マリア様がみてる ハァハァスレッド3

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640風の谷の名無しさん
「祐巳さん、大浴場行こう」
「へっ?」
 部屋のお風呂を使おうと思っていた祐巳は、思いっきり間抜けな返事をしてしまった。
「やだ、祐巳さん。部屋のお風呂なんか入ろうと思ったら、何時間待たされるかわかんないわよ。
 それにせっかく大浴場があるのに、使わないなんてもったいないじゃない。
 そうだ、志摩子さんも一緒に誘おう」
「でも、恥ずかしいよ」
「いやね、女の子同士で、何が恥ずかしいっていうの?」
 何が・・・っていわれても、恥ずかしいものは恥ずかしいわけで。
皆でワイワイ入浴なんて確か、小学生まで。中学の修学旅行の時は内風呂だった。
体育の時の着替え姿は見慣れているけど、改めて裸っていうのはやっぱり照れてしまう。
「ごちゃごちゃ言わないで、さ、行くわよ」
結局、由乃さんに引きずられるようにして廊下に出た祐巳たちは、前方に浴衣姿の志摩子さんを発見した。
「ちょうどよかったわ。志摩子さんも、大浴場に?」
「ええ、やっぱりお風呂は広いほうが気持ちが良いものね」
既に髪を上げている志摩子さんは、浴衣姿のせいか、妙に色っぽい。
641風の谷の名無しさん:04/02/08 06:05 ID:QVctAyZ+
「いやだ、祐巳さん。そのバスタオルは何?まるで温泉リポーターみたい」
恥ずかしくて、後ろを向きながら服を脱いでいた祐巳は、由乃さんの声に思わず振り返った。
「・・・・・・!」
 ピンを咥えながら髪を上げている由乃さんは、当然のように何も着ていない。
志摩子さんにいたってはタオルと腕で、隠すべき部分は隠しているが、かえってそっちのほうがHっぽい。
「?」
志摩子さんはハテナマークを浮かべながら、わずかに微笑んだ。 
 鼻血出そう・・・・・・。
祐巳は、お風呂に浸かったわけでもないのに、のぼせて倒れそうになるのを必死でこらえた。
「祐巳さんは、意識しすぎなのよね」
由乃さん、頼むから前だけは隠して欲しい。

両肘をつきながら、足を組んで湯船につかる由乃さんは、なんだか妙に格好良い。
「これから山百合会を背負っていく者同士、裸の付き合いも大切よ。私を御覧なさい。
すっぽんぽんよ、すっぽんぽん!」
すっぽんすっぽん言わなくても、みればわかる。