【絹タン】らいむいろ戦奇譚その11P【喪失!?】

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3風の谷の名無しさん
FAQ

Q.この時代、ブルマはあったのですか?
A.アミーリア・ジェンクス・ブルマー夫人、エリザベス・スミス・ミラー夫人らによって
  トルコ風パンツが女性のアウター用ボトムとして改良され、
  『 ブルマー( 或いはブルマース ) 』として発表されたのは、1851年のこととされています。
  従って、“あった”と言えばありました。
  しかし、我々の考える『 ブルマ 』の原形は、そのブルマースの下に履かれていた
  “ドロワーズ”であると考えた方が自然です( ショーツの原形でも有る訳ですが )。

Q.我々が考える様な『 ブルマ 』は有り得なかった?
A.“体操着”としての『 ブルマ 』は通常、ポリエステルやナイロンで作られ、
  場合によっては裏側等に綿混( 5%〜50% )が用いられます。
  ( 肌に触れる側にコットンを使うと吸湿性に優れ、肌ざわりが良くなります )
  しかし、ポリエステルもナイロンも工業化に成功したのは第2次世界大戦後です。
  『 重ね履き用 』としてコットン100%のブルマなどもありますが、
  これらはスカートやキュロットの下に履かれる事を想定したものであり、
  スポーツ用などとして外履き用途に出来る強度は無く、
  また、すぐに毛玉が出来てしまい、そういう意味でもアウターには適しません。

Q.スクール水着はどうなの?
A.スクール水着も通常、ポリエステルかナイロンで作られます。
  ( ポリエステル製だと厚手でゴワゴワした感触、ナイロン製だと比較的薄手でツルツル…というのがおおまかな傾向です )
  従って、ブルマと同様に素材面でまず問題( 第2次世界大戦後まで待ち )があります。
  加えて、本作に登場した『 スクール水着 』は、
  所謂『 旧型/スカート型/W型 』と呼ばれるタイプをモチーフとしている様ですが、
  作中に登場したスクール水着の股間部のデザインは実際には有り得ません。
  現実のデザインは各社とも共通した裁断・縫製なのですが、本作では誤った解釈をしている様です。
  仮に、本作デザインに準じて作ったとしたら、裁断・強度・履き心地等々の面で不都合が生じると思われます。