それ逝け!アニメタン!! その10「工作員、策動」
○とあるマンションの一室
???「クイン、電話鳴ってるわよ。私手が離せないから出てきてくれる?」
クイン「えー、コウサ出てよ。私も忙しいのに……」
コウサ「……あのね、誰かさんのジサクジエンがばれたのをごまかそうと、
今必死に他の話題振ってるの、誰だと思う?」
クイン「電話出てきま〜す!…………はい、もしもし」
???「失礼ですけど、そちらコウサさんとクインさんのお宅でして?」
クイン「はいそうです。あれ、こういう時って軽々しく正体名乗っちゃいけないのかな?」
???「まあ宜しいですわ。私のことはそうね……『Mr.A』とでも呼んで頂けるかしら」
???「(ボソ)アニメ様、ミスターって……」
Mr.A「(ボソ)お黙り! 『Ms.A』じゃ語呂が悪いでしょう!」
クイン「それで、何の御用でしょうか?」
Mr.A「実は、ある人間から紹介を受けたのです。腕のいい工作員を知っている、とね……」
クイン「はいそれはもうお任せください! 具体的には何を?」
Mr.A「そうね……来たる5月17日、1回戦第10組において、
園芸の名を騙り、投票所その他あらゆる場所を荒らしていただきたいのです!」
クイン「えっと、5月の17日が第10組で、園芸が名を騙って……あれ?」
コウサ「お電話変わりました。どのようなご依頼かもう一度説明いただけますか?」
クイン「コウサ、仕事とわかったらすぐに電話奪うなんてずるい……」
つづく
コウサ「……つまり、園芸の名を騙ってとにかく荒らしまくってくれ、ということですね?」
Mr.A「その通りですわ。それと、余裕があるようでしたら
私……じゃなくて、アニメへ票が流れるようにするのもお願いできるかしら」
コウサ「お任せください。必ずご期待に添えると思います」
Mr.A「では、お任せしましたわ。おーっほっほっほ……」
クイン「なんだか大きな仕事になりそうだね、コウサ」
コウサ「別にこの程度、なんてことの無い仕事よ……誰かさんがへましなければね」
クイン「ちょっとー、誰かさんって誰のことよ!」
コウサ「さあ? それにしても、勝つためとはいえ正面切って私たちみたいな工作員を動かすとはね……。
何が彼女をそこまで勝利に執着させるのか……」
クイン「ちょっとコウサ聞いてるの!?」
コウサ「…………そんなこと気にする必要ない、か。
私は工作員。言われた仕事をただ実行するのみ……」
とうとうコウサ&クインコンビまで投入したアニメタン……もといMr.A!
二人のことがもっと知りたい人はライトノベル板選対へ!
戦闘体制を整えつつ、決戦まであと3日!
注:この物語はフィクションであり、実際に工作員が動くようなことは無い……はず。