ワるきゅーレたんでハァハァするスレ

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952ID:wAL3Ujg5:04/04/11 23:47 ID:ApgGCiIP
 「ワるきゅーレ、僕は…」

  和人が泣きじゃくるワるきゅーレに謝ろうとしたその時だった。

 「君、ちょっと来て貰おうか」

  和人の方をがっしりした体格の男が掴んでそう声をかけてきた。

 「………えっ!?」
  突然の出来事に和人は驚いて背後を振り返ると……。

 「ママー、あのお兄ちゃん何しようとしてたのー?」
 「これっ、目を合わせちゃいけませんっ!!」
 「あんな小さな子に…」
 「本当にいるんだ…。 ああいう変態って…」

  大勢の野次馬達と、和人の良く知る人々だった。

 「婿殿!! いったい姫様に何を…っ!!」
 「……見損なったぞ」
 「……お兄ちゃん、最低」
 「信じらんねぇ…。 今のワルキューレに本気で手ぇ出すなんざ鬼畜以下じゃねぇか」

  和人への失望を口にする真田さん、シロ、リカ、ハイドラ。
  そして、怒りに打ち震える明菜。
953ID:wAL3Ujg5:04/04/11 23:48 ID:ApgGCiIP
 「和人の…」

 「和人の変態ロリコンヤローっ!!」

  ドガァッ!!

 「ぶべらっ!!」

  ぶちきれた秋菜の神速の拳が和人の頬に炸裂し、和人はきりもみ回転をしながら階段を転げ落ちる。

 「………ぐふっ」

  和人はそのまま気絶する。

 「…か、彼のお知り合いですか?」

  和人の肩を掴んだ警官が秋菜の迫力に怯えながら尋ねる。
 
 「全然っ、知らない奴ですっ!!」

 「そ、そうでありますかっ!!」

  明菜の迫力に怯えながら、警官はそう答え気絶している和人を連行していった。

 「…えうぅぅ、ぐすっ、ぐすっ…あれ? 和人は?」

  今までずっと両手で目を覆いながら泣いていたワるきゅーレが、涙を拭いながら目の前にいる明菜達に尋ねる。

 「さあ? 知らないわっ!」

  明菜は不機嫌そうにそう答えた。
954ID:wAL3Ujg5:04/04/11 23:51 ID:ApgGCiIP
 「姫様ーっ!! 大丈夫でございますかーっ!!」
  真田さんがワるきゅーレに駆け寄ってワるきゅーレを抱きしめる。

 「……う、うん」
  ワるきゅーレは目をぱちくりさせながらそう答えた。

 「おいワルキューレ、いったい何があったんだよ」
  ハイドラが尋ねる。

 「あのね、ワルちゃんがお人形さんが欲しいって言ったらね、和人がワルちゃんをここに連れてきてキスしようとしたの」

 「なっ………」
  ワるきゅーレの答えを聞いてリカが絶句する。
  たかが、人形くらいでこんな場所でそんな事をしようとした兄に無性に腹が立った。

 「そうだったの…。 もうお兄ちゃんなんてほっといてご飯食べに行きましょ」

  リカはいつもの口調でそう言ってさっさとその場を立ち去ろうとする。

 「明菜、オレ達も行こうぜ」
 「……ええ、そうね」

  そうして、和人を除いた面々で昼食を食べに行く事になった。
955ID:wAL3Ujg5:04/04/11 23:51 ID:ApgGCiIP
 「…そうそう、ワルQが欲しかったのってどれ?」

  リカがエスカレーターに向かう途中の道、おもちゃ売り場の真ん中でワるきゅーレに尋ねる。

 「うんとね、アレ」
 「そう。 じゃあ買ってあげるから持ってらっしゃい」

 「わーい」

  リカの言葉に喜びながら、欲しいおもちゃを取りにいくワるきゅーレ。

 「お兄ちゃんの来月の お 小 遣 い でね」

  ワるきゅーレの後ろ姿を見送りながら、リカは不機嫌そうにそう呟くのだった。
956ID:wAL3Ujg5:04/04/11 23:53 ID:ApgGCiIP
  その日の夜

 「それでは、今日この地方で起きたニュースです」
 「本日正午、羽衣町の羽衣デパートで8歳の女の子に性的いたずらをしようとした17歳の少年が補導されました」

 「おい、聞いたか。 17才の男が8才の娘に手を出そうとしたんだと」
 「ああ、まったく世も末だよな」
 「まったくだ。 親のツラが見てみてぇぜ」

  そう言って、雷鳴のマルドゥークと疾風のミョーレンバッハはコップに溢れそうなほど注がれた酒をぐっとあおるのだった…。

                                                          ばっどえんど
957ID:wAL3Ujg5:04/04/11 23:56 ID:ApgGCiIP
  あめのひもくもりのひも
  いちまいめくればかならず
  あおーいーそらーがー

                 以 下 省 略

  だーれよーりきーみーにー
  おいーつけーおーいーこせー

   さ い ごー に わー らー うー のー はー わー たー しー
958ID:wAL3Ujg5:04/04/12 00:00 ID:LghBov05
これですべての選択肢が終わりですよ。
まあ、本来はこのルートだけだったんですがね。
書いてる途中で構想が膨らんで選択肢1.ルートが出来たんですよ。
後付けなのに選択肢1.のほうが2よりは良い出来になったのはご愛嬌。

とりあえず、このSSのタイトルだけど選択肢1.の場合は「虫歯とキスとワルキューレ」
選択肢2.の場合は「わがまま皇女はこうやって黙らせろ!!」
ですよ。
959風の谷の名無しさん:04/04/12 02:06 ID:BlCKVaGL
職人様乙!!久々にええもん読ませてもらいますた。
960ID:wAL3Ujg5:04/04/12 06:27 ID:LghBov05
うおっ、秋菜の名前が間違ってやがる…。
修正が効かないので、脳内修正して…。
やっぱり一気に書き上げるとだめだな…。
961直してみた:04/04/14 00:11 ID:MSzkKk5k
  こんにちはっ。ワルちゃんだよぉ。

  あのね、最近和人が変なの。
  この間の夜、和人のお部屋でお話していたら、こう言ったの。

 「おにいちゃまって呼んでくれ」

  ワルちゃんね、何だろう? と思いながら、おにいちゃま、って呼んでみたの。
  和人は不満だったらしくて、もうちょっと高い声で言ってくれないかって細かく注文してきたの。
  変な和人って思ったけど、和人の顔がとても真剣だったから、ワルちゃん和人の言うとおりにしたの。
  それで何度か繰り返しているとね、和人は左腕を差し出しながら「袖を持ちながらおにいちゃま、見捨てないでね……って言ってくれないか」って注文してきたの。
  ちょっと恥ずかしくなってきたんだけど、和人の為だから、ワルちゃん「おにいちゃま、見捨てないでね……」って赤くなりながら言ってあげたの。

  そのときだったの。
  和人がいきなり「花穂タン!」と叫びながら、ワルちゃんをお布団の上に押し倒したの。
962直してみた:04/04/14 00:11 ID:MSzkKk5k
 「か、和人? だめ、リカちゃんたちが起きちゃうよぉっ!」

  ワルちゃんが抵抗しながら言うと、和人は怖い顔をしてワルちゃんの頬をぱちんと叩いたの。

 「違うだろ花穂タン、おにいちゃまって呼べぇっ!」

  花穂なんかじゃない、ワルちゃんの名前は、ワルキューレなのに……。
  ワルちゃん、とっても悲しくなって、 抵抗する気力なんて、すっかり無くなっちゃった……。

 「花穂タン、花穂タン、花穂タン、花穂タン、花穂タンっ!」

  お人形のように何にも出来ないワルちゃんのぱんつを無理やり脱がせて、和人は何度も何度もおちんちんをワルちゃんのおしっこする所に擦りつけてきたの。

  それからしばらくして和人がワルちゃんにおちんちんを擦りつけるのをやめたあと、ワルちゃんのお顔やお洋服にたくさんの白いおしっこをいっぱいかけてきたの。
  それでね、白いおしっこをいっぱいかけられてぐったりしてるワルちゃんに、和人は「花穂タン、気持ちよかっただろ?」って聞いてきたの。

 「おにぃ……ちゃ…ま…」

  その時ね、そんな和人にワルちゃんが口にできた精一杯の言葉はただそれだけだったの……。
  和人はワルちゃんの言葉を聞いて満足そうに口元を歪ませると、そのまま眠っちゃったの。
  うぅぅ……和人ぉ、早くいつもの優しい和人に戻ってよぉ……。
963風の谷の名無しさん:04/04/14 17:13 ID:nX17o25V
これってワルキューレ(大きい方だと)
エメロードになるのか?(w
964風の谷の名無しさん:04/04/14 18:01 ID:AOykcl6N
むしろ男キャラでネタにしたらどうかと思ったけど、
和人の声が鈴村氏だけにシャレにならない気がしてやめた。
965風の谷の名無しさん:04/04/14 20:45 ID:Oo2jHnf1
>>964
ちょっと考えてみるか。

和人の親友で実はワルキューレの生き別れた兄が登場。

和人に運命の選択とやらを迫りそれが決まると
ワルキューレを磔にしてもう一本の時の鍵で彼女を和人の眼前で
刺し殺す。


俺はちょっと見たいけど(w
966風の谷の名無しさん:04/04/15 00:56 ID:EcbJ9DMc
  こんにちはっ。ワルちゃんだよぉ。

  あのね、和人が一緒に遊びに行こうってワルちゃんを街に連れてってくれたの。
  それでね、和人と一緒に水族館とか色んな所をいっぱい見て回ったの。
  すっごく楽しかったよ。

  それでね、おうちに帰る前に公園に寄った時なんだけど、和人が真剣な顔で「キスしてもいいかい?」って言ったの。
  ワルちゃん、嬉しかったから「……うん」って答えて目を閉じたの。

  その時だったの。
  和人がいきなりワルちゃんのパンツを脱がせてワルちゃんのおしっこするところに口をつけてきたの。
  ワルちゃん、びっくりしてどうしてそんなことするのって尋ねたら和人は笑顔でこう言ったの。

  「だってキスしてもいいって言ったじゃないか」って……。

  その時ワルちゃんね、和人が変なことするから頭の中がぐちゃぐちゃになってたんだけど、キスは唇にするんだよって和人に言ったの。
  そしたら和人は「だから下の口にキスしたんだよ」って言うの。
  それでね、ワルちゃんがびっくりして何も言えないでいるとね、和人がワルちゃんのスカートの中に手を入れてわるちゃんのおしっこするところを指で弄り始めたの。
  ワルちゃん、和人にそんなところ汚いからいじっちゃだめぇって言ったんだけど、和人は「ワるきゅーれの体に汚いところなんてないよ」って言って触るのをやめてくれないの。

  それでね、和人におしっこするところを弄られてると、なんだかむずむずしてきたの。
  ワルちゃん、和人にお願いだから変なことしないでってお願いしたの。
  そうしたら、和人は真剣な顔で言うの。

  「ワるきゅーレ、結婚したらみんなこういう事をするんだよ。 ワるきゅーレは僕のお嫁さんになってくれるんじゃなかったのかい?」って。

  ワルちゃん、和人に和人のお嫁さんになりたいって答えたの。
  そうしたら和人はにっこり笑って「じゃあ、こういうことしてもいいんだよね」って聞いてきたの。
  和人に触られると変な感じがするからワルちゃん、ほんとは怖かったんだけどワルちゃん和人のお嫁さんになりたいから「……うん」って答えたの。
  ワルちゃんの返事を聞いて和人は嬉しそうに笑って、今度はワルちゃんのおしっこするところをぺろぺろって舐めてきたの。

 「……やぁぁっんっ…和人ぉ、そんなとこ舐めたら汚いよぉ……」

  ワルちゃんがそう言っても和人は舐めるのをやめてくれないの。
  それでね、ワルちゃんいつの間にか頭がぼうっとして何も考えられなくなってきたの。
  ワルちゃんがぼうっとしてたら、いつのまにかワルちゃんおしっこする時みたいな格好で和人に抱っこされてて、和人のおちんちんがワルちゃんのおしっこするところに当たってたの。
969風の谷の名無しさん:04/04/15 07:19 ID:EcbJ9DMc
 ワルちゃんその時、まだ頭がぼうっとしてたんだけど、こんな格好恥ずかしかったから和人に降ろしてって頼んだの。
  でも和人は「ワるきゅーレ、いくよ」って言ってこの前の夜みたいにワルちゃんのおしっこするところにおちんちんを何度も何度も擦りつけてきたの。
  それでね、何度も和人におちんちんを擦りつけられてワルちゃんどんどん頭の中が真っ白になっていったの。

  それでしばらくしてから、和人がワルちゃんをやっと地面に降ろしてくれたんだけど、ぼうっとしてるワルちゃんの顔に和人は白いおしっこをいっぱいかけてきたの。
  ワルちゃん、和人にまた白いおしっこいっぱいかけられても何にも言えなかったの……。
  そんなワルちゃんに和人は「ほら、僕もしてあげたんだからワるきゅーレも僕のを舐めてキレイにしてよ」って言っておんちんをむりやりワルちゃんのお口の中に入れてきたの…。
  和人のおちんちんはしょっぱくて、白いおしっこはとっても苦かったの……。

  ……うぅぅ、和人ぉ、本当にみんなこんな事してるの……?
  最近の和人、なんだか強引だし別人みたい……。
  はやくいつもの優しい和人にもどってよぉ……。
970風の谷の名無しさん:04/04/15 16:12 ID:XwQukF8p
>>967-969 新作乙彼様です
971風の谷の名無しさん:04/04/16 00:47 ID:2T89JEXB
しっかし、人の居ないスレだなぁ…。
ここん所ネタを書いてる奴がほとんどいないじゃない…。
972風の谷の名無しさん:04/04/16 13:16 ID:yj1Gt4x+
長文ウザイからカキコやめてただけ
973風の谷の名無しさん:04/04/16 16:25 ID:Yg/zZCtZ
小ワル(*´д`*)ハァハァ
974風の谷の名無しさん:04/04/16 18:52 ID:2hWLwO5O
次スレなんて立てんじゃねーぞ。
975風の谷の名無しさん:04/04/16 19:15 ID:GHudFWTz
そうですね、このスレでとりあえず終了ということで。
三期が始まればまた立てればいいし。
976風の谷の名無しさん:04/04/16 20:12 ID:bCWRWK38
>>974
次スレなんか立てたとしても誰も書きこまんだろ(w
書かれたとしてもせいぜい2〜3行くらいのしょうもないネタじゃねぇの。

977風の谷の名無しさん:04/04/18 15:06 ID:T0MnpGeA
魔女狩りだっ!
諸悪の根源を絶つ為の聖戦が、今、幕を開けた。

秋菜はベッドで眠るワるきゅーレの羽を掴むと、乱暴に引き起こした。
痛みで彼女が目覚めたようだ。
「・・・・・・!?・・・・」
突然の出来事に唖然としている。
そのまま一気に左の羽を引き千切り、釘バットを顔面に叩き込む。
「・・・くふっ・・・」
鼻が潰れ、折れた前歯が数本こぼれ落ちた。 頬骨も砕けたのだろう、
顔が奇妙な形に曲がっている。思わず顔を抑えてうずくまりかけたところへ、
背後からハイドラが飛び掛る。そして彼女の両腕をつかみ逆にねじりあげ・・・
どう動いたのか、一瞬、ワるきゅーレの体を宙に体を浮かすと、次の瞬間には
頭から激しく床に叩き付けていた。
「ぎゃうふっ!!」
両腕が嫌な音を立てた。間違い無く根元から両方とも折れたろう。
おもむろにリカが歩みより、ワるきゅーレの両腿を出刃包丁で滅多刺しにする。
「ふぐうっ!!」
くぐもった悲鳴をあげた彼女の腹にもリカは無言で出刃包丁を突き立てた。
「ひぎゃ!!!くうううううう・・・・・」
「あぁっ!もう殺しちゃったの!?死んだら遊べないんだよ?」
コーラスが声をかけると、ライネがクスリと笑った。
「大丈夫ですわよ。人間はそれくらいじゃ死にませんの・・・よっ!と」
這って逃げようとしていたワるきゅーレの横腹に、彼女のつま先が深々とめり込む。
「・・・・・・っ・・・・・・ごふっ・・・!!」
血反吐を吐いて悶絶するワるきゅーレ。激痛の余り失神すら出来ない。
「頑張ってね。ワルQ。まだまだ…まだまだこれからなんだから」
秋菜は、悶え苦しむワるきゅーレの上に馬乗りになると、彼女の脛に糸鋸の刃を当てがい、
そう言って微笑んだ…。
978風の谷の名無しさん:04/04/19 23:31 ID:WxJ/6eQU
>>977 何故か秋菜たんに萌えてしまったぞ(((゚Д゚;)))
979961-962 967-969の続き :04/04/21 22:18 ID:CG94n504
  みなさーん、ごきげんよう。ライネですわ。

  私、愛しの和人様をゲットする為にいい方法を思いつきましたの。
  それはこの前、時乃湯に遊びに行った時の事でしたわ。
  その日、珍しくコーラスが居間に居て、インターネットの掲示板荒しをしていたんですの。
  その時は他の皆さんは居なくて、私も暇だったのでコーラスがどんな荒しをしてるのか横から覗いてみたんですの。
  そしたら、コーラスったら、あるアニメの主人公が妹分の少女にむりやり「にいや」とか言わせて襲い掛かる文章を書いてたんですの。

  それを見て私閃いたんですの。
  そう、私の力で和人様に化けて小さいお姉様にコーラスの書いてた事と同じ事をすればいいという事にね。
  それで私、銀河通販で取り寄せた宇宙印の吹き矢セットで和人様を眠らせて、誰にも見つからないように物置に和人様を隠してから、和人様に化けてお姉様を和人様のお部屋に連れ込みましたの。
  和人様は朝まで絶対起きないし、吹き矢で撃たれた前後の記憶はないので、そのあとは私の思い通りに事が進みましたの。
  その後は私が化けているとは知らず、お姉様はすっかり和人様にいたずらされたと思い込んだようでした。
  これを何回か繰り返せばお姉様も和人様を嫌いになる事でしょう。
  そうして、お姉様に理不尽な理由で捨てられた和人様を私が……うふふふふふふふふふふふふふふふふっ。

  ……それにしても、お姉様のあそこに擦りつけるのはちょっと快感でした。
  もし、癖になったらどうしようかしら。
  ……まあ、それは置いておいて、いいアイディアを提供してくれたコーラスには感謝しないといけませんわね、おーほっほっほっほっ。

980風の谷の名無しさん:04/04/21 22:42 ID:sUPaBuRO
>>979
新作乙です
981961-962 967-969の続き :04/04/23 01:13 ID:T0OZB+7Q
  僕の名前は時野和人。
  祖父の残した銭湯を経営しています。
  最近、家に居候しているワるきゅーレの様子が変なんです。
  どうも僕の事を避けているような……。
  僕は知らないうちに彼女を傷つけてしまったのかも……。
  ここの所、疲れているのか朝、気が付くと自分の部屋以外で寝てたりするんです。
  寝る前の記憶がないくらい、銭湯の経営が忙しいという訳ではないのだけど、もしかしたらそのせいでワるきゅーレに寂しい思いをさせてしまっているのかもしれません。
  彼女はその…いつも僕と一緒に居たがりますから……。
  今度の休みには彼女に一日付き合ってあげようと思っています。

  コンコン……。

  あれ、こんな時間に誰だろう?
  誰かが来たようなのでとりあえず今日はこれで失礼します。
982俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 01:15 ID:T0OZB+7Q
 「ワ、ワルキューレ…どうして…」
  和人様が私(わたくし)の姿を見て驚いていますわ。
  なぜなら、今の私はワルキューレお姉様(もちろん大きいほうですわよ)の姿なんですもの。
 「和人様…少しお話があるんですがよろしいでしょうか」
 「う、うん。 とりあえず中にどうぞ」
 「……はい……お邪魔致します」
  和人様は何故お姉様が元のお姿で訪ねてきたのか混乱しているようですわ。
  和人様が混乱している今がチャンスですわ!!
 「……それでワルキューレ、僕に用って……うわあっ!!」
 「ワルキューレ、服、服っ!!」
  部屋の入り口を閉めて振り向いた和人様は顔を真っ赤にして慌てて顔を背けました。
  まあ、ワルキューレお姉様が服を肌蹴て目前まで迫ってきたら当然でしょうね。
 「……和人様……はしたないお願いだと思いますが……私を……抱いてください……」
 「……なっ、なにを突然言い出すんだワルキューレ! とにかく服を……っ」
 「和人様、私はそんなに女としての魅力がありませんか……?」
 「私は和人様が大好きなんです。 愛してるんです」
 「私はただ、見も心も和人様の物になりたいんです……っ」
  私は涙をぽろぽろと流しながら和人様の胸に縋り付いて心情を吐露します。
  ええ、もちろん涙は目薬ですわよ。
983俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 01:16 ID:T0OZB+7Q
 「……和人様は決して自分から私を求めてきてくれませんし……私、不安なんです」
 「……不安って」
 「……だって、和人様が私を抱いてくださらないのは本当は……」
 「私の事なんて、どうでもいいからなんじゃないかって……」
 「……ワルキューレ、僕は」
  和人様はそう言って私の肩に手を回そうとしてきましたわ。
  私はさっと和人さまから離れて言い放ちました。
 「ご、ごめんなさい、和人様。 私、和人様を困らせるつもりなんてなかったんです」
 「今日の事は忘れてください。 私、どうかしていました」
 「……ごめんなさい、和人様」
 「……っ。 おやすみなさい」
  私は一瞬目尻に溜めた涙を光らせて和人様に強力に印象付けてから、その場を逃げ出しました。
 「ワルキューレ、待ってくれ!!」
  和人様が引きとめようとしますが、私は全速力で部屋から出て急いで変身を解きましたの。
 「あら、和人様お邪魔してますわ」
  私の化けたお姉様を追って部屋から飛び出してきた和人様にそ知らぬ顔で挨拶をすると、和人様はあせった表情で私に尋ねてきました。
 「ライネ、今ワルキューレが出て行ったと思うんだけど、どこに行ったか知らないか?」
984俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 01:17 ID:T0OZB+7Q
 「ああ、お姉様ならご自分のお部屋に駆け込まれていきましたわよ」
 「そうか、ありがとう」
 「お姉様なんだか泣いてらしたようですけど、何かあったんですの?」
 「い、いや何でもないよ。 それじゃ、ゆっくりしてっいって」
  和人様はそれだけ言うと大急ぎでお姉様の部屋に行ってしまいました。
  うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふっ。
  あーはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ。
  これで、和人様は私の物ですわ。
  あそこまでやればいくら奥手で朴念仁の和人様でもお姉様とそういう事をする気になるでしょう。
  当然、何にも知らないお姉様はいきなり襲われるわけですから拒絶するでしょう。
  何しろ、ここ数日の間お姉様が性に対して嫌悪感を抱くようなことばかりを和人様がしてきた事になっているんですものっ。
  安心してくださいね、和人様。
  お姉様に拒絶されても、私が優しく癒してさしあげますから。
  うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふっ。
  あーはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ。
985俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 01:21 ID:T0OZB+7Q
  僕は馬鹿だ。
  ワルキューレがあんなに思いつめてたなんて。
  ワルキューレがあんなに僕の事を思っていてくれたなんて、これっぽっちも知らなかった。
  いや、知らないふりをしていただけなんだ。
  僕は今が壊れるのが怖かったんだ。
  小さいワるきゅーレが居て、リカや秋菜達が居て、そんな日常がずっと続いて欲しいと思ってた。
  けど、そんなのは嘘だ。
  いつか、みんなそれぞれの道を歩み始め今のこの関係や日常も少しずつ変わっていくんだろう。
  僕はそれが怖かっただけなんだ。
  でも、彼女の偽りのない気持ちをぶつけられて僕は気づいた。
  変わらない関係なんてないんだ。
  変わらない日常なんてないんだ。
  それはいつか訪れる。
  だから、僕は。
 「ワルキューレっ!!」
 「か、和人?」
  今、新しい日常への一歩を自分から歩み始めるんだ。
986俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 01:24 ID:T0OZB+7Q
 「か、和人ぉ、くるしいよぉ……」
  僕は部屋に一人で居た小さな少女をぎゅっと抱きしめた。
  彼女は僕の顔を見たとたん、怯えたような表情をして、わずかに後ろに退いた。
  だけど、僕はそんな彼女を決して逃すまいと強く抱きしめて彼女にそっと呟いた。
 「ゴメン、ワルキューレ」
 「か、和人?」
 「今までごめんよ、ワルキューレ。 僕が馬鹿だった」
 「……和人」
 「僕は君の事が好きだ」
  僕はそう言って、彼女の答えを封じるように彼女の唇に口付けた。
  ぽうっ……。
  僕の腕の中で小さな少女が元の大人の姿に戻る。
 「ワルキューレ、僕は君の事を愛してる」
  僕はそれだけ伝えて、彼女をぎゅっと抱きしめつづける。
 「……和人様、私も……」
  されるがままになっていた彼女がぎゅっと僕の背中に手を回してくる。
 「……私も…和人様の事を…愛してます」
 「……ありがとう、ワルキューレ」
  僕はそう言って彼女の唇に再びキスをした。
987俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 01:27 ID:T0OZB+7Q
 「……んっ」
  どれくらいそうしていただろう。
  やがてどちらからともなく唇を放してお互いの顔を見詰め合う。
  彼女の顔を真っ赤だった。
  もちろん、僕の顔も真っ赤だっただろう。
  僕はそんな彼女を愛しく思いながら彼女の手を取って今の気持ちを伝えた。
 「ワルキューレ、僕は君が欲しい」
 「……えっ?」
 「僕は君のすべてが欲しいんだ。 ……駄目かな」
  僕の言葉に彼女は真っ赤になって俯く。
  ……やっぱり、さっきあんな事があったばかりなのにいきなりこう言う事を言い出すのはますがったかな。
  僕は自分の言った言葉を少し後悔しながら、彼女の手から自分の手を離そうとする。
  だけど、僕の手はいつのまにかワルキューレの両手に包まれてて放すことが出来なかった。
 「……はい……私を、和人様の物に……して……ください……」
  ワルキューレは顔を真っ赤にして僕の手を両手で握ったまま、そう答えてくれた。
988風の谷の名無しさん:04/04/23 01:28 ID:4dV4cZK1
いますよー。乙!
989俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 01:29 ID:T0OZB+7Q
  和人様が私の事を好きだと言ってくれた。
  和人様が私の事を愛してると言ってくれた。
  和人様が私のことを求めてくれた。
  とても、とっても嬉しい……っ。
  今までの事はきっと、和人様の不器用な愛だったんですよね。
  わがままばかり言って、甘えてばかりの小さな私。
  こんな私でも、和人様は好きだと言ってくれた。求めてくれた。
  きっと、和人様はずっと我慢していてくださったのですね。
  私が小さなままだったから。
  だから、私のわがままや銭湯を経営する事の忙しさできっと和人様の心に不満やストレスが溜まっていたんでしょう。
  それであんな事を……。
  でも、今の和人様は違う。
  優しい瞳で私だけを見つめていてくれる。
  和人様……私は、貴方だけのワルキューレです。
  今までも、そして、これからも……。
990俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 01:31 ID:T0OZB+7Q
  こんにちは、時野リカです。
  最近、私のまわりが色々と変わりました。
  私の兄の和人と居候のワるきゅーレなんですがこのごろ妙に仲がいいんです。と、いうかバカップル。
  少し前になるんだけど、普段小さい子供の姿でいるワるきゅーレが本来の大人の姿で朝から食卓に姿を現したのが始まりでした。
  その日からなんです。
  ワルキューレが大人の姿でいる時間が日に日に多くなっていったのは。
  それでですね、ワルキューレは毎日真田さんと料理を特訓してるみたいなんです。
  そのせいか毎日、食事がワルキューレの作った物になるようになりました。
  美味しく出来た日はいいんだけど、やっぱりまだ失敗もあって失敗した料理を出された日には命の危険すら感じました。
  それでも、兄はとても美味しそうに食べるんです。
  兄曰く、料理は愛情だとか。
  いくら愛情があっても、それを食べたシロが死にかけるようなのはどうかと。
  この間なんか、料理が食卓に並んだ途端にワルキューレが小さくなったんだけど、兄は小さくなったワルQを膝の上に乗せて料理を食べさせてもらってたんです。
 「和人、あーんして」
 「あーん」
 「美味しい?」
 「うん、美味しいよ」
 「よかったー、それじゃまたあーんして」
 「あーん」
  もうね、あほか、ばかかと。
  おまえら、いちゃつくのは勝手だけどそんな事は人の居ない所でやれよ、と。
  んで、次の日の朝にはまた大きくなってたんですよ。ワルQが。
  それからというもの、毎日兄が帰ってくるとワルキューレはエプロンを着けておたまをもったまま嬉しそうに玄関まで迎えに行ってみたりとすっかり新妻気取り。
  私達がすぐ側でテレビを見てるってのに2人で縁側に寄り添って座って星空を見てたり。
  何度も言うけど、もうね、あほか、ばかかと。
  …まあ、別に仲がいいのはいいんだけどね。
991俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 01:32 ID:T0OZB+7Q
  ただ、秋菜ちゃんはかわいそうかも。
  すっかり新妻気取りのワルQとワルQにべったりのお兄ちゃんに対して、秋菜ちゃん、すっごく落ち込んでたっけ。
  ま、秋菜ちゃんを励ますのはハイドラに任せておくしかないでしょうね。
  お兄ちゃんもワルQも今はお互いの事しか目に入ってないみたいだし。
  そうそう、そういえばこの前ライネが街でやさぐれてました。
  何があったのか知らないけど、一升瓶を抱きかかえて道行く人々に愚痴を垂れながら酔いつぶれているライネの姿はとても皇女には見えませんでした。
  まあ、そのうちいつものライネに戻るんでしょうけど。

  んで、今日の事なんだけど、メームおばさま…もといお姉様がまた家に来たんだけど、あの2人は相変わらずなんです。
  それで2人の仲がいいのが嬉しいのかお姉様の機嫌も良かったんだけど、食事の時に突然ワルキューレが口元を押さえて部屋を飛び出していったんです。
  まさかね、とは思ったんだけどお姉様が問い詰めたらどうも妊娠したそうな……。
  お姉様の性格から言って、お兄ちゃん達凄く怒られるとおもったんだけどお姉様は嬉しそうにこう言ったの。
 「それじゃ、ワルキューレのお腹が目立つ前に結婚式をしないとね」
  ちょっと意外な言葉だったんだけど、まあ、出来ちゃった結婚とはいえ、宇宙的逆玉という事で ま あ 良 し としておきました。
  それにしてもお兄ちゃん、奥手だと思ってたけど意外とエッチだったのね……。
992俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 01:33 ID:T0OZB+7Q
  コーラスです。
  今度、ワルキューレと和人さんの結婚式が正式に決まりました。
  その事でメームお姉様に呼ばれたので行ってきたんです。
  そうしたら、よくやりましたねと誉められました。
  僕は別に誉められるような事をしてないのに。
  その事を言うと、メームお姉様は言いました。
 「あなたがライネに入れ知恵をしてくれたおかげですよ」って。
  あの日、僕はメームお姉様に言われた通りに掲示板に書き込みをしていただけなのに……。
  それで、どういう事なのって訪ねたらメームお姉様は言うんです。
 「すべてシナリオどうりですよ」って。
  もしかしたら、メームお姉様はすべてこうなるって事を予測して僕に指示していたのかも。
  ライネが和人さんに好意を持ってるのは知ってるし、彼女は友達だから僕は何も言わずに知らないフリをしてたんだけど……。
  僕はライネさえ利用するお姉様が怖くなって思わず呟いてしまいました。

 「メームお姉様、僕は貴女が恐ろしい」と。
  そうしたら、お姉様はにっこり笑ってこう言いました。
 「ありがとう。 最高の誉め言葉ですよ」って。

  あの人は、目的の為ならきっとどんな事だってする。 
  そういう人なんだ。
  だからヴァルハラ星が栄えているんだ。
  僕はこの人には絶対逆らわないようにしようって本気で思いました。
  この事は、今ここに来ている皆さんと僕だけの約束です。
993俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 01:38 ID:T0OZB+7Q
 「朝だよぉ、早く起きてよぉっ」
  布団の上に飛び乗って眠っている僕を揺り起こす小さな女の子。
 「…ううん、もう少し寝かせて」
  疲れてたのでそう言って寝返りを打つ。
  とたとたとた……。
  僕が起きないのであきらめてどこかに行ってしまったようだ。
  僕はそのまま夢の中に落ちて……。
  ぴとっ。
  冷たい。
  ……息が出来ない。
  慌てて顔の上に乗せられたそれを手に取ってどかすと、それは濡れティッシュだった。

 「……こらっ!! なんて事をするんだ!!」
  僕は思わず大声で怒鳴っていた。
994風の谷の名無しさん:04/04/23 01:50 ID:4dV4cZK1
続き期待sage
995俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 02:07 ID:T0OZB+7Q
 「うわーん!!」
 「ああ、ごめんよ。 泣かないで」

  私が台所で朝食を作っていると、そんなやりとりが聞こえてきました。

 「あぁぁぁん、ぐすぐすっ、パパもう怒ってない?」
 「ああ、びっくりしただけだから怒ってないよ」
  今年5歳になる娘を抱いて、主人が起きてきました。
 「おはよう、ワルキューレ」
 「おはようございます」
  そう挨拶をして、私達は朝のキスをしました。
  これは主人が今抱いている娘を身ごもった時からの習慣です。
  あの日、私達が結ばれてから私の大人で居られる時間は飛躍的に長くなりました。
  たぶん、その…あの行為はキスよりも魂が近づく行為なんでしょうね。
  ただ、力を使ったり一定期間何もしないと子供の姿になってしまうのですが。
  子供を身ごもった状態で何度も変身するのは危ないとメームお姉様に言われ、それ以来朝と夜のキスが日課になりました。
  そして、数日毎に和人様とその……する事で、私は子供の姿になるのを防いでいるというわけです。

 「朝からいったい何があったんですか」
 「顔の上に濡れティッシュを乗せられたんだ」
 「まあ、駄目よ、そんな事しちゃ」
 「だって。パパが起きてくれないんだもん……」
  そう言ってまた娘の目に涙が溜まります。
 「ああほもう泣かないでパパが悪かったから」
  そう言って必死に子供をあやす和人様。
  いつも、こんな感じの毎日です。
  娘がいたずらをしたりして叱っても泣かれると弱い。
  和人様は子供の扱いになれているとはいえ、娘にはとても甘いです。
996俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 02:10 ID:T0OZB+7Q
 「あらあら、なにかあったんですか?」
  真田さんが外の掃除を終えて戻ってきました。
 「ええ、この子がまたいたずらをしたんです」
 「いたずらなんかしてないもんっ」
  そう言って小さな頬をぷくっと膨らませると真田さんはこう言いました。

 「ええ、そうですとも! お嬢様がいたずらなどされるわけがございませんわ!!」
  そんな事を言って娘を主人の手から自分のほうに抱き寄せると
 「さあ、お嬢様。 お母様達のお邪魔にならないよう、あちらで真田と遊んでまってましょうねー」
  と庭の方に行ってしまいました。
  娘が生まれてからというもの、真田さんの興味はすべて娘に行ってしまいました。
  もしかしたら親の私達よりもかわいがっているかもしれません。

 「ワルキューレ、みんな来るのは何時だっけ」
 「えっと、あと一時間後くらいです」
 「そっか、それじゃ早くしたくしないとね」
 「そうですね」
  娘を抱いて出て行った真田さんを見送りながらそんな事を話します。
 「今日はみんな集まっての花見だからね、待たせないように家を出よう」
 「はい、あなた」
  私はそう答えてお弁当の用意と朝食の支度を再開しました。
997俺しかいないわけだが続き投下:04/04/23 02:12 ID:T0OZB+7Q
 「……しかし、本当にこの子はワルキューレにそっくりだな」
 「ええ本当に。 いたずらの仕方とかわがままを言う所なんてそっくりですよ」
  花見の席でネスティーお姉様の言葉に娘を抱っこしながら答える和人様。

 「私はそんなわがままじゃありませんっ」
 「拗ねた顔なんかもそっくりだ」
  娘に耳を引っ張られながらシロが言います。

 「……むぅ」
  思わず私まで頬が膨らんでしまいました。

 「ほら、ワルキューレ拗ねないで」
 「拗ねてなんていませんっ」
  和人様から視線をぷいっと逸らして言います。

 「やれやれ」
 「ワルキューレ、ちょっと歩こう」
  和人様はそう言って私の手を取ると私を桜並木の下に連れ出しました。

 「……和人様、強引です」
  私がそう言うと和人様は私に微笑んで言いました。

 「君と一緒に歩きたかったんだよ」
  その言葉を聞いて、私は思わずこう答えました。

 「和人様、私幸せです」

                                        おわる
998風の谷の名無しさん:04/04/23 02:41 ID:4dV4cZK1
>>997
GJ!そしてこのスレも終わる…
999風の谷の名無しさん:04/04/23 02:42 ID:4dV4cZK1
999
1000風の谷の名無しさん:04/04/23 02:44 ID:4dV4cZK1
1000ゲトー
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。