少女Bの胸倉を
つかんで教壇まで引っ張り引きずり出して黒板を指差す。ひらがなで書かれた
例文の下にイタリア字とローマ字が併記してある。

ジャン「レプリカ、私は発音について教えているんだ。お前らに漢字がどうこう
    など命令した覚えは無い!さあ、ワタシハ オンナノコ デス と言って
    みろ、ジーナはまだお前よりは進歩しているぞ」

レプリカ「ワ、ワラ、ワタシィ、ハ オンナンコ デス」

ジャン 「まだ違う、オンナンコ ではなく、オンナノコ と言ってみろ!」

レプリカ「オオオ、オンマン、オンムァン、コ?」 ジャンは左手を振り上げた

ジャン 「キサマァァァッ! ・・・くっ」 振り下ろした手を止めるジャン

彼の平手打ちはレプリカの頬を打つ寸前で行き場を失い、ダラリと下にさがる

ジャンは最初に担当した義体のことを想いだしてしまった。耐用限度に迫り
ミスを頻発するようになった義体に、ジャンは何度も平手打ちや殴打を繰り返し
ていたが、その義体はまっすぐにこちらを見つめるばかりで何も反応を返さない。
やがて寝たきりになり、息を引き取るきわにその義体はジャンに問うた。笑顔で

リコ 「  なぜ ぶたないんですか 」

それ以降、ジャンはめったなことでは義体を殴らなくなった。
ジャンはテキストをまとめて出入り口に向かう

ジャン 「視聴覚室へ移動する。発生練習を3時間みっちりやらせてやろう」
公社内 視聴覚室 ジャンはアニメのDVDをプレーヤーに入れている

ジャン 「練習方法はいつもと同じだ。最初に日本語音声とイタリア語字幕で一話見たら、
     次に同じ話を日本語音声に日本語字幕で観賞する。登場人物やナレーションまで
     全ての日本語を口に出して真似してゆくんだ。ヘッドフォンにマイクを忘れるな」

ジャンがリモコンを操作してアニメが再生される 二人の義体化少女がヘッドフォンを付け、
マイクがつながる録音装置のスイッチをオンに切り替えた 

(溶ーけぇたこーおーりーのなーかにー 恐竜がいーたらー たーまのりしーこみたーいねー)

ジャン 「ターまノリしーこみターイねーぇぇぇぇえああああ!!!」絶叫するジャン

(ちゃーらーへっちゃらー あたまからーっぽぉのほうーがー ゆぅめつめこめーるぅー)

ジャン 「ゆーめつめこめーるーぅぅぅぅヴああファウォ!」興奮に拍車をかけるジャン

レプリカ「(こいつやっぱりうぜぇよ、ぜってぇ自分が楽しむためにやってるんだぜ)」

ジーナ 「(はぁ・・・アニメ以外にもDVDあるけど・・・ジャンさんてアニメしか見せてくれないよね)」

ジャン 「ファンキュッ!!!シュエッ!」 汗だくになりながらも歌いきるジャン 

レプリカ「あのー、ジャンさん、もう少し声を小さくしてもらえると、うちらもやりやすいんですけど」

ジャン 「この回はクリリンがフリーザに殺されてしまうんだ、それをきっかけにゴクウが真の力に目覚め(ry」

レプリカ「いやもうジャンさんの講義はすっごくためにはなるんですが、ジャンさんの声が大きすぎてどうにもやりにくくて」

ジーナ 「ニゲロー、ゴクー  びしゅっ ・・・ユッ、ユウサンゾ、ゼッテイブコロシテヤウー」
日がとっぷりと暮れるまで、ジャンは日本製アニメを楽しみ、

二人の少女はぐったりとうなだれて、一日も早く日本語を覚えようと誓ったという

ジャン 「今日の練習はここまでだ。渡しておいたDVDで必ず復習をしておけ、今度なまけたら
     半永久的に外出は禁止にするぞ」

そう言うとジャンはDVDのケースを5つほど持って視聴覚室を出て行ってしまった

残された二人は電気を消して、トボトボと義体棟に帰り始める 義体棟に入って二人はまず屋上に
向かう。 8月も終わらぬのに冷たい風が吹くなか、二人は人がいないことを確認すると
ポケットから紙煙草の箱を取り出し、風に邪魔されながらもタバコに火を付けて吸い始めた

レプリカ「(はぁ〜)・・・ウッゼ!毎日毎日、ジャンさんもよくやるよなぁ」

ジーナ 「はぁ・・・(ふーっ)まぁ・・・それが仕事だから・・・(ふはーっ)」

二人の義体化少女は縁に背をもたれて地べたに座りこむ 寒空に天の川がよく映えて綺麗だ

レプリカ「もう一本吸ったら、部屋帰ってサザエさん見るべ」 アッシュケースをフトコロから取り出す

ジーナ 「そぉ・・・ねぇ」 内心は嫌でも、ジーナは決して口に出さない、そんな少女だった

公社の屋上に、二人が灯した星がまた二つ、闇夜に浮びあがった

次話に続く
    ,ィ^i^fト、
    ,《;´ ̄`ヽ,  キシュキシュキシュ 
    !,, ノ从从ノ      、,、!'          ∧ ∧ ,,;; ;'' 
    'リ| ゚ -゚ノリy'二二iiニニl;;;'、        ( ´Д`・)・∵”>>559-562 
      /{H}ソつ_/" ̄    'v`        (   ・.);”;"
     く{,,ロ,.}〉                  j  |・,|∴;”;"
.     (_j_i                   (__.(__)`’''
    進歩が無いわ
564「名無しさん」オールカラーズ:04/08/26 21:43 ID:ntAKijiM
>>563

……あ、あっさり射殺か?ほんとうに容赦がねえなあ。俺たちも気をつけないとな。
>547

「遺品はこれだけ」・・・って描写ならエルザでもできそうやね。
仕事を終えて、リコは公社に帰りついた。車を降りた瞬間、強いフラッシュ光
に目がくらませられる。 カメラをかまえた東洋人が無遠慮にシャッターを押しまくった。

リコ 「そのくらいにしてください。写真をとられるの、好きじゃないんです。」
睦月 「そうつれないこと言うなよ〜、こっちだってこれが商売なんだからさ〜」

リコ 「わたしだけじゃなくても、ほかに撮るものはいくらでもありますから」

後ろ半分が炎上、黒煙をあげながら一台の車が猛スピードで敷地の中に突っ込んでくる

リコ 「ほら、あれなんかあなたが好きそうな被写体だと思います」
睦月 「火がでてる!」
リコ 「グレースのアストンマーチンですよ」
車がモータープールの中に停車すると、消防車が放水を開始した

睦月 「あとで少し話したいことがある…じゃあな!」
リコ 「しっかりね・・・腰ぬかさないように」

グレース「ぶふぉっ!ごほっごほっ!!・・・火は消えたかっ!?」
作業員 「大体な」
グレース「おうしっ、ガスを入れてくれ!!もう一度いってくらあ!!デモを扇動する
     パダーニャがウジャウジャいやがるんだ!!弾丸も補給しろ、大急ぎでな!!
     焼けた担当官は引きずり出してすてちまえ、7.62oと5.56oの機関銃弾もってこい!」

睦月  「な・・・なんだってー!!今、火を消したばっかりで…手当てもしないでまだいくのか!?」


>>566
元ネタに気づくのに時間がかかった。
すぐさま人だかりが焼けた車を取り囲み、作業員らがガソリンと弾丸を車に
積み込み始めた

グレース「マッコイ爺さん、居るか?マッコイ爺さーん!」
マッコイ「あいよ」 救急箱を携え、人だかりをかきわけてマッコイが現れた
グレース「アルコール持ってきてくれた!?」
マッコイ「あるよ、薬用かそれともウォッカの方がいいか?」
グレース「薬用にきまってらあ。あたしゃデリケートなんだから。ガラスが飛び散ってよ、
     口の中で跳ね回りやがった。」

グレースが血まみれの歯を見せてニンマリと笑う 血とガラス片をぺっぺっと吐き出す

グレース「命は大切にしないとね」
マッコイ「そうじゃよ、大事にすれば一生使えるからな」

マッコイが投げたアルコール瓶をキャッチし、グレースはバシャバシャと頭からアルコールを浴びる

グレース「く〜しみるわあ!香水みたいにはいかないぜ」
睦月  「・・・」(状況に面食らい、声も出ない)

包帯を無造作だが力強く顔中に巻きつけるグレース

グレース「これでよし…と」
作業員 「グレース!準備できたぜ!」
グレース「おうし、いくぞ!!」

そこへまた一台、弾痕だらけの車が一台飛び込んできた
人だかりから声があがる 「ベッシーのフィアットだ!」

ぼろぼろのフィアットが公社のゲートをくぐってモータープールに差し掛かる瞬間、
フィアットの右前輪がはずれて人だかりにつっこみ、続いて右後輪がつぶれて車は
横転、3回転半して停止した。扉が蹴破られ、義体の少女が怒りながらでてきた

ベッシー「ちくしょーっ、ここまできてへたばりやがってー!!」

ベッシーのヘタッピー! あんたの腕が悪いのよー! 車のせいにするな! アッハッハッハ!

グレース「命よりも車と担当官を大事にしろよ、もう死んでるじゃないの。じゃあバイビー!」
ベッシー「うるせーこの肉ダルマ!おぼえてろー!!」

入れ替わるようにグレースは車で出ていった。予備の担当官を横に積んで。
呆然と立ち尽くす睦月を金髪のヤンキー少女が笑いながら見物していた

ミニー「度肝をぬかれたようだな、ブンヤさんよ」
睦月 「プリキュアやガン種で取材したが、これほどムチャクチャはしなかったぜ」
ミニー「ここじゃあたりまえのことさ・・・担当官も車も、同じくらいの価値しかないしね」
睦月 「君は?(ハァハァ…)」
ミニー「ミニーってんだ、よろしくな」

ぐしゃぐしゃに全身を骨折した担当官を引きずりだすベッシーに作業員がトドメの一言を刺す。

作業員 「ベッシー、お前の車はもう使えねえよ」
ベッシー「そんなぁっ!まだ買ってから一ヶ月しか経ってないってのに。次は三菱車でも買うかなぁ」
衛生員 「ベッシー、お前の担当官はもうだめだぞ」
ベッシー「そんなぁっ!またホームレスを拾ってこなきゃいけないのかよぉっ!」

571風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/08/27 18:02 ID:ez1GPxeG
職人さん同士のネタ勝負というのはどうだろう。
GJレスが一定期間内に多くついたほうが勝ち
負けた方がなんでも良いからガンスリ関係で
ファイルをウプ。(落書きでも別ネタでも
自作の壁紙でも)

時間帯とか運も絡むから純粋な力量とはちょっと
違うので余興気分で勝ち負け恨みっこなし。
読むほうもネタが増えていいだろうし。
>>572
どうかな。
その気になれば、一人三票でも四票でも投票できるし。

それに、優劣を競うのが機能するほど職人の数が多いとも思えない……
574「名無しさん」ブラック:04/08/28 01:50 ID:53GYgTUI
>>572
……巡回ルートの最後にここにきたら、なんかトンデモナイ話が出されてるな。
そういう提案は、提出した本人がまず実践すべきだろ?違うか?
責任ある発言だったら固定ハンドルにトリップもつけてからにしな。
おまえは「読むほうもネタが増えていいだろうし」と書いているが、
執筆者の苦労が増えるのがわかっていない。
ま、小心者が多いうちのメンバーだから、ブルーやホワイトは参加せんだろうがな……。
えっと>>566からの車絡みのネタって
元ネタって何でしょう?

思い浮かんだのが「パットン戦車隊」と
旧作の方の「ミニミニ大作戦」なんだけど
多分、どれもエリ8だと思う。
>>573
→その気になれば、一人三票でも四票でも投票できるし。

そうですねえ、あってもおかしくない感じはしますね

→それに、優劣を競うのが機能するほど職人の数が多いとも思えない……

保管庫を見ると名無しを含めてそこそこは数がいそうなんですけど、
最近は見ないですね。


がんすりんがあ・ジョーク

スターリンジョークの「同志」より

ある日、ジャンさんが珍しくリコを連れて高級レストランに行った。
上品な客たちの視線を集めながら、慣れないステーキを前にフォークを
使って悪戦苦闘するリコ。
流石に見かねたジャンさんが小声で一言。
ジャン 「リコ、ナイフを使え」
周囲を見回したリコも一言。
リコ  「了解、ジャンさん、誰を始末しますか?」

スターリンジョーク「おとぎ話」より

クラエスとヘンリエッタが話をしている
エッタ 「ねえねえクラエス、私ね小説を書いているの
     どんなジャンルか当ててみてよ」
クラエス「へえ、ヒントを言ってみてよ」
エッタ 「少女がね、優しい担当官と出会って素晴らしい時間を過ご
     すの」
クラエス「青春もの?」
エッタ 「そして燃えるような恋をする女の子・・・」
クラエス「なら恋愛小説ね」
エッタ 「ラストは担当官と少女は結ばれて小さな教会で幸せな結婚
     をするシーンで終わるの!!」
クラエス「なんだ、SFか」
エッタ 「10年後には絶対フィクション・・・・」
クラエス「S F」


ナチスジョーク「レストランの4人の男」より

「食堂では黙って食べること」
という注意書きの近くで4人の義体たちがテーブルについていた。
エッタは頬を染めて切なげに首を振った。
トリエラは物憂げに、ため息をついた。
アンジェは、絵本を取り出すと少しだけ涙を見せた。
クラエスはおもむろに言った
クラエス 「ねえみんな、食事の時ぐらい担当官の話はやめましょうよ!」


おわり
 はじめにちゃんと視界に入ったのは、白い世界と点滴パック、それが四つ。
眼窩に寒天でも詰め込まれたように眼の焦点が合わなかったが、少しずつ慣れてきた。

だが意識が明瞭となってきても依然、身体はすこしも動かせなかった。
誰かを呼ぼうとするのだが、ろれつが回らず言葉にならなかった。舌を噛みそうになる。
(俺は……あれからどうなった?)

それでも身体には異物感というか違和感とともに皮膚感覚が次第にもどってきた。
どうも両手両足にそれぞれ何かの点滴を射たれているらしい。
相変わらず手足は自由に動かせないが……。
(ここは……病室か?)

頭だけでなく、全身に包帯が巻かれていることもわかってきた。
さらにベッドに身体を幾重にも拘束されていることも。
(くそ、動けん。この拘束具のせいか)

忌々しさに舌を打ちたくなるが、身体が自分の意思では動かせない。
状況が変化するのをただ、待つより無さそうだった。
(人間、諦めが肝心というのは何処の国のことわざだったかな?)
しばらく待っているとモニターされていたのか誰かが部屋にはいってきた。
金髪碧眼で長身の男。かたわらには同じく金髪碧眼の少女を伴っている。“リコ”だ。
もうひとりは金髪を結い上げた看護婦姿の女性。どこかで見覚えがあるのだが……。

「……おめでとうございます。大尉、義体化手術は無事成功しました」
闖入者の第一声はジャンの奴だった。しかも化粧品セールスの営業スマイルで。
ジャンが笑顔の時は要注意だ。軍警察時代から何か隠し事があるとかならず笑顔が出る。
『公社』にスカウトされるときもそうだった……。全く眼が笑ってないのだ。
(全然、おめでたくないぞ。ジャン、身体がまったく動かせんのだ……)

ジャンの一方通行な説明がはじまった……。
「大尉、まだ身体は動かしてはなりません。力の加減ができるようになるまでは、
しばらくの間は我慢していただきます。よろしいですね?」
「それから現在輸液パックの内容は、ブドウ糖溶液に薄めた筋弛緩剤を混ぜてあります」
(だから、動けんのか?拘束具だけじゃないのか?)

(あれからいったい何週間経過したんだ?)
次々に疑問が沸いて出る。こちらからは質問ができないのでジャンの説明を聞くしかない……。

傍らの看護婦(?)を紹介された。顔を一瞥してからようやく思い出した。
(ああそうだ。たしか、この娘はロレンツォ二課長のそばにいつもいたメイドじゃ?)
「自由に動けるようになるまでの間は、彼女“アリエル”が大尉の身の回りのお世話をします」
(おいおい、下の世話もか!?冗談じゃないぞ?)

「彼女も大尉と同様に義体です。“アンジェリカ”以前の臨床試験体ですが。
まったく喋れませんが用事がありましたら大尉、遠慮なく申し付けてください」
(あのな、俺もいまはまったく喋れんのだが……どうしろというんだ?)

「筋弛緩剤の投与は停止させましたから、次第に動かせるようにはなりますが約束してください。
 絶対に・急に・大きな力は出さないと」
 なぜかやたらと念入りに警告された。ここは大人しく従ったほうが吉だろう。
 それから“アリエル”と“リコ”がベッドの拘束具を解除。
 
ジャンの説明は続く……。
「なお義体化手術の際に、味覚と嗅覚はいじっていません。また声帯も元のままです」

「ただし、身体的外見は大尉が軍警察に入隊された頃のを参考に整形させていただきました」
(なんと四半世紀も顔と身体が若返ったのか!)
だが、あまり喜ばしいことではないだろう。もう自分は公式には存在しないのだから。
「大尉、あなたの義体は彼女たちと違って内部骨格が強化セラミックスとチタン合金フレームで
 構成されています。耐久度においては『社会福祉公社』でも最強でしょう」
(まるっきりそれじゃ、SFのサイボーグだな。いや、そのものか……)

自分の以前の肉体は喪失したのが言葉から実感として伝わった。
そうだ。もはや人間ではないのだ。元カラビニエリの大尉は存在しない……。
これからは別の名前が義体のコードネームとして呼ばれるのだろう。
忌々しい凶悪な人間兵器として。

自分は生きている限り、この組織に仕えることになるのだ。
そして死なない限りはいつまでも破壊と殺戮を繰り返すのだろう。
義体化され、『条件付け』で暗殺者に仕立て上げられたあの少女たちのように。

ジャン・ジョゼ兄弟の復讐を果たす為の私兵になることを了承して、義体化には応じたが
これはいつ終わるとも知れぬ血塗られた修羅の道の始まりなのだ。

「……大尉?もうそろそろ会話ができるぐらいには回復したはずですが、よろしいですか?」
「義体のコードネームについてです。本来ならば担当官が最初に行なう仕事ですが、大尉自身に
決めてもらいます。あなたには担当官が存在しませんから。何か希望はありますか?」

「………“クロード”でいい」
ようやく口を開いて言葉を発せた。義体化されてからの第一声。
担当官の頃、受け持った義体の少女にはミドルネームからそのまま“クラエス”と名づけた。
安易だったが、己の場合も深く考えずひねりも何もないファーストネームをそのまま。
どうせコードネームやコールサインなのだから短く単純なほうがいい。

「……“クロード”ですね?わかりました。『社会福祉公社』はあなたを歓迎します、大尉」
ジャンは最高の笑顔を見せた。が、冷徹なその眼は決して笑っていなかった。


その後、“アンジェリカ”を見舞いにきた訪問客はしばらくの間、義体専用病棟で『包帯男』が
出没するという怪談話を彼女から天使の笑顔で聞かされる羽目になり、『社会福祉公社』内に
妙に恐い噂が囁かれるようになった。
584「名無しさん」ホワイト:04/08/28 06:01 ID:ckSaZUp6
ようやくSS投下終了!
今回のは『ジャン 鳥なき里の蝙蝠』の続き。

これからは時系列順に話が進んで行くので、しばらく大尉殿には出番がなくなる。
つぎはジョゼ・ヘンリエッタ組の話に移ろうと思います。
トリエラ・ザ・スタンピード  暴走という名を持つ女


ヒルシャー「トリエラ、君は今日より人類初の局所災害指定を受けることとなった」

トリエラ 「わたしが!? なぜです?」

目を丸くして素直に驚くトリエラ  クラエスはゲームボーイに夢中でいる

ヒルシャー「すぐに赤いコートと2丁拳銃、それと眼鏡も用意させよう。これでトライガン
      ならぬトリエガン・・・いいだろう?」

トリエラ「クラエス、あなたのクワを借りるわよ」


その後、トリエラは担当官の指示なしで活動できる最初の義体となったという

終わり
>>585
いやいや、終わるな、もうちょい続けてくれ。
せめてウルフウッドも用意してくれよ。
>>584
萌え風味と言うよりも、サイバーパンク風味に進んでいますなー。
ストーリー主体の物は、完結するまで迂闊に判断を下せませんが、
今のところは面白く読ませていただいておりますですよ。
588「名無しさん」ブルー:04/08/29 01:47 ID:fBg/bI/l
>>587
ひょっとしてSS投下控え室のを読まれた方ですか?

あんまり 萌 え は期待しないほうが良いですよ。

うちのメンバーは基本的に主人公虐めるのが好きな連中だから。

ブラックやレッドに書かせると陰惨な戦闘シーン続出で鬱になります。
週末にかわいい能登半島に行ってきたよ。
海から上がってきた小五位の女子が僕の目の前で無防備に水着を脱いだよ。
>>589は誤爆ですた
いや、続けて続けて。
ほんとに単なる誤爆だからご勘弁。義体に似てるわけでもなかったし、
水着は単なるスク水と、イタリアと関係ないし。
>>589
羨まし杉るぞ(゚Д゚)ゴルァ
みんな文章上手くて感心しきりなんですけど・・・
もっと・・なんか、こう…

ワンフレーズで魅せて、
間を読ませて、
余韻を感じさせる。 ような、そんなのないですか?
(贅沢かな...)

そうそう、状況説明と「最後のまとめ」はいらないです。
読み手の楽しみ&想像の余地が無くなっちゃいます。

100%きっちり伝える必要はないんじゃないかな。。。不安だろうけど…
(読み手をちゃんと意識して書けば、全体でちゃんと伝わります、ちゃんと)
押しつけの要素は「完璧」に消しておいた方が、無難かと。
ぶっちゃけそんな真面目なSSはよそでやってくれと言いたい
俺はまともなSSの方がいいな。
597「名無しさん」ブルー:04/08/30 16:56 ID:BpYWFBnT
>>594
>>595
俺には結構むずかしい注文だなぁ…。
ホワイトやグリーンならできるかもしれないけど、
俺のは堅苦しい文章ばかりだからな。

これがシンプルで可愛くて笑えて一番好き、無月氏、続き書いて。
http://tokyo.cool.ne.jp/gunslinger-girl/contents/2004-02-25_Tadaima.html

漏れのツボでは無いけど>>594が言ってるのはこんな感じなのかな、
参〇九氏の萌えは上手かったね。
http://tokyo.cool.ne.jp/gunslinger-girl/contents/2003-11-13_Croquette.html

ギャグと萌えで特に続きを見たいのはこれくらいかなあ。
599微笑むリコ@:04/08/31 01:40 ID:mMJC027B
公社の食堂 窓際の席に付くジャンという男にリコという少女 
ジャンはコーヒーを、リコはアサリのクラムチャウダーパスタを注文する

フォークにパスタをくるくると巻き取って、いっぱいに開いた口へ運ぶリコ
もぐもぐと咀嚼する顔は幸せそうに、可愛らしいえくぼが見え隠れした

リコがパスタを半分以上食べたところで、コーヒーを一口二口飲みながら
リコの食事を見守っていたジャンが話はじめた。

ジャン「リコ、食べながら聞け。お前には来週から私のアパートで寝起させる。
    朝に私とアパートを出て、公社に通う生活になるだろう。行き来には
    基本的に私と車での通勤になるが、状況によっては送迎を出させることもある」

リコは持ち上げたフォークを止めて、目を見開いたまましばらく動けないでいた

リコ 「それは、毎日ずっとですか?」
ジャン「そうだ、当分はそのままだ。引越しは今週末に車を出して行うから
    それまでに荷物をまとめておけ。」

そう告げてジャンはコーヒーを飲み干し、席を立って仕事に戻っていく。
残されたリコはパスタを平らげると、ジャンの使ったカップも含めて
食器を返却カウンターまで運んでいく途中でアサリの身をひとつ指でつま
んで食べた。
唇を突き出し、チュポッチピッと音を立てて親指と人差し
指をなめ咥えるリコ。さくらんぼ色のくちびるにピンク色の粘膜が続き、
なめた指に唾液がひとすじ糸を引いた
600お薬です名無しさん:04/08/31 02:08 ID:XUpsF7T6
アニメ12話より
クラエス誘拐失敗編

囮として路地裏を歩いていたクラエスは横に急停車した車から出てきた男に口を塞がれ、抱えられた。
男が悪態をつく「くそっ、重いなコイツ」
その瞬間、男の鼻がねじ曲がり大量の血を吹き出した。
「があああぁっ!?」
クラエスの拳が男の鼻をかすめたのだ。
「重い、だとぉ?」
彼女は鬼の形相で凄んだ。「乙女に対して言うことか!!」
車から他の男達が降りてきてクラエスを捕らえようとする。
「お前らもそう思っているのかぁっ!!」
クラエスは吼えた。心の琴線に触れた彼らを許す気は無かった。
いいがかりであったとしても。
「目だ!、耳だ!、鼻!!」ボロ布の様にされる誘拐犯達。流石に殺してはマヅイとジョゼが制止する。「やめろ、クラエス、ネストの特定が出来なくなるぞ!!」
けれど彼女は涼しげな顔で「任せて下さい」と返答すると奪った刃物を呻いている一人に向け、一言、「歯医者て拷問は知ってる?」

ジョゼは戦慄した。
彼女には重さはタブーだと。「新しいパーツ、そんなに重かったのかー」
601微笑むリコA:04/08/31 02:16 ID:mMJC027B
時は夕暮れ 公社義体棟 トリエラとクラエスの居室に訪れ、紅茶を味わうはヘンリエッタ

トリエラ「というわけで、リコは週末にここを出ていくから、なにかと手伝って
     あげてねヘンリエッタ。もちろん私達も手伝うから」
ヘンリエッタ 「お昼にジョゼさんから教えてもらっていたけど、やっぱり引越しちゃうんだ」

こくりこくりと紅茶を飲み、ホウと暖まった吐息を漏らすヘンリエッタ

トリエラ「あれ、ヘンリエッタって紅茶には必ず砂糖入れてたでしょ?」
ヘンリエッタ 「うん、もうお砂糖自体を舐めても、何にも感じなくなっちゃったから」
トリエラ「フフフ、それじゃあこれよりヘンリエッタをノンシュガー女と呼ぼう」
クラエス「笑い話ではないと思うけれど。そのこと、ちゃんと担当官に報告したの?」

クラエスは窓辺に置かれた鉢植えから葉を一枚ちぎり取り、両手ですり合わせる
ように葉をこよるとヘンリエッタに手渡す

ヘンリエッタ 「???クラエス、これなあに?」
クラエス「私が最近凝ってる、変わったハーブなの。口に含んで奥歯で噛んでると
     頭がスカッとして気持ちいいわよ」
ヘンリエッタ 「(クシュクシュ・・・)ほんとだー、なんだかスッキリして(・∀・)イイ!!」

おみやげに素敵な葉っぱを3枚もらって、ヘンリエッタは自分の居室に戻っていった

居室に戻るとそこに、トランクを広げたベッドの上で泣き濡れるリコが居る。
入り口にたたずんだままのヘンリエッタに気づき、リコは笑って「お帰り」と声をかける。
ヘンリエッタはいつものリコからは想像できない表情に戸惑うも、どうしたの?と、泣いて
いたリコに問いかけた 素敵な葉っぱを噛み、リコは泣くのを止めた
602微笑むリコB:04/08/31 02:54 ID:mMJC027B
時は真夜中 リコが引越す前日 ヘンリエッタとリコの居室 眠れぬヘンリエッタ

明かりを消し、暗さ漂う2人の居室に満月の月明かりが差し込む。ヘンリエッタ
は身体の火照りと枕を抱いていた。寝入ることができないもどかしさに耐え切れず、
ヘンリエッタは起き上がってベッドをそぉっと降りてゆく。一段また一段と梯子
を降りる度、リコの安らかな寝顔が目に入る。枕を脇に抱えて、ヘンリエッタはリコ
の枕元に忍びよっていくと、リコの耳元にふぅーっと一息を吹きかけてみる

ヘンリエッタ「リコ、リコ、起きてる?」
リコ 「寝てるよぉ、うん・・・(ギュリギュリ!)」
ヘンリエッタ「ねえリコ、一緒にベッドに入ってもいい?私、どうしてもリコにお話したい
    ことがあったの」
リコ 「へ?うん、いいけど」

リコがベッドの奥に寄り、シーツをめくり上げて寝床にヘンリエッタを迎え入れる。
2人は文字通りに、枕を並べて顔を向け合う形になる。

リコ 「お話ってなに?」
ヘンリエッタ「あのね、どうしてジャンさんは急に、リコと一緒に暮らすことにした
    のかしらって、ずっと気になっていたの。」
リコ 「うーん、わたしにもわからないよ。またなにか、お仕事に関係してるの
    かもしれないし。」
ヘンリエッタ「私はリコがとっても羨ましいんだ。私がジョゼさんと一緒のお家に暮らす
    ことになったら、嬉しくて飛び上がっちゃいそうだもの」

ヘンリエッタはやっぱりジョゼさんが大好きなんだね そう言うとリコはヘンリエッタ
に身を寄せ、左腕をヘンリエッタの背中に回すと、自分の額とエッタの額をくっつく程
に近づける。 鼻の頭が触れ合いそうになるその距離感にエッタは鼓動を高めていく
603微笑むリコC:04/08/31 03:14 ID:mMJC027B
ヘンリエッタは背中にリコの体温を、鼻でリコの吐息を感じている

リコ 「わたしはヘンリエッタが好きだよ でもジャンさんはもっと大好きなの」
言うが終わると、リコはヘンリエッタにキスした。

ヘンリエッタ「あっ」

ヘンリエッタが拒む暇も無く目をつむり、リコの唇がヘンリエッタの右目の下に
当てられた。リコが唇を離した後も、そこにまだ温かみを感じる

ヘンリエッタ「リコォー、いきなりひどいよぉ」
リコ 「えへへ、おやすみ、ヘンリエッタ」

リコがそのまま寝入るのに続いて、ヘンリエッタもまどろみをもよおし眠る

その後、ヘンリエッタは夢を見る ジョゼと自分が2人きりで暮らしているのだが、
ジョゼの顔がはっきりと見えなかった 最後にはジョゼそのものが見えなくなって目がさめた。

そして翌朝 朝食を済ませると、リコ、ヘンリエッタ、トリエラ、クラエスの四人でリコの
荷物を車に運んだ。昼食を終える頃になり、ジャンがリコを迎えにやって来る。
 
604微笑むリコD:04/08/31 03:38 ID:mMJC027B
午後2時 公社駐車場 ジャンとリコを見送るヘンリエッタ、クラエス、トリエラの3人

夏の白い陽射しが雨のように降り注ぐ駐車場に、秋の冷たい風が流れている。

リコは義体棟から出てくる時に、とっておきの服に着替えていた。どこにでもあるような
麦わら帽子に真っ白なワンピース、それにいつものスニーカーを履いた格好だ。

リコ  「どう?ジャンさんがお店で選んでくれた服なんだよ。私の一番お気に入り」
トリエラ「あはは、なんだかお別れのシーンみたいだね。」
クラエス「また明日から毎日顔をあわせるんだもの、気分が乗らないわよ」
ヘンリエッタ 「・・・」

ジャン 「リコ、さっさとその鞄をトランクに積み込め。出るぞ」

とうとう、リコはジャンと車に乗り込み公社を出ていった。門を通るところ
でリコが窓から顔を出して、手を振りながらなにか言っている。

リコ  「ばいばい、ヘンリエッタ」

ヘンリエッタにはそう聞こえた、はっきりと聞こえたが、そばの2人は気がついて
いないようだった。ジャンがリコの後ろ髪を掴んで引っ張り、拳骨をふるう。
そうして車が見えなくなる。


その後、ヘンリエッタたちや公社の人間がリコを見かけることは無い。
リコの様子を尋ねてもジャンは絶対にリコについて口にしなかったし、
ジョゼやその他の担当官たちも、リコについて触れるな、と、フラテッロに
厳命していた。 いつしか、リコのいない日々を誰もが日常として受け入れていった。

いまではもう、リコという少女の名前さえ覚えている者はいない。

終わり
605微笑むリコ・あとがき:04/08/31 03:45 ID:mMJC027B
時は流れ、いつしかヘンリエッタの身体にも耐用限度が訪れている

公社の食堂 窓際の席に付くジョゼという男にヘンリエッタという少女

ジョゼ「ヘンリエッタ、食べながらで聞いていいよ。君には来週から僕の
    アパートで一緒に寝起きしてもらおうと思うんだ・・・」

そうして時代は移り変わり、少女たちも入れ替わり続けたという
>>601のハーブはまさか……コカの葉?
>>599の最後だけ官能小説みたいだな。
アンジェが登場しないのは既にマルコーのところへ引越したあとだからか?

義体の寿命から考えると、パーツの改装を繰り返している試験体のクラエスか
『条件付け』の譜面を何回か書き換えているエッタのほうが先のように思うが?
609お薬です名無しさん:04/08/31 23:29 ID:XUpsF7T6
>600
改めて読んでゼンゼン面白くない・・・。
眠気ガマンしながら書いたのに。
スレ汚しだ、切腹。
>609
そんなことはない、面白かったよ。
高高度からのドロップキックの後「乙女の体重、思い知ったか」
というセリフが有ったのを思い出した、たしか”もるも十分の一”だったと思うがうろ覚え。
>>609
切腹するなら介錯しても構わんが……。

面白かったから踏みとどまってくれ!
あとクラエスの体重は何キロに増えたんだ?
612微笑むリコ・を書いた俺:04/09/01 04:48 ID:REfmt88A
俺はリコちゃんが一番好きなんだよ!

アンジェは好きじゃないし、話が長くなるから省いただけだよ!

たぶん病院で寝てるってことだろ。
613名無しさん:04/09/01 05:01 ID:7jFPE/QJ
トリエラタン大好き
614お薬です名無しさん:04/09/01 12:48 ID:K4WT4mbh
>611
ありがとう。頑張るよあのSSではメガネの義体技師に筋肉増強されて103キロという設定だ。だから力はアニメ以上・・・
>>614
大丈夫だ。
世の中には左手の握力が200kg、視力10.0、全身防弾コート(後に解除)の義体(?)も存在する。
[[A041-Bzkzbv8s-QR]]

<<ヘンリエッタ@GUNSLINGER GIRL>>
やっぱし苦戦ですな〜。ロリ対決とはいえ、あっちは小学生の
魅力を前面に押し出してるのに、こっちは病的に倒錯した鬱
だからな〜。
とりあえずまだ勝負は終わってない! ガンガレー!

<<リリス@ヤミと帽子と本の旅人>>
リリスちゃんフィギュア買ったよリリスちゃん。
葉月フィギュアは間違えて購入ミスったよヽ(`Д´)ノウワーン!
投票スレと誤爆したw
投票したいのだが、コード発行に相当時間がかかりますって



・・・何?
>アンジェは好きじゃないし、

原因は声だな。
620微笑むリコ・を書いた俺:04/09/01 22:35 ID:BlnS/LEG
大好きなヴェルターズさん

○月×日
私はキャンディ。社会福祉公社で義体をやっています。
私の担当官はヴェルターズさんと言う、とってもハンサムで優しくてオシャレ
な最高の男の人なんだ。これは極秘なんだけど、ヴェルターズさんて実は英国王室の皇太子なんだって!

X月X日
私がお仕事を上手くやりとげるたびに、ヴェルターズさんは私にご褒美をくれる。
ヴェルターズ「さあキャンディ、ご褒美のロリ・ポップ(棒状の飴菓子)をあげよう」
そう言うとズボンのチャックを開いて、
その・・・取り出されたアレを私が口いっぱいにほおばって、沢山なめさせてもらえるの。
最初は上手くできなくて、泣きたくなっちゃったけど、ヴェルターズさんが優しく教えて
くれたから、今ではヴェルターズさんに沢山ミルクを出してもらえるようになりました。
こんなに甘くてクリーミーなミルクをもらえる私は、きっと特別な、とても愛されてる
存在なんだと思います。

X月X日 公社医務室 
ヴェルターズ「そんなキャンディの奴も、今では俺の立派な少女肉奴隷に。彼女にあたえる肉棒は
       やはりヴェルターズオリジナル。何故なら彼女もまた、特別な存在だからです」

X月X日 公社医務室に隣接したマジックミラー部屋
ジョゼ「兄さん、やはりこの男は・・・」
ジャン「完全なキチガイだ。とんでもないことを嬉々として医師に話している。
    ジョゼ、ヘンリエッタを使って二人を始末しろ」
ジョゼ「ああ、仕方が無い」
>>620
……結構危険なネタを扱っているので投稿するスレを間違ってるような……?
622微笑むリコ・を書いた俺:04/09/02 23:53 ID:ZTnSLrgY
>>621

ヴェルターズ「ち、違うんだよジョゼ、誤解を与えたようだね。肉棒ってのは、俺が毎朝
       キャンディのためにこしらえる牛肉の腸詰のことさ」
>>621   「ミルクを出すとかなんとか言っていたじゃないか」
ヴェルターズ「そ、それはだね・・・そう、俺はキャンディがなめまわした腸詰をパンに
       はさんで食べるのが日課なんだ。それで、キャンディには口なおしのために
       牛乳をやっただけなんだ。頼む、信じてくれ。俺は誓ってペドじゃあない!」

>>621   「イギリス王室の皇太子というのはどういうことだ?」
ヴェルターズ「ううう、俺は駄目な男なんだ。本当はただの腸詰職人の息子で、成人女性に
       ふられて傷つくのが恐いばかりに、幼い女の子の尊敬を得るための嘘をついて
       しまう癖があるんだ。ああ、俺を笑ってくれ!」
>>621  「お前に与えるのは嘲笑ではなく、故郷に帰るための旅費だ。イギリスの田舎に帰るがいい」

ヴェルターズ「こんな私が最後に公社のみんなにふるまった腸詰もやはりヴェルターズオリジナル。
       なぜなら公社もまた、私にとって特別な存在だったからです」  完
623お薬です名無しさん:04/09/03 00:54 ID:KCvqIIcO
21話密輸狩りにて

「あっ!」「どうしたの、ヘンリエッタ?」「蚊に刺されちゃったー」「ほんとだ、痒い?」「うん(涙)」
「何か薬塗らないとね」「えっと、ポーチに・・・あった、キンカン?」
「えー、すぐ効かないよ」「でもこれしか・・・はっ(ジョゼさんに塗ってもらってフーフー・・・)ウフフフ♪」「どしたの?」「何でもないよグフフフ」「怖い・・」「ヘンリエッタ、打ち合わせをするよ」「あっジョゼさん、あの・・・」「ん?、虫に刺されてるね?」
「はいっ、だから・・、」 「この軍用消炎クリームを塗るといい。よく効く」 「・・・はい(ガックリ)」
リコ談
「それからヘンリエッタはずっと拗ねてました。私がプチプチクッションをあげたら公社までの帰り道ずっと潰し続けてました。そんなに痒かったのかなぁ?」
ヘンリエッタの独り言
「キンカン塗ってー、首筋にー私とジョゼ山でキンカンポン・・・ブツブツ」 終
ほのぼのしててイイ
また投下宜しく。
625「名無しさん」ブラック:04/09/03 01:50 ID:5fNB6gJV
>>622
自虐ネタに走るくらいなら、SS書きの投下控え室で揉まれてきたほうがいいぞ。
別のスレですでに「ヤスデ」と「サガミ」が使われてるからな……。

ま、エロは同じネタを使ってちゃ「萌え」や「勃ち」は狙えん。
パロディでもシリアスにしても他人と同じことを書いては駄目だ。
他の誰もやらない、やりたがらないのをやってこそ却って際立つんだ。
もっと作者の個性というかオリジナリティを前面に出さないとな。頑張れよ。
626「名無しさん」ブラック:04/09/03 02:08 ID:5fNB6gJV
:追記

微笑むリコ@〜Dは文章の構成力、表現の仕方、行間の空け方なんかは及第点だが、
「アサリのクラムチャウダーパスタ」は明らかに変だろ?
ボンゴレか貝のスープパスタでいいんじゃないか?
627「名無しさん」ブラック:04/09/03 02:15 ID:5fNB6gJV
:再追記
微笑むリコ@〜Dはよく読み返すと句読点があちこち抜け落ちてるな。
さっきのは撤回だ。及第点はやれんな。もっと精進しろ。
628「名無しさん」ブルー:04/09/03 04:46 ID:5fNB6gJV
>>625->>627

微笑むリコ・を書いた俺 さんへ
うちのブラックが大変失礼な物言いをして気分を害していらっしゃると思います。
かわりにわたしが頭を下げます。御免なさい。
ブラックは口は悪くて手加減というものを考えないのであまり気になさらないで下さい。

ただし>>620の文中の「少女肉奴隷」や「肉棒」、「キチガイ」などはここのスレには
やはりそぐわないと思います。もし投稿されるのでしたらエロパロ板のほうがよろしいかと。
629第1話の前編 兄妹(fratello):04/09/03 04:49 ID:5fNB6gJV
「ジョゼ…」
病院の廊下の窓際。待合のベンチで煙草を燻らせていた僕を金髪の兄ジャンが呼びかける。

「このままイタリア中の国立病院を回るつもりか?」
「ああ……いや」
 いつまでも決めかねている黒髪の僕が曖昧に返事をすると兄ジャンは、
「俺はもう決めてきたぞ」
「家族に見捨てられた、CF症候群の全身麻痺患者だ」と素体候補の出自を明かした。

「兄さん…本当に子供じゃなきゃいけないのか?」
 この疑問を呈したのは現在の職場に移ってから何度目だろうか。
まるで品定めをする人身売買のバイヤーになった気分だ。それも児童売春や臓器密売の……。

「『公社』の技術者はそう言っている…」兄ジャンは冷淡に返事をした。
「身体の改造も薬による洗脳もなるべく若い方がいいらしい……」

結局、僕は自分では決められず兄ジャンに付き添われて素体候補と対面する羽目になった。

630第1話の前編 兄妹(fratello):04/09/03 04:50 ID:5fNB6gJV
「……ええと、『社会福祉公社』さんでしたっけ?」
「国も素晴らしい組織をつくりましたね。身障者支援を積極的に打ち出すとはね」
マージ医師は先ほど告げた職場の名前を反芻すると、集中治療室を見下ろせる部屋に案内した。
先生は半分嘘で半分本当の話を信じたのか、感心しきりだった。

僕は腕を組み、扉のそばの壁に凭れて兄ジャンとマージ医師のやりとりを聞いていた。
「…それでマージ先生、この病院に重傷の少女が居ると聞いてやってきたのですが?」
「ええ、まさしくあなたたちの助けを必要としています」

「ご存知ですか?先週ローマであった一家惨殺事件の生き残りですよ」
「彼女は、家族の死体の隣で一晩中暴行を受けていました」

「本人は……自殺を望んでいます」

集中治療室のベッドには長い栗色の髪の少女が鎮静剤の投与で眠らされていた。

彼女の左眼は失明し、右耳は潰され、顔には殴られて青痣が残っていた。
右腕は肘の上から無く、左足は膝から先が無かった……。

一家六人が惨殺され、そしてレイプされた彼女一人が生き残ってしまった。
子宮と卵巣は切除された。年端もいかない少女が暴行されて無事では済まなかったのだ。
天涯孤独になってしまった彼女を『社会福祉公社』で身柄を引き取る前に………、
人生を悲観した彼女は舌を噛み切って自殺を図った。


結局、僕はこの少女を義体化の素体候補……パートナーに選んだ。
善行を積みたかったのか、同情したのか……とにかく彼女を救いたかった。
631第1話の前編 兄妹(fratello):04/09/03 04:51 ID:5fNB6gJV


数年前、僕と兄のジャンが転職した組織は名を『公益法人社会福祉公社』という。
表向きは首相府主催の身障者支援事業だが、その実態はEU加盟各国から集められた障害者に
試験的に機械の身体を与え、『条件付け』と呼ばれる洗脳を施すことで義体の人間兵器に改造し、
政府の為の汚れた仕事を請け負う特殊な諜報機関だった。

主にEU加盟国の医療・軍需関係の企業複合体の出資のもとで設立された『公社』は、
戦闘用途への義体実用化を目的に、実戦テストをかねてイタリア国内の対テロ紛争で
義体の試験運用を行なっていた……。

『公社』に連れて来られた子供は身体を改造されると同時に『条件付け』を施される……。

彼女にとって幸いだったのは、『条件付け』…洗脳の前段階で記憶の消去が行なわれたことだ。
これにより義体化以前の陰惨な記憶は除去・封印された。
が、彼女の人格を初期化することで救いになったのかは正直わからない。
他人が全てを忘却させることで別の人生を用意するのは果たして救済と呼べるのか。

担当官として認識させる最初に、疑似恋愛感情を植え付ける『条件付け』の刷り込みで
僕は彼女にかつて失った妹の名前から綴りを変えて、義体のコードネームとした。
“ヘンリエッタ”と。

最初に行なわれる『条件付け』の刷り込みの際に“お仕事”の道具となる拳銃を与えた。
拳銃はSIG SAUER P239。

僕は義体“ヘンリエッタ”の担当官になったが、『条件付け』については理解が甘かった……。

632第1話の前編 兄妹(fratello):04/09/03 05:00 ID:5fNB6gJV

彼女に与えた拳銃の扱い方、分解・整備の仕方を教えて、「早く習熟するように」と伝えたら
“ヘンリエッタ”は命令を絶対のものと受け止めて、ベッドで一睡もせずに拳銃の分解・整備を
繰り返していた。僕が「やめるんだ」と制止するまで。


屋内戦を想定した野外訓練射撃場。
「実戦の射撃ではサイトを使うな、標的をエリアで捉えるんだ」
「近距離ならこの方法で人体の中心に銃弾を撃ち込める」
「そこに命中すれば、相手の物動を止めることができる」

教えても彼女は集中力散漫なのか、あまり単発での射撃は命中率が良くなかったが……。
訓練風景をモニターしていた元軍警察の兄ジャンは「まあまあだな…」と評価を下していた。


“ヘンリエッタ”は記憶と人格の初期化が行なわれているので日常生活の礼儀作法も僕は教えた。
彼女は北部イタリアの裕福な家庭に育ったので着せる衣服にも気を遣った。
これは義体化以前の生活習慣をなるだけ再現するように心がけた為だ。

「いいかい、君たちは日頃の座学や訓練だけじゃなく社会に出ても通用するマナーを身につけ
なければならない」
「紅茶を飲むときは皿ごと持つように。音を立てずに」

テーブルマナーを教える為にリストランテで食事をした際、彼女は“暴走”した。
制止の命令が遅ければウエイターを危うく刺殺してしまう寸前だった。
ただテーブルにナイフとフォークを置こうとしただけなのに彼女には担当官の生命を脅かす
“敵”だとその行為を認識したらしい。
『条件付け』の譜面に関しては、義体同様に改善の余地がまだまだあるようだ……。


633第1話の前編 兄妹(fratello):04/09/03 05:01 ID:5fNB6gJV
かつて失った妹の面影を“ヘンリエッタ”に見出していた僕は……。

担当官と義体はいつも一緒にいるのでフラテッロ(fratello)と呼ばれる。兄妹ごっこだ。
僕にかぎっては物笑いの種だが仕方ない。だって実際その通りなんだから。


あれは義体化されて一年目を迎えた夏の暑い最中だったろうか……。
本部施設の屋上でスナイパーとしての指導をしたときだ。

「いいかい?仕事をするにはたくさんの事を覚えなくてはいけない」
「良い仕事は全て単純な作業の堅実な積み重ねだ」
「メモを作るから毎日勉強するように」
「銃口は壁面から出さないように。姿勢はなるだけ低くとって」
「バイポッドのない銃は、銃身の真下に手を添えるようにするんだ…」
「狙撃は600mまでなら頭。それ以上は身体の中心線を狙う…」

しかし、いくら教授・指導しても“ヘンリエッタ”はあまり聞いていなかった。
彼女からは生きる動機というか、目的意識が、戦闘者に特有の情熱が感じられなかった。
義体化当初から“ヘンリエッタ”は無口な子だった。もともと連続殺人事件の被害者だった
のだから無理もなかったろう。担当官となった僕とも会話が少なかった。
「…………」
僕は“ヘンリエッタ”が構えていたスナイパーライフルを取り上げた。
634第1話の前編 兄妹(fratello):04/09/03 05:02 ID:5fNB6gJV

「上を見てごらん」
「え?」

「あの雲の隣、ぼんやりと光る点が見えるかい?」
「…何ですか?」

「空に光るものがあるとすれば何だろう?ひょっとして妖精かもしれないな」
僕はスナイパーライフルからスコープを外した。
狙撃の訓練は一時中止して、ちょっとした天文学の課外授業に変更することにした。

「飛行機ですか?」
「いい答えだね。昔、戦争中に飛行機と見間違えてびっくりした人もいる。
 だが、もし今が夜だとしたらどう考えるだろう?」
僕は外したスコープを“ヘンリエッタ”の右眼で見える位置に持たせると左肩に手をかけた。
「……星…?」
「そう、地球の内側を回る金星なんだ。…ああ、太陽は見ないように…」

“ヘンリエッタ”は生まれてはじめて興味を見出したようにスコープを覗いていた。
「さすがにこのライフルじゃ、金星人の頭を狙うのは無理だろうな」
僕はちょっとおどけて、構えたスナイパーライフルで何も無い空間を狙う素振りを見せる。

「ジョゼさんて…何でも知っているんですね……」青い空を見上げたまま、
“ヘンリエッタ”は妙に感心してずっとライフルスコープで昼に瞬く金星を覗いていた。


そして僕は……彼女と会話する努力を始めた。
暗殺者へと育成するのではなく、あくまで普通の女の子へと成長することを願って。
635「名無しさん」ブルー:04/09/03 05:19 ID:5fNB6gJV
あとがきというか足掻きというか言い訳……。

投稿前にSS書きの投下控え室でずいぶん教えてもらったというか叩かれてきまひた…。
ヘンリエッタの甘味を感じない味覚障害についてなんですが……。
今回の創作ではエッタが『公社』に連れてこられる前に自殺未遂を図ったせいで
人工義舌の試験体にされたという裏側の事情を描こうとしたんですが、割愛しました。
はじめは味覚異常の原因は生体パーツの接続不良や調整ミスだと解釈してたんですけど、
多くの方から反対意見を述べられたので、人工筋肉が痛覚がカットされるのと同様に、
人工舌も『条件付け』の譜面書き換えや投薬によって、味覚が麻痺し始めているのだと
考えを改めた次第です。ではまた。
こんな時間に乙w
637風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/03 09:53 ID:4qR9Mo+2
>>625で偉そうに説教垂れたくせにつまんねーもん書いてんじゃねーよ。

しかも朝の4時から5時だと。引きこもりかよ。

>>620の下ネタがイヤなのは同意できるがお前は口先だけだな。全然ダメじゃねーかよ。
>>632
>ただテーブルにナイフとフォークを置こうとしただけなのに…

あの場面、ウェイターはナイフとフォークを片付けようとしてたのでは?
>>629-634
乙です。
いろんな人の文章を読むのは、発見があったり勉強になったりと、なかなか面白い。

屋上ライフルスコープの場面がなぜ、わざわざ天体観測の場面の直前に持ってきてあるのか、
もっと慎重に捉えた方がいいと思う。
 (あいだに、「一杯やろう」の繰り返しが挿まるのは、
  露骨に2場面をつなげたくないためと、ここには重要場面を挿めないため)

作者(スタッフ?)が表現した1話・2話全体の核が、ぽっかり抜けてます。
複雑な構成にしてまで伝えたかったことが台無しです。
オチや見せ場を書かないのなら(これから書くんでしょうけど)、本質はちゃんと捉えておくべき。

象徴的に使われている、
 >「ジョゼさんて…何でも知っているんですね……」
は、あくまで、受け手に 『それ』 に気付いてもらうための餌。
念のため。

>>637の気持ち、なんとなく分かる気がする…  ちょっと言い過ぎだけど。。。
  >つまんねーもん
  に対する嗅覚は、文章の細かい技術より重要
・・・ということか。
このスレはハアハアスレでしょう、皆さん難しく考えすぎなのでは?
641微笑むリコ・を書いた俺:04/09/03 21:33 ID:i10Zoi0x
パリッ ボリッ ガブッ! 

ヴェルターズ事件より1ヶ月後、公社の食堂に新メニューが加わった。
その名は「茹でた腸詰」。秘伝のスパイスと粗引き胡椒の配合が醸し出す
風味と肉汁はグルメのジャンをもうならせた。
ジャン「キャンディの作る、この腸詰は絶品だぞ・・・ガブリッ」

ヴェルターズ帰国後の某日 公社2課長室

義体技師  「キャンディはもう使えません。精神的に負荷をかけすぎました。クラエス
       の前例も克服できていない現状では新たに担当官を設定することも難しい
       期待はできないかと」
2課長  「奴の作った腸詰は美味かった。たしかキャンディも腸詰作りを手伝ってい
      たようだが、あの腸詰の作り方を教わってはいないのか?キャンディ」
キャンディ「・・・あの人は、腸詰作りの技を教えてくれました。でも、作り方は殺されて
      も言いません。ヴェルターズ一族の秘伝です、英国王室の宝なんです」

心労によりやつれはててはいてもなお、キャンディの瞳は光を失わない。彼女の担当官が
残した光、伝統の技術と誇りが、担当官が去ってもなおキャンディの中で輝き続けるのだ。

ジョゼ「課長、私に提案があります。キャンディには調理師になるための教育と研修を
    受けさせた後に、公社の中で仕事を与えましょう。視察にやってくる高官や政府
    関係者への良いデモンストレーションに使えると思います」
642微笑むリコ・を書いた俺:04/09/03 22:02 ID:i10Zoi0x
日もまだ昇らぬ早朝に、キャンディと監視の人間の乗る車が公社を発ってゆく

ジョゼのコネで協力を取り付けた食品加工会社の設備を使かわせてもらい、
キャンディは一人で黙々と腸詰を作り続けた。熱い湯気にまみれて働き続ける。
出来上がった腸詰は公社の厨房に提供されて、職員が打った舌鼓が食堂に鳴り響く。

ある時は部長とその友人の晩餐に供され、またある時はドイツ育ちのヒルシャーに舌を巻かせ、
時には表のスポンサーである富豪が、おかわりを20本も求めるなどの逸話を残した。
富豪 「この味は、以前招かれた英国王室の晩餐会で一度だけ味わったことがある」

リコ   「キャンディ、腸詰おかわり頂戴!」
キャンディ「ごめんねリコ、一人1皿までって決められちゃったの。それに、あんまりおかわり
      してるとほっぺにお肉が付いちゃうぞ」
調理師  「キャンディ、腸詰7人前追加だよ、どんどん茹でてくれなきゃ切れちまうよ」

はあい、と声を返してキャンディは腸詰をゆでる大鍋に戻った。湯気を浴びるたびに思い出していた
あの人との記憶も、今ではもううっすらとしか胸の中に浮かび上がらない。

キャンディ「いつか何も思い出せなくなっても、私はこの技を失くしはしない。これは
      あの人が残してくれた、一番の贈り物なんだから」

キャンディが浮かべた1滴の涙が頬を伝い、腸詰を茹でる鍋に落ちた。
彼女だけが出せる味の秘密なのかもしれない。

キャンディ「そんな私が作る腸詰も、やはりヴェルターズオリジナル。なぜなら
      私にとって彼が一番、特別な存在だからです」  完結
643「名無しさん」ブルー:04/09/03 23:47 ID:KUeM5iYB
みなさんへのお返事。
>>637さんへ、>>625から>>627はIDが同じでも別人なんですが…。
といってもオフ会で顔でも見せなきゃ証明できないか。

>「つまんねーもん書いてんじゃねーよ」という指摘に対しては、
「ああそうですか、つまらなくてごめんなさい」としか返事は出来ないですな。
実際、そんなにライターとしての実力に自信があってやってる訳じゃないですから。
>>574 ブラックの言うとおりの「小心な臆病者」なんで。

>しかも朝の4時から5時だと。引きこもりかよ。

そう書いたあなたは04/09/03 09:53 に書き込んでいるじゃないですか?
もう夏休みも終わっているというのに。自宅じゃなく職場からですか?

夏休み中は夜中でも昼間でも書き込みやROMはできましたが、
いまのわたしは寝る前か、早起きした午前中しか書き込みできません。
資格の勉強やら他にも忙しいからです。別の職場を探しているのでね。
ついでに言うと「引きこもり」というのも半分は当たってます。
以前働いていた職場は、10時間以上の労働が当然でした。ちなみに時間外の労働手当てはなし。

現在は家庭や職場のストレスからノイローゼになって心療内科に通院、リハビリの最中です。
固定ハンドルの「名無しさん」ブルーというのは、精神状態をそのまま表現したものです。
もうひとつは2Chの名無しさんたちへのアンチテーゼも込めて命名した次第。
あんまり関係ない話ですね。他のメンバーに迷惑になるのでやめておきます。
644「名無しさん」ブルー:04/09/03 23:50 ID:KUeM5iYB
>>643からの続き

>>638さんのご指摘通り、ナイフとフォークに関してはやはり置こうとしたのではなく、
片付けようとしたんだと思います。わたしも最初はそう捉えました。
でも前菜の食事後なら汚れてる筈ですし、普通はお皿ごと持っていくと思うのですが……。

DVDアニメで確認するとウエイターがメインディッシュの皿を置く為に一時的にテーブル
からどかした、が正しいようです。いずれにしても文中は少々間違いですね。
やはり修正すべきでしょうか?

>>639さんへ、何か勘違いをされているようです。わたしが別のスレでも書いたと思いますが、
これらの作品はあくまで二次創作でIFのサイドストーリーなんですが……。
したがってアニメ版のシーンをそのままノベライズするわけではありません。
原作を補完する場面などは流用しましたが、オリジナル要素も盛り込んであります。

今回はジョゼの視点からの回想が中心となっています。したがってそのままではありません。
長文もういいよ。飽きた
ハアハアスレってのはもっとすがすがしい連中が集うもんだが
なんでここだけこんなに痛い奴ばっかなんだろ。
>>643さん、落ち着いてください。
ひきこもり とか、 つまんねー とかに過敏に反応しすぎです。
>>637と張り合って『私事情』を解説しても、人柄の印象としてはマイナスです。
そんなこと誰も興味ないですし。
たぶん、熱くなっちゃったと書いてから後悔してるとは思いますけど…

あ、それと、
 >そのままではない >オリジナル要素 は、どのあたりなんでしょうか。
ま、まさか、
 >ジョゼの視点からの回想が中心 がオリジナルって訳ではないですよね。
ちょっとその説明では分からなかったので、勉強のため教えて欲しいです。
648「名無しさん」レッド:04/09/04 08:00 ID:qwIgAn7V
ブルーの奴とは現在連絡が取れないので、代わりに俺がはじめて書き込むことにする。
ここか?銃器ヲタとロリ・ペド野郎と礼儀を知らん未熟者がいるスレは。

まず質問の件から答えよう。
>>647のオリジナル要素はどこかについてだがこれはだな、例文を挙げるから読め。

>天涯孤独になってしまった彼女を『社会福祉公社』で身柄を引き取る前に………、
人生を悲観した彼女は舌を噛み切って自殺を図った。

「舌を噛み切って自殺を図った」がそうだな。
今回のSSでは割愛されたようだが、俺が説明してやる。知ってるとこだけな。
原作でもアニメでもはっきりと明言や描写されてねえところだが、ブルーはエッタが味覚障害に
なった原因がわからんので、人工舌の試験体にされたと解釈したんだな。
まあ、SS投下控え室のやりとりを読んだ連中はわかるだろうけどあくまでエッタの「舌」は
戦闘に直接関係ない部位なので“ビーチェ”みたいに能力強化の対象にはなっていない。
せいぜい、一般人並みの味覚だろうな。
で、『条件付け』の度重なる投薬のせいで麻痺しはじめて味覚障害が進行した、と。
エッタは舌癌なんかで「舌」を無くしちまった患者たちの再生医療のためのテストベッドとして
ついでに人工義舌に置き換えられたんだろうってブルーは判断してた。
でもそれだけじゃ「舌」を無くす理由に乏しいんで自殺説を挙げたわけだ。OK?
649「名無しさん」レッド:04/09/04 08:02 ID:qwIgAn7V
>>648からの続き。

んじゃ次にいくぞ。
>数年前、僕と兄のジャンが転職した組織は名を『公益法人社会福祉公社』という。
表向きは首相府主催の身障者支援事業だが、その実態はEU加盟各国から集められた障害者に
試験的に機械の身体を与え、『条件付け』と呼ばれる洗脳を施すことで義体の人間兵器に改造し、
政府の為の汚れた仕事を請け負う特殊な諜報機関だった。


これは原作を読むかDVDを見直せばわかることだな。
「EU加盟各国から集められた…」ってところがオリジナルなんだな。
原作だと「(イタリア)国中から集められた」になっているところを変更したんだが、
これは義体少女たちの出自から素体候補はヨーロッパ中で集められていると推理したんだな。

アンジェとエッタはともかく、トリエラはオランダのアムステルダムで保護された。
クラエスは名前から察するに北欧系だな。リコはフランス系。
まだ原作には登場してねえが、同人版のペトロシュカはロシア系だ。(名前だけかも知れんが)

全員がイタリア出身だったらそのまま原作を流用するんだが、以上の事情で変更したわけだ。
ついでに言うと作戦部二課の担当官や一般課員も「EU加盟各国から集められた…」のだろう。

ヒルシャーはドイツ人で欧州刑事警察機構出身だ。オリガはロシア大使館付きの元KGB。
ジャン・ルイ・バタイユもフランス系だな。というよりジャン・ジョゼ兄弟は復讐のために
二人とも揃って偽の姓を名乗っている可能性がある。だから英仏伊いずれかの混血かも知れん。
これは政治の中枢にいるかもしれない仇に気づかれずに近づくためだろうな。
顔の整形だってやっているかも知れん。実際の年齢だって違う可能性もある。
650「名無しさん」レッド:04/09/04 08:04 ID:qwIgAn7V
>>649からの続き。

もうひとつはこれだな。
>主にEU加盟国の医療・軍需関係の企業複合体の出資のもとで設立された『公社』は、
戦闘用途への義体実用化を目的に、実戦テストをかねてイタリア国内の対テロ紛争で
義体の試験運用を行なっていた……。

ブルーが書いたこの文章まるごとがオリジナルだ。説明の必要はあまり…ないな。


最後に>>645へ、>「長文もういいよ。飽きた」
ああそう。じゃ読まなくていいよ。つうかこのスレから出ていけよ。
俺はブルーみたいに優しく対応は出来ねえな。
おめえだろ、>>637は。未熟な駄文を推敲もせずに投稿しやがったのはよ……。
どうやら長い文章を読むのが苦手みてえだからな、今回は出血大サービスだ。心して読め。

ブルーが懸念した通り、このスレの住人が増殖したのはいいが文章の「質」は低下する一方だな。
ブラックの忠告を大人しく聞いてSS投下控え室で一丁、揉まれてこいや。
もしくは別のスレで修行して出直してこい。とにかく目障りだ。
てかお前らいい加減にしろよ。これ1人で書いてるのか?
おかしなスレになってきた
俺が言いたいのは↓だけなんで噛み付かないで

ここはハァハァスレなんだ。単なるSSは原稿用紙にでも書いてろ、な。
ねこねこにゃあにゃあ ねこにゃあにゃあ (ミー!)
ねこねこにゃあにゃあ ねこにゃあにゃあ (ミー!)
ミーみゃあミーみゃあ なーおなーおなーお
ミーみゃあミーみゃあ なーおなーおなーお

にゃあ! ごろにゃーーーご
みゃあ! みゃあ! みゃあ!
なーおなーおなーお ふにゃあぁ   みゃ!
ごろごろごろごろ ぐぅるるるるぅううう

にゃあ!

イタリア語訳
maomao naonao maonaonao (sir!)
maomao naonao maonaonao (sir!)
mew naomewnao nao si nao
mew naomewnao nao si nao

nao! houuuuuuuuum
mao!mao!mao!
naonao huuuuuuuw ma!
ghuuuuuuuum bhouuuum
sir!

日本語訳
「みんなまったりしてください、にゃあ」
>>650
その控え室とやらでは「名無しさん」各色が書き込みの練習と病気の治療をしているのか?
で、ここがハアハアスレだって理解できたのか?スレ違いだろう?
IDが同じで中の人が違うということはどういうことなんだ?兄弟で一つのパソコン使ってるのか?
>655
そっとしておいてやってチョ
彼(ら)は薬の副作用で・・脳内フラテッロがささやきかけてるんだよ・・・
>>656
わかりました。
>>650
御免なさい。煽ったのは謝ります。
これ以上他の住人に迷惑かけるわけにもいかないのでROMに戻りませんか?
658「名無しさん」レッド:04/09/04 20:40 ID:EUYje56/
>>653へ、
ここは 「ガンスリンガー・ガール」ハァハァスレPart3 」 だ。
     アニメ板、萌え話、SS投下用スレッド

ブルーやホワイトは二次創作の発表の場として借りてるだけだ。
それとも>>653は他の連中にも喧嘩を売ってるのか?

相変わらず連絡は取れねえので、何やってるのか皆目わからんが……。
ブルーは多分、鬱状態なんだろ?あんまり気にしなくていいぞ。
もし今後、使い物にならんようならメンバーから除名処分にするだけだから。

俺たちは役割分担を決めて共同執筆をしているから、情報収集・解析・推敲・投稿役をやってる
ブルーがいないと大幅に作業が遅れるな。多分、ホワイトが代わりに投稿するだろうが……。
続きを読みたいなんて酔狂な奴がいるとも思えんが、内容は期待せんことだな。

最後に>>637>>645、その他大勢の方たちに謝っておく。
言葉を荒げてすまなかったな。場を荒らしてほんとうに申し訳ない。
特にブラックにレスされた方、気にせず頑張れよ。



659風の谷の名無しさん:04/09/04 20:48 ID:L2FJPqFX
条件付けの副作用で多重人格を発症してしまった義体、
という設定で誰かお話を書いてはくれまいか。

…パンッ…タラララ…タンタンタン…

此処はどこだろう…

タタタン…


重いなぁ…

…カシャン…ダンダンッ

誰かが覆い被さってる?…酷く苦しそうな顔

…イタゾッ コッチダ…

……この人 知ってる…ジャンさん……
私のフラテッロ…

……ぁぁ そうだぁ…私を庇って…

ッ!!…嫌だ 死んじゃヤダ
二人きりの時に見せてくれたはにかんだ笑顔
見れなくなるなんて…

……二人で生きてここから出なきゃ
帰らないと…公社……に………
>>659
期待に添えなくてゴメ…
IDグモだし…
お詫びに中央線でグ(ry
ジキルとハイドみたいな話か、難しそうだな。
俺はハイド、ただのハイド。公社があって、仕事があって、俺が居る。一応担当官なんだが・・・
俺のフラテッロはいつも俺に姿を見せない。仕方無く、彼女の部屋に指示を書いたメモ紙を
置いておく。俺が朝目を覚ます頃には、彼女の日記帳が机の上にあるという毎日だ。

私はジキル、ただのジキル。ハイドがいて、銃があって、仕事がある。
私の担当官は私にその姿を見せてくれない。私がいない間に、私の部屋の机の上にメモ紙を
置いていく。私は彼の指示通りの訓練メニューをこなしてゆく。その日一日の出来事や
疑問などを書き綴った日記帳を彼の部屋に置いておくと、朝目を覚ます頃には指示のメモ
紙と一緒に彼の返事が書かれた日記帳が置いてあった。

俺たちは 決して顔を合わせることは無いだろう しかし 彼女の気配が感じられる。
私たちは 決して顔を合わせることは無いだろう だけど 彼との距離を感じられる。

それはもう、お互いに背中を合わせて立っているかのように。

終わり
色物軍団さん達が何に反応しているのか、わからんが>>653
言うこともわかるよ。
確かにSSを投下していいのだが、目を通す側としてはだらだらと
長い話を書かれるのは正直しんどい。

> 長い文章を読むのが苦手みてえだからな
このように読み手を責めるのではなく、短くまとめる努力をして
ほしい。何事もシンプルイズベスト。

ちょっと前まではほんわかしたものが多く、それにたいして
GJ のレスがついてたのに、最近はあまりにも殺伐としすぎ。
また、良質なショートコント風が読みたいよ。

何にせよ、書き手と読み手がいる世界なのだから、あまり
一人よがりの○ナニー状態にならないよう注意してマターリ
とゆきましょう。

>>660
>>663
乙。要望を受けてすぐに一作品作れるスピードは羨ましいよ。
>>663
小粒だがピリリとしてていいね
面白かったデス
>>664
637=653=664の自己弁護乙
>>664は、わかってないね。
読み物っていうのはさ、
長かろうが短かろうが
つまらないものはつまらんし、
面白いものは面白いもんなんだよ。

それとね、
> 長い文章を読むのが苦手みてえだからな
これはわざと長い文章を書いたんじゃないよ、きっと。
>>647への返事を書いたから長くなったんだよ。

それと読解力のない>>645の「長文もういいよ。飽きた」に
対する皮肉も込めてる筈だよ。想像だけどね。
668664:04/09/05 16:33 ID:p6+uSsz/
>>666
ご期待を裏切って申し訳ないが、637 でも653 でもありません。

>>667
> >>664は、わかってないね。
まあ、わかってるというつもりもないです。

只、「読解力のない>>645」 と書き手側が罵る姿は続けるとキリ
がないでしょ。ここは2ちゃんなんだし、罵られて当たり前、好評を
得たら儲けもの、ぐらいの気持ちで貼り付けて欲しい。批判は甘ん
じて受けて、次回作でその人が見直すほどのものを載っけて、
見返せばいいんじゃないの?

気になったから書き込んだのだけども、雰囲気をますます悪く
したようで申し訳ない。ROに戻ります。

「クラエスの日記」の作者さんなどが戻ってくるまで、気長に
待つことにします。お騒がせして、失礼しました。
669667:04/09/05 19:09 ID:qmoxmwfm
>>668さんの書いた「ここは2ちゃんなんだし、罵られて当たり前、
好評を得たら儲けもの、ぐらいの気持ちで貼り付けて欲しい。
批判は甘んじて受けて、次回作でその人が見直すほどのものを載っけて、
見返せばいいんじゃないの?」
その台詞はそっくりそのまま>>637さんへ言ったほうがいいと思います。

それから>>666さんのように誤解されたくないなら、批判の文章を書き込む際は
コテハンを使ったほうがいいでしょう。「名無しさん」レッドは使ってますから。
670ジキルはハイド:04/09/05 21:16 ID:pV5VxVgM
俺はハイド、ジキルという少女の担当官だ。でも俺は彼女を見たことが無い。
リコやトリエラは義体棟で良く顔を会わせるそうなんだがな。
だがジキルと声でコミュニケーションを取るための手段はある、電話だ。
仕事中や緊急連絡には携帯電話を使っている。彼女の声はややハスキーだ。

ハイド「ジキル、指定した現場に到着しているか?」
お客様に申し上げます おかけになった電話番号は 発信側の電話番号と同じです

私はジキル。私とハイドをつなぐ大事な物、携帯電話は彼の女性のような声を届けてくれる。

ジキル「はい、到着しています、ハイドさん。ホテルオリオンのロビーです。」
お客様に申し上げます おかけになった電話番号は 発信側の電話番号と同じです

ハイド「時間通りだ。標的のチェックインを確認後、部屋まであとを付ける。(それにしても)」
ジキル「わかりました。(あまり大きいホテルではないけれど)」

あいつは いったいどこに 隠れているんだ?
あの人は いったいどこで 見てるのかしら?

お客様に申し上げます おかけになった電話番号は 発信側の電話番号と同じです
671667:04/09/05 21:41 ID:rR0kMmgh
>>663>>670
申し訳ないんですが、面白くもないしつまんないんで止めてくれます?
せめてお笑いのネタで場を沸かせてくださいな。
なんだか変な人に仕切られて、居心地の悪いスレになっちゃったな
キャベツの実

 クラエスとリコは草むしりを一段落すると、花壇の縁で水を飲んだ。
「この分なら、ハーブのお風呂も遠くないわね」
「そう言えばクラエス、キャベツは植えないの?」
「キャベツ? 今のところ、そう言う予定はないわね。
 人手と面積を考えると、キャベツは面白くないし。
 でも、なんで?」
「うん、トリエラがキャベツの時期を気にしていたみたいだから」
「トリエラが? 変ねえ。そんな話はしなかったと思うけど」
「でも、トリエラ、キャベツの実がなる日とならない日をチェックしていたよ。
 カレンダーに○とか△とか印をつけて」
「ジキル・ハイド」ネタ、十分楽しめますけど、私は。
それとも、これって以前からあるネタなんですか。それで文句言ってるとか……?
いままでに無い色が出ているのなら、それだけでも賞賛できる作品だと思いますよ。

だらだらした自己満足的な匂いはしませんし、
無駄が無く読みやすいところは、読み手を意識いていて好感が持てます。
本格的だけど読みどころを探さないといけないような大作より、私は好きです。
なんか例の多重人格が大暴れしてんのか?
>>663はシリアス、>>670はギャグ調で楽しめたよ
676第1話の後編 天体観測(orione):04/09/06 01:47 ID:tsTojmuW
漂う血と脳漿と内臓の臭い。
硝煙の臭いがさらに追い打ちをかけて不快指数を上昇させる。
室内にいるのはもはや全員射殺されて動かないテロリストが七人とわたしだけだった。

突発した銃撃戦の結果、壁という壁や家具・テーブル・調度品に弾痕が無数に刻み込まれている。

「……やってくれたな…」
静かながら怒った調子のジョゼさんの声。
「あ…」
わたしははっと我に帰り、部屋に入ってきたジョゼさんを振り向いた。
(…どうしたら良いのだろう。きっと叱られる。今回の“お仕事”は失敗しちゃったんだ……)

「フェッロ」
ジョゼさんは通信機で副官のフェッロさんを呼び出して、状況を伝えた。
「失敗した…何人か連れて応援にきてくれ」
『わかりました、すぐ向かいます』

「……“ヘンリエッタ”、どうして暴れた?」
「あの…」
「今までこんなことはなかったのに……」怒りと落胆の入り混じった声。
ジョゼさんに問い詰められるが、わたしはうまく説明できない。
身体が勝手に反応したのだが、なぜ“敵”を殺したのかは自分でもよくわからないのだ。
「あの……ジョゼさんに乱暴する人は許せなくて…」

確か玄関前で押し問答しているうちにジョゼさんがネクタイで首を締められて……。
そこから記憶が途切れてしまう……。

677第1話の後編 天体観測(orione):04/09/06 01:48 ID:tsTojmuW
FN P-90TRを胸の前で抱えて涙ぐむわたしにジョゼさんは、
「さっき言ったことを忘れたのかい?」と優しく声をかけてくれた。
「いえ」
(そうだ!アルバニア人を確認するまでは何もしないようにと言われていた……)
(それから所在が確認できない場合は大人しく引き上げるようにとも……)

「腕を撃たれたな…大丈夫か?」
「平気です」
事実、右腕の痛みは感じない。AKの弾は掠っただけのようだ。出血も既に止まっていた。

やがてフェッロさんたちが到着した。
「ジョゼさん」
「フェッロ、アルバニア人を探せ。彼らの反応からするとこの建物に隠しているだろう」
「了解です」

副官のフェッロさんはジョゼさんの指示を受けて、通信機へ声を送る。
『アルフォンソ、アマデオは屋上から階下へ』
『ジョルジョは建物の周囲を警戒して』

ジョゼさんは背広の上着を脱いでわたしの肩にかけると「帰ろう」とだけ言った。


“お仕事”の半分は失敗で半分は成功だった。
屋上の排気ダクトに隠れていた重要参考人のアルバニア人は無事に身柄が保護されたから。


678第1話の後編 天体観測(orione):04/09/06 01:50 ID:tsTojmuW
移動ピザ屋に偽装しているバンの後部座席に乗り込む。

「ジョゼさん…」
「うん?傷が痛み出したか?」

肩にかけていただいた上着の背広を胸の前で抱えているわたしをジョゼさんは気遣ってくれた。
再び涙ぐむわたしの気持ちはそれでも伝わらないのだろうか。
「ジョゼさん……わたしは、わたしはジョゼさんのお役に立ちたかったんです」

「帰ったらすぐに…先生に診てもらいなさい」
ジョゼさんは右腕の負傷が痛み出したのかと勘違いしていたのだろうか……。


『公益法人社会福祉公社』へと戻ると、
ナポリの『五共和国派』が潜伏するネストで派手に銃撃戦をやらかしたうえに負傷していた
わたしは義体専用の外科手術室で右腕の“修理”を受けていた。


「…………!」
「起きたかね?」
手術後にメスの刃先をチェックしていた外科担当のドナート先生が声をかけてきた。

「……?」
眼が覚めたわたしはポロポロと涙を流していた。

「右腕の皮膚が定着するまで入浴は控えるように」
ドナート先生が術後について話してくれている間も涙は自分の意思とは関係なく流れていた。
「どうした?怖い夢でも見たのか?」
「ええと…良く分かりません……涙が勝手に…」

679第1話の後編 天体観測(orione):04/09/06 01:52 ID:tsTojmuW
何かすごく大事なことを教わったようなのに……、
絶対に憶えていなくちゃいけないことを忘れてしまったような喪失感。
自分でも何故悲しいのかも判らない……。


「“ヘンリエッタ”」
義体棟へ向かう渡り廊下の途中でカラブリアから戻ってきていた“トリエラ”に呼び止められた。
「“リコ”から聞いたぞ。大暴れしたんだって?」
「うー…うん。ちょっとカッとなっちゃって」

「“トリエラ”、どうしよう?ジョゼさんに嫌われちゃった…」
俯くわたしの右肩に後ろから手を廻して“トリエラ”は、
「そんな事ないって」と励ましてくれた。
「でも…」

不安がるわたしに“トリエラ”はいつもの提案をしてくれた。
「よし、わたしと“クラエス”の部屋で一杯やろう!」
「いっぱい?」

お姉さん“トリエラ”はわたしの頭を撫でながら笑顔でお茶会へと誘った。
「紅茶とケーキには幸せの魔法がかかっているの」


680第1話の後編 天体観測(orione):04/09/06 01:53 ID:tsTojmuW
「…結局、“ヘンリエッタ”は手柄を立てたかった訳だ?」
「ええと、そうかも」
「そんなにしてまであの人を喜ばせたいの?」

「でも“トリエラ”、わたしたちに出来ることはそれ位しかないんじゃない?」
「とは言うものの…もしわたしならそんなに献身されても鬱陶しいだけだけどね…」
二段ベッドの上からの声。うつぶせで読書をしていた眼鏡のお姉さん“クラエス”。
年長組の“クラエス”は『公社』ではいつも独りでお留守番をしている。
何故独りなのかいつからそうなのかは、わたしには判らないが……。

「あれ?“ヘンリエッタ”ってそんなに甘党だったっけ」
「あ、うん…最近あまり甘く感じなくてね。それでつい、お砂糖を足しちゃうの」
砂糖壺からスプーンで何度も紅茶に入れるわたしに“トリエラ”が渾名をつけてくれた。
「よし!今日から“ヘンリエッタ”を『砂糖女』と呼ぶ!」
「うう」

やりとりを聞いていた“クラエス”が二段ベッドの上から脚を投げ出して言う。
「ま、いいんじゃない?『若者よ、若いうちに楽しめ』よ」
「なにそれ『誰の言葉』?」“トリエラ”が訊き返すと、
「『わたしの言葉』さ」と答えが返ってきた。


681第1話の後編 天体観測(orione):04/09/06 01:55 ID:tsTojmuW
お茶会が終わるとわたしは自分の居室に戻った。
相部屋なのだが、ルームメイトの“リコ”の姿は見えなかった。

テーブルの上には“暴走”した際に蝶番が壊れてしまったAMATIのバイオリンケース。
そして“お仕事”で使う大事な道具のFN P-90TR。

わたしは椅子に坐ると、手提げの紙袋から取り出した血で染まり、かぎ裂き状になってしまった
シャツの右腕を見て小さく溜め息をつく。

突然のノックの音。

「“ヘンリエッタ”いるかい?」
「はい!どうぞ」ジョゼさんの声に反応してつい起立の姿勢をとってしまう。

「腕の調子はどうだ?」
「はい…まだ少し重い気がしますけど大丈夫です」
右腕はまだ『お薬』が効いているのか痺れた感じがするけれども。

「じゃあこれから本館の屋上にきてくれないか?」
「わかりました」

「寒いからこれを着てくるといい」
「これを…頂いてよろしいのですか?」
「上で待っているよ」

渡された手提げの紙袋には小豆色のコートが入っていた。


わたしは今日の“お仕事”でやらかした不始末の叱責を受けるものと覚悟しながら、
本館の屋上への階段を登る。

682第1話の後編 天体観測(orione):04/09/06 01:57 ID:tsTojmuW
しかし待ち受けていたのは10月の寒い夜空。手が届きそうな満天の星々。
「いらっしゃい…」ジョゼさんは白い息を吐いて歓迎した。「早くおいで」

「天体望遠鏡ですか?」
「凄いだろ?いつかライフルスコープなんかじゃなく星をみせたかったんだ…」
(???)
「わたし…星を観るの始めてです。突然どうしたんですか?」
……わたしは何か間違ったことを言ってしまったのだろうか。
一瞬、ジョゼさんの表情が落胆ややりきれない哀しみに変った……。

ジョゼさんは眼を伏せてからしばらく天を仰ぐと、
「ああ…………うん」と曖昧に答えてから言葉を続けた。
「こんな夜空だ。星を観るのもいいだろう。今日の“仕事”のご褒美だ」

「きょ、今日の事……怒らないのですか?」
わたしは“お仕事”の件で叱られると思っていたので訊いてみた。
「怒ってほしいのかい?」ジョゼさんは天体望遠鏡を覗き込みながら答えた。

「おいで…オリオンが綺麗だ」
683第1話の後編 天体観測(orione):04/09/06 01:58 ID:tsTojmuW

ジョゼさんは星座オリオンの由来となったギリシャ神話のお話をしてくれた……。
「猟師オリオンは恋人アルテミスに誤って射殺されてしまう。悲しみに暮れた女神アルテミスは
自分が夜空を駆けるときにいつでも彼に逢えるようにとオリオンを星座に加えてもらったんだ」

「………哀しい話だ」白い息を吐きながらジョゼさんは嘆きの感想を漏らした。

「ジョゼさん」
「うん?」
「ジョゼさんて…何でも知っているんですね……」
「そうとも」

わたしは以前にも似たようなやりとりをした既視感を憶えながらも感心していた。
天体望遠鏡で観せてもらった三つ星のオリオンはジョゼさんの言う通りほんとうに綺麗だった。
684「名無しさん」ホワイト:04/09/06 02:00 ID:tsTojmuW
↑今回の執筆者。オリジナル要素もないので解説する事柄も無し。
>……わたしは何か間違ったことを言ってしまったのだろうか。
>一瞬、ジョゼさんの表情が落胆ややりきれない哀しみに変った……。

この部分は、とても独創的で立派なオリジナル要素ですよ。

そう捉えると、
この場面で全てが集約されるはずの、冒頭からここまでジョゼの心情を描いた数多くのフリが、
非常に難解で意味深いものに 『変化』 し、
物語全体の意味を根本からひっくり返す、大事件となってしまいますね。

ちょっと、びっくりしました。
>>673
(*^ー゚)b GJ!
意味深な内容ですね。
また、なご〜むお話お願いします。
>673
キャベツ畑には痛み止めを処方して貰ってから入りませう。モツカレ^-
688「名無しさん」ブルー:04/09/06 11:02 ID:Uq9pRJhQ
……いろいろゴタゴタが続きましたが、久しぶりに書き込みます……。

>>675の例の多重人格…解離性同一障害うんぬんは、今後『条件付け』の
ネタとして有効に使わせて貰います。たとえ嘘や非難・中傷でも有り難くね。

今までの評価は、「いいぞベイベー!」「楽しみにしてます!」「乙!」
ぐらいしかありませんでしたけど、数は少なくても>>685さんのように
ちゃんとどこが良いのか悪いのかハッキリ言ってくれる人のほうが励みになります!
メンバーを代表して感謝します!…しかし「GJ!」への道程は険しく遠いですな……。
689「名無しさん」ブルー:04/09/06 13:02 ID:Uq9pRJhQ
>>688…間違えてた。だみだこりゃ。「解離性同一性障害」が正しかった……!
>>681のところだけど
ヘンリエッタ視点で書かれているようなので…
小豆色のコートを確認した後、ヘンリエッタがコートを抱きしめたシーンの
心情が書かれなかったのは残念です

あとはGJですた
691無 月:04/09/06 23:44 ID:fmqWLg4N
        
     ジブンデモ イチバン キニイッテイルサクヒンヲ シジシテクダサッタ >598 ニ カンシャヲコメテ ササゲマス。

ヘンリエッタ「ジョゼさん! 明日の作戦、おやつが5ユーロまでって本当ですか!?」
ジョゼ 「本当もなにも、そんな話きいてない!」
ヘンリエッタ「せめて10ユーロにしてください! 」
ジョゼ 「また作戦中にポッキーたべる気だな?」
ヘンリエッタ「いえ、今回はイタリア風味の新プリッツ持っていきたいんです!」
ジョゼ 「ダメダメ! ポッキーもプリッツも持っていかない!」
ヘンリエッタ「ジョゼさんたら、頭ごなしにダメダメだなんて。ジョゼさんのナスのヘタ!」
ジョゼ 「ヘンリエッタ! いつからそんな口の聞き方をするようになったの! お仕置き
     に浣腸だぞ。泣く子もだまる練り唐辛子入りのスーパー浣腸だぞ」
ヘンリエッタ「ふえーん」
トリエラ「また泣かしてる。どうやら私の出番のようね」
ジョゼ 「トリエラ、きみからも言ってくれないか。作戦中のポッキー禁止!」
トリエラ「いいえ、それは得策ではありません」
ジョゼ 「なんだって?」
トリエラ「データによると、ヘンリエッタはポッキーかじりながらの銃撃戦がじつに
     命中率100パーセント! 言いかえれば、ポッキーかじりながらじゃない
     と命中精度があがらない!」
ジョゼ 「次元かよ」
トリエラ「ちなみに私は勝負パンツで命中率100パーセント!」
ジョゼ 「なんじゃそりゃ」
トリエラ「ここだけの話、リコはわざと的をはずしてジャンさんにこっぴどく怒られるのが
     うれしいらしい!」
ジョゼ 「またお前はそーゆーことを」

692無 月:04/09/06 23:45 ID:fmqWLg4N
トリエラ「クラエスはメガネはずしたら最強。K−1なら魔裟斗を秒殺」
ジョゼ 「あのな」
リ コ 「ジョゼさん」
ジョゼ 「びっくりした。そこにいたのか。なんだい、リコ?」
リ コ 「バナナはおやつに入るんですか?」
ジョゼ 「いまそーゆーことを話してるんじゃないの!」

ジョゼ 「…てなことがあったんだけど、兄さん、最近僕は担当官の資質として何かが
     決定的に欠けているような気がするんだけど、何だろう?」
ジャン 「人望」
(;^?Д^?)(;??Д??)
694「名無しさん」ブルー:04/09/07 03:02 ID:kH9Qjonh
>>690
確かにご指摘の通りですね。エッタの内面が描きたりなかったのは失点ですね。
自分の血潮に濡れた瞳。これはマズいとジャンのいう。
夜の公園に、少女の銃声が木霊する。
本部前の高台、 パダーニャのネストに、無敵と謳われたイタリア社会福祉公社。
情け無用、命無用のフラテッロ。
この命、すべてラウーロさんのために。
最も一途なワンマン・アーミー。

次回「熱病 -amare-」。

エルザ、心中できたは本望か。
696「名無しさん」ブルー:04/09/07 09:40 ID:kH9Qjonh
装○騎兵ボ○ムズのレ○ドショ○ダーでパロディにするとはやるな!!
697お薬です名無しさん:04/09/07 22:00 ID:LTm597qt
そう云えば、この二作品とも最終話タイトル「流星」だ! 偶然って面白いなーo(^-^)o
砂ぼうず「き、君のお母さんがもしも巨乳であるなら、弟子にしてあげないこともないよ。」

トリエラ「私のお母さんは眼鏡をかけていました。優しい香水の香りがしました。」

砂ぼうず「・・・」

トリエラ「ひょっとすると気のせいかも・・・でもそんな気がして。」

砂ぼうず「ま、まさかこれは・・・」

トリエラ「そして私をそっと抱きしめてくれたんです。」

砂ぼうず「・・・俺が目から水を垂れ流すなんて・・・お前は関東大砂漠
     にゃふさわしく無い。西洋に帰りな。」
699「名無しさん」ブルー:04/09/08 03:36 ID:iSSuujnN
貧乳・微乳の幼女や少女ばかりで、砂ぼうずさんのお求めになられている
巨乳おねいさんは……原作者がへそを曲げない限り、絶対に登場しないと
思われます!!!
リコ、リコ、ちょっと
アメちゃんあげるさかいフェッロさんの着替え写真に撮ってきんか
リコ、赤ちゃんじゃないよ
知ってるよ、お人形さんだよね。

ジャンさんの意のままに動く、糸繰り人形さね。
そのジャンさんを陰で操る会計士フィリッポの存在は余り知られていない。
ホッヘ「な なんですってー!?」
ボス「そういえば…最近、こんな噂を聞いたことがある。
   ……少女の写真家を使う>>700がいるという……」
エッタが医務室のドアを開けようとした時、中から声が聞こえる。

ヒル  「トリエラとうまくいかないんだ。勝手な行動は起すし、プレゼント
     をしても全然喜んでくれないし…。どうしたらいいんだ?」
アマデオ「何うじうじしてんだよ〜。そういう時は黙ってキスの一つでもして
     やりゃいいのさ」
ヒル  「キ、キスだって?」
アマデオ「おう、女を喜ばせるにはこれが一番さ。ドイツ人のお前には解らん
      かもしれんが、イタリア男だったら誰もがそうしてる。女はキスさえ
      してやれば、どんなに機嫌を悪くした女でも途端に一発でご機嫌さ!」
ヒル  「そ、そうなのか?」
アマデオ「ああ、ジャンだってリコにいっぱいキスしてるぞ。だからリコは
      ジャンに何度も殴られても奴にベッタリだろ」
ヒル&エッタ(あ、あのジャンさんがそんなことを……)

翌日。また医務室にて。ドアが開いて鼻血をダラダラ流したヒルシャーが入ってくる。

ヒル 「トリエラにキ、キスしようとしたら肘鉄を喰らった……。何故だ?  ドイツ人の
    オレじゃ駄目なのか?」
アマデオ(え!? ってまさか本気にしてたのか!? 今さら冗談ですはといえない…)

後日談……

ジョゼ「最近ヘンリエッタとうまくいかないんだ。ずっと機嫌を悪くしていて
    何を言ってもツーンと無視しちゃって。でも時々ちらりと何かを期待
    してる目でこっちを見るんだけど、それがさっぱり解らなくて……」
ヒル 「お互い大変だな……」

                           〜 つづきません 〜
ヒルシャーがトリエラの部屋のドアに耳を付けている。不信に思ったマルコー。
マル「何やってんだヒルシャー」
ヒル「あ、いや、中から、クラエスとトリエラの、そ、その変な声が聞こえるんで」
マル「何!? そいつぁ大変だ!」

どこから出したのかコップをドアに押し当てて耳を付けるマルコー。

クラ「さートリエラ、次はここに挿れるよ」
トリ「や、あ、そこは、ダ、ダメ」
クラ「トリエラったら可愛い。もう1本行くわよ」
トリ「もうやめて、そんなにされたら、もうでちゃう、でちゃうよ〜」
クラ「ふふ、怯えちゃって。でも目が期待で輝いてるわよ」
トリ「や…言わないで…」
クラ「ほんとは好きな癖に。じゃあ本命のこの穴に挿れるからね。ほら」
トリ「きゃぁん!」
クラ「くすっ、トリエラ、すっごい勢いで出ちゃったね」

ドアを開けて乱入するヒルシャーとマルコー。

ヒル&マル「おおおお、お前等っおじさん達も交ぜろ!!!(;´Д`)」

……黒ヒゲ危機一発ゲームをやっているクラエスとトリエラ。

トリ「このおもちゃ、ほんとにドキドキするわね」
クラ「あら、ヒルシャーさんとマルコーさんもやりますか?」

ヒル&マル「…………」
無言でゲームに交ざるヒルとマル。。。

                           〜 つづきません 〜
ヒル 「どうしたトリエラ? 今日は元気がないな……」
トリ 「なんでもないです。さー出発しましょうか」
フェルミ「おうっトリエラ! 元気か!?」
トリ 「おっは〜フェルミさん! そっれがさ〜、今日は生理痛で苦しくってさ〜」
ヒル (Σ(゚Д゚;) トトトっ、トリエラ! そいつは誰だ!? なんでそんなに親し
    そうなんだ!? オレにはなんでもないって言った癖にぃ!!)
トリ 「うちらは市販の薬は使えないし。あ、ガブリエルさんに良く効く
    民間療法がないか聞いておいてよ。イイのがあったら携帯に連絡
    ちょうだいね〜。あ、今日の夜だったら空いてるわよ〜ん」
フェルミ「大変だな〜女のコも。解った。オレに任せとけ!!」
トリ 「さっすがフェルミさん! 頼りになるぅ〜! あ、そうだ。昨日の
    あのドラマ録画してくれた? 私は作戦中だったから見れなくて」
フェルミ「ばっちりだよ。サントラのCDも買ったからあとで持ってくよ。もち
    ろんあのトリエラが好きな曲も入ってるさ」
トリ 「きゃぁぁほんと!? すっごい楽しみぃ〜!!!」

ぴょんぴょん跳ねながら喜ぶトリエラ。

ヒル 「あ、あのトリエラ…」

完全に無視され会話から取り残されるヒルシャー。そのままハンカチを噛んで
べそをかきながらトイレに篭る。嗚呼ヒルシャー可哀相。。。

                           〜 つづきます 〜
ジョゼ「どうしたんだヒルシャー、落ち込んで」
ヒル 「オレみたな朴念仁にはトリエラの担当官なんて務まらないかもしれない。
    彼女の生理のことなんて今まで考えたこともなかったよ……。今まで辛い
    日も沢山あったはずなのに作戦に参加させてたなんて……」
ジョゼ「でも最近はよくトリエラのことを考えているじゃない。ほら、あの、なんだ、
    ブラジャーをトリエラに支給してないって気付いて恥ずかしいの我慢して
    買ってきたんだろ? トリエラは喜んでいたか?」

ちょっと向こうからトリエラの声。

トリ 「こんちは〜、フェルミさん」
フェルミ「おう、トリエラ、ちょうど良かった。前にブラがどうのって言ってたろ?
    ガブリエルにローティーン向けのスポーツブラを買って来て貰ったんだが
    どうかな?」
トリ 「うわ〜、ありがと。朴念仁のヒルシャーはその辺何にも考えてくれなくて。
    変に高いのや柄の凝ったのを貰ってもね〜。ああいうのって全然機能的
    じゃないし、作戦や立ち回りが多い私達なら安くていいから綿のスポーツ
    ブラが一番ってことを全然解ってくれないからさ〜。もうフェルミさんがいて
    大助かりよ」

ヒルシャーが( ´Д⊂ヽ ウワーン!! と泣きながら走り去っていく。止められないジョゼ。
嗚呼ヒルシャー可哀相。。。

                           〜 つづきません 〜
ヒル「なんでお前はいつも勝手な行動ばかりするんだ!」
トリ「ヒルシャーさんが頼りないから私なりに頑張っているんです!」
ヒル「何だとっ!」

遠巻きに見てるクラエスとヘンリエッタ。

エッタ「クラエス、またあの二人喧嘩してるね」
クラ「そうね。まあいつものことよ」

トリ「条件付けを強化しないなら、きちんと指導するのがあなたの務めじゃない
   ですか! 違いますか!?」
ヒル「ああ五月蝿い! なんでいつもそんなに生意気なんだ! ベットの上じゃ
   毎晩大人しいクセしやがって!」
トリ「なっ、何よ! だったら今日から私が上になるからね!」

エッタ「え? え? クラエス、今のどういう意味なの?」

エッタの耳を塞ぐクラエス。

クラ「バカ共の話は聞かなくていいわ……」

                           〜 つづきませんw 〜
MI6のバンコラン少佐が義体に興味を示しておられます。
>>711
どーせ、かわいそうな美少年を義体化してはべらかすつもりだろう。あの変態色魔が。
マライヒに通報しますた。
そこでヒューイットの登場ですよお嬢さん。

714「名無しさん」ブルー:04/09/09 23:35 ID:7UeaJD7l
>>706 >>707 >>708 >>709 >>710

乙!就寝前に笑わしてもらいました!
面白いので是非続きを読ましてください!!
では新任担当官のあなた!、お待ちかねの担当義体を選んでください。
現在6体が選択可能です。

-----------義体を選択してください------------

 名    前   選  択
 
 パタリエッタ  
 パタエラ      ←
 パコ
 パタジェリカ
 パタエス
 シバイタロカ博士
 ヘンリエッタ   選択不可
 トリエラ      選択不可
 リコ        選択不可
 アンジェリカ   選択不可
 クラエス     選択不可
 エルザ      選択不可
 中止する     選択不可
CIAのヒューイット氏が社会福祉公社への出張を熱望しておられます。
717お薬です名無しさん:04/09/10 01:47 ID:AULURZBf
では彼にはΩアーネストをあてがいましょう
ピアは実験体にしとけばいいね。
>>715
シバイタロカ博士だけそのままなんだw
719「名無しさん」ブルー:04/09/10 15:31:51 ID:s8Sju6Y3
…このスレに果たして『パタリロ』を知っている住人が幾らいるのかわからんが、
もう俺はついていけん……バンコラン少佐は知ってるが。
それとタマネギの連中は登場しないのか?
720風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/10 16:42:51 ID:aUidCtoJ
>>706-710
資格試験乙でした&面白かったッス!!
ヒルシャーがかわいそうなのが笑える。フェルミさんが絡んでくるところとかw
まあ最後はなんだかんだと幸せそうで良いッスね。
721風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/10 21:15:31 ID:fUD+6l1h
>>715
漏れ、シバイタロカ博士に頼みますw

>>719
安心しろ、パタリエッタからパタエスまで選択すれば
タマネギ・黒タマネギ・ネギボーズ部隊まで「オプション」として
付いて来るぞ。
722風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/11 02:28:47 ID:RThl1g8S
まあ、その場合は社会福祉公社がスラップスティックという名称に変わるわけだが。
723風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/11 02:36:27 ID:+13tgHHK

「パタリエッタ!!」 

初対面のパタリエッタに手帳を開いてMI6の身分証を見せるジャンコラン。
ジャンコラン「私はこういう者だ」
しげしげと眺めるパタリエッタ。
パタリエッタ「手帳屋か?」
ジャンンコラン「違う!!」


さあ、何人元ネタの巻がわかるかなあ?
724風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/11 05:04:07 ID:TQSULrrg
一巻一話。
725風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/11 06:27:28 ID:WeYRgNFw
なんですぐにわかるんだ・・・・・゚・(ノД`)・゚・。
726風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/11 21:02:08 ID:ohXoy6/Q
>725
神はこのスレにいまし、なべて世はこともなし
727風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/11 21:10:30 ID:Xlzl84zJ
ガンスリは我が家のガステレビで見ておりまつ
728風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/11 21:12:38 ID:9IF2i/4B
>>726
その台詞は赤毛のアン1巻の最後を思い出すな。
729風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/11 21:18:38 ID:MYU046iC
>728
このスレの住人ならブラウニングの上田敏訳だね、くらいはいわないと
730風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/11 22:11:31 ID:q6J79Ng2
マリラ 「兄さん!あたしが頼んだのは男の子ですよ!」

マシュー「まあ、いいじゃないか。代わりに、家の中のことなんかを手伝ってもらえれば。」

エルザ 「ううう・・・どうして私ばっかりが、こんなアナザーワールドに放りだされなきゃ
     ならないの? ラウーロさーん!」
ダイアナ「私ダイアナっていうの。よろしくね!」
ギルバート「へへへ!お前の髪はまるでニンジンみたいな色だなぁ…あれ、金髪?」

エルザ「うるさいーっ!」 ドキューンドキューン!

731風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/11 23:49:24 ID:9IF2i/4B
>>706-710
フェルミさんがいい感じだな(w
732風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/12 00:18:57 ID:zbF4zxn4
>>730
ワラタ
ドキューンドキューン!って、
ダイアナまで撃たれちゃってるじゃん(w
733風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/12 00:50:40 ID:6Ttwxt8r
>>730
かた田舎の楽園で、「想像の余地」を全否定のエルザ…。

社会福祉公社で、空想のお花畑を飛び回る、擬態「アン」……。
思い込みと、妄想で、ターゲットを仕留めます。
734風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/12 08:46:20 ID:T/tADdCD
アンは・・・意外と順応性高いかもw

元祖電波女だもんなぁ
「暖かい返り血って大好き、だって”生きてる”って感じがするもの」
「テロリストの死体を積み上げたら、神様まで届くかしら」
「ライ麦畑で捕まえて、マウントポジションでタコ殴り」






えー、何か違うのが混ざってます、ごめん。
735風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/12 17:38:14 ID:km9Q7V88
>>734
>「テロリストの死体を積み上げたら、神様まで届くかしら」
蝕でも起こしかねんな。
あ…捧げるものないや(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ
736風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/12 19:57:17 ID:Oi2bZ3x0
俺達の童貞を…
737風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/12 20:37:18 ID:BEOxyctA
赤毛のアン 「ああ、土と生きるって本当に素晴らしいわ!空と太陽の光と風とが、
       私の中に入ってきてとっても瑞々しい気分よ。ねえマシュー。」

クラエス  「誰がマシューだ!あなたの空想物語はもういいから、割り当てた面積だけでも
       きちんと耕して頂戴!」

アホ毛のリコ「マシュー、今朝の新聞に銀行が潰れたって書いてあったよ。」

2課長   「うぅっ、し、心臓が苦しい…」バタッ
738風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/12 20:54:29 ID:aWFk12OL
すまん、俺は去年後輩に無理矢理・・・
でもちゃんと抵抗はしたぞ。
739風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/12 21:51:35 ID:Oi2bZ3x0
>>738
お前を殺せる理由は二つある
一つ、俺は童貞だ
二つ、俺はヤリチンも嘘つきも嫌いだ。
740風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/12 23:37:12 ID:Dkc/LxP1
星空に第九は似合わないと思うのは少数派ではないはずだ
741風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/13 01:02:45 ID:sXOzVjSw
第九っても原作読んだときのイメージとしてはマターリ鼻歌程度かなと思ってたんだが、
アンジェの部屋でかかってたレコードのボリュームはちょっと台無しかとオモタ
742風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/13 08:01:48 ID:qq62D9xV
原作で指定してるからね、変えようが無いと思う。

フォーレとかオペラ曲から持ってくるとか、
選択肢は色々有ると思うんだけどね、
ttp://kimishine.sega.jp/
743風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/13 10:09:36 ID:6xGgPcJ7
バイオリンなりチェロのソロで
メロディだけ演奏するって手もあったと思う。
さすがに合唱つきは賑やか過ぎだノ。
744風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/13 15:18:25 ID:sYyDwXKt
まあただの星空ならともかく、流星雨だったら派手な曲のほうがあうかも。
745風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/13 20:06:02 ID:XleORW62
オリジナル長文カキコならHP立ち上げてリンクだけ貼れよ。
746風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/13 20:51:55 ID:R57KGuY+
       ↑
誤爆?、
ここはガンスリ関係だけです。にゃあ

747風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/14 04:42:44 ID:ekEoBaHx
>>744
第九ほど派手な曲だと花火大会になっちゃうよ
748風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/14 07:21:46 ID:dn4OlzwW
誰か、
あのシーンの第九を、マツケンサンバ(Uでも可)に入れ替えたの作って下さい。

無理ですかねぇ、あはは……   (´・ω・`)ショボーン
749風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/14 13:07:43 ID:0W6ge5c9
>>745はどうしたんだ? …誰に対してレスしてるんだ?
750風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/14 22:25:55 ID:VXZDZuHV
最近多いハァハァと関係ない長文に対してるんじゃねえ?
751風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/14 22:32:52 ID:4Z5Kbtht
>748
死にゆくアンジェをマツケンサンバで送れと?彼女の最後をあんな曲で飾れと?
あんた、鬼だよ。
752風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/14 23:10:05 ID:ug2srY3Y
ここ数日はスレの流れがまったりな感じで嬉しい。

この調子で住人や職人さんが戻りますように・・・。
753風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/15 00:48:29 ID:EEmzDijL
じゃあ僕はサティのジノムペディに差し替えきぼんぬ
754風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/15 02:10:46 ID:tmN9M/sd
オレは戦場のメリークリスマスきぼん。
なんかすげー会う気がするんだけど。

アンジェリカがただ眠っただけならサティでいいけど。
755風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/15 12:46:10 ID:A4LpXB4F
G線上のアリアだな。
756風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/15 12:59:01 ID:mrkPuKX/
前に死ね死ね団のテーマに置き換えてあるMADがあったな
757風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/15 15:00:58 ID:IJxCTEaE
>>756
レ、レインボーマンか!!!
758風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/15 19:52:38 ID:/TUJ9ceD
音楽は良いんだ、最高に良いんだ。
でも、俺がビートたけしを思い浮かべるのでだめ。

ということで「防人の歌」
759風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/15 22:43:52 ID:SCdnCczh
ガンスリ関係で>>1に名前が出てるところの不毛な論争が終わったな。
見てたけど構う気はないね。
760風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/15 23:48:48 ID:Yydi3h9M
いいぞ、ベイベー!
名前が出てこないのは五共和国派だ!
名前が出てくるのはよく訓練された五共和国派幹部だ!

ホント 雑魚キャラは地獄だぜ! フゥハハハーハァー
761風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/16 21:05:10 ID:NXR9m6Io
>>759
それが一番だと思うよ、でも終わらせないといつまで
たってもあそこが使えないから。
762風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/17 00:10:51 ID:erJJrb4c
>>761
でもあそこの青い人+赤い人+緑の人たち、参〇九氏から運営の実権を
取っちゃうまでやめないだろうなぁw
763風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/17 05:44:36 ID:eO7ezpy/
>>759 >>761-762
おまいら、過去ログちゃんと読んでないだろ?どうやったらそんな結論が出るんだ?
764風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/17 06:54:25 ID:VHyZFKKe
>>759-763
他スレのごたごたをこっちに持ち込むこともあるまい。
765風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/17 07:59:35 ID:mlUJfxqJ
てなわけでガンスリのイベント9月27日にサークル締め切り
だそうだけど誰か同人誌売る人いる?、いれば楽しみにして見
にいくぞ。

っていうか とり義体のコスプレばかりの濃いお兄ちゃん達の
集まりだったら困るなあ。
766お薬です名無しさん:04/09/19 22:12:52 ID:1JwePYVO
寂しい・・・休みなのに誰も来てない・・・。
SSも無い、会話もない寂しい・・・。
767風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/19 22:45:59 ID:BLPRlVtS
残念だけどもうここは終わってしまったんだよ。
さようなら、さようなら。
768風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/20 00:05:55 ID:bT5I3IGE
そんなこと言わずに新作きぼー。

ちょっと上に出ていた、
エルザ in 世界名作劇場は面白かったなぁ。

エルザって、金髪お下げだから、
銃さえ持っていなかったら、名作劇場の世界にいても違和感ないし。
服装かえれば、牧場の少女カトリそのまんまという気も。
769730:04/09/20 01:10:40 ID:AlExjzfU
後続のネタとしては・・・

ロミオの青い空⇒トリエラ投入 (まんま黒い兄弟w)

家なき子レミ ⇒リコ投入   (まさにビタリスさんの仕事道具w)

小公女セーラ ⇒クラエス投入 (最後には再び成り上がって陰湿な報復w)

アルプスの少女ハイジ ⇒アンジェリカ投入 (アンジェが、アンジェが勃った!これだけw)
770風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/20 03:50:16 ID:fQYQvrDa
前に書いたのがあるんだけどちょっとだけ長い(かもしれない)奴なんで
放置してます。しばらくしたらHPにでも載せるかも。。。
771風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/20 04:32:19 ID:b8RFQQ+O
>769
ポリアンナ=左党女とかはダメでつか?
772730:04/09/20 08:21:37 ID:8DB4sSXt
>>771

見たことないからできなさそう。仕事行くね、チャオ!
773お薬です名無しさん:04/09/20 09:16:57 ID:v78td7PY
名作劇場か・・・。
「南の島のフローネ」に島から出られなかったら兄と結婚なんて会話があったなぁー。
エッタあたりだと寿命が尽きるまで遭難してそうだなw
774風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/20 10:25:06 ID:iLB35xeF
>770
リンクは危険なので検索ワードキボン

それでは、ネタを続けてみるテスト
つか、名作劇場は記憶が薄れないな、今でもありありと感動を思い出せる。

>771
ほぼそのまんまですね、イイ!と思います

ペリーヌ物語 ⇒アンジェリカ投入 (旅してるうちにどこに行くか忘れる、マロクールの村に辿り着けるかどうか)

秘密の花園 ⇒クラエス投入 (物凄い勢いで大根とかネギとか)「心の病気?何を甘えてんのよ、キリキリ耕せ!」

牧場の少女カトリ ⇒サウナに入るシーンしか覚えてない、ょぅι"ょ全裸インパクトありすぎだ
               ttp://www001.upp.so-net.ne.jp/meisaku/meisaku/other/ofuro.html
                 ↑こんなソース捜して来るくらいにw(13話でした)
775風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/20 13:12:43 ID:b8RFQQ+O
>774
スオミ(ふぃんらんど)では石サウナ風呂がポピュラーで
欧州には珍しく-裸のまま-他人と一緒ににゅーよーくする風習がのこってるんだとか・・

で、カトリ相当義体の娘さんはダレだぁね? え、プリシッラでつか(殴)


776730:04/09/21 19:46:41 ID:8Ym1xp+V
ユンユン ユユユ ユンユン(マルコーさん♪)

ゆんゆん ゆゆゆ ゆんゆん(お花が綺麗だね♪)

窓から風が やさしく やさしく ほほを なでる

もう クスリはおやめ アンージェーリカ♪

ふつうの体力戻ったら 打倒パーダニャめざして 射撃しよう 訓練しよう

だけど 的はとおいよ アンジェリカ♪

ユンユン ユユユ ユンユン(マルコーさん…)

ゆんゆん ゆゆゆ ゆんゆん(お薬…お薬ください…)

流れ星が 明るく 明るく空に降り注ぐ

さあ見上げてごらん アンジェリカ♪(…zZZ…)

車にはねられ ここ(公社)に来た おまえを見守る担当官

パスタの王子 どんな話だったけ だけど お薬ならそこに アンジェリカ♪
777風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/21 22:08:38 ID:GGykUgRG
>>773
ふしぎな島のフローネ
778風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/21 23:21:18 ID:zYgRlRZD
南の島のナディア(違
779お薬です名無しさん:04/09/22 01:03:16 ID:kkbKVM19
>777-778
記憶だけで書いたから間違いがあったらスマン
あれ、大木を家にして住んでたから「こえだちゃんと木のおうち」みてーだなと思ってた事をトイザラスで思い出したよ。なぜ今売る? ガンスリネタじゃなくてスマソ
780風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/22 23:41:03 ID:QaXdf2du
天空のエスカフロうわやめろおまえらなにをす(ry
ねえ 愛したら 誰もがこんな孤独になるの ねえ 暗闇よりも 深い苦しみ抱きしめてるの

何もかもが二人 輝くためきっと 君を君を愛してる 心でみつめている
  ↑(極端な自己中心)      ↑(願望)    ↑(いつも監視)
君を君を信じてる 寒い夜も La La La  La La La

ねえ 恋しても 誰にもいつか終わりが来るの ねえ 青空よりも 澄んだときめき捨ててしまうの

来てるかわるの風 道を走るずっと 君を君を愛してる 心でみつめている
         ↑(一人でトレーニング)↑(走りながら妄想)
君を君を信じてる 寒い夜も
          ↑(事件発生時も寒い夜だった)
たとえ明日失くしても 貴方を失っても できる限りの笑顔で輝きたい
   ↑(重要)     ↑(重要)     

ラウーロ「(((((((゜д゜;)))))))ガクガクブルブル!!!…やべー、まじやべー。まじ痛すぎ。」
782風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/23 07:13:52 ID:s+XgZ/1s
>781
おまじないマニヤのエルザたん・・・ぞぉー(((;゚Д゚))))
783風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/23 12:52:34 ID:P68atamq
坂本エルザ・・・
784お薬です名無しさん:04/09/24 19:56:49 ID:5Ezjgbsb
・・・坂本ちゃん?
はっ、殺気!!
785風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/25 22:14:25 ID:LbwAjiTR
このスレ雰囲気変わったな。
786風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/26 00:15:56 ID:r3mEvx3i
まったりしてて良い雰囲気だ。

後は単行本が出るか連載が再開されるまでの辛抱か。
787ジキルとハイド(最終回):04/09/26 02:24:13 ID:4WkyiiRQ
私はジキル。THE・KILLをもじってZKILLとつづる。私の担当官が、ハイドが
くれた私の名前。近頃よく夢を見るようになった、新しい薬の副作用だろうか?

俺はハイド。名字の灰土をそのまま発音する。俺のフラテッロの、ジキルの夢を
よく見るようになった。眠い、いつも意識が朦朧とする。ビアンキとジャンに相談を…

医務室 ビアンキの診察を受けるジキル、ジャンと診察を見守るハイド。

医師ビアンキ「やあ、元気そうだねジキル。薬を新しい物に替えてからの
       体調はどうだい?副作用はずっと少なくなったはずだが…」
ジキル   「以前より、夢を見ることが多くなりました。でも、何かが
       違う気がします。」

夢の中ではいつもハイドと一緒だった。でも、今見る夢ではひとりぼっちだ。
788ジキルとハイド(エピローグ):04/09/26 02:55:13 ID:4WkyiiRQ
俺はハイド、あれは、ハイド、いや誰だ?診察にいるのは俺か?診察室を覗く
のは誰だ?俺だ?ジャンか?なあジャンさん、教えてくれ、俺は、俺は、ハイド…

仕掛け鏡を通して、ハイドはジキルを見た。そしてハイドは意識を失い、倒れた。
気絶したまま運び出され、ジキルはベッドの上で目を覚ます。2人の間の距離は消えた。

私はジキル。そうだ、忘れていたんだ。負傷したハイドが『俺を殺せ』と命令したから、
私はハイドを殺したんだ。地獄のような後悔の中で死ぬほど彼の復活を望んでいたら、
彼は私の中から帰ってきた。

条件付け技術者「書き換えを開始する。」



私はジキル、義体の戦闘訓練で仮想敵をやっている。ああ、今日もいっぱい
撃ち込まれるんだろうなぁ。

(終幕)
789風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/26 22:58:31 ID:0CNgecMT
漏れの中では微妙に名作だったが一気に陳腐化したな。
790つーわけで漏れのSS投下:04/09/26 23:21:46 ID:0CNgecMT
森の中でジョゼたちはパダーニャを発見した。野菜形のパダーニャだった。
二個のトマトの間に、一本のきゅうりがぶら下がったような体に大根足が生えている。

ジョゼ「やっちまえー!」

トリエラ、リコ、クラエス、アンジェリカの4機でパダーニャに襲い掛かる。

野菜パ「ポトフーン!」 反撃する野菜型パダーニャ。

トリエラ「トリャエラッ!」 アゴをぶん殴られる
リコ  「グリコッ!!!」 脳天にチョップ喰らう
クラエス「くらえーっスットンダー!」 とび蹴りした足つかまれてぶん投げられる。
アンジェリカ「アジェシッ!」 秘孔を突かれて破裂する。

4機の義体はことごとく倒され、ジョゼは青ざめていく。

ジョゼ「つえー、殺されちまう…」 ジョゼは一目散に逃げ出した。

森の中を逃げ回る内に夜になり、腹が減って動けなくなってしまうジョゼ。
食い物を探し回る内に一軒の家を見つけた。

ジョゼ「へへっ、これで食いモンにありつけるな。」

ジョゼが窓から家の中に忍び込むと、中には絶世の美少女と、その少女が
料理したらしいご馳走がテーブルに並べられていた。

ヘンリエッタ「ジョゼは美少女の作ったご馳走を食べてお腹一杯になり、一緒にお風呂へ
       入ってから少女とベッドに向かう…(クチュクチュ…ピュピュッ!)
       うぅっ!ジョゼさん、ジョゼさぁん…ハァハァ…」
 
791風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/27 01:33:38 ID:HhyjJyhw
>790
断末魔がアホ過ぎてワロタw
いやぁ、妄想って本当にいいものですね。
792風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/27 21:07:24 ID:fUhe9bHz
画太郎のパロディのパクリかよ!
793タマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/09/28 23:12:53 ID:HDtL69Yw
ある日、義体の少女「ヘンリエッタ」とその担当官「ジョゼッフォ」が
休日に外出したまま「行方不明」になるという事件が起きる。

これに対し公社は機密秘匿のために
「行方不明となった義体および担当官を捜索、意思を問わずに回収せよ」
という実質の指名手配を発する。
この指令を受け、行方の知れない2人を追うことになったのは
最新世代の義体「ジキル」と外人部隊あがりの日本人担当官「ハイド」の2人。

追ってがかかることをわかっていてなお公社を後にしたヘンリエッタとジョゼ。
彼らは解放を望んだのか?それとも…?

ハイド「…案外、その辺の保養地でやりまくってんじゃないのか?」
ジキル「?! 公社の指令ではなく、私的に殺害を行っていると?」
ハイド「まあ、そんな感じかな。打ち込んだり打ち込まれたり…Butubutu…」
ジキル「私なら撃たれる前に全部撃ち殺してみせます、任せて下さい。」
794タマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/09/29 00:15:31 ID:/OCTHnCt
ハイド「これこれこういうワケでさ!困ってんのよー。」
パダーニャ幹部と談笑するハイド、それを壁際で見守るジキル。

やや俯き加減の顔面に、暗く鈍く輝く2つの目が虎視眈々と状況を伺っている。
取り巻きのパダーニャが妙な真似をすれば、2秒とかからずコントラバスケース
から取り出されたM2重機関銃が12.7o機銃弾を部屋いっぱいに吐き出すことだろう。

下っ端「おいお嬢ちゃんよ、さっきから人様の顔を薄気味悪い目でジロジロと睨みつけ
    てくれてるじゃねぇか。喧嘩でも売るつもりなんかよぉ!あんか言えよ!」
ジキル「ああぁ?!何が悲しゅうててめえの汚いツラ拝まなきゃいかんの?
    自意識過剰っていうんだよそうゆうのをよ!キモイから黙ってろや。」

下っ端「ダトテメエコラァ!!!」
ジキル「やってやんよゴルァァァ!! ウヴォアッ!」 ドザッ

ゴキンという鈍い金属音がしたと同時に、ジキルは床に叩きつけられた。
795タマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/09/29 00:26:50 ID:/OCTHnCt
殴りつけたのはハイドだった。
取り巻きの一人に今にも殴りかかろうとしたジキルは拳骨をアゴからもろに
喰らった。2、3秒ほど視界と平行感覚がシェイクしたが、
すぐに補正が働いて回復する。
困惑した表情でハイドの顔色を伺った次の瞬間、
ハイドの右足が突き刺さるようにジキルへ飛び込んできた。

今度は鉄芯入りの革靴のつま先が腹に蹴り込まれたのだ。ハイドは休むこと
なくジキルの腹を蹴り続けた。 堪えかねたジキルが腹をかばってまるくなると、
代わりにジキルのこめかみにむかって重い革靴のかかとが何度も踏み降ろされる。

ハイド「ハァーハァー、悪いなルイージよ、みっとも無いものを見せちまった。」
パ幹部「いや、ウチの奴の躾がなってなかったんだ、ここは俺に免じてそのお嬢さん
    を許してやってくれないか。あんたの知りたがってる情報は手に入り次第
    電話で伝えるからさ。」

ハイド「ありがとよ、またなにかあるようだったら、一声かけさせてもらうからな。
    …さったと立ち上がれっ、豚のケツがっ!」 グシャッ グイグイッ

ハイドはベリーショートに仕立てたジキルの髪をつかみあげ、躊躇せずに引きずって
行った。 呼吸は乱れ、足は震えて這い歩くこともおぼつかず、壁にしがみつくように
してジキルはパダーニャのネストを後にしてハイドに追いすがっていった。
796タマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/09/29 00:55:12 ID:/OCTHnCt
ハイドがビルから出る時には、外はすっかり暗くなっていた。
ビルのすぐ前に止めていたワゴン車にジキルのコントラバスケースを放り
こんで運転席に上がるものの、ジキルはまだビルの入り口でうずくまった
ままでいる。それを見てハイドは再び頭に血を昇らせて怒鳴りあげる。

ハイド「なにをしている!早く車に乗れ!聞こえないのかぁ!」

うずくまって俯いていたジキルは呼吸と足の震えこそ収まったものの、
耳に叩き込まれるハイドの怒声にすっかり脅えあがっていた。あまり
の大声に周辺のビルやらアパートから、何事かと思った住民が窓から
路上をうかがいだす始末だった。しびれを切らしたハイドは車のドア
を蹴飛ばして降りてきた。ツカツカとジキルに歩み寄っていく。

ジキル「ひっ、ごごごごめんさい、ごめんなさい、ごめんなさい、許してください」
ハイド「うるせぇっ、さっさとぉ、来るんだよっ!」

頭を覆うジキルの腕を鷲掴みにして引きずり上げ、無理やり車に押し込むハイド。
自身も乗り込むとまずジキルの頬を平手打ちした。白い頬にリンゴの赤みが差しこんだ。
797タマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/09/29 01:08:39 ID:/OCTHnCt
ハイド「何度同じことを言えばできるようになるんだ!俺はさっさとやれない
    奴が大嫌いだとあれほど、…あっ!お前なんだそれは!」

ジキルの座った助手席側のシートに、赤黒い血液がべっとりと塗りつけられて
いる。よく見るとそれはジキルの両足を伝い、車の床までを汚していたのだ。

ジキル「あああっ、血が、血が、すいません、すみません今拭きますから。」

ジキルはジーンズのポケットから取り出したハンカチとちり紙でシートと床を
拭ってはいくが、後から後から少しずつ出血するものだから全く追いつかなかった。
狭い車内で動き回り、かえってダッシュボードや窓に汚れを広げてしまう。

切れたハイドはおもむろにジキルのアゴを掴んで頭ごと引き寄せる。
ハイド「…もうーいい。お前はなんにもしなくっていいぜぇ。ホテルに着いたら、
    たっぷりと躾を施してやるよ。これも条件付けの 一 環 だ !」
ジキル「あがあが…ううっえぐっ。」

薄暗いダウンタウンの坂道を、2人の乗ったワゴン車が下っていく。 (続)
798風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/29 02:18:10 ID:FKqh18Ic
((((;゜Д゜)))M2かよ…。
799風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/29 20:06:10 ID:xDivGt0B
>793-797
?・・・ツマラン◆TJ9qoWuqvA に改名しな
800風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/29 21:03:06 ID:xOA9fWlv
ショートショートで面白かったあのネタ師はどうした?
801風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/29 23:06:28 ID:Uq9X2HCL
誰だそりゃ?
802風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/29 23:10:11 ID:fuQxq7Ok
おれおれ
 そりゃあ、出てきたら誰であろうがボコボコにされるのが分かってるから、
「控え室」には書いても、こっちには出したくないのは当たり前。
 それも2,3行のクソレスでも、誤字脱字満載の低脳に言われるのは絶対に嫌。
804風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/30 06:29:38 ID:17u1f/ez
でも…  最近…  実際に……
おもしろい作品、無くなったよな。

 >誰であろうがボコボコにされる
んなことはないぞ。決してないぞ。断じてないぞ。

……といいつつ、
アマチャンな >803 をボコボコにしたい欲求がムラムラと (ry
805風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/30 09:14:39 ID:4eFWNo3j
>>804
やめておいてやれ。


作品に関しては、おもしろい云々以前に投下量が減っているし、
これまでに結構投下されているから、短いのはそろそろ投下しにくいだろう。
といって、長いのはそうそう投下できるものもないだろうし。

まあ四巻がでれば、また投下されるようになるさ。
806風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/30 09:56:59 ID:HYRSTgQI
>>804
ここらで一発書いてみれば?
プロと客の関係じゃなくて同じ立場なんだから、
自分が常に読み手でしかないって前提で質の低下を嘆いても
ギャグでしかないし。
807縄師:04/09/30 10:56:26 ID:FRgMoK87
―機動力を付けよう―

 ”義体達は並外れた身体能力を持ってはいるが、移動能力と言えば、
 公共の乗り物や担当官任せというのが実情だ。
 常にツーマンセルで行動する今までの状態ならば問題にはならないが、
 今後は無線で連絡を取りつつ、担当官と離れて戦闘を行うケースも増えるであろう。
 よって、何らかの機動力を付けるべきだとの結論に達した。”

「以上が今回の訓練の骨子だ、質問は?」
「うれしいです」
「・・・遊びじゃないんだぞ」
「でも・・・前から乗ってみたかったんです」
真新しいビアンキのミニサイクルを撫でながら笑顔で答えるリコ。
「まあいい、楽しくやる方が効率も良かろう、支えてやるからペダルを踏んでみろ」
「はい!」
― すてん ―
「・・・」
「・・・」
「これは・・・中々、先が長そうだな」
「すみません・・・」
808縄師:04/09/30 10:56:53 ID:FRgMoK87
悪戦苦闘しつつも、前進。しかしよたよたと蛇行して方向が定まらない。
大まかに言って、どちらかの方向に曲がりだし、それが鋭角になりすぎると転倒、
それの繰り返しになってしまった、原因が判らない。
私自身、初めて自転車に乗れた記憶は遠い過去の事だ、当たり前に乗っていると忘れてしまうものか。
「すみません・・・ジャンさん」
二人で芝の上に座り込んでいると、リコが呟く。
― ぽん ―
頭の上に手を置く、
「乗りたいんだろう、自転車」
俯きながらも、力強く頷く、よろしい。
「元々言い出したのは私だ、否は無い」

結局、夕方まで付き合ってしまった。
「ヘンリエッタにコツを聞いてみるんだな、こちらでも調べてみるが・・・
 今は作戦の予定も無いし、午後からは当分これが課題だな」
「はい、・・・あの、ジャンさん」
「何だ」
「今日は楽しかったです」
「そうか?」
「はい」
「・・・そうか」
809縄師:04/09/30 10:59:32 ID:FRgMoK87
リコは自転車乗ったことは無いと思いまして。
810風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/30 16:37:30 ID:gNIsb+di
ジャンさんが良いお父さんになってる…。
素敵だ。
811風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/09/30 19:56:20 ID:IbkyGCzM
繩師氏か、久しぶりん。
GJ!

次は無月氏・・・
812風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/01 00:32:33 ID:7HDhCObh
>>807-808
GJ !
やはり、ジャン・リコ組はいいなあー。
813風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/01 07:06:02 ID:BaR1dFi1
ジャン×リコ激LOVE!ワロタ
GJ!
814風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/01 13:37:16 ID:GRKObOH3

リコタンハァハァ
815ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/01 22:45:16 ID:UltpadvF
また寂れてきたら、続きを投稿しますね(^^)

というよりも、寂れたら私物化しますね(^^)
816お薬です名無しさん:04/10/02 00:45:28 ID:vCYj39jO
>808
そこへグランディングホイールを唸らせてヘンリエッタが!!
817お薬です名無しさん:04/10/02 00:50:12 ID:vCYj39jO
さらにバズーカ持ってホバー走行するトリエラまで!!!
818風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/02 06:11:10 ID:HOcoO2mH
加えて前をはだけたワイシャツで四つん這いになってベッドの上を這うトリエラも!!
819風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/02 18:55:10 ID:4mQqmbIK
そして、背面四つんばい、通称「スパイダーウォーク」で
階段を物凄い速さで下りていくトリエラ!

首を360度回すトリエラ!!

悪魔が乗り移ったかのように卑猥で背徳的な言葉を絶叫するトリエラ!!!

聖水をかけられて苦しむトリエラ!!!!

新婦ヒルシャーの運命や如何に!?
820風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/02 18:56:55 ID:4mQqmbIK
間違えた、新婦じゃなくて神父だ。

嫁に取られてどうする。
821風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/03 02:45:03 ID:t+ra2bMs
トリエラ出動せよ
出動せよトリエラ

http://up.2chan.net/q/src/1096734844958.png
http://up.2chan.net/q/res/293456.htm
822ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/03 15:04:12 ID:9vv9mpvN
ヒルシャ「さあ、言ってみなさい。」

トリエラ「オマ…オマ…お・ま・…コ…?」

ヒルシャ「聞こえないじゃないか!さあ、大きな声で!」

トリエラ「オマ…ムコ…」

ヒルシャ「さあ、言うてみー!ハッキリと大きな声で!オマ○コに欲しいですー!
     って言うてみー!」

トリエラ「ううっ、ぐすっ、…オマン…マン…?!オマンマンオマンマン…
     マンマン、マンマ、ママ…   お母さんっ…!」


さざ波のように涙があふれた。
823風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/04 02:13:25 ID:dMp76OrB
こういうのって、
露骨色満載すぎてチャーミングさに欠ける分、好みが分かれるかもなぁ。

↓勝手にアレンジ。ゴメン。


トリエラ  「さあ! 言いなさい。」

ヒルシャー「オマ…オマ…お・ま・…コ…?」

トリエラ  「聞こえないじゃない! はい、大きな声で!」

ヒルシャー「オマ……コ…」

トリエラ  「ほら、言うのよ! ハッキリと大きな声で! オマ○コ欲しいですー!
       って言うのよ!」

ヒルシャー「ううっ、ぐすっ、…オマン…マン…?!オマンマンオマンマン…
       マンマン、マンマ、ママ…   ママぁ〜っ…!」


津波のように涙があふれた。
824縄師:04/10/04 03:32:42 ID:ptbH8Z6X
荒業だなあw、それがアリならこれもアリでしょ

J( 'ー`)し クラエスへげんきですか。いまれんさしてます アイスストーム

(`Д)   うるさい死ね れんさすんな殺すぞ

J( 'ー`)し ごめんね。トリエラはじめてれんさしたから、ごめんね ダイヤキュート

(`Д)   うるさいくたばれ、れんさすんな

J( 'ー`)し おりかえしくんでおきました。8れんさはかたいです。 ブレインダムドー

(`Д)   死ねくそ女

J( 'ー`)し ジュゲム

J( 'ー`)し バヨエーン

J( 'ー`)し バヨエーン

J( 'ー`)し バヨエーン

●●●
●`Д)●  ヤッタナー
825風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/04 23:13:23 ID:ODRIo5c9
エッタ「リコ!それどうしたの!?」
リコ「え?えへへ・・・、さっきジャンさんにしかられただけだよ?」

******************************************

ジャン『こちらは日本からいらした政府高官の方だ。リコ、義体棟を案内して差し上げろ』
ジョルジョ『オー、ナカータ!』
ジャン『・・・あっちへ行ってろジョルジョ』(しっしっ)
リコ『ナカータ』
ジャン『指差すなバカモノ』(ごつんっ)


******************************************

リコ「↑ってなことがあって」
クラエス「・・・いかにもイタリア人らしい反応ね」
エッタ「ナカータって?」
トリエラ「『絶好調!』の人でしょ。駒大トリオの」
クラエス「中畑かよ」
826風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/05 00:03:38 ID:7qpw/INS
イタリアじゃあ、アラーダ(原田哲也 WGP250チャンピオン)とか、
サカータ(坂田和人 WGP125チャンピオン)の方が有名だもん、クスンクスン
827風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/05 04:38:12 ID:0spl8TwQ
>826
ジャコモ・アゴスチーニはすけべで困る
828お薬です名無しさん:04/10/06 00:10:57 ID:oKcDHNEJ
今月のファミ通waveDVDでハゲでバーコード付アサシンな「ヒットマン」ってゲーム紹介してたのな。んで「女の子を救出して、デブボスをブッ殺せ」 ってミッションなのにもう女の子氏んでんだ何のためのMISSIONかと小一時間(ry
829ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/06 08:31:01 ID:BhG4gCyv
【ジキルとハイド】 第2射

ジキルのにっきちよう
○月×日 こうしゃをにげたしたじょぜっふおさんと えったちゃんをさがしに
     いった ハイドさんがなかよしにしているぱだーにゃのおじさんのい
     えにいった けんかしちゃったらハイドさんがおしおきしてくれた
     ちょつとうれしかつた。せいりの日なのわすれてて血がどばどばでた

ジキル「うあああん!もうやめてよー! リコいじわるやめてよー!!」
リコ 「いじわるじゃないよ検査だよー!逃げちゃだめだってばー!!あはははー!」

よく晴れた休日の午前、2人の義体が義体棟の中を縦横無人に駆け回っている。
コントラバスケースを前に抱えながら必死に駆け逃げる少女がジキル。片手に
万華鏡の筒を持って面白おかしくジキルを追いかけまわす少女がリコ。どちらも真性DQNである。

ジキル「ぶええぅうええええん!もうやぁだヴぁああ!…ああぅ、トリエラひゃん!」

義体棟と公社をつなぐ渡り廊下に逃げたジキルは、自分の進む先からやってくるトリエラを見つけ
泣いて喜んだ。その次の瞬間でリコに追われていることをすっぱりと忘れた。

トリエラ「あら、ジキルじゃない。リコから聞いたぞ、また喧嘩したんだって?」
ジキル 「トリエラちゃんどうしよう?ハイドさんに嫌われちゃったかも…」
トリエラ「んなこたあ無いって。ジキルが喧嘩するたびに嫌ってたら、今頃ハイドさん
     はフランスに帰っちゃってるよ。…よし、私とクラエスの部屋でいっぱつやろう!」

ジキルのショートヘアにくしゃくしゃと手櫛をいれる感触を楽しみながらトリエラは笑った。
細めの髪の毛がほどよく引っ張られる快感で心地よくなったジキルはトリエラにそっと身を寄せる。

トリエラ「紅茶とケーキには幸せの葉っぱが使われているの。」      
830風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/06 18:41:51 ID:k+/JOcXq
無邪気に笑うリコ

イイなぁ(´д`)
831風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/07 09:01:34 ID:5+W3HdCr
>>830
>>829は暗に大麻パーティーを・・・いや・・なんでもえdcrfvふじこぉlp
832風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/08 00:22:36 ID:BuedPvef
あの娘がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

http://up.2chan.net/q/src/1097143658031.png
http://up.2chan.net/q/res/299662.htm
833風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/08 20:43:44 ID:Pf9FMDqE
エルザ(;´Д`)ハァハァ
834風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/10 08:36:07 ID:iASFawXT
なんかスレが止まってる・・

クラエスの留守番(1)  無為と有為     


バタバタバタ

少女物の洗濯物が横一列に風を受けて、白い渡り鳥の列ように
元気に寒風突き抜ける青空にはためいている。
お昼を一時間目の前にして、クラエスは義体棟の屋上で物干し
ロープを見上げながら背伸びをしていた。
スカート・靴下・シーツetc、洗濯物が風を孕む度に洗い立ての
清々しい香りが鼻腔を突き抜ける。
クラエスは白いワイシャツを精一杯背を伸ばして、とてとてと
サンダルのつま先を立てながら洗濯ばさみに止めると。
「よしっ」
パンパンと濡れた両手をはたいて満足げな笑みを浮かべた。
835風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/10 08:36:59 ID:iASFawXT
雲ばかりが低く垂れこめた先週とはうって変わった久しぶりの快晴。
2月下旬の太陽は春を思わせる眩しさで子供服まじりの洗濯物達を
透かし、クラエスの頬を暖かく照らすかのようだ。
しかしひとたび ヒューと風が強く吹くと、彼女は小さい両手をこ
すりあわせて首をマフラーにちょこんと縮める。
思わず厚手のスカートを気にしながらしゃがみ、手に呼気を吹きか
けていたクラエスは視界の隅を何かが飛んでいくのを感じて振り返
る。
「?」
なんと今干したばかりのトリエラの白いワイシャツが、群れを離れ
た一羽の鳥のようにクラエスの頭上を後ろへ飛んでいくのが見えた。

「外れちゃった?!」

クラエスは瞬間、ひゅんっと眼鏡が斜めにずれるのも構わず捻るよ
うに2ステップで身を翻し、屋上に敷き詰められた防水シートの厚
いゴムをサンダルの形に異様に凹ませるほど蹴る。
836風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/10 08:38:42 ID:iASFawXT
タ!・ダンッ!!
まるで大人が重さに耐えかねてバーベルを落としたかのような音が
屋上に響くと、クラエスは寒風の中7メートル先を飛び、いま屋上フェ
ンスを越えて飛び立たたんとしていたトリエラのワイシャツの袖を、
なんと次の瞬間、2メートルフェンスのてっぺんに右足をかけ、乗
り越えんばかりの体勢のまま指の先で掴んでいた。

フェンス一枚を隔てた地上30メートル下には、まるで人目から隠
すような密集した針葉樹の緑と、それに見え隠れする天井の抜けた
プレハブのようなキリングハウスが点在する演習場のパノラマが広
がる。
目もくらむような光景の端にトリエラの洗濯物を掴んでいるのを確
認すると、安堵したクラエスは思わず背中の力が少しだけ抜ける。
その瞬間、またもや強い風が今度はクラエスの背中を意地悪く押し
た。

「あ、」
837風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/10 08:43:53 ID:9+xcFbex

フェンスの上で踏ん張ろうとした足から右足のサンダルが滑って脱
げ落ちる。
がくんと姿勢を崩した蒼白のクラエスの見守る中、サンダルは義体
棟の壁にカツーンと一つ擦って石畳の通路に落ちて乾いた響く音と
共に高く跳ね、バランスを崩しながらもフェンスを掴もうと不安定
な状態で伸ばした手は、先ほどまでの水仕事で濡れてつるりと滑っ
た。

「ああっ、もう!!」

クラエスは30メートルの高さの義体棟の屋上からトリエラのワイ
シャツを握りしめたまま背中から転落し・・・落下しながら義体棟
の煉瓦の壁面を蹴る。
すると乱れる黒髪と赤いマフラーが外れるのも構わず猫のように一
回転して、

ダンッ!!

義体棟の入り口のドアノブに手を伸ばしながら驚く2課課員プリシッ
ラの目の前にしゃがむように足から着地した。
838風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/10 08:46:17 ID:9+xcFbex
(1)終
839風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/11 16:08:07 ID:klMYgOlf
前見たなー、これ。
リメイク版?
840風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/11 18:33:56 ID:jX/YRBXZ
どこで?
841風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/11 18:41:44 ID:klMYgOlf
前スレだったかな
842風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/11 19:19:14 ID:jX/YRBXZ
サンクス
843風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/13 21:30:27 ID:uZF307GA
クラエスの留守番(2)


手提げの膨れたビニールを胸元に抱き上げながら足をすくませているプリ
シッラ。
サングラス越しでも驚きようは手にとるようだった。

クラエス 「・・と・・驚かせてごめんなさいプリシッラさん」
クラエスが近寄り頭をぺこりと下げると、ようやくプリシッラの口元の力
が抜ける、いや、ぬかそうとしてはいたのだ。
プリシッラ「は、はあーいクラエスちゃん元気?・・・って元気よね、
      じゃあ、えーと、足痛くない?」
クラエス 「少し」
クラエスは痺れる足を中腰で少し撫でながら答えた。
プリシッラ「少し・・・ねえ」
プリシッラはたった今クラエスが強烈に踏んだ石畳をちらりと見る。
強烈に擦った跡が足の指の形に白く浮いていた。
844風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/13 21:31:44 ID:uZF307GA
プリシッラ(あと、数メートル私の方にクラエスちゃんが落ちてたら・・)
呆けて頬が引きつったプリシッラのサングラスが少しずれる、愛嬌のある瞳
が少し潤んでいるのが見えたのでクラエスはあわててもう一度頭を下げた。
クラエス 「あの・・ご免なさい、」
プリシッラ「あっはっははは・・・」
プリシッラは少し空ろな笑いを続けていたが、すぐに立ち直る。
クラエス 「今日は早朝から作戦で義体棟には私だけですよ」
サングラスを取ってシャツの襟に引っ掛けるとプリシッラは快活に微笑んだ。
プリシッラ「うん知ってる、私も今回はお留守番、実はね、これを調達班か
      ら預かってきたの、ほら!」
プリシッラが抱えた大き目のビニール袋、クラエスの知っているコートの端
が透けて見える。
クラエス 「あ、火曜にクリーニングに出してたコート、ありがとうござい
      ます!」
袋を抱えて受け取るクラエス、前が見えないので袋を両手に下げると、プリ
シッラが言いにくそうに両腕を腰の後ろでもじもじさせているのに気づいた。
845風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/13 21:33:42 ID:uZF307GA

クラエス 「どうしたんですか?」
プリシッラ「あのね?、ついでといったら変だけどね、今お部屋に誰もいな
      いでしょ?」
クラエス 「ええ」
プリシッラ「もしよければね、ちょーっとだけクラエスちん達のお部屋を見
      たいなあと思って・・・・ダメ?」
クラエスは不思議そうに見上げると、すぐに何事かを察した。
クラエス 「トリエラのぬいぐるみですか?」
プリシッラ「あらら、お見通しか」
クラエス 「わかりました」
プリシッラ「ほんと!?」
クラエス 「ええ、丁度大人の人に部屋に来て欲しいと最近思ってたんで
      す。」
プリシッラ「本当!?、ありがとう!」
プリシッラはサングラスを外して嬉しそうに笑うと、義体棟の玄関を開けて
クラエスを迎え入れた。
846風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/13 21:35:31 ID:uZF307GA

−−−−−−−−−−−−−−−


プリシッラ「あのお、クラエスちゃん?」
クラエス 「なんですか?」
プリシッラ「あなたってしっかりしてるわね」
クラエス 「そうですか?」
プリシッラ「まさかお部屋のお掃除を手伝わされるとは思ってもなかったわ
      」
プリシッラは木のテーブルを部屋の隅へ運びながら、クラエスに声をかけた。
トリエラとクラエスの部屋は他の少女達の部屋とさほど変わるところは無い。
847風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/13 21:37:34 ID:uZF307GA

少し変わっているといえば、他の義体部屋より本が格段に目立つ事や、
目立つぬいぐるみのおかげで比較的子供部屋らしいことくらいか。
木製のドアを開けると、右手に熊の縫いぐるみが並ぶカラフルなサイドボー
ドに本棚と子供机、左手にはやや大きめの二段ベッド、真正面には窓が配さ
れ、近くに小さいクローゼットが納まっている。
フローリングの上にはメートル半のキルトが敷かれ、今プリシッラが運ん
でいるがっしりとした厚い円形のテーブルにも熊の縫いぐるみが一体、
ちょこんと童話に出てくる妖精のように座っていた。
この部屋のもう一方の主であるトリエラは、担当官のヒルシャーに対し
て素振りはそっけないところも見せる娘だが、サイドボードに整列するくま
の首や耳にリボンがきれいにかけられているところを見ると、この担当官か
らの贈り物が内心まんざらでもない様子がプリシッラにはみてとれた。
そのサイドボードの前でプリシッラは今度は、熊の縫いぐるみを順繰り
に小脇に持ち上げては薄く埃の被ったボードの上を手際よく水拭きをし
ていく。
プリシッラ「なんだか話が上手いと思ったんだ」
クラエス 「助かります、私の背だと飛び上がらないと拭けない高さの
      棚もありますし」
口を尖らせるプリシッラにクラエスは淡々と言う。
848風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/13 21:40:25 ID:uZF307GA
プリシッラ「私も背は高くないわ」
クラエス 「でもプリシッラさんは手際がいいですから」
しれっと答えるクラエスにプリシッラは苦笑した。
プリシッラ「私をおだてても何も出ないわよ。
      でも本当のことを言うとね、オフィスでチャートを組んだ
り、書類の束に延々と赤を入れたり、悪人面の画像とにら
めっこするよりこうやってお掃除をする方が大好きかなあ、
猫のお留守に踊るねずみの気分・・ってね。」
クラエス 「あいにくチーズはありません、ぬいぐるみならゆっくり見
      ていってください、と言っても、この部屋はトリエラの持
ち物ばかりですけど」
クラエスは窓を小さく空けて風を入れると室内モップをフローリング
の上に滑らせた。
プリシッラ「これってパーシバル? 噂に聞いてたとおり熊が一杯!」
プリシッラは心底楽しそうに熊を両脇に抱えながら拭く手を止めない。
この縫いぐるみをかかえて無邪気に笑う若い女性が、社会福祉公社の
有能な作戦スタッフの1人などと、始めて見ただけではだれが納得しよ
うか。

(2)終
849風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/13 22:01:22 ID:C0rPR0IW
G・J!
まったりしてていーなー。
850風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/13 22:07:25 ID:C6/kW0Tk
日が経つと、あの熱狂も醒めるよね・・・
851お薬です名無しさん:04/10/13 22:59:13 ID:PJWI8HcS
いずれ醒めるからこそ今この時を大事にするんじゃないか。 忘れた頃には彼女らはもう往ってしまってるだろうけど〜
852風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/13 23:00:49 ID:C6/kW0Tk
今この時が醒め切った時だよ。
853風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/13 23:05:36 ID:NwKDulll
今が一番落ち着いてて良い。
854風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/15 19:40:39 ID:Xtg1uxEe

クラエスの留守番(3)


子供部屋の片隅から楽しげな歌声が響く。
プリシッラ「みんなで歌おうTeddy Bear's Picnic♪」
プリシッラは両脇に縫いぐるみを抱えながらご機嫌だ。
サイドボードの上を雑巾が軽やかに滑る。
キュッキュッ!
一方のクラエスは雑巾を絞って窓を拭き始めた。
少女のうしろで楽しげな声が続く。

プリシッラ「次はMe and My Teddy Bear♪」
プリシッラが失敗に気づいたのは2曲目のテディベアの歌を口ずさみ始めた
ときだった。
855風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/15 19:42:10 ID:Xtg1uxEe


ぬいぐるみを元に戻そうとして、両脇に抱えたぬいぐるみの並べ方を忘れて
しまったのに気がついたのだ。
プリシッラ(しまったぁ・・・)
アゥグストゥスが先だったかそれとも後だったか。
少女に聞くしかない。
プリシッラ「ねえ、ぬいぐるみの並び・・」
クラエスに話し掛けようとしたプリシッラ、不意に声が止まった。

プリシッラ「・・・・・」

クラエスは風で微かに震える窓を拭きつづける。
動かない、いや動けない。
プリシッラはただ一点を凝視したまま動けなかった。
クラエスが窓を大きく拭こうと背伸びをする度に揺れる、流れるような長い
黒髪に。
856風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/15 19:45:10 ID:Xtg1uxEe

プリシッラ(すごい・・綺麗なブルネット)
クラエスがかかとを上げて大きく雑巾が宙に孤を描くたび、背中を滑らかに
艶やかにさわさわと揺れる黒髪。
クラエスが2枚目のガラスを拭き始めた頃、プリシッラの瞳は大きく見開き
、ぬいぐるみを両腕で我知らず強く抱きしめていた。
女性特有の快楽神経に直結した「可愛い物♪回路」がショート寸前までボル
テージが上がる。
プリシッラ(綺麗!!、可愛い!!)
特に敏感なプリシッラのそれはプリシッラの理性崩壊寸前まで高まっていく。
キュッ!!キュッ!
背後で熱っぽく見つめる視線にも気づかず窓を拭きつづける少女。
陶然とするプリシッラに変化が起こったのは、クラエスが3枚目のガラスに
取り掛かった頃。
電撃に打たれた如く硬直しまるで突然の恋に出会ったかのように半開きの唇
でプリシッラが見守る中、一番上の拭き残しに気づいたクラエスが両足を
揃えて、

とん!

と高くジャンプしたのだ。
857風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/15 19:48:07 ID:pJWuTwJ+
黒髪が少女の背中でぶわりと小さな漆黒のドレスの様に鮮やかに広がり、き
らきらと陽に光ってクラエスの大きな尻尾の様に再び元に戻る。
その動作が3回目続いたとき、プリシッラの体中から漏れた吐息。
プリシッラ 「・・・・いい」
何かが頭の中でトんだような音。
落ちた縫いぐるみを拾おうともせず、雲を踏むような足取りでクラエスの背後
に忍び寄るプリシッラ。

プリシッラ「クラエスちゃん」
クラエス 「なんですか? 」
クラエスは思いの他近い声に戸惑いながら雑巾をおろした。

プリシッラ「髪、触らせて」

最後のガラスに取り掛かったクラエスの耳元で、ぞくりとするような吐息
がささやいた。
クラエス「ええっ!?、あ・・あの!?」
タンッ
雑巾が落ちてクラエスの肩が窓に当たる。
858風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/15 19:51:36 ID:pJWuTwJ+
プリシッラ「ねえ、お願い!、クラエスちゃんの髪触らせて、ね?」
クラエス 「こ、困ります」
プリシッラ「ダメ?」
少女が振り返ると、両手を握ったプリシッラが膝をついて上目遣いに懇願
していた。
クラエス 「だって・・・トリエラにも触らせてないんです」
頭を抱えて首を振るクラエス、眼鏡が拍子で斜めにずれる。
プリシッラ「じゃあ、触るのは私が始めて!?」
クラエス 「いえ、そういう事では・・・」
話が噛み合っていない。
プリシッラ「じゃ、じゃあ今度の休みにはブティックに行こうよ!。」
クラエス 「ぶてぃっく?」
プリシッラ「そう!、ミラノのテレイザ通りに来週オープンする米国系子供
      服の専門ブティック!」
眼鏡がずれてあらわになったクラエスの瞳が「 ??? 」の疑問符の色にな
る。
859風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/15 19:55:41 ID:pJWuTwJ+
プリシッラ「おねーさんが何でも好きなもの買ってあげる!!、
      もう、スカートでもリボンでもなんでも!
      お願い、買わせて、クラエスちゃんをおめかしさせて!、ね!?」
クラエス 「え、えぇっ!?」
もう頭を抱えたまま珍しく驚きと疑問符でぐるぐる状態のクラエス。
トリエラ達が見たら腹を抱えて笑いかねない取り乱しようだ。
無理は無い、読書家のクラエスが書庫の本をどれだけ多く読んだとしても、
まさかクラエスの髪に我を忘れるプリシッラの心の中まで教えてくれる本は
無い。
プリシッラはなおも口説きかねない勢いで迫る。
プリシッラ 「ね?、いいでしょ?、ね!?」
クラエスの髪に震える細い両手が近づく。
困惑のあまり根負けしそうになるクラエス、しかし救いの合図は思いもがけ
ないところから響いた。
プリシッラがクラエスの両手を取る、すると、

くう

と小さくプリシッラとクラエスの下腹部から可愛い音が鳴った。
860風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/15 19:58:14 ID:pJWuTwJ+
二人揃って壁の時計に目を向ければ、既に針はお昼を一時間過ぎている。

プリシッラ「ご・・ごめん、クラエスちゃん」
恥ずかしさの余り、思わず正気に戻るプリシッラ。
クラエスは我に返ったプリシッラの両腕を窓際から猫のように柔らかくか
いくぐると、ずれた眼鏡を元に戻しながら息を整えて言った。

クラエス 「サンドイッチを作りますけど一緒にどうですか?」
プリシッラ「あ・・・うん、お願い。」
プリシッラはしょんぼりと赤面する顔を下げた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(3)終
861風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/16 09:57:47 ID:Yb2dP6pY
このプリシッラ、いーなー
クラエスの髪にハァハァしている姿がたまらん
862風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/17 22:19:14 ID:bsjJD//4
クラエスの留守番(4)


2人の昼食は野菜サンドイッチ4枚の簡素な物だった。
プリシッラはさきほどの一件が気恥ずかしくて食が進む心持ではなかった
が、結局空腹には勝てない。
空の皿を前にして少女が入れてくれたハーブティを堪能しながら、軽い自
己嫌悪に浸っていた。
あれから謝ったとはいえ、思い出すたびに顔が赤くなる。
プリシッラ(あーぁ、どうしよう、子供相手に理性無くしちゃって・・
      嫌われちゃったよね、私)
クラエスはようやく1枚目を食べ終えた。
眼鏡の曇りを気にしながらハーブティのカップを下げる。
ちらりとプリシッラと目があった。
863風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/17 22:21:45 ID:bsjJD//4

クラエス 「あの・・」
プリシッラ「は、はい!?」
クラエス 「さっきの事ですけど」
クラエスが皆まで言うのを待たず、プリシッラは両手を合わせた。
プリシッラ「あの・・さっきはごめんね、つい頭がほわぁっとなっちゃって
      年上なのに恥ずかしいよね。」
クラエス 「大丈夫です」
プリシッラ「あまりにも可愛かったから・・・つい」
クラエス 「ちょっと驚いただけです、気にしないで下さい」
眼鏡を取って曇りを拭く、頬が少し染まり照れ隠しにも見える。

プリシッラ(眼鏡を取ったクラエスちゃん・・・・久しぶりに見た。
     ・・・やっぱり、可愛い)
又プリシッラの「可愛い物♪回路」が動き出す。
あわてて話題を変えた。
864風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/17 22:24:29 ID:bsjJD//4
プリシッラ「そういえばクラエスちゃん、午後はどうするの?」
クラエス 「予定表では検診も無いし自由なので、久しぶりに書庫で本を
      読むつもりです」
プリシッラ「ねえ、クラエスちゃん、お留守番退屈じゃない?」
ティーカップを置いて身を乗り出すプリシッラ。
クラエス 「いえ?」
プリシッラ「そ、そう?、偉いなあ。
      私なんてじっとしていられないから」
又腰を降ろしながらプリシッラは内心溜息をつく。

もしクラエスが同意していたら、様子を見ながら遠まわしにブティックに
誘っていただろう。
結局彼女の脳裏からは、おそろいのワンピースを着たクラエスとアンジェリ
カがプリシッラを囲んで赤いリボンと黒髪をなびかせながら、くるくるとワ
ルツを踊り続けて離れない。
思わず頭を振るプリシッラ。
865風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/17 22:26:54 ID:bsjJD//4
クラエス 「書庫で本を読んで過ごしていれば、時間なんてあっという間で
      すから」
クラエスはティーカップをつまむと澄まし顔で答えた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

コツンコツンと冷たいリノリウムを蹴る足音だけが響く誰もいない廊下。
書庫の本と水筒を抱えて、担当官官舎の一室である、書庫の扉を開ける。
2日ぶりの書庫は、古紙と乾いたかびの臭いがした。
入り口から奥に歩み寄れば、ブラインドから細長くこぼれた陽光がすぐ下の
木製のビジネスデスクに柔らかい縞を投げかけ、机と一体になったブックエ
ンドに挟まれた数冊の辞書に微かな埃が薄く浮かぶ。
(また、掃除しなくちゃ)
シャッシャッ!
木陰のような薄闇の中、クラエスがブラインドを引き上げると、やや弱
い日射しが書斎に射し込んだ。
866風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/17 22:33:22 ID:bsjJD//4

クラエス (あたたかい)
デスクの上で雑巾を滑らせると少女の手を優しく炙られる。
クラエスは雑巾を片付けると、
「よいしょ」
机の上に四つんばいになって、身を乗り出して小さく窓を開けた。
窓から臨む公社の並木道や、窓から狭そうに吹き付ける風の匂いには、
未だ草花の青さも芽吹きの香りも薄い。
クラエスはゆったりと古いビジネスチェアーに腰を埋めると、床に届
かない足を所在なげにぶらぶらさせた。

この椅子に座るたびに、クラエスは何かを思い出しそうになる。
それが何かは判らない、
何か大きなお父さんの背中のようなもの。
そして、それは安心できる暖かさと、とてつもない喪失感が去来する
「誰か」に近い「何か」だった。
867風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/17 22:38:05 ID:bsjJD//4

(思い出しそうで、今日も思い出せないのよね)
クラエスは小さい溜息をつくと、持ってきた紙袋から先日読み終わった
数冊の天体や星座の本を机の上に置く。
振り返れば、先ほどまで壁の様に見えていた本棚は、雑多な色や高さの
背表紙がシュールな壁画の模様の様に浮かび上がっていた。
「ん・・・・あ、あれいいな」
偶然目にとまった、「家庭菜園」の背表紙はクラエスの興味を引いた。
今まで気づかなかったのは、高いところにある棚の本は無意識に敬遠し
がちだったからだろう。
クラエスはくるりと椅子を半回転させると、スカートを軽く持ち上げた。
ふわりと飛び降り、本棚の前で両足をそろえて猫のように静かに跳ねる。

(バジルにミント、それにレモングラス、料理の幅も広いし、ちょっと
早いけど苗もあるから、やってみようかな。
植える場所はこんな風に一列に・・・・・あら、このポットを使った
レイアウトも素敵ね) 
ベニロイヤルミントの青々とした可愛い葉、今にも匂いそうなタイム
の白い小花。
クラエスの手のひらの中で数々のハーブが、一枚、又一枚と写真のペ
ージをめくる度に少女の理想の菜園を埋め尽くしては彩る。
クラエスは本を抱えてベッドに寝そべると、肥料の配合や害虫の防ぎ
方、菜園のレイアウトを熱心にメモをとり続けた。
868風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/17 22:44:37 ID:bsjJD//4

「ふぁ・・ぁ」
メモが3枚を越えたころ、ペンを握りながらいつしかクラエスはシーツの
匂いがする睡魔に包まれていた。
微睡みながら意識は複雑な記憶の迷路を進んでいく。
さながら蝶が真夜中のランタンの光に吸い寄せられるように。
立ちはだかる条件付けのページの微かな隙間を縫いながら、奥深く、
そして無意識でしかたどり着けない神経の順路を流されるようにたどる。

いつしかクラエスは涙に濡れた記憶の扉の前にたたずんでいた。

(4)終

>>849 861 ども。
869風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/17 22:52:40 ID:bsjJD//4
うーん、本当に面白いSSを落とさないと人は来ないですね、
今は今で悪くは無いけれど、私じゃ役不足なので、力があ
る人一発ネタで良いから希望。
870風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/17 23:21:07 ID:H2KWvLiB
いちおー毎日このスレはのぞいているyo
自分ではSS書いていない(書けない)ので、
気に入ったSSがアップされていたら、ちょろっと感想書いている程度だけど。

同じような感じでROMっている人もけっこういるんじゃないのかなぁ?

ヘンに人が集まりすぎて、
自分では文章かけないのに、
えらそーに評論かますヤツが出てきて荒れるよりは、
今の状況の方がいいような気がする・・・。
871風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/17 23:54:28 ID:SK638mts
>>870

確かに荒れるよりは、まったりしてるからこういう空気
は好きです。

とはいえ先週から私だけ好き勝手に落とさせてもらってい
るので、なんか申し訳ない。
そろそろ900に近くなってきたのでそこそこで終わらせます。


そしたら半角で「クラエスのエッチな留守番」とか(おい。
872風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/18 02:23:16 ID:OKj1c5oG
【ジキルとハイド】 第2射の続き

トリエラはジキルの手を引いて自室へ向かう。そこへ状況を掴んでいないリコが
飛び込み、トリエラは声を張り上げて叱りつけた。

トリエラ「リコ! あんたって子はまた小さい子いじめてたのね、いい加減にしなさい!」

キリッと双眉を吊り上げ、厳とした態度でリコの浮ついた気勢を吹き飛ばす叱責を受け
たリコはたじろぎ、踵を返し逃げ出そうとするも、しなり舞う鞭のように出し伸ばされた
トリエラの手に襟首をつかまれてしまった。「うぇっ」、しまる首の感触にうめき、
リコはトリエラと死神のイメージをだぶらせる。左の耳たぶをトリエラにつままれて
リコは引っ張られ連れ行かれた。

リコ  「痛っ、いたいいたい許してぇ…」
トリエラ「だーめ、きっちりとお説教したげるんだから。ほらサクサク歩いて!」
ジキル (リコのばーかばーか、ばかばかまーんこ。えいえいっ)

トリエラとリコの後ろを小走りで追いかけると、ジキルはコントラバスケースの先端
てリコの尻をポコンポコンと突っつきだした。微妙な弾力があって突き甲斐があった。

ジキル(リーコのお尻はでーっかいなー♪ よく食べよく寝てよく育つー♪ 
    おつむとおむねはあーとまーわしー♪ ぷプっ)
873ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/18 02:51:35 ID:OKj1c5oG
【ジキルとハイド】 第2射の続き

ジキル「う…わぁ…すごい、わかんないけど、なんかすごい。」

トリエラとクラエスの居室に初めて入るジキルは、まずその異様な雰囲気とインテリア
に感嘆の声を漏らす。天井を見上げるとそこにはテディベアが、ビッシリと隙間なく
天井の全面に貼り付けてあったのだ。 100体を越えるテディベアの2倍の数の目が
一斉に自分に対して向けられたような錯覚を覚え、ジキルは除々に恐怖した。

リコ 「…また鉢植えが増えたね。実験器具や薬棚も新しいの買ったんだ?」

部屋の壁際には業務用の薬棚や薬品保管に使われる小型冷蔵庫などが立ち並び、
その隙間にもともとの机やクローゼットが肩身狭そうに押し込められている。
クラエスの机の上にはデル社のフルオーダーメイドパソコンに、ドイツ製の小型
電子顕微鏡が重厚な存在感を見るものに与えて鎮座している。この2つだけで
担当官の年収3人分に相当する、そうトリエラがジキルに解説する姿は手馴れた様子だ。

※クラエスは自分に薬学と植物学の才能があることに気が付き、独学にして1年と経たず
薬科大学の全過程に相当する学を修めた。その後は公社内の敷地と設備を流用して合法
ドラッグの研究に着手し、義体用の薬を研究する人員にも手伝わせながらついに画期的な
発明をするに至った。彼女の作り出した新種の大麻は麻薬の原料にはならず、その上で
鎮痛薬に不可欠なアルカロイドを大量に含有するという夢の発明として世界を驚かせた。
874ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/18 03:29:40 ID:OKj1c5oG
【ジキルとハイド】 第2射の続き

トリエラ「そうしてクラエスの発明は特許出願され、現在では毎月70万ユーロもの
     ロイヤリティを稼ぐに至りましたとさ…今度、新製品を出すのよ。」

「すごーい」、目をランランと丸くして、心から貴方の話に感服したといわんばかり
の表情から感じる態度は素直そのもの。トリエラが入れた紅茶のカップを両手で持ち
あげ、ちょんと唇をとがらせてフーッフーッと冷ます息をふきかける仕草を眺めて、
トリエラは(可愛らしい…)と本能をくすぐられる。
母親が娘に、姉が妹に抱くような情念が胸を満たしていく充足感に心地よさをおぼえる。

リコはなにかを待ち望んでいるのか、そわそわと落ち着きが無かった。カップにキスを
繰り返すように少しずつ紅茶を口にしながら、自分のヒザをさすり続ける。
手持ち無沙汰でいるのに耐え難くなると、リコは床のすみに置かれたジキルのコントラ
コントラバスケースに目を付ける。ちょっと馬鹿をからかってやろう、そんな企みだった。

リコ 「ジキル?ジキルの銃って私たちの中では一番重いよね、ちょっと持たせてみてくれない?」
ジキル「うん、いいよ。待ってね、すぐに出して用意するから。」

コクコクと紅茶を飲み干すとジキルはコントラバスケースを開いた。中にあったそれは、
まさに『重い機関銃』らしい鈍いツヤと、油の臭いを漂わせていた。

875ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/18 04:03:23 ID:OKj1c5oG
【ジキルとハイド】 第2射の続き

ジキルはケースから取り出した重機関銃を横倒しに寝かせ、手馴れた様子で銃身を取り付ける。

ジキル「…Goよし、NoGoよし。」

両端で厚みに差を付けた金属板を銃身と機関部の隙間にさしこむことで、間隔が適正か
どうかを確認し、装薬を抜いた銃弾をセットして重いレバーを引いて「半装填良し」、
手を離してレバーが勢いよく元位置まで戻れば「全装填良し」、最後に照準環を取り付
て高さと左右のズレを調整して準備完了になる。「点検良し」と口唱して、ジキルは
機関銃を持ち上げた。 ニッコリと笑顔でリコに機関銃を差し出す。

ジキル 「はいお待たせ、私の愛銃のM2Cal…つまり重機関銃です、はい。」

目前に差し出された重量物に対し、リコは(奇妙な銃だ)という印象を抱く。
M2という機関銃自体は資料で見覚えがあったが、それは銃架や脚でもって
陣地の守りや車両に備え付けられ、操作する歩兵が銃の尾部にある2本のグリップ
を掴んだ状態でとりまわし、ボタンのように小さなペダルを指で押すと弾を発射する
とあった。だが実際に自分が目にするそれには、取ってつけたような引き金と握把が
あり、それを掴んで使いなさいと言わんようなメッセージが銃から発せられているようだ。
876ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/18 04:49:49 ID:OKj1c5oG
【ジキルとハイド】 第2射の続き

2人を見守るトリエラと、銃の具合を試すリコとジキルにしっとりと漂う油の匂いが
触れ付いてゆく。空気と時間はゆっくりと流れながら油の臭いを乗せていった。

ジキル 「それでね、この照準環はね、ハイドさんが工作室で作ってくれた物なの。」

                  ド キ リ !!!

『ハイド』、その人名を耳にした途端にトリエラの心臓は刺すような痛みを発して、
脳裏には思い出したくない情景が鮮明に浮かび上がってしまった。そう、それは訓練時のこと…

格闘訓練では、サレス少佐との特訓で培ったノウハウに持つ自信とプライドを粉々にされんだ。
掌底や蹴り、打撃は全て受け流され、その勢いを利用されて抗うこともできずに投げ飛ばされた。
タックルを仕掛ければ、奇妙なステップで間合いをずらされてアゴ先を蹴り上げられたし、
時にはスライディングで足を弾かれ、腹を蹴り上げられた私は壁に叩きつけられもした。
877ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/18 04:59:43 ID:OKj1c5oG
【ジキルとハイド】 第2射の続き

でも何より嫌だったのは、銃を使った模擬戦闘の時だったな… その時の相手が…

公社が消防用のロボットを改造して作った標的機「K−3」。
それに乗っかって模擬弾を撃ってくる敵役   「ハイドさん」。

ハイド「ハーイ、トリエラー!お元気〜?」PAMPAMPAM!!!
K−3「ウィーンウィーン…」      DAMDAMDAMDAM!!!

ハイド「それじゃ〜、まったね〜!」   PAMPAMPAM!!!
K−3「ウィーソウィーソ…」      SHPOM!…CHUDOM!!!

ガチャンと音を立ててドアが開くとハイドさんとK−3は闇に消えていった。
そしてまた、別のドアから同じことを繰り返す。仕舞いには敵役の人みんなが同じことをした。

そのあまりのアホさ加減というか…訓練場全体がマヌケ時空に包まれた感覚に私は
圧倒されて、2度もリトライを出してしまった…そしてヒルシャーに休養を理由とした旅行に
誘われる口実を作ってしまったんだ…

トリエラ「許さない、あの男は絶対に許さない…!!!」
878風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/18 18:34:17 ID:6IPra1lE
長文乙。
次回からはチラシの裏へどーぞ。
879風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/18 19:17:16 ID:tm1g2IW5
>>878
すみませんでした。

「留守番」は(4)で止めますのでご容赦を。
880風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/18 23:34:22 ID:x+i4f+hh
>>879

>>878は夏目漱石や森鴎外にもそう言うだろう香具師なので反応するなメポ。
881風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/19 00:40:26 ID:wsEeM2GL
>>872
乙。
とりあえず続きに期待。
882878:04/10/19 06:42:46 ID:FzQkMNCf
>>879
違うんです、私が言ったのは糞ツマランに対してですから、どうか許してください。
クラエスのSS楽しみにしてますから。

>>880
氏ね。
883風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/19 08:33:24 ID:Y/BnbZ1V
>>882
「氏ね」なんて言っちゃ駄目だよ…。
言葉遣いに気をつかわないとまた場が荒れるよ…。
884風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/19 13:22:03 ID:Y/BnbZ1V
亀レスで済まないが…
>>837の「地上30メートルの義体棟」って、高すぎやせんか?
885風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/19 17:38:09 ID:BLqY1W5l
たかいなあ、校舎くらいか

って無人だと思ってたのにこのスレ意外に人が見てるのか?
886風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/19 17:52:49 ID:FVgvgv6C
流れが遅くても皆さん見てるでしょう。
個人的には次スレも希望したい。
887風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/19 20:18:08 ID:sohVcNee
>>885
一階の高さはせいぜい3〜4mだぞ。30mもあったら結構なビルヂング。
888風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/19 21:41:05 ID:XQ9+3v3+
…10階建てのビルぐらいある建物は、『公社』の敷地内には見当たらないな。
せいぜい6階までしかない。義体棟は3階建てだし……。
洗濯物を干してるの場所はどの施設の屋上なんだろ?
原作の第2話ぐらいしか洗濯シーンはないけど。
889風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/19 21:49:10 ID:I+ka5yQF
昔の洋館は天井が高い・・・とはいえ高くても5mくらいなので
30mは6階建て?!

15mに変換して読みましょう

890谷の風の名無しさん:04/10/19 22:10:16 ID:qHdcmbvq
戸田奈津子センセイの翻訳だから,字幕の数値をそのまま読んだら駄目だよ

ちゃんと原語では「30feets」と言ってるんだから,メートル換算なら9mぐらい
3階建ての屋上なら妥当な高さだよ
891谷の風の名無しさん:04/10/19 22:11:53 ID:qHdcmbvq
>「30feets」

誤り,sは要らない「30feet」だ
892風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/19 22:17:29 ID:aEtTOqMH
どっちにしても止まったSSだから気にするな。

5月に始まってやっと900台が間近か。
次スレの需要は薄いみたいだし、立たないかも
しれないから残りは有効に使いたいね。
893風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/19 23:50:20 ID:wsEeM2GL
>>890
ハゲワラ
894風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/19 23:51:32 ID:iXE+nIY8
次スレ必要かな…
本スレもだいぶ落ち着いちゃってるし、合流でいい気もするけど。
895風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/20 00:38:49 ID:+C3vE4Bf
>>894
本スレ住人が「SSうぜえ!」とか言わなければという条件付きだけどなぁ。>統合
896ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/20 10:02:30 ID:Ww7oyseG
やはり長文には批評も厳しいので、あらすじを前もって提示してみる。

トリエラがリコの持っていた円筒に気づき、何をするつもりだったのか聞く

夕方開店のパチスロ新装開店に行く予定を思い出し、パニックになるトリエラとリコ

ジキルはハイドに連れられて車で山奥へ新銃を試しに行く予定を思い出し、鳥とリコを連れて出発

町でトリエラとリコを降ろして山奥へ。

山奥でハイドが自衛隊時代の友人から譲り受けた軽機関銃をジキルに渡す。ミニミかと思いきやその前の
やつだったので(´・Д・`)…

第2射終わり
897風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/20 14:13:42 ID:b+wYOVpb
>>896は、なぜ固定ハンドルにトリップまでつけてるんでしょうか?
それとそれとなんで「タマラン」が「ツマラン」に変ったんでしょうか?

…あらすじを前もって言うより内容をよく吟味したほうが受けると思うのは自分だけでしょうか?
898風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/20 18:58:57 ID:WasgtYi3
>>896
面白さで言えばもうひとつの長文よりましな程度なんだから
あらすじを増やしても無意味。
それよりもう少し内容を詰めた方が良いのでは?
899風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/20 21:07:19 ID:45/opUvQ
流れを読まずに二次小説を投入。
『アマデオとジョルジョの休日』(萌えに非ず。しかも会話文だけ)
ttp://hikky.gotdns.com/cgibin/updata/hari-0558.txt
900風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/20 22:47:21 ID:uloogFV0
G・J!!
渋いネェ…。
結婚したくなるくらいだよ。
901お薬です名無しさん:04/10/20 22:59:28 ID:A5aSYcVZ
>899 GJです! ガンスリは脇を固める大人もいい味出してるから子供達のドラマが引き立つんですよね〜いいモン読ませてもらいました(^ο^)♭
902風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/21 00:28:37 ID:8UWE/aKv
                        /            ヽ-‐ -‐ ヽL`ヽ.     ヽ
  エルザで             /    /ィム          Y´   /i i T ヽn.   i
                      //  ./ :i:!   !i:  i     ,  !  / / l l! l l!   l|
   こんな感じの          {::!l :i::l ::l::|  |li:. l ::i ! ! !i ::|/ /   i l !|   l|
                       lハ: :{{:!,.Ll._  !リ::_,lL..l__l i l i:i:M      / ,リ !l   l|
    ないですかねェ         {ヽiヽヽr=、/ル//_/!/リ/jリ/彡ィ'⌒ 、   /  |l   l|
                          ヽハ ヒj    丁テiヽ.//   r ) }  /   !l   l|
                          {      ー'     / ,ノ /    |l i  i|
   ___                        ',  '、           r‐'^Y.     !l l  i! 
 _,. ( 、(`-──- 、  もつかれ〜      \ ー--        / _,..-`l    l ! l  |
/ ( i      r、\__.            l! ヽ、__,.. -_'´- '´   _,|   l i  l  |
l  ヽ'       `’   )            l l i l /j,.-'´   _,. ‐'´ \  | |  l  |
ヽ               }            ヽ ゝ'7ィ^ヽ    ,.-'´      \| |  l  |
 |               !           ,.ィ´ //.:::_,| ,.ィ´       __ ヽ  l!  !
 '、            ,.へト、            l ! /..:7' /       ,.- '´   `ヽ. !  !
.  \        _, イ三彡ヾ!          /V.-ァ.::::レ'^ヽ、    /   '  ̄ ` i l  |
    \_   _,. ィ´  廴三彡ヾヽ、     ,.ィ l.:.〈.::::/.:.:.:.:.:.:.:.\ /         |i li i|
      `弋_二 -‐ '´   ̄ 1ハ \ ゝ   l ! /.:.:.:V.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:.:// _ -         l !l i|
903風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/21 03:59:02 ID:4LlJbSg7
>>899
GJ !
脇役組みが無理なくいい感じだ。

だがそれ以上に、長文なので別のところにリンクを貼ったり、
会話文で読みやすかったり、リンク先内容を軽く説明してたり
などの気遣いがもっと GJ だ。
904風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/21 06:44:14 ID:8Y16FjfG
会話文だけはちょっとつらい

それ以外は読みやすくてGJ
905ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/21 08:29:03 ID:RXafGJ+J
>>897
責任を明確化するため。自戒の意味をこめて改名。今の自力ではこれが精一杯。

>>898
そのとおりだと思う。付け足すことは簡単だけど、無駄な分の削ぎ落としにはセンスが要る。

>>899
良い仕事!参考にさせてもらいます。
906風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/22 07:06:52 ID:iwAemGJX
http://up.2chan.net/q/src/1098382160938.png

プリシッラは長期の休みに入ります。
907風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/22 17:52:28 ID:E3m9DJ2x
>>906

確かに義体が出力全開で抱き締めたら折れるわなあw
908風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/22 21:54:59 ID:uliyZ6XU
左下のコマで「プリシッラちゃん?」と言ってるのは誰なんだ?
答えによってはただじゃすまさんぞ。
909風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/23 03:21:16 ID:ivvdP9Sx
>>908よ、12月号をちゃんと嫁!アンジェが言った科白だぞ!
910風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/23 08:19:32 ID:mOy6qCJm
ヘンリエッタ 「ジョゼさん! ジョゼさん! 聞いてください!」
ジョゼ  「なんだい? ヘンリエッタ」
ヘンリエッタ 「おとついAAEの存在を知ったんです。
       試しにAA関係の過去ログを幾つかざっと読んだんです。
       それで、きのう帰宅後さっそくAAEをDLして遊んでみました。
       一夜漬けですけど、ジョゼさんとわたし二人の大切な思い出、
       天体観測の一場面を書いてみました」
ジョゼ  「ヘンリエッタは賢いな。それはもう完成したのかな」
ヘンリエッタ 「はい! 徹夜で作った、わたしの『処女作』見てください」
ジョゼ  「二人の思い出か、楽しみだな。……どれどれ」
911風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/23 08:29:13 ID:mOy6qCJm
                                    
            :  : : _,,.,,,---―--i、,,,、           
           : ..,,-‐'゙`: : : : : : : : : : : :  ̄'ヽ,、        
        : : : ::/`: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ゙'-,,,       
        : : ::,l゙: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .゙!、     
         : ,,i´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .,、,l゙゙li、    
           ,l": : : : : : : : : : : : : : : .,、: : : : : : 、: :|`" `ト    
          .,/: : : : : : : : : : : : : : :.,/,l゙: ,!'‐:'i、: ,ト: :|: : : : ゙l    
      : ,,/`: : : : : : : : : : : ::,,,-',i´/::,/: : : 'レ":|: /.,r‐i、 |,   
    : ._/: : : : : : .:_,rlニ゙''ニl二、゙‐'`゙'"`:_,,,,,,,,,,,,,,|,l゙j'"`゙゙゙'''|    
  : : :_/`: : : : : : ::/~,、-‐,―'i、: : : : : : : : :,r'"',,'"''l,゙/:_、: : : |   
  : :,i´: : : : : : : : ::|,: ゙'i、: ": : :|: : : : : : : : .゙!、::`: ,r|l゙l/": : : │   
 .,‐`: : : : : : : : : : :゙l、`゙゙‐''''''": : : : : : : : : :゙゙‐''''":,/`: : : : : |   
 |: : ,,,,r': : : : : : : : : ゙l、: : : : : : : : : : |: : : : : : :レ!ll,!‐: : : : : ,,i´   
 ゙l-'゙,i´: : : : : : : : : : :゙i、: : : : : : .、: : :": : : : _,,./`: :_,r''''',!"    
 : : |,,,--'.゙|,,,,―i、: : : ゙'r、_: : : : .゙'i、,,,,、: :'''ニ'": :_,r'": .,,i"      
     : :     : `''''''''''i、: ゙゙''‐--_: : : :.rl,r‐‐'"`: : :,i"      
         _,,,,,,,,,--│: : : : : : : .~'''ー''": : : : : : : |`       
     ,-''"``: : : : : :|: ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :`'-,,,,、    
    .,,i´: : : : : : : : : : :ヽ: ゙'i、: : : : : : : : : : : : : ,,i´: :,r: : :``'-,   
  ../: : : : : : : : : : : : : :゙''-,,,"':--,,,,:__: : : :.,/`: :,l": : : : : : :`i、 
912風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/23 08:31:55 ID:mOy6qCJm
ジョゼ 「…………。
     ((((;゜д゜)))ガクガクブルブル!!!」

(終)
913風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/23 11:47:53 ID:OrPGFH3k
ワカンネー解説キボンとか言ってみるテスト
914風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/23 12:57:06 ID:Ypg4h/U5
>>911
公共広告機構の「ストップ温暖化」のCM思い出してしまった…。
915ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/24 00:45:40 ID:qdPrhXM/
【ジキルとハイド】 第2射の続き

嫌な記憶が脳裏に甦り、歯軋りしてトリエラは悔しさを噛み締める。
やりきれない思いが消化できずに、テーブルに頭を乗せて目を虚ろに
泳がせると、ふと目線の先にリコが持っていた円筒が目に入った。
ページをめくったように気分が変わった。腕を伸ばして円筒を手に
取り、まじまじと眺めてみる。見たところ、真鍮製の筒だ。

トリエラ(これ、どこかで見たような気がする…)

ああ、と黙呟してトリエラは円筒の正体に気が付く。ヘンリエッタの万華鏡だ、
あの台座から取り外したのだろう。
トリエラは椅子に座ったままで、リコの方を振り返って問いただしてみた。

トリエラ「ねえリコ、この筒って、ヘンリエッタの持ち物でしょう。あなたこれを
     振り上げながらジキルを追っかけまわしてたようだけど、これで何をす
     るつもりだったの?」

リコの手が止まった。ビクリとして顔を一瞬こわばらせ、チラリとトリエラの顔を
横目で覗いてみる。嘘は付けないが、下手な言い回しで正直に話してはトリエラを
怒らせてしまうと思ったリコは足りない頭を必死に回転させて、細々と口上を述べた。

リコ  「しょ、…処女検査をしようと思って…」

ジキルは見た。トリエラの瞳に火が灯る瞬間を。
916ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/24 01:03:56 ID:qdPrhXM/
【ジキルとハイド】 第2射の続き

部屋の空気がガラリと変わるのをジキルは感じ取った。すぐそばにいるリコの
放つ緊張とトリエラの放つ眼光が、部屋の中を乱反射して自分に突き刺さって
くるような、その場にいるのが申し訳なくなる雰囲気に押し包まれる。

トリエラ「ふーん、そ・れ・で・?」
ジキル :トリエラちゃんは顔は怒っていなかったけど、座った目をして両手をパキパキと
     鳴らしてた。恐ひ。

リコ  「…ほら…この間…ジキルが…アソコから血を沢山流したって聞いたでしょ…それ
     で私が…エッタの万華鏡を使って…ジキルがまだ処女かどうか…検査してあげよ」

トリエラ「だ・か・ら・?」
ジキル :リコがまだ言い終わっていないのに、トリエラちゃんは低い声で話しを遮りった。
     おしっこしに行きたいって言ったら怒られそうで恐ひです。

リコ  「…つまり…ジキルの…アソコに…それ(万華鏡)を入れて中を見てあげようとした、
     した、しますた…」

うつむいて話していたリコが、少し顔を上げてトリエラの顔を見てみる。トリエラはムッツリと
した表情のままだったので、リコはさっと顔を下げた。
917風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/25 16:52:28 ID:acOoQIMN
定期的に保守ageしないとマズイですかね
918風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/25 16:54:08 ID:uQ/8IztC
正直おとなしく本スレに合流した方が良いのではないかと。
919お薬です名無しさん:04/10/25 17:06:02 ID:nCieN4pd
〉918 そんなことしたら気軽にハァハァしたり、キシュキシュされなくなるじゃない。
920風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/25 17:13:59 ID:28dkx+Az
名前がさぁロリコいかにもロリコンしか狙ってませんって
ばればれなアニメ設定が 気 に 食 わ な い !!
ロリコン初心者な俺が気軽に見れないじゃないかバカヤロー

921風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/25 17:19:01 ID:iDqx/wVw
初心者が堂々と見ようなんて考えが甘いんだよ!
922風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/25 17:40:01 ID:acOoQIMN
次スレ、どうします?
アニサロにでも移ったほうがいいのかな?
923風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/26 02:13:33 ID:FLp6OTOR
テsト
924風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/26 11:16:28 ID:NHELOd37
俺も本スレに合流すべきかなと思う。
理由としては、

 1. 今の速度じゃdat落ちの可能性が高い
 2. 本スレも落ち着いてきてるし、DVD発売以降新ネタは望めない
 3. ここの住人と本スレとはある程度かぶってるはず?

ここだけじゃなく、移転した今となっては本スレも心配なんだよね。
SS自体は本スレでもあるようだし、よっぽどのものじゃなければ
「UZEEEEE」とは言われないと思うけど。

只、うざがられないためにも長文はリンク貼ったほうがいいと思う。

>>919
> キシュキシュされなくなるじゃない。
どMさんですか?

でもこのスレ、ハァハァの割には本スレよりまともだから
問題ないと思う。

925風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/26 12:46:55 ID:R32pWMud
本スレに合流したらSS職人さんは
>899氏の方法で公開してもらうってのはどうかな?
それなら本スレ住人にもあまり迷惑をかけないですむと思うけど。
926風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/26 23:59:01 ID:oEQexwpV
このまま自然消滅するのを待つの?
927風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/27 03:26:30 ID:TWeKzSKM
せめて1000まで行ってからにして欲しいな。
結局選択しは、合流案・アニサロ移転ぐらいかな?
928風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/27 09:35:41 ID:aIedYRQX
もっとハァハァ汁っとけば無問題
929風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/27 16:50:42 ID:iGVsWmib
アニメ全撤収して原作スレに合流とか(w
930イタリア公安資料より抜粋:04/10/28 00:37:23 ID:TKW4SHHE
NPO法人「TWO」発行誌 "Truth Will Out"  5月12日号
『連載:不可解な医療工学研究援助予算の行方――30億ドルはどこに消えたか?――』

アメリカの医療が世界のどの国よりも先進的であることは疑うべくもないだろう。
これは政府が積極的にこの分野を支援してきた成果に他ならない。政府が支出する医学研究費は年間200億ドル以上で、世界的に突出した医療先進国である。
特に医療工学分野については10年前から特別予算が計上され、「先端的再生医療工学分野」について年間30億ドルもの予算が組まれている。

この10年間でこの分野に関する研究は急速に進み、現在では再生医療に取り組む国内の研究機関は民間を含め145ヶ所、従事する研究者はのべ1412人に達する。
特にNIH(アメリカ国立衛生研究所)内の「再生医療工学研究所」は、この分野で世界をリードしており、論文及び保有特許の質と量は世界最高水準にある。また臨床実験として年間で50-80人の難病患者を受け入れている。
NIHは国内における各研究機関への研究費配分を担っており、前述の年間30億ドルの「特別予算」に関しては再生医療工学研究所が優先的に予算を獲得している。

実はこれらの予算作成の段階で国防総省が関わっているということは知られていない。これは国防総省内でも一部の関係者しか知らない事実である。

12年前の予算策定時に「戦時応急医療技術研究」の申請が国防総省から議会に提出されているが、結局この予算は議会を通過していない。その規模は30億ドル、冷戦終結後の予算としては実に破格である。
931イタリア公安資料より抜粋:04/10/28 00:38:02 ID:TKW4SHHE
どうやらこの予算を何としても通さんとした国防総省は、厚生省を隠れ蓑に、先述の特別予算の申請という形で議会に認めさせたようなのだ。
当時の厚生省長官は有力な議員を筆頭に、実務レベルでの官僚・研究者を揃えた「先端再生医療研究会」を発足させ、この予算通過を後押しさせた程である。この力の入れようはただ事ではない。
予算審査の議事録を見ると、いち研究分野に対する助成としては破格の予算規模にも関わらず、さしたる問題も無く予算案は通過している。

さらにはこの30億ドルの他にもこの分野には目に見えない金が動いているようだ。
11年前、本誌イタリア支局長であったライザ・クリスティは、ヨーロッパを外遊していた当時の厚生省長官がイタリアで米軍基地内にて大物フィクサーと会談したという情報を掴んでいる。
これが事実だとすれば、そのタイミングはちょうど前述の予算が作成された時期と一致している。
そしてこれも奇妙な偶然だが、イタリアは今現在、再生医療工学分野においてアメリカに次いで最も多くの論文を提出している国である。

国防総省、厚生省、そしてイタリア…、医療の裏でうごめく策謀の影を連載で追う。
932風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/28 10:58:07 ID:U9A0D0SC
>>929
それでもいいような気もする…
933ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/28 20:33:08 ID:IZgj/MKX
【ジキルとハイド】 第2射の続き
そんなやりとりが続いて、そこにいるのがいたたまれなくなり、私は
部屋を出た。その直後から、手の平が尻肉を勢いよく叩く音と、リコ
の嬌声が何度も何度も聞こえてくるものだから、私は二人の部屋のドア
まで戻って聞き耳を立ててみた。

リコ  「あんっ、あんっ、あああっ!」 パンッ、パンッ、バチン!
トリエラ「ほらほらっ!喜んでちゃお仕置きにならないでしょうが!」 スパンっ!
リコ  「んあああっ!…はぁはぁ、トリエラ、もっと…もっと強く…ベルトで…」

クローゼットが開く時の、ちょうつがいの軋む音がキィィと聞こえてきたかと思った
矢先、ひゅっひゅっと風を切る音と共に一際高いリコの鳴き声が廊下にまで響きこえた。

リコ  「あ、ああ、ああ〜!!! くふぅっ!…ハァーっ、ハァーっ…」
ジキル (なんか、すごくエッチな気がする。これがお仕置き?それとも、セックス?!」

盗み聞きを続けて30分ほど楽しんでいたらお昼の時間になったので、私は自分の部屋に帰った。
934ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/28 21:03:30 ID:IZgj/MKX
部屋に戻ると、私はベッドの下で毛布にくるまったルームメイトを
ゆり起こして食事に誘ってみた。

ジキル「ねえ、お昼ご飯の時間だよ、そろそろ起きて、一緒に食べに行こうよ。ねえ、
    ねえってば。」
毛布の中から片手だけを出して、左右に2度だけ手を振ると、彼女は手を毛布の中に
引っ込めた。嫌だよ、という彼女のジェスチャーによる意思表示だ。
ジキル「わたし、お腹空いたよ〜、一人で食べるのは嫌だよ、一緒に来てよぅ。」
断られてもなお私がゆさゆさと体をゆするものだからか、ものぐさな彼女が鼻から上
だけを毛布から出して語りかけてきた。眠たそうに半開きの目をしている。

ミュウ「…引き出しの上…」
ジキル「?なに、なあに?」
ミュウ「…姉さんが…トマトと何かを料理した物を置いていってくれた…」

私は引き出しの方に目をやってみる。なるほど、引き出しの上に小さな土鍋と
ティーポットが置いてあった。スプーンまで用意してある。
ジキル「じゃあ一緒に食べよ、お皿取ってくるね。食堂からパンでも取ってこようか?」
ミュウ「…いらない…トマト嫌い…」
ジキル「お腹空かないの?朝ごはんも食べてないでしょう。」

彼女は私に答えないまま、毛布の中に頭を引っ込めて会話を締めくくった。
ジキル「じゃあ、私だけ食べよっと。」
935ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/28 23:36:47 ID:IZgj/MKX
☆☆☆
ハイド「無茶言わないで下さいよ。」

俺は休日にもよく呼び出されて、上役連中に報告を上げたり指示を受けることが多い。
時にはプリッシラ達のような頭脳労働者の下で雑用をこなしたりもする。
今日は知らないカフェテリアに呼び出され、ロレンツォ課長(義体を使う方の)
とジャンにジキルをはじめとする廉価版の義体たちの低性能振りを必死にアピールし続けている。

ジャン「お前達には充分に時間を与えたはずだ。できませんで済む話では無いぞ。」
ハイド「確かに、半年も訓練期間を設けて頂いたおかげで、一人でトイレを使ったり
    食事をしたり風呂に入ったりはできるようになりましたよ。ですがね!それ
    と戦闘員を養成する時間とは別です。追撃は高難度だ、対応できる義体はもういない。」
話はこうだ。逃走したヘンリエッタとジョゼッフォを追っていたフラテッロが
返り討ちにあって死んだ。お前らの中から次の追撃要員を差し出せ、という内容だ。

ロレンツォ「で、使えない理由とはなんだ?報告書で上げられた数値では特に能力不足を示すもの
      は見当たらなかったぞ。」
ハイド  「安定性の欠如です。まず薬物摂取の管理が難しい。正規の義体が使用する薬より
      相当安いだけあって薬効が切れやすい。激しい運動や長時間の緊張でもすぐに
936ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/29 02:02:04 ID:e1IUGU8k
ジャン「すぐに薬が切れて糖の切れた糖尿病患者みたいになり、行動不能におちいります。
    また、静脈注射して投与する薬は副作用が重く、使いかってが悪い。」
しまった、と口の中で舌打ちした。薬のことは以前ジャンに対する言い訳で使っていたのを
忘れていた。これでロレンツォ課長は、俺に心証を悪く持つだろう。

ハイド  「ああ、そう、そうなんですよ。副作用は義体ごとに様々ですがね、ヒステリー、
      極端な無気力、人格障害、性欲の暴走など、数え上げたらきりがない。」
ロレンツォ「薬についての不満はよくわかった。だがな、廉価版の最大の利点は維持費が安く
      つく、という一点に尽きるのだ。新規の義体を用意するのに使う金は廉価版でも
      フェラーリの新車が楽に買えるほどの額になる。維持費の圧縮は公社の急務だ。」

こうして話題は2転3転しながらも、結局はヒルシャー班(つまり廉価版義体のグループ)から
ヘンリエッタ×ジョゼッフォの追撃要員を差し出すこととなった。

ロレンツォ「お前も中国と日本の戦争については知っているだろう。」
ハイド  「ええ、テレビや新聞に出てくる程度では。」
ジャン  「今、ユーロ圏は日本と中国のどっちに味方をするかで2つに割れている。
      EUの大国、フランスを筆頭に中国が建設した海洋油田には莫大な金額の
      が投資されているんだ。このままEU内で対立が進めば公社の仕事も一段
      と増えるだろう。私は正規の義体全てをその方面に投入したいのだ。」
937ツマラン ◆TJ9qoWuqvA :04/10/29 02:16:44 ID:e1IUGU8k
ロレンツォ「お前ならわかってくれるだろう?時代の流れと共に公社の役割も変化してきたのだ。
      ジャンのグループがより重要な任務に専念できるようにする為にも、お前にはヒル
      シャーの下でこまごました濡れ仕事を処理してもらいたいのだ。」

話は終わった。明日にも追撃要員の選定を終え、バックアップのグループとも話しを詰めるという
事で課長とジャンには了承をもらうこととなった。

ハイド「ところで、ジャンさん?」
ジャン「なんだ?」
ハイド「日本と中国の戦争、海戦では日本の勝ちらしいですけど、
    イタリアはどっちの味方をするので?」
ジャン「決まっている。」

ジャンは席を立ちあがった。サングラスを付け、課長と共に自分の車へと歩き出す。
俺は車まで見送についていった。車を出すところでジャンが言い放った。

ジャン「勝った方の味方だ。イタリアはいつの時代でもそうやって生きていくんだ。」

第2射終わり
938風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/29 02:58:11 ID:ZwAB5OPa
でわ、とりあえずPart4は作らず各自アニメ本スレか原作スレに合流ということでOK?
939風の谷の名無しさん@実況は実況板で:04/10/29 03:37:23 ID:y28921t+
>>938
今後の伸びが期待できないアニメ本スレに合流が望ましいかも。
最近は転載倉庫の更新も止まってるみたいだねぇ…。
940風の谷の名無しさん@実況は実況板で
兵力分散の愚は犯さず、兵をまとめるのが良いかと…