モネ:
130年の悠久のときを眠りつづける「眠りの巫女」。運命変革の時をもって死すべき運命の人。
眠り続けることでエネルギーを蓄え、運命変革のとき、敵を滅ぼす一撃となる。
戦いに疲れた彼女は記憶や感情の一切を封じ込め、ただ戦う機械と自らを化した。
そのため、智和にあった直後は「もね」しか言えない状態に。
吾妻みづき:
智和に惹かれる才色兼備の同級生。
みづきに母親の面影を見ていた智和は、知らぬ間にみづきの心を書き換えてしまう。
ネイトによってその事実を暴かれた二人は
距離を取ることで互いの気持ちを確かめようとするが、
みづきへの思いを中心に行使されてきた運命変革は、
みづきの不在という事態に直面して大きく動揺することになる。
千条七瀬:
15歳のとき、両親とはなれて天涯孤独の智和といっしょに生活することを選んだ女性。現在22歳。
天然ボケのように見せかけているが、実際には聡明で意思が強い。
運命変革者を守護し、運命変革を確実なものへと導くためのさまざまな技術を有する「宗家」の人間で、
最も強力な霊的能力を持つ。智和と一緒に生活することを選んだのも実は宗家の命による。
シルク:
七瀬の夢世界内での姿。シルクと七瀬は互いの記憶を共有していない。
宗家の巫女としての使命を帯びながらも智和を愛している七瀬は、
夢世界での出来事を無意識のうちに記憶しないようにしてしまっている。
そうやって宗家当主への報告を怠り、
智和の平穏無事な生活を守りたいと知らぬ間に考えていたのである。
ちなみにシルクの姿は、千条家にやってきた幼い智和をあやすために
七瀬が縫ってやったぬいぐるみがモデルになっている。
千条九葉:
七瀬の妹で智和の一学年下。
七瀬同様宗家の人間だが、7年前は宗家の何たるかをまだ知らず、
七瀬の選択が何ゆえのものなのかを知る由もなかった。
外国から戻ったのは宗家の命によるもので、七瀬同様、宗家の使命を帯びながらも、
その事実を智和に隠していることを後ろめたく思っている。
運命変革を確実なものにするためにスケープゴートとなる「運命の矢」に選ばれてしまう。
ねねこ&ネイト:
記憶を失い、自分の帰る家さえもわからなくなってしまった少女。
彼女の体には未来から輪廻をさかのぼってきた意識体「ネイト」が住み着いている。
ネイトは運命変革の失敗によって荒廃した未来から、その失敗を正す目的で、
さまざまな宿主の体に転生を繰り返しながら時間を遡ってきた人工意識だとされている。
ネイトは運命変革を成功に導いた後、使命を全うして消滅する。
コネコ(こねこ) :
ねねこの側にいる、子猫。ねねことは喧嘩をするほど仲のよい間柄である。
鳴き声が、かわいらしい。アニメオリジナルのキャラクター。