も〜っと!おジャ魔女どれみドッカ〜ン!♯83

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103風の谷の名無しさん
どうせ引用するなら、きちんと全文引用してみよう。
きょうの読売夕刊のテレビコーナーのコラム「モニター」より

 毎週土、日曜日の朝には、休みの子供たちを狙ったアニメが多数放送
されている。これが単なるお子様向け作品ばかりだと侮っていると、
思わぬ不意打ちを食らう。
 例えば、九月二十一日の「星のカービィ」(TBS系)は、悪巧みを
するデデデ大王がアニメを作ると言い出す。完成した劇中作は時間と
予算、能力不足で絵がめちゃくちゃ。修羅場のスタジオの描写や「動いてる
のは口だけ」などのせりふも妙にリアルで、増加する作品数にあえぐアニメ
制作現場の過酷な状況を鮮やかに皮肉っていた。
 今月十日の「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」(朝日系)は、魔女見習いの
どれみが、魔法を使うのをやめた魔女と出会う話。愛する人が次々老いていく、
年を取らない魔女の悲しみを知り、大人の入り口に差し掛かったどれみは将来を
考えさせられる。巧みな画面構成で感情を表現する細田守の演出が見事。驚く
ほど丁寧に描き込まれた作画や、哀愁を誘う美しい背景と相まって、珠玉の
短編と呼べる輝きを放っていた。
 どちらも子供向けとは言い難い内容かもしれないが、自分の記憶をたどって
みても、”本物”は子供の心になにがしかを残すだろう。時折こうした傑作に
巡り合えるから、三十一歳になってもアニメ好きはやめられない。(福)

この前、土曜夕刊の「深夜番組たんけん隊」というコーナーで、シスプリ
リピュアのことを書いていたのも(福)氏だったよ。