【荒野の】蘭たんハァハァスレ【花ビラ】

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139第7話会話集1/1
★咲村達也と吉井一穂(7話)

吉井 「やつれましたねぇ。」
咲村 「そうかなぁ。 鉄道が好きだったんだ。ここへ来て、やっと念願叶ったというわけだな。」
吉井 「手だけ見れば、別人ですよ。」
咲村 「実際・・・、別人のつもりだぁ。」
吉井 「上の世界では、貴方という人が居た事すら曖昧になってます。」
咲村 「上は相変らずか?」
吉井 「なんにも変わりません。腹が立つほどね。」
咲村 「うん・・・。」
吉井 「貴方を目標としていた者(※)として、お尋ねしたいのですが。」
咲村 「『咲村達也』はもう死んだ。君が今口を聞いているのは、違う誰かだ。」
吉井 「この件を上(※)に、どう報告するべきでしょうかねぇ?」

咲村 「オルガノと連合の小競り合いは、もはや慢性的だ。
     大西が連合の木俣に直談判をしたせいで、今は昇降状態だが、
     末端の連中は相変らず一触即発だ。いつ何が起こってもおかしくない。」

咲村 「この間、連合のスナイパーが、大西を狙撃しようとした事件があった。
     連合はしばしばそういう手を使う。
     ガベの長老を銃撃したのも、連中ではないかという専らの噂だ。」

咲村 「何をする気だ・・・?」
吉井 「と・・・言いますと?」
咲村 「いや・・・。只、黙って帰るつもりならぁ良いんだが。」
吉井 「黙って帰るつもりはないですよ。 人間が持つ原初の力がほとばしるのを、
     もっともっと見てみたい。 ・・・とまあ、そんな所かな。 ふっははははっ・・・。」

★おまけ
吉井 「もう遅い・・・。もう遅いよ、大西さん。」
吉井 「戦え戦え、潰し合え・・・。その通りだよ、シンジ君。」