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試験投下:
それ逝け!アニメタン!! その2「電撃同盟始動」
某刻某所、通称『電撃同盟』控室
メロン「というわけで、アニメ様は9日後の決戦に向けて本格的に動き出されたようです」
ライトノベル「ふーん、『私は大御所だから準決勝から動き出すのよ』なんて言ってたのが嘘みたい」
ギャルゲー「予選を楽々通過したって油断してたのが、やーっと動き出したわけね」
声優「それで、具体的には何するわけ?」
メロン「それが、まだ全然決まってないんです
アニメ様が持ってるものといえばやっぱり大量のアニメビデオコレクションなんですけど
それだけじゃ園芸先輩についた大量のファン層を崩すには至りませんし、
かといってそれ以外の有力物資は私や懐アニおじ様が持っているので、アニメ様の支援にはならないんです」
ラノベ「それって、かなりまずいんじゃないの?」
ギャルゲ「大きくなりすぎて折角の物資を他人に渡さなきゃいけなくなったっていうのも、つらい話ねー」
声優「アニメさんには固定のファン層がいたじゃない。その人たちは?」
メロン「それが、いまいち今回のトーナメントへの認知度が低いようなんです。
逆に言えば、認知度を高めればそこそこの票は確保できると思うんですけど」
ラノベ「アニメさんのファン層は、一枚岩じゃないものねぇ」
ギャルゲ「『アニメファンはまるでマンションの住人のようだ』って誰の言葉だったっけ?」
声優「そんなことはどうでもいいでしょう。
何はともあれ、アニメさんは私たち『電撃同盟』の先鋒ですもの。
ここで勢いがつかないと、後々の私たちの戦いに影響を与えかねませんわ」
ラノベ「そうそう、アニメさんの翌日は私の試合なのよ。
アニメさんがうまく勢いづいてくれれば、私の戦いも楽になるんだけどね」
つづく