「あぁー結木くん今頃何やっているのかしら……」
「逢いたいな…」
「この降りしきる雨の様に、結木くんに会えないあたしの大切なところは、あっんん…」
「…寂しさで、しとしとと雫がこぼれる音色を奏でているわ…」
(くゅくゅぐちゅ)
「…あぁんっっっんー。」
「膝を流れる水色の雫は、あたしの気持ち、あぁぁぁ…」
「この空に漂う雲の様に、とめどなく……どんどん溢れてくるの…」
(くゅちゅくちゅ…)
「あなたが、この雫の気持ちを、受け止めてくれるのなら、んふっ、ああっん、いくぅ…」
(くちゅ…くちゅくちゅ…)
「ああぁんーイっちゃうっ、ダメっ!あっ…たぁし…の花園に湧く…」
(くちゅちゅちゅ)
「…この雫の溢れる泉に、あなたを何度も招き入れて、結木くぅん…」
「あなたの、こころを包み込んであげるわ……あああっんーあずみいっちゃうー」
「あん―――。」
『アニキー?安純、何一人で、スカートの中で手をもぞもぞさせてるんだー?』
『そうなのらー。 何か静かに呟いていたけど、手だけは激しく動いてたのら…』
『おまけに、安純の座っている棚…水たまりで一杯だぜ…せっかくふき掃除したのに。』
『あーなんだか、気持ちよさそうに眠ってるのらー』
『気にするな…安純の精一杯の乙女心が、そうさせたのだ。』
「…という訳で、姉貴の秘密に迫る、瑞希ことFDCの隊員たるボクは…」
(しこしこ)
「ハプニングながら、今こうして、彼女から溢れる、秘密の液体に…」
「女体の神秘を目撃し、カメラに収めることに成功したのだ!」
(しこしこ…はぁはぁ…んん―――っ!)
「このテープは、今後のFDCにおける研究と活動の為…」
(しこしこしこしこ!あああああー!)
「FDC会員の友達に解析を求めるため広く配布(買り)した…うっ!」
(はぁーはぁーああはーー)
「ちなみに…FDCは、彼女の超能力によって」
「男の子からも、同じような液体が溢れ出る事を確認した!」
「謎追う、FDCにも、危険が迫っているようだ!」
ヤシチ
『はぁーこの姉弟は似たもの同士じゃな…瑞希のヤツ精通か?』
『姉貴で精通…おめでたいな…やれやれ』